バングラディッシュなど途上国でブランドバッグなどを作っているマザーハウスの山口絵理子さんの新作エッセー。誰もやってこなかったことを切り開いてビジネスを作り、悩みながらも前に進んでいく姿がとても清々しいです。
前例のないことをやろうとするといつでも人から反対されたり、批判されたりします。しかし、それを乗り越えたところにこそ「創造」があります。
誰もが賛成することに新しさと価値はない。
普段忘れがちなので、しっかり胸に刻んでおこうと思います。
<抜粋>
・自分がこの国で生き残ってビジネスをしていくうちに、どんどん嫌な目に合って、どんどん嫌な自分になっていくようで、自分が壊れてしまいそうで……。自分のこと嫌いになるくらいだったらやめたほうがいいんじゃないかって正直思ったりする。だけど、私は自分が決めた道を歩いているんだから、やっぱりその分の代価は払わなければならない。
・すでにネパールで何年も過ごしている人からは、 「ネパールは難しすぎる」 「今はやめときなさい」 「絶対うまくいかないから」 そんなことを散々言われた。でも本当にそうなのかな? と自分に問う。前を歩いてきた先人たちが言うことが、いつも正しくて、それに従って歩いていたら、「創造」とか「新しいもの」っていう言葉は、この世には生まれてこない。絶対に例外は存在し、その例外が一本の道しかなかったところに、もう一つの小さな道をつくってきたんじゃないかなっていつも私は思っている。
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