会社作ってから10年たちました/多謝

約10年前の2001年8月1日にはじめて会社を作りました。フリーランスでウェブ・プロデューサーやエンジニアをしていた僕にとって、特にすごく必要性があったわけではなかったけれども、会社にすれば大きな仕事も取れるかなというのと、節税などお金の流れをきれいにできるかなと思って作ったスモールビジネスとしての有限会社でした。

そのウノウという会社は、2005年に株式会社化して再出発。資金調達をして、ひとを雇って、ウェブサービスを開発して、いわゆるベンチャーになりました。いろいろ試行錯誤する中で、「まちつく!」というケータイゲームを作って、大ヒットしました。

そして昨年のちょうど今日(2010年8月3日)、Zyngaとの契約書を交わして、ウノウはZyngaの日本法人として、Zynga Japanになりました。いま僕はなんとかして、世界でメガヒットするコンテンツを作ろうとしています。

会社を作って10年、少しは成長できただろうか?

会社とは何か、受託とは何か、契約とは何か、コンサルとは何か、エンジニアリングとは何か、共同創業者とは何か、財務諸表とは何か、資金調達とは何か、株主とは何か、ストックオプションとは何か、ひとを雇うということは何か、マネジメントとは何か、監査とは何か、証券会社とは何か、バイアウトとは何か。どうやったらサービスをメガヒットさせることができるのか、どうやったら社員や役員に幸せになってもらえるのか、どうやったらみんなに喜んでもらえるのか。

10年前は何も分かってませんでした。もちろん今でも分かっているなんてとても言えないけども、10年前よりは少しは、徐々に分かるようになってきていると思います。

そしてこの間、とにかくいろんな方からの支援を有形無形に受けてきたと、今ははっきりと分かります(もちろんそれ以前もですが…)。

10年間ウノウとZynga Japan、あるいは僕個人に関わったすべての皆様(ウェブサービスのユーザーの皆様も!)、本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。