2008年1月アーカイブ

[bijansabet.com] the personal tumblelog of Bijan Sabet

For example Tumblr averages 43k new posts per day across the 180k tumblelogs out there (that does not include imported feeds into tumblr). And it’s growing at an impressive rate. To put that in context: consider that wildly popular Wordpress generates about 106k posts per day across 2.3M Wordpress blogs.

Tumblrのユーザー数は18万くらいで、毎日4万3000のポストがあるらしい。ちょっと前のビデオでは、7万5000だったけど、だいぶ増えたんでしょうね。

ちなみに、創業者のDave Karpは21歳。若い!

薄いのですが、非常に濃いヒントがたくさんある、正に「プロジェクト攻略本」。これをすべてやっている著者はすごいと思いました。

・ホットミーティング
例えば、他社の人と打ち合わせした後、「すぐに、ちょっとだけ」「終了時間を決めて」「気軽に」ミーティングする。
・インタビューする
沈黙を恐れてはいけない。誘導しない。感想を言わない。メモを取る。
・生きている問題
教科書のような答えのあるものは「死んでいる問題」、人生に関する重要な問題のほとんどは「生きている問題」

病児保育を手がけるNPOフローレンスの駒崎氏による立ち上げ話。補助金返せという大企業とか上からストップがかかる区役所とか、世の中には本当にひどい人がいるんだなというのが印象的でした。ビジネスをやっているとそこまで理不尽を感じることはないので、すごく大変ですね(その代わりすべては自分の責任という厳しさもありますけども)。

しかし、そういったこともあって会費制という素晴らしいビジネスモデルができたというのは喜ばしいことです。正直ホームページは分かりにくいのですが、ご利用料金のページを見るとどんなシステムか分かると思います。もっとたくさんの人に知ってもらえればもっと普及するだろうし、そうなって欲しいなと思います。

読み物としても読みやすくておもしろいです。

病児保育・病後児保育のNPOフローレンス

走ることに関するエッセー。内容としては特に関心があるわけでもないことが多いのですが、すらすら読めてしまいます。本当に文章がうまい、というのはこういうことなのだなぁと思いました。大学の時に「若い読者のための短編小説案内」を読んで、文章書き(ライターとか含めて)を職業にするのを諦めたのを思い出しました。

ロケスタ社長日記:空の上のラプソディ

今日は久しぶりの海外出張である。クライアントはシリコンバレーの某大手IT関連企業だ。アライアンス関係で訪れるのは2回目だが、できれば今回の出張で契約内容について合意したい。この業界は、スピード感が命だから、交渉が長引くことだけは避けたい。

是非公開して欲しい! あー、ドキドキした。

10代のネット利用を追う:第3回 インターネットってオープンだったの? 〜前略プロフィール

「プロフは利用されている地域に偏りがあり、関東地方が8割とダントツですが、これもあちこちに付き合いを広げるために使っているのではなく、身近な友達と交流するために使っていることの証ではないでしょうか。子どもたちは時間があると思われていますが、実際は学校と家との行き来だけで、なかなか交流する時間と場所がないのが実状です。交流する時間をショートカットするためにプロフを利用しているようです。」(濱野氏)

関東が8割とは意外。PVについては「普段は1日で約4,500万PVのところ、週末は6,000万PVくらい」だそうです。前略プロフィールの内情ってなかなか伝わってこないので、とても興味深い記事でした。

前略プロフィール

電脳コイル (1) 限定版
バンダイビジュアル
¥ 6,510

「電脳コイル」は、一部で話題になっているNHKで放映されたアニメで、「電脳メガネ」と言われるメガネをかけると、現実の空間に仮想的な物質が見えるようになる世界でのお話です。こういった技術をAR(Augmented Reality:拡張現実感)といいます。

この考え方がおもしろいのは、「セカンドライフ」にしても「マトリックス」にしても、仮想世界の中と現実世界の中は基本的に別ものですが、ARでは現実の世界をまさに拡張する可能性を持っているところです。

アニメでは、触ることができない電脳ペットやバージョンの古い空間、様々な効果を持ったミニプログラム(ウィルス?)「メタタグ」、ウィルスやバグを修復するサッチーという巨大マシン、電脳メガネを開発するメガマス社などARによって考えられる可能性がアニメーションを使って想像力豊かに表現されます。

「攻殻機動隊」も一種のARでしたが、「電脳コイル」は脳直結とかではなくてメガネを使うことでもっと身近にARを感じさせてくれたところがおもしろいと思います。しかも、技術的にも研究としてはかなり進んでいて、近い将来AR的な世界が実現しそうなところも話題の一躍を担っています。例えば「 『攻殻機動隊』『電脳メガネ』どころではない拡張現実感技術の現在 | 王様の箱庭」では以下のビデオが紹介されています。

そんなわけで、全26話と長いですが、近未来について想像力をいたく刺激されるので、興味のある方は是非。

ちょっと全般的にまとまりがない感じがしますが、個別の話はおもしろい分析だと思いました。

アタマにくる一言へのとっさの対応術 (SB文庫 ヘ 1-1)
バルバラ・ベルクハン
ソフトバンク クリエイティブ
¥ 630

うーん、コミュニケーションのテクニック本はなかなか難しいですね。

無事仕事も終えて、バックパックなノリで旅してきました。

広州東駅
広州東駅 posted by (C)Shintaro

広州から香港までは広九列車という電車で2時間弱くらいで行けます。写真が広州東駅でかなりローカル。どうやらここから全土に列車が出てるみたいで、たくさんの人が地べたに座って電車待ちしてる感じ。ちなみに、北京まで24時間くらいらしいです。ぶっつけ当日で切符が買えるのか不安でしたが、なんとかゲット。特等でも3500円くらいです。

香港ビクトリア・ピーク
香港ビクトリア・ピーク posted by (C)Shintaro

香港ではホテルの確保が厳しい&高いということで、マカオ・フェリー・ターミナルというところの旅行代理店で、マカオ行きの往復チケットとホテルのパックを注文。これまた当日ぶっつけでしたが、結構ホテルもいろいろ選べて五つ星でも7000円とかもありました。しかし、今回は時間がないので、立地重視で。ちなみにマカオまではフェリーが15分おきに出ていて約1時間くらいです。料金は2000円弱くらいですが、旅行代理店通すと少し安くなるみたいでした。

マカオ・グランドリスボア
マカオ・グランドリスボア posted by (C)Shintaro

マカオは3年ぶりくらいですが、Wynn、MGM GRAND、GRAND LISBOAなどができてて様変わりしてました。特にGRAND LISBOAがすごすぎ。摩天楼という言葉がぴったりです。マカオはポルトガルと中華のミックス料理がおいしいし、カジノも最高。しかし、友達が財布をすられたのに気づいて取り返したりと今回はなかなかエキサイティングでした。

成田空港
成田空港 posted by (C)Shintaro

中国は広州に来ております。昨日は、飛行機が搭乗後1時間以上待たされた上に、タクシーの運ちゃんがメーターを倒そうとしなかったりして、疲労困憊でした。中国語まったく分からないので、本当にホテルの場所が分かってるのか不安でしたが、なんとか到着。

でも、ホテルが予想以上に快適でいい感じ。五つ星なのに一泊7000円くらい。インターネットは昨夜は軽快だったのですが、今はサイトによりますね。Googleとかはさすがに快適ですが、欧米や日本のサイトは軒並み重いっぽい。昨年1月に北京に滞在した時は、台湾地震の影響でメールの受信がかろうじてだったので、それに比べたら超快適です。

今日は昼過ぎから工場見学です。

P.S.写真をアップするすべがないので成田のラウンジからの写真です。NWAのラウンジは、いくつかあるみたいで今回のところは生ビールサーバとかちょっとした寿司やケーキまであって、かなり快適でした。

その数学が戦略を決める
イアン・エアーズ
文藝春秋
¥ 1,800

この作品は、膨大なデータに基づく定量的な回帰分析が、人間の直感や経験に基づく判断よりも優れていることを明らかにしている衝撃的な内容です。例えば、ワインの質は、

ワインの質=12.145+0.00117×冬の降雨+0.0614×育成期平均気温ー0.00386×収穫期降雨

と表すことができます。そんなバカなと思いますが、実際この計算式はワイン評論家よりも正確に価格をはじき出します。

このような例はいくらでもあり、映画の脚本「だけ」からヒットする確率を出したり、裁判の結果を当てたりすることまでできます。また、ダイレクト・インストラクションという先生が決められたマニュアルを読む「だけ」の教育は、その他のどの教育よりも高い効果があります。

信じがたいですが、人間の直感が勝てる見込みはほとんどありません。この本では、それらに対する対処案なども書かれていますが、結構限定的です。しかし、ところどころに可能性のかけらが見えているようにも思えます。

とりあえず、世の中で今何が起きているのかを知るために読んでおいた方がよい本だと思います。超オススメ、というか必読。

P.S.今日から数日中国出張に行きます。広州というところで、香港から電車で1.5時間くらいらしいです(成田から直行しますが)。とはいえ、常住人口1000万というから中国はスケールが違いますね。
広州市 - Wikipedia

MacBook Air 2
MacBook Air 2 posted by (C)Shintaro

アップルのStart Macモニターになっていたので、アップル・ジャパン本社で行なわれたMacWorld報告会に呼んでいただけたので、早速見てきました。やっぱり薄いです。なんかイメージ的にはSharp MURAMASAのクレードルに差せるMMみたいな感じですかね。アルミの質感も若干似てます。MMはスペックが低くてイマイチでしたが、Airはフルスペック並だから1台目に使えそうです。

後は、とにかくデザインですよね。結局のところLet's Noteの方がいいじゃんという声には、デザインがよいとしかいいようがない。僕も過去2つのLet's Note使っていて、軽さや堅牢性は素晴らしいなと思っていましたが、今はどちらかというとデザインを重視したい気持ち。少しくらい値段が高くても、毎日使うものですし、すぐは元は取れそうです。

楽しみだなー。

MacBook Airを予約: suadd blog

確かに効率は10倍アップするかも。でも、テレビ好きな人はテレビを観ればいいし、一見意味のないコミュニケーションがものを言うこともあります。何かを生み出すというのは、効率とはちょっと違う気がするんですよね。恐らくコンサルタントや経済評論家であればベスト・ソリューションだと思います(もちろん作者は効率のことを言っているのであって、イノベーションを起こす方法を言っていないことは理解してます)。

とはいえ、いくつか効率をあげるヒントがあったので、作者の言うところの意味のある読書になったと思います。とりあえずランチ・ミーティングを増やしてみようかなと思いました。

世界を変えたとは大げさなと思いながら、読み始めたのですが、本当に変えてました、飲み物が。コーヒーハウスからフランス革命が始まり、蒸留酒がアメリカを建国し、イギリスがお茶を欲しいがためにアヘン戦争が起こってました。飲み物から見た世界史が、新鮮で非常におもしろいです。名著。オススメ。

著者はなんと87歳ですが、英語を使い回し、国際ビジネスコンサルタントをしていて、とてもそんな歳には思えないほど元気です。何十年もの国際ビジネス経験から経験則を書いてある本。非常にさくさく読めておもしろいのですが、すごく役立つという感じはないです。

64GバイトSSD採用:アップル、厚さ19.4ミリの“0スピンドル”モバイルノート「MacBook Air」を発表 - ITmedia D PC USER

アップルがモバイルノートの新作「MacBook Air」を発表。13.3インチワイド液晶を搭載し、厚さ19.4ミリ、重量約1.36キロを実現している。

待ったかいがありました。もう少し軽ければなとも思ったけど、液晶が大きいし、デザインがいいからあまり気にならない感じ。ちょっとSSDのは高すぎるので、普通のHDDの方を買いました。2週間くらい待つらしい。楽しみ、楽しみ。

P.S.しかし、今回もいろいろリーク情報出てましたが、相変わらずのハズれっぷりですね。情報統制がうまいなぁ。

アップル - MacBook Air

年末に業界の本を書きませんか、という話をもらいました。自分のことを書くのは嫌だけれども、業界の本ならおもしろいかもと思って引き受けました。経験ないので新しいことやってみるのもいいかなと。

しかし、正月終わってもまったく書く気配がないので(自分が)、ここ数日ホテルに籠って書いてみました。

それで思ったのは、まとまった時間を一つのことに割くということが本当に久しぶりだなということです。仕事中はメールを見たり、ミーティングをしたり細切れの時間が多いし、土日でもせいぜい本を読んだり、映画を観たりするくらいでしょうか。

しかし、こうやって集中していると、いろんなことが自分の中で凝縮されていく感じがして、気持ちがいいですね。

それで、今年はもっとじっくりと一つ一つの物事に取り組んで行こうと思いました。例えば、メッセンジャーやメール、RSSリーダーを特定の時間にだけ処理するようにしてみて、細切れの時間を無くしてみようと思います。

そういえば正月明けてからテレビを撤去したのですが、今のところ特に支障はないようです。これも続けてみます。部屋も片付いていいかも。

P.S.スティーブ・ジョブズの伝説の卒業式スピーチの字幕版、やっぱり素晴らしいですね。
via mbp&co: ジョブズの卒業式スピーチを字幕で

年賀状ソフト「筆王」のサムシンググッド、「ページメーカー」のアルダス(現アドビ)そしてウェブマネーなどの創業者(シリアル・アントレプレナーですね)の坂本氏が経営について語った本。よくありがちの経営本とは違い、創業経営者の実践的な考え方がストレートに出ていて、非常に勉強になりました。

例えば、リーダーとリーダーの上に立つメタリーダーの違いでは、リーダーは優秀である必要があるが、メタリーダーはその必要はなく、リーダーにいかに気持ちよく仕事をしてもらうかが重要であると言います。

他にも、「焼き鳥屋かラーメン屋で迷うな」「調べるな考えよ」「まじめで勤勉だと成功が遠ざかる」「1本筋の通った人は失敗する」「ヒットしたら値段をあげろ」「小さい会社の方が勝つ」「負けも商売のネタにできる」など一見常識から外れた話が、自らの例をあげて説明してあります。

戦国武将の仙石権兵衛秀久=センゴクが織田家で活躍したり、しなかったりする姿を描いた漫画。非現実的なところもありますが、作者の独自の史観がおもしろいし、ストーリーもよくできてて、かなりおもしろいです。15巻で一部完結しました。

学生によって作られた札幌のYOSAKOIソーラン祭りの誕生の瞬間をスピード感溢れる文章で綴ったドキュメント。飛び込みの協賛獲得営業で断られ続け、道路許可も降りず、よさこい祭りのスターチームのオーナーにも色よい返事をもらえない。八方塞がりの中で、少しずつ夢への扉をこじ開けていく様は本当に奇跡的で猛烈に感動します。こういう何かを創造する仕事をしたいと心から思いました。

シンクロニシティ 未来をつくるリーダーシップ
ジョセフ・ジャウォースキー
英治出版
¥ 1,890

弁護士事務所経営で成功していた作者が、内なるささやきに耳を傾けアメリカン・リーダーシップ・フォーラム(ALF)などを立ち上げるとシンクロニシティが次々と起こって、という自伝。言っていることは恐らく本当なのですが、抽象度が高すぎてよく分からないことも多かったです。作者に言わせれば、その段階に達してない、ということなんでしょうけども。。

あけおめ
あけおめ posted by (C)まさと

あけましておめでとうございます。

昨年は、公私ともに拡散の年だったのですが、今年は収束の年にしたいなと思ってます。楽しみ、楽しみ。

P.S.初詣は雪の降る熱田神宮に行ってきましたー。

熱田神宮
熱田神宮 posted by (C)Shintaro

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