おもちゃ、を作りたい

ポール・グレアム「自然発生的な起業のアイデア」 – らいおんの隠れ家

最初に作ったものが、みんなに「おもちゃみたい」とけなされてもヘコまないこと。実際、それは良いサインだ。それこそ他の人たちがアイデアを見落す理由なのだ。最初のマイコンはおもちゃだと無視された。最初の飛行機も、最初の自動車もそうだった。そういった点で、ユーザは好んでいるのに、掲示板の荒らしが「おもちゃ」と叩くようなものを誰かが持ってきたら、私たちはとりわけ投資したくなる。

まちつく!」の原型を作りはじめたのは2年前くらいで、半年くらいかけて試行錯誤しながらプロトタイプができた頃に、東京ゲームショウのインディーズみたいなデモに出そうかと思ったのだけど、こんな小さい画面でしかできない動きもない地味なケータイゲームは注目されないだろうなと思ってしまい、止めました。あの時出してたらどうなっただろう。

その後、キューエンタテインメントの内海さんに見せたら、「何これおもしろいよ、すごい。絶対流行るよ!」って言われて、すごくうれしかったのも思い出した。それ以外の場合は、だいたい無関心だったけど。

そして今、300万人以上(本体+mixi+モバゲー)のユーザーさんに使ってもらえてとてもうれしいです。結果よければよし、ということで(笑)。もっと世界のたくさんのひとに使ってもらいたいなぁ。