誰かウノウに興味ある方いませんかとTwitterでつぶやいたら何通も応募いただいて非常にありがたいと思っているのですが、本気度を見ていただくためにきちんと今、どういう人材を求めているのかをまとめてみました。
エンジニアはもちろんですが、モバイルソーシャルアプリのプロデューサーも追記しています。本当にこの分野はおもしろいですよ。後、エンジニアのアルバイトさんも募集開始してます。ご興味があれば。
追記:
Find Job!にて掲載開始しました。
誰かウノウに興味ある方いませんかとTwitterでつぶやいたら何通も応募いただいて非常にありがたいと思っているのですが、本気度を見ていただくためにきちんと今、どういう人材を求めているのかをまとめてみました。
エンジニアはもちろんですが、モバイルソーシャルアプリのプロデューサーも追記しています。本当にこの分野はおもしろいですよ。後、エンジニアのアルバイトさんも募集開始してます。ご興味があれば。
追記:
Find Job!にて掲載開始しました。
(本書は献本いただきました。献本、ありがとうございます)
タイトルにはニコニコ動画とありますが、ニコニコ動画は最後の1/4くらいにならないと出てきません。どちらかというとニコニコ動画の親会社のドワンゴという会社のなりたちから現在までのドキュメントといった感じでしょうか。ドワンゴは一般的には「いろメロミックス」で知る人ぞ知る会社かと思いますが、インターネットの仕事をやっているとドワンゴ出身の方(エンジニアが多い)によく会います。ちょっと一癖二癖ある方が多いという感じがしてましたが(いい意味で)、この本を読むとおもしろいひとがたくさんいる/いた会社なのだなぁというのが分かります。
<抜粋>
・(Jong Pluggedという麻雀ゲームについて)とはいえ、運用はSo-netの側で、ドワンゴはアプリケーションの開発をしたにすぎない。運用側がさまざまな新しい企画を立てるのに合わせてアプリケーションを改造するのだが、そのたびに契約書を作り直さなければならず、手続きが実に面倒だった。おまけにしょせんドワンゴは受託開発先でしかないから、運用に口を出すわけにはいかない。「もっとこんなふうに運営すればおもしろいのに」と戀塚はあれこれアイディアを思いついたが、そうしたアイデアはJong Pluggedではあまり生かされないままに終わった。 この時の経験が、戀塚に「やっぱり開発と運営は一体じゃなきゃダメだ」という強い思いを抱かせることになる。
・この「釣りバカ気分」は、アプリケーションにリアルタイム性を持ち込む最初の導火線となったのと同時に、ドワンゴがケータイという新たなパラダイムを突破口にしてサービス運営企業へと自身のよりどころを少しずつ切り替えていく大きな契機にもなった。 釣りバカ気分は、本当に大当たりした。月額300円と有料だったにもかかわらず、あっという間に5万人近い会員数にふくれあがった。
・全部で700曲しかないラインナップなのに、うち150曲は浜崎あゆみとDragon Ash! でもこれはものすごいマーケティング効果をもたらした。いろメロミックスをスタートさせてみると、 「こんなに曲数が少ない着メロサイトは初めてだ」 というクレームも少なくなかったが、それ以上に、 「こんなに曲が充実している着メロサイトは初めてだ」 という感想が圧倒的な数で返ってきたのである。
・いろメロミックスは、怒濤のように進撃していた。 着ボイスのテレビCMが驚くほどの効果をもたらしたからである。あっという間に着メロ上位グループの競合たちを抜き去り、いろメロミックスを着メロ業界トップに押し上げてしまったのである。売り上げは10倍に増え、月間15億円にまで伸びた。
・既存の着メロサービスが着うたフルを配信する場合、いったいどのぐらいの金額を原盤を持っているレーベルに支払うべきなのか。 MIDIの着メロ時代にJASRACに支払っていたのは、配信料の7%前後である。この比率に近い数字として、着メロ企業の側は10〜20%前後を主張した。 しかしメジャーレーベルが提示したのは、50%だった。(中略)メジャーレーベルは結束して反攻に打って出た。共同で設立していた着うた配信サービス「レコチョク」に着うたフルを1本化し、レコチョク以外にはいっさい著作権使用を認めないという姿勢を打ち出してきたのである。(中略)慌てた着メロ業界は、 「著作権使用料は50%以上でもかまわない。だからわれわれにも原盤を使わせてくれ」 と求めたが、レコチョクで成功していたレーベルの側はもう交渉には応じなかった。
・ドワンゴは、ビジネスでは完全に行き詰まっていた。 川上はダウンタウンのCMを作ったのを最後に仕事へのやる気が失せ、囲碁に熱中していた。(中略)毎日必ず5回対局し、囲碁の本を読んで勉強している時間も含めればおそらく1日6時間近くは囲碁に費やしていた。
P.S.mixiアプリの開発者別ランキングで空飛ぶ株式会社がトップに躍り出た模様です。ユーザー数は300万近くに達しています。おめでとうございます! (しかしなぜかウノウはこのランキングに表示されてないんですよね。。)
P.S.2.ウノウでもソーシャルアプリのエンジニア/企画者など積極的に採用していますので、ご興味があればぜひご応募ください。
今週火曜日にmixiアプリモバイルがリリースされ「まちつく!mixi版」も同時にラインナップされたのですが、とにかく膨大なトラフィックになっており、ほぼその対応に忙殺されていました(今もですが)。今のところ出だしは好調なので、今後も気を緩めずにやっていこうと思っています。ぜひmixiモバイルへアクセスしてプレイしてみてください。
後、「BRIDGE2009」というイベントでセッションをやります。テーマはTwitter。平日ですが、もしよろしければお越しください。ちなみに、Twitterアカウントはsuaddです。
11月19日(木)14:00~20:45、渋谷区立商工会館で開催。「ネットワークが生むイノベーション」をテーマに8セッションとネットワーキング・パーティ、キーノート、ショート・プレゼンテーション、展示などを予定。セッションは、イノベーションのハブとも言えるリーダー達によるパネルや、若い起業家や技術者、社内起業家を集めたセミナーなどで構成され、IT関係を中心に、イノベーションをドライブする人とコミュニティをつなぎ新たな気づきとエコシステムづくりを図ります。
ここのところ本当に想像を超える出来事が続けて起こっていて、いろんな意味で非常に楽しく、かつ勉強になっています。改めて、いろいろな人の助けで自分があるのだなぁと思ったりしてます。
上海からクルマで1時間くらいの昆山というところで3G summitという携帯系のカンファレンスがあり、お誘いいただいたこともあって行ってきました。
カンファレンスはmixiさんやDeNAさんも参加していましたが、外国人は30人くらいで、全体は200名くらい。10分ほどのプレゼンとパネルディスカッションに参加。内容は(プレゼンも)、TechCrunchにも掲載されているので、そちらもどうぞ。
中国の3G Industry Summitで日本の2社を含む16社が巨大市場を狙うモバイルアプリ/サービスを披露
中国のオンライン状況を、数字で素描してみよう:
・世界最大のインターネット人口: 3億3800万の中国人がオンラインしている(合衆国は2億2000万人)
・携帯電話のユーザが世界でもっとも多い(7億1000万人)
・中国最大の携帯キャリアChina Mobileは一社で5億近い加入者数を誇る(合衆国は全キャリア計で2億7100万)
・中国の通信産業の売上額は2009年1月~6月の半年で$210B(2100億ドル)
・中国の現在の携帯電話普及率は53.5%(合衆国: 88%)、今後の成長の余地がきわめて大き
全体としては、やはり中国では3Gはまだまだ始まったばかりで、まだホットではないといった感じ。中国ではPCのソーシャルアプリは非常にホットで、トップアプリベンダー(複数)は1000万以上のユーザーを抱えて、Facebookなどにも挑戦しはじめています。
それに比べて、3Gはまだ今年始まったばかりで、ようやく今週iPhoneが発売開始するなど、まだまだこれからといった印象。今回来ていた会社も1年後にはホットになっているところは多いのではないかなと思います。
<写真>
F1000014 posted by (C)Shintaro
食事会では謎の演奏が。全体は中国語と英語の同時通訳によって行われました。
F1000019 posted by (C)Shintaro
上海蟹。ちょうど季節で、毎食のように食べた気がする。日本で食べると高いですが、中国ではそこそこ。1000円〜2000円くらい??
F1000026 posted by (C)Shintaro
今回、杭州まで足を伸ばしてTaobao(Aribabaグループ)などともミーティングしてきました。杭州までは上海から新幹線で1時間半くらい。
F1000033 posted by (C)Shintaro
TaobaoはeBayのようなC2Cオークションサイト。流通総額は年間3兆円以上。ヤフオクが1兆円以下くらいなので、すでに遥かに凌駕してます。最近、淘江湖(タオジャンフー)というショッピング連動SNSみたいなのを始めています。
(本書は献本いただきました。献本、ありがとうございます)
何となく大手生命保険はあまりお得でないのだろうなと思って、独身ということもあって共済くらいにしか入ってないのですが、この本を読んだら、それも必要ではないのかもしれないという気がしてきました。本書によると、
・平均的な医療保険給付金では1件あたり14万〜25万円となり、その保険料は年間5万〜6万円
・がんなどになっても国の高額医療保険制度により月11〜12万+差額ベット代に収まる
・医療保険では60日までしか保障されない。
ということになるらしい。つまりは最大でも数十万程度しかもらえない保険に毎年6万円払うのが医療保険ということのようです。正直全然理解してなかったのだということに愕然としました。はっきり言って、数十万程度なら貯金はありますし、先日人間ドッグで10万円近くかけたのですが、むしろ毎年それをやって致命的な病気の早期発見につとめた方がいいのではないかという気がしてきました。
その他、生命保険会社の仕組みや抱えている問題など、よく分かって非常に興味深いです。岩瀬さんはまさに今、ライフネット生命保険という会社を作って、生命保険業界へ挑戦しているいわばインサイダーですが、問題だらけの業界に対してよりよくしていこうという想いが伝わって来ました。岩瀬さんとは少ししかお話させていただいたことはありませんが、これからも期待したいなと思いました。
<抜粋>
・この分析によれば、典型的な定期保険(かけ捨て型の保険)について、全体の35〜62%までが保険金の支払いではなく、生命保険会社の経費や利益に充てられていることが分かる。
・一連の不払い問題が起きた理由は、表面的には支払管理態勢が不十分だったことにある。しかし、より本質的には「販売至上主義」と、生保のカルチャーとしての「顧客軽視」があったと考える。
・すべての国民は、手厚い保障を提供する医療保険にすでに加入している。国が運営する、健康保険である。民間の保険会社が提供する医療保険は、あくまでも健康保険で不足する部分を補完する、副次的な保険に過ぎない。
・大きな病気にかかってしまったときに、実際にどれくらい自己負担費用がかかるのだろうか? 実際には、ほとんどのケースにおいて、医療費の自己負担額はそれほど大きくない。「高額医療保険制度」という制度のおかげである。この制度によって、自己負担額には上限が設けられている。標準的な所得層の人であれば、ひと月当たりの自己負担の上限は10万円弱である。したがって、何百万円という医療費が仮にかかったとしても、原則としてひと月当たりは10万円前後でおさまる。
このまとめすごくおもしろいです。今まで話でしか聞いたことがなかったことが実は結構YouTubeにあがっています。個人的に興味深いビデオをピックアップしてみます。元記事にはもっとたくさんの動画が紹介されてます。
<玉音放送>
昭和天皇による終戦の詔勅。多方面に気を配った内容であることが印象的。現代語字幕付きです。
<ヒトラーの演説>
ヒトラーってこんなしゃべり方してたのですね。
<東京オリンピック開会式>
この時点で終戦から20年経ってないのかと思うと国歌斉唱で結構ぐっときました。
<三島由紀夫最後の演説>
三島由紀夫はこの直後、割腹自殺するわけですが、その最後の訴えはヤジでほとんどかき消されてしまっています。。。絶望感が伝わってきます。
P.S.こういうのが気軽に見られる世の中を作ったYouTubeはほんとすごい革命だなぁと改めて思います。どうせやるなら、こういう革命的なことをやらないと!
実際に起きた事件をもとにマネーロンダリングの実態を明らかにするドキュメント。こういった実態についてはニュースだと情報が細切れすぎて分かりませんが、こうやって背景含めてじっくりと書いてあると非常に分かりやすいです。取り上げられているのは、カシオ詐欺事件、山口組の割引債を使ったマネーロンダリング、酒販組合の年金詐欺巨額損失事件、ライブドア事件、北朝鮮の資金凍結、中東のBCCIなどなど。ほとんどがよく知らない事件だったので、大変興味深かったです。こういった事象は特に知らなくても問題はないですが、現代がどういう時代なのかを知っておくというのは個人的には重視したいポイントです。扱われているのは多くが犯罪であり被害者もいて不謹慎だとは思いますが、非常に興味深くおもしろかったです。
<抜粋>
・プライベートバンクは本来、「個人のための」銀行ではなく「個人所有の」銀行のことである。スイス・ジュネーブのプライベートバンカーズ協会に加入するピクテやロンバート・オーディエ・ダリエ・ヘンチなどの名門銀行はほとんどが18世紀に創設され、王侯貴族などヨーロッパの富裕層の財産管理を営々と行ってきた。こうした伝統的プライベートバンクの特徴は、オーナー一族が自らの財産で設立し、無限責任によって運営されていることだ。経営に失敗すればオーナー自身が破産するというこの仕組みが、資産の保全を望む顧客の信用の源泉になっている。(中略)スイス系大手銀行のほか、シティバンクやメリルリンチ(アメリカ系)、HSBC(イギリス系)、ドイチェバンク(ドイツ系)なども富裕層の開拓に力を入れているが、これらはあくまでも商業銀行・投資銀行(証券会社)の一部門が提供する“プライベートバンクふうの”サービスである。それがいつのまにか本来の定義を離れ、富裕層向け営業部門の総称として“プライベートバンク”と呼ばれるようになったのである。
・アメリカはドルを支配しているが、コルレス制度を使って管理できるのは自国の通貨だけである。「テロとのたたかい」によって犯罪者やテロリストの資金をドルから切り離せば、莫大な額のマネーがユーロなど他の通貨に流れ、やがては新たな世界通貨が誕生するだろう。“対テロ戦争”の勝利は、必然的に、ドルの崩壊という大きな代償をもたらすのである。だが、アメリカはこの綱渡りのような戦略をつづけるほかはない。
・73年10月、第四次中東戦争が勃発し、石油価格が4倍に跳ね上がると、巨額のオイルマネーが「コーランの教えに則った銀行」に流れ込んでくるようになった。建設ラッシュに沸く湾岸諸国には300万人を超えるパキスタン人が出稼ぎで働いており、BCCIは彼らの故国への送金もほぼ独占的に扱っていた。その結果BCCIは、70年代末には資産総額30億ドル、32カ国に146の支店を構えるまでに成長し、とくにパキスタンからの移民の多いイギリスでは46の支店を持つ最大の外資系銀行となった。
・アメリカのレーガン政権はソビエトを「悪の帝国」と名指しし、アフガニスタンのイスラム勢力を支援していたが、それを表に出すことはできなかった。そこでCIAは、BCCIは隠れみのとして武器の提供を行なった。アフガンゲリラは阿片の原料となるケシを栽培し、その資金で武器を購入していたが、ホワイトハウスはアメリカやヨーロッパにその麻薬が持ち込まれることすらも黙認していたのである。このとき、CIAの指導によってソビエト軍とたたかったムジャヒディンの一人が、若き日のオサマ・ビンラディンである。
エリーカという電気自動車を開発したり、太陽電池の慶応大学教授の清水氏が自らの業績を振り返りながら、未来は明るい、と言い切るエッセー。
不勉強でエリーカを知らなかったのですが、電気自動車ながらフェラーリより速く、100kmをわずか100円の電気代で移動できるらしい。Wikipediaによると研究開発中ながら3000万円程度で販売もされるそうです。本書によると日本で発生する二酸化炭素のうち20%が排気ガスらしいので、もし電気自動車が普及すればかなりの二酸化炭素排出量が減ることになりそうです。どの程度技術的な壁があるのか分かりませんが、少し前に書いたシャープの液晶テレビのごとく、意外に数年〜十数年くらいで自動車が置き換わるというのはありうるシナリオな感じがします。そして、それを阻むのが既存の自動車会社というのも納得感があります(本書では明言されていませんが)。
著者は、電気自動車や太陽電池について、もっと多くの人に知ってもらいたいと言います。僕もテクノロジーの力を信じているし、これから先の未来ももっともっとよい世の中になると確信していますが、こうやって科学技術の側からこういった方が説いているのを見るとすごくうれしくなります。タイトルはちょっと大げさな感じだと思いますが、今技術がどうなっているのかを知って希望を持つことができる良書だと思います。
<抜粋>
・これまでの電気自動車、あるいは、これまでの環境対策の技術というのは、 「何かを犠牲にしなきゃ、環境問題は解決できない」 「何かをあきらめなければ、環境対策なんでできっこない」 と、引き算の発想で考えられていました。(中略)でも、そうじゃない、とずっと思っていました。 新しい技術というのは、「社会によろこばれるもの」で、しかも、「これまでの問題を解決するもの」でなければ普及しない。
・商品の普及は、製造するほうではなくて、使用するほうが決定している(中略)初期のクルマやエアコンなどのような、社会になかったタイプの技術は、「使用の方法」「便利であること」を使う人々が理解していなかったために、普及に時間がかかったわけですね。 しかし・・・固定電話から携帯電話が生まれたというような、もう普及している技術の「置き換え」であるならば、使用するほう、つまり、消費者が技術のすばらしさをすでに理解しているので、さらに便利な技術さえできたら、すぐに簡単に価値を理解できることになる。
さてTwitter使ってますか? 使ってない方は登録しましょーw 以下は使っている方へ向けて。
pbtweetを使うとtwitter.comへアクセスした際に次のようなことができるようになります。
・投稿の返信のつながりをその場に表示
・RT(ReTweet)ボタンの表示
・投稿された画像のサムネイル表示
・1分おきに新着を自動読み込み
・ページ下部にスクロールした時に、次ページを自動読み込み
・短縮URLへマウスオーバーで元URLを確認
動画デモはこちら。
これは、ものすごく便利!! 超オススメです。
が、若干インストールが大変なので簡単に手順をメモしておきます。
<Mac+Safari4の場合>
※Chrome、Firefoxでも使えます。Windowsは無理、、かな?
1.SIMBLをインストールする
SIMBLのページの右側のボックス「Links and Downloads」から「SIMBL-x.x.xx.zip(xはバージョンにより変わります)」をダウンロードします。ダウンロードしたら中に入っている「SIMBL-x.x.xx.pkg」をダブルクリックしてインストールします。
2.GreaseKitをインストールする
GreaseKitのページのページ中程の「Download」から「GreaseKit-x.x.dmg」をダウンロードします。ダウンロードしたら中に入っている「GreaseKit.bundle」というファイルをホームの「Library/Application Support/SIMBL/Plugins/」内にコピーします。
3.Safariを起動する
Safariを終了してない場合は終了させてから再起動します。上のバーに「GraseKit」という表示がされていれば成功してます。
4.pbtweetをインストールする
pbtweetのページの「userscript」の「pbtweet.user.js GreaseKit、Fluid.app及びChrome userscript用」をクリックします。すると「Install this script?」と聞かれますので「Install」をクリックしてインストールします。
以上でTwitterがさらに楽しくなります。
※上記方法で何かがおかしくなるということはないとは思いますが、あくまで自己責任でお願いします。英語をよく読んでインストールすることをオススメします。
P.S.僕のアカウントはsuaddです。よろしければ、どうぞ。
小室哲哉氏が例の詐欺事件を中心にデビューから今までを振り返った本。判決が確定して間もない中での出版で興味本位で読んでみましたが、小室氏が真摯に自分と向き合って書いているのが分かって、非常に好感を持ちました。
詐欺事件についてはいろいろと思うこともあるとは思うのですが、「何かきっかけさえあれば、いつでも、すぐにでも、全額返済できるんだと(原文ママ)」思っていたことがすべての根源であったと繰り返し反省をしています。エイベックスの松浦社長や千葉副社長の証言(抜粋参照)も書かれていますが、感動的で、非常に愛されているのだなと感じました。
また、いつどのようなことを考えていたのかや、つんく、村上春樹、Mr.Children、GreeeNなどへの言及などは非常に興味深く、いつでも戦略的にプロデュースしてきた人なのだなと思いました。今後の再起については、自身でも書いているように、何十年やってもヒット曲を1つも出せない人がいるのが音楽業界なわけで、まだまだ未知数だとは思いますが、これだけクレバーな人なら何かやってくれるのではないかなと思います。今後が楽しみです。
<抜粋>
・その頃から考えていたのが「空席理論」だ。(中略)TMを3人組にした理由も、つまりドラムやベースがいる4人組や5人組のバンドにしなかった理由も、そこにある。(中略)83年当時、その席が空いていると感じた。ちょうどアリスやYMOが去った頃だったこともある。しかも、アルフィーがブレイクしたばかりで、3人組への注目度は高い。そこを狙えばチャンスはあると思った。
・僕の勝手な見解としては、僕ら(注:つんくと自分)2人が両輪となり、拍車をかけてしまった現象がある。Jポップの「わかりやすさの追求」だ。 では、「わかりやすい」とは何か? 僕は、「高速伝達」「より早く伝えようとするための方法のひとつ」と捉えている。 「できる限り、直感的、反射的に伝わるよう心がけること」
・わかりやすさを求める風潮に反旗をひるがえしてくれている代表格が、Mr.Childrenではないだろうか。彼らの曲は、聴く人に考える時間を求めてくる。(中略)彼らのような音楽は、誰にでも作れるものではない。誰がやっても成立するものでもない。シンガーとしても類いまれな資質、素晴らしい声質、そして技を持っている桜井和寿くんだからできる。彼の声や歌に乗ると、考えさせる歌詞やメロディであっても、スピード感を失わずに刺さるのだ。うらやましい。
・「一時期、(証人(注:エイベックス松浦社長)と被告人は)疎遠になっていたようですが、それはなぜですか」「我慢できないくらい傲慢なところが出てきたからです。これ以上の付き合いを続けることは、正直、難しいと感じました」(中略)「大金が入ると、人はこれほど変わるものかと、残念でした」(中略)「ポップス界においては、希有なメロディメーカーであり、その才能は今も少しも衰えていないから、僕や千葉がそばにいてタッグを組めば、才能はさらに開花します」 彼の言葉にはスピード感があった。シュッ、シュッと僕に刺さってきた。 「刑務所に入ってしまうことは、音楽業界のプロデューサーにとって致命的です。何年かして、出所した後、社会復帰したとしても、時代のトレンドを掴んだり、先取りする勘を取り戻すのは至難の業なので、音楽業界にとって多大な損失になります。どうか情状酌量をお願いします」
・年齢的には、僕の方が5歳か6歳上だが、精神的には、彼らの方が圧倒的に大人だった。社会人としても、一人の人間としても、きっとずっと前から、僕より視野が広かったのだろう。 松浦社長や千葉副社長の証言を聞きながら、自分のいちばん大切なものを自分で汚していたことを悔やんだ。自分のプライドであり、アイデンティティである。「音楽家であること」を、自分自身に対しての言い訳に使っていたのだ。 「だいたい音楽家は社会常識が少々欠落しているものだ」とか、「そもそも音楽家たる者は社会から逸脱しているものである」などなど。
・嘆願書を書いてくださった音楽業界のみなさんは「ヒット曲を義務付けることはとてつもなく重い刑です」と暗に主張されていたように思う。10年、20年やっても、ヒット曲が1曲も出ない人もいる。むしろ、出ない人のほうが圧倒的に多い。それでも音楽業界にいられるだけマシ。去り行く者たちの背中をどれだけ見送ったか。華やかそうに見えても、スポーツにも似た、実力至上主義の世界なのである。
・音楽の勉強や歌唱トレーニングをすると、音痴はある程度解消できる。それなりのリズム感も身につく。しかし、声質だけはどうしようもない。
現都知事、石原慎太郎氏による弟の俳優、石原裕次郎についての回想録。96年発売当時ベストセラーというので軽い内容かと思ってましたが、内容は重厚で多岐に渡っていて、幼少時代の思い出から始まって、なぜ自らが作家になったのか、その映画化で石原裕次郎が世に出た裏話、石原裕次郎が常に肉体的な業苦に苦しめられていたこと、などが赤裸々に綴られています。やはり芥川賞作家だけあって文章もすごく読みやすくて、その時代や場所の空気感が伝わってきて、すばらしいエッセーだと思います。
また、抜粋を読んでいただいても分かりますが、自分たちが世の中に出たのはお互いがあってこそだし、あくまで偶然の積み重ねで自分たちは運が良かった、という話が常に出されており、個人的にはこの人生観は非常に好きだなと思いました。
<抜粋>
・弟とてももともと大いに期するところがあって役者になった訳ではなし、まして会社側の人間にスカウトとしてのたいした目があるものでもないだろう。まあ要するに、本物のスターの誕生なぞ不条理ともいえるきっかけがもたらすものでしかなく、その時代、その当人の性格、そしてなんといっても運が揃わなくてはどうなるものでもない、という公理を、逆に弟の出現は証していたはずだ。
・番頭の小林にせよ、弟がもし呆けて元に戻らぬなら自分の命と引き換えにでも弟の名声を非常の手段で保ってみせると告白した渡(注:哲也)にせよ、誰のためでもなく弟の記録を綴った金宇にせよ、ただ仲間という縁だけで弟に没入してくれた男たちと弟との関わりというのはいったい何だったのだろうかと改めて思う。 人間の関わりについて「絆」などという言葉が空疎にしか感じられなくなったこの頃に、他人は果たしてそれを何と呼ぶのだろうか。ただ友情か、あるいは無類の献身か、いずれにせよああした男たちに囲まれていた男たちに囲まれていた弟が、あの若い医師がいっていたように男としての至福を味わったことを私は疑わない。
・今改めて思えば、結局、私たち兄弟の人生は超現実的としかいえない素晴らしい偶然の積み重ねの上にあったのだった。 時代の恩寵ということ一つにしても、とてもそうとしかいいようがない。 私がいなければ彼はありはしなかったし、同じように、いやそれ以上に彼がいなければ私はありはしなかったのだ。(中略)人間というのは所詮何か大きな力の仕組みの中で生かされ、その罰も報償もその何かによって自在に与えられるものだということを感じさせる。
前回2週間後の様子をみましたが、今日で丸1ヶ月ということでどんな様子か見てみたいと思います。各順位はアプリランキングから拝借してます。
<アプリ別ランキング>
前回1位だったドリコム「漢字テスト」が2位に後退し、1位はなんと日本では無名の中国ベンチャーのRekoo(僕は北京で会いました)のソーシャルゲーム「サンシャイン牧場」。前回はトップ10にも入ってなかったのでユーザーを約80万人も増やして圧倒的な強さを見せています。同じ農場系の「みんなの農園」は28万と17万人も増やしたものの順位は一つあげて6位になったのみとなっています。その他、ソーシャルゲームとしてはRockYouの「スピード★レーシング」も圏外から7位に浮上しており、今後に期待が持てそうです。
一方で、「テトリス」「みん顔!」「グラディウス」などはやや失速しており、「脳内メーカー」「つながりマップ」は圏外になりました。全体としてマイミクをうまく絡めたソーシャル要素の高いものが人気になりつつあるようです。
<作者別ランキング>
1位は約50万人から84万人に伸ばした「ドリコム」が守りましたが、ユーザー増加率はやや鈍化しています。そして「サンシャイン牧場」を当てたRekooが一気に2位となっており、このまま1位となりそうな勢いです。「空飛ぶ」は3位に後退したものの2倍強、ロックユーアジアも2倍弱の伸びとなっています。
その他、アプリ別ランキングには入らなかったものの複数のクイズ系アプリを展開するHEROZ(株)がランクインしてきています。一方、「plug」「Community Factory」が圏外となっています。
<総括>
・2週間で50万だったので、1ヶ月なら100万人いけるかと期待していたのですが、残念ながら84万に留まりました。ただ、それでも素晴らしい数字です。
・むしろ基準値としては、1ヶ月で10万人以上を集めたの13社もあったというのが適切かもしれません。1万人以上ともなると51社もあります。これは参入会社数の割には非常によい市場だと考えられると思います。
・前回、ソーシャルゲームは時期尚早か?と書いたのですが、「サンシャイン牧場」がすべてをひっくり返しました。「RockYou! スピード★レーシング」も好調のようですし、すべてはアプリ次第というわけですね。まだまだ今後も変動がありそうです。
・いよいよmixiアプリモバイルが公開されますね! 本命はこちらとばかりに準備をしている会社さんも多いことでしょう(ウノウももちろん参入します!)。非常に楽しみです。
[tmkm-amazon]B001CUUMGE[/tmkm-amazon]
前にもお伝えした川崎でやってる「ダークナイト」IMAX版、ついに観てきましたー。
まぁ正直IMAXじゃないバージョンとの違いをすごい感じたわけではないんですが(昔すぎて、、)、家で観るのと桁違いの迫力でやっぱり何度観てもおもしろいなぁと思いながら観てました。
もう二度と観ることもできないと思うので、東京に住んでる方はぜひ。川崎ラゾーナとかふらふらするのには楽しいと思いますし。
see also ダークナイト – 旧suadd blog
固いタイトルですが、『銃・病原菌・鉄』などのジャレド・ダイヤモンドのような知的興奮度の高い良作です。
世界経済史の中で最も重要な産業革命がなぜ英国(中国や日本でもなく)で1800年頃に起きたのかをコアにしながら、狩猟採集民と産業革命前夜の民衆の暮らしでは前者の方が実は豊かであったことや、現在のアフリカ諸国が産業革命以前よりも貧しいことなど、非常に広範囲にとりあげて豊富な資料とともに解説していきます。
個人的に印象的だったのは、最貧国に対するIMFや世界銀行のやり方を批判していることで、確かにここ何十年もやり続けていて成果がでないのであれば、根本的にやり方を変えた方がいいのではないか、と思いました。他にも従来の常識を打ち崩すような事実が書かれていて、非常に考えさせられました。
<上巻抜粋>
・1800年の英国では、ごく慎ましやかな生活ですら、一生あくせく働き続けなければ入らなかった。消費する物質の多様化も進まず、一般的な狩猟採集民の食事や労働条件のほうが、1800年の英国における典型的労働者のそれよりも、はるかに変化に富んでいた。1800年までには、英国の食卓に紅茶やコショウ、砂糖などの、外国産の食品がのぼるようになっていたにもかかわらずである。
・産業革命によって、社会内部の所得格差は縮小したいっぽうで、各社会間の所得格差は拡大してきた。このプロセスは近年、「大いなる分岐(the Great Divergence)」と呼ばれている。各国間の所得格差は、およそ50対1に及んでいる。現代社会には、至上もっとも豊かな人々と、もっとも貧しい人々が共存しているのだ。
・マルサス的経済の時代の英国では、極貧の人々の子供はほとんど生きのびられず、その家系は途絶えていった。このため、産業化以前の英国社会では、つねに人口の“下方移動”がみられた。(中略)この結果、後世の動的な経済活動を支える、忍耐、勤勉、創意工夫、創造力、教養といった特質が、生物学的なメカニズムをつうじて人々に広まっていったのである。
・世界銀行や国際通貨基金がこんにち強調しているような経済成長の制度的前提条件は、英国などの国々では、1200年までにすべて整っていた。
・2002年における衣料産業の労働者の時給は、インドでは0.38ドルだったのに対し、米国では9ドルだった。(中略)現代のインドの綿織物工場に勤める労働者は、工場にいるあいだ、1時間あたりわずか15分しか実際は仕事をしていない。したがって、全世界での時給の格差は、豊かな国々と貧しい国々のあいだの見かけの賃金格差よりも、現実にはずっと小さいのである。
・ジャレド・ダイヤモンドは著書の『銃・病原菌・鉄』で、地理学的、植物学的、動物学的な条件は宿命的なものだと論じた。(中略、ヨーロッパやアジアなど)には家畜化できる動物が生息していたうえ、ユーラシア大陸は、栽培品種化した植物や家畜化した動物が、他の社会に広まりやすい地形だったというのだ。しかし、この主張には大きな欠陥がある。豊かさが工業化をつうじて実現されるこの現代世界で、なぜ不機嫌なシマウマやカバが、サハラ砂漠以南のアフリカ諸国の経済成長を妨げる原因になるのだろうか。
・経済史からわかる最後の驚くべき事実ーーこれは、ここ30年ほどのあいだに明らかになったばかりだがーーは、物質的な豊かさや、子供の死亡率の低下、成人の平均余命の延長、不平等の改善などが実現したにもかかわらず、現代人は狩猟採集時代の祖先に比べて、少しも幸福になっていないことである。
・所得を貧困層(当時の英国では、おもに単純農場労働者)に再配分すれば、長期的には必ず貧者がされに増え、その賃金水準は前より低下することを、マルサス的経済モデルが示唆しているのはたしかだ。
・狩猟採集民と自給農耕民の時間配分に関する体系的調査の結果、狩猟採集社会での労働時間は驚くほど短いことがわかった。たとえば、ベネズエラの狩猟採集民であるヒウィ族は、1日に1705キロカロリーしか摂取せず、空腹を訴えることも多かった。とはいえ、男性が狩猟採集にかける時間は、一般に一日あたり二時間未満で、一時間の労働で得られる食物はかなり多かったという。(中略)こうした自給自足社会で暮らす男性は、豊かな現代ヨーロッパの住民よりも、年間で1000時間も長い余暇をすごしている。
・アダム・スミスは、産業化以前の世界で経済活動が停滞していたのは、社会制度によって経済活性化のインセンティブが十分に提供されなかった結果だと、繰り返し説明している。現代経済学はこうしたスミスの理念に貫かれており、IMFや世界銀行の実務的な協議会から、大学の経済学部の理論家にいたるまでが、この考えをよりどころにしている。(中略)しかし、過去の社会に関する数々の実証的研究は、スミスの仮説を裏づけるどころか、むしろ次のような事実を体系的に明らかにしている。昔の社会の多くは、経済成長に必要な前提条件をすべて満たしていたものの、技術が進歩しなかったために経済も成長しなかった。1800年以前のどの社会でも技術進歩率は低かったが、そのいっぽうで、一部の社会には、現在の世界銀行もうらやむほどの、経済成長にとって望ましい制度があったのである。
<下巻抜粋>
・産業革命期に従来の流れが劇的に変わったようにみえるのは、「英国での生産性上昇率が高まったこと」と、「1750〜1870年にかけて、英国の人口が予期しない形で、生産性とは関係なく急増したこと」の二つが、偶然に重なったからなのだ。(中略)人口の急増は、産業革命の特徴である。繊維、蒸気機関、鉄、農業の各部門における生産性の向上とは、まったく関係がないと考えられる。まず、いずれかの部門で生産性の大幅な上昇が始まる前から、人口の増加は始まっていた。
・この時代の特徴のうち、結婚年齢が低下し、結婚率が上がったことの要因として唯一考えられるのは、出産時の母親の死亡率が低下したことである。(中略)女性は、結婚にともなう死のリスクをよく承知していたはずである。17世紀にはこうしたリスクが高かったために、このリスクを減らす手段として結婚を遅らせたり、多くの女性が生涯結婚しない決断をしたりした可能性もある。
・「なぜ中国やインド、日本ではなく、英国で産業革命が起きたのか」という疑問に対しては、次のような答えが考えられる。安定した定住農耕社会の歴史が英国より長い中国や日本は、1600〜1800年にかけて、それぞれにヨーロッパ北西部に似た発展の道のりを歩んでいた。これらの社会は、変化のない静的な社会ではなかったが、この発展の歩みは英国より遅かった。この現象を説明する重要な要因としては、次の二つが考えられる。第一に、1300〜1750年には、英国よりも中国や日本のほうが、人口増加のペースが速かった。第二に、中国や日本の人口システムのもとでは、富裕層の生殖面での優位性は、英国ほど大きくなかった。したがって、英国の優位性は、1200〜1800年にかけて、文化的に、そしておそらくは遺伝的にも、経済的成功者の価値観が社会全体に急速に広まったことにあったと推測できる。
・産業革命を即した力は、知識の増大だった。しかし、驚くべきことに、産業革命によって他のどの人々よりも多くの利益を得たのは、単純労働者だった。マルクスとエンゲルスは『共産党宣言』で暗い未来像を示したが、単純労働者の運命に関する彼らの見方はことごとく間違っていた。
・しかし、これまでの経済成長がそうした恵み深いものだったとしても、この先も経済成長によって社会の平等化が即される保証はない。近い将来に、数々の本でその恐怖が語られている暗黒の世界、すなわち、単純労働者の賃金が、社会的に決定される「最低生存費水準」を下回るところまで落ちこみ、社会の人口の大半を永続的に公費で支えなければならなくなる事態が、現実に訪れる可能性もある。
・産業革命以後に、資本に対する支払総額は飛躍的に増えたが、これはたんに資本ストックが急増したからである。資本ストックは、現在にいたるまで天井知らずの増大が続いている。その増加の速さは産出高増大のペースと同等であり、資本ストックが豊富であるために、資本一単位あたりの実質的収益率は低水準にとどまってきた。
・世界のもっとも豊かな国々ともっとも貧しい国々のあいだの、物質的生活水準の格差は、1800年には最大でも四対一程度だったと考えられるのに対し、現在では五十対一以上に広がっている。産業革命以降の物質的生活水準は、英国や米国などの経済発展をとげた国々でも、10倍ほどしか増大していない。したがって、タンザニアやエチオピアなどの現代の最貧国は、産業革命以前の平均的な社会より貧しいといえる。
・気候、人種、栄養状態、教育、文化などの側面をひととおり調査した研究者は、必ず「貧しい国々の政治的・社会的制度の破綻」というテーマに立ち戻る。しかし、後述するように、これを格差の原因と考えるのは、二つの意味で明らかに誤っている。まず、政治的・社会的制度の破綻は、現代の格差の構造、つまり貧しい国々が貧困から抜け出せないしくみの詳細を説明できるものではない。さらに、貧しい国々という患者を治療する手立てとしての、社会制度や政治の改革は、これまでに何度も失敗を繰り返している。 それにも関わらず(中略)現代経済の医師らは、世界銀行や国際通貨基金などのカルト組織をつうじて、毎年毎年同じ薬を処方続けている。薬がきかないときは、その量をもっと増やすことしか考えていない。
・労働者の質に違いが生じることの根本的原因に関しては、納得のいく理論は存在しない。現代人からみれば、各国の経済は、比較的活気のある時期と停滞する時期を、多かれ少なかれ、変則的に繰り返している。
・歴史が示唆しているのは、貧しい国々に提示すべき経済成長のモデルは、いまだに欧米諸国のあいだには見つからないことである。経済成長を保証する単純な経済的即効薬はなく、複雑な経済改革も、貧困に苦しむ社会が救われる明確な見通しをもたらすものではない。(中略)欧米諸国が実行できる支援策で、少なくとも第三世界の貧困層の一部に確実に利益をもたらす策とは、こうした国々からの移民を自由化することである。
シャープ前社長町田氏がシャープ躍進の裏側を語った本。非常に文章も分かりやすく読みやすいし、成功体験を例にあげながらで非常に気持ちいいです。ただ「液晶」への選択と集中で成功したから言えることだとは思います。つまり(今の)任天堂をすごいなと思うのと同じで、後付けで考えれば、あれがよかった、この選択もよかった、となるわけですが、実際のところ全部うまくやっていても、集中したものが悪ければ失敗します。例えば、ソニーでほぼ同時期に出井さんはデジタルへの集中を志したが、うまくいったとは言えないわけで。最近「ブラックスワン」などの影響もあって、こういった本を読むとこのように考えて何をどう捉えて考えたらいいか考えてしまいます。なかなか難しいですね。
<抜粋/コメント>
iPhoneで普通の写真からミニチュア風写真が作成できるアプリ「TiltShift Generator」が楽しいです。こういう写真をTilt Shiftと言うらしいです。こんな写真が手軽に作れちゃいます。暇なときにちまちま作ってます。
<作者のfladdictさんの説明>
fladdict 新アプリ TiltShift Generator がリリース。
※価格改定はまだ行われていなくて、まだ115円で買えるようです
<ミニチュア風写真>
香港の港町 posted by (C)Shintaro
バスケットBJリーグ決勝 posted by (C)Shintaro
代々木公園 posted by (C)Shintaro
<スライドショー>
アップサイドとダウンサイド、どちらに注力するか – Joi Ito’s Web – JP
実際、成功を収めている投資家のほとんどは、子飼いの企業のうち成功している企業に時間の大半を割いており、業績の振るわない会社にはほとんど時間を使っていない。
多くの場合、業績の悪い会社こそが手助けを必要としているのであり、直感的には自分がした投資を守ることを考える。投資家の多くは、業績の悪い会社の支援と管理に時間のすべてを費やしている。
確かに!
そして、思ったのは、これはまさに経営にも当てはまるということです。僕も過去に見込みの低い事業を撤退できなかったことが何回もあります。
投資家と違い、経営の場合は利益(or資本)のある限り非採算事業でも投資しつづけることができてしまうため、判断がさらに難しくなります。
それは、思い入れであったり、事業内のメンバーへの配慮であったり。。しかし、最終的に見れば、関わっている人全員が不幸になるということが分かりました。
それからは、事前にある時間において期待される結果が出なければすぱっと止めるとルールを決めることにしました。そうすると、誰もが納得をして「止める」ことができるようになります。
今でも他の成功例などを見てこうやればうまく行ったのになと思ったりすることもあります。でもそれは後付けの議論なんですよね。その時それを思いついて実行できなかった自分が悪い。
後からみれば本当に些細な違いに見えますが、それを思いつき実行できるかどうかが実力であると考えます。だから僕は成功した人への賞賛は厭わないし、妬みは悪だと思う。
正直努力していればなんとかなったというわけでもない。だからこそ、ダウンサイドの縮小についてではなくアップサイドを狙って日々頭を絞って考える必要があると思います。
空港ラウンジで離陸まで寛ぎたい人への情報共有 | Pan Asianな視座でいこう
Priority Passで成田で利用できるエアライン・ラウンジはKAL(大韓航空)のビジネスクラスラウンジのみとなってしまいました。
しかし、、、ここは毎日16時半で閉まっちゃうんですよ。(ソウル行き最終17時のため)じゃぁさぁ、いつも19時すぎ発のANA/JL/SQ/NWでシンガポールに帰っている加藤は成田では使えないぢゃん。とほほ・・・カード会社のラウンジに戻れってか。
ANAラウンジ使えるようにプラチナにグレード上がんないと駄目なのかぁ。道のりは険しいっす。
「Priority Pass」があると各航空会社のラウンジが使えるようになるのですが、なんと成田においては、16時半終了のKALビジネスラウンジしか使えなくなってしまったそうです。「Priority Pass」は楽天プレミアムカード(年会費1万円)に付帯することから、このために楽天プレミアムカードを契約している人を何人か知ってますが、成田で使えるラウンジが少なくなるのは痛いですね。。
ここは、僕は「NWシティプラチナカード」を持つことによって、NWラウンジチケット(年4〜10枚くらい?もらえます)をゲットするという方法でラウンジを使ってます。プラチナカードというと年会費も6万弱とかするわけですが、保険が自動付帯だったり、利用限度額が数百万円と高いので、会社をやっていると結構使い勝手がよいのでまぁいいかなと思っています。ちなみにインビテーションオンリーかなと思いきや今ホームページ見たら普通に申し込めるみたいですね。
ただ、加藤さんのように年間20回も使うのだと、結構厳しいですね。やはりANA辺りでスーパーフライヤーズカード等をゲットするしかない。個人的にはサンフランシスコに住んでた間にスーパーフライヤーズカードを取得しておけばなと思ったりしますが、今となってはそこまで海外に行くこともないので当分は今の方法で行こうかなと思っております。
see also 電子マネー大作戦2 – 旧suadd blog
mixiアプリの正式公開からちょうど2週間経ちますが、どんな感じになっているのでしょうね。というわけでアプリランキングという「アプリをランキングする」アプリから見てみます。
<アプリ別ランキング>
1位は2週間で37万人を集めたドリコムの提供する「漢字テスト」。正直言って、このアプリが1位を獲得するとは誰も思ってなかったのではないでしょうか。その他は「マイミクテトリス」「グラディウス」のような大手ゲームメーカーものもありますが、それ以外はベンチャー系。トップ10はすべてベンダーが違うという結果になってます。実際のところ意外にもFacebookで話題になっているようなソーシャルゲームではなくて、「漢字テスト」や「脳内メーカー」のような診断系が半分くらいを占めてきました。
<作者別ランキング>
1位は「ドリコム」でなんと2週間で合計50万ユーザーを獲得しています。このご時世に2週間で広告も使わず50万ユーザーを集めるのは至難の業です。これだけ見てもmixiオープン化の威力が分かりますね。2位は先日mixiからの出資を受け入れた「空飛ぶ」の25万ユーザー。アプリランキングでは6位なものの複数のアプリがスマッシュヒットしており総合力であげてきました。他に、世界的に有名なアプリベンダーの日本法人「ロックユーアジア」は8位、空飛ぶと同じくmixiから出資を受けた「Community Factory」は10位となっています。
<総括>
・2週間で50万ユーザーというのは、本当にものすごい数字です。mixiアプリ自体は普通にmixiユーザーに受け入れられている模様。
・カテゴリ的には、ソーシャルゲームは時期尚早か。今のところ診断系アプリが強い。
・ヒットアプリを出せるか出せないかですべてが決まる、にも関わらず現状では何が流行るのかよく分からないので、結構数を打つことが重要な気がします。
・個人的なベストアプリは「みんなのチャンネー」です。
MacBook Airがかなり重い状態だったので、思い切ってSnow Leopardをクリーンインストール。結果としては、もたつき感がまったくなくなって、かなりいい感じなのですが、それなりにいろいろ苦労したので、備忘録も兼ねてメモしておきます。
[tmkm-amazon]B002MRTR1M[/tmkm-amazon]
■バックアップ
・/ホーム/以下を丸ごと
・Macromedia DreamWeaver
[サイト→サイトの管理]でサイト定義を書き出しておく
・iTunes
[Store→コンピュータの認証を解除]しておく
■OS X Snow Leopardのクリーンインストール
・システム環境設定→インストールディスクを選択→再起動
・ユーティリティメニュー→「ディスクユーティリティ」を選択、ディスクを消去する
※これをやらないとクリーンインストールになりません!
・左下のカスタマイズ→プリンタドライバとか使わない言語とか外す
・インストール(30分ほど)
・無線LAN設定&ユーザー設定など
■最初にやること
・OSのソフトウェアアップデートがないか確認
・HDD暗号化設定(FileVault)
■設定読み込み
・MacではMobileMe(年間9,800円)を契約していると設定をオンラインに保存しておくことができるので、読み込みます
■パッケージインストールするソフト
・Office Mac 2008
・iWork ’08
・iLife ’08
■コピー
・/書類/以下
■ソフト設定
・Mail
[/ホーム/ライブラリ/Mail/]および[/ホーム/ライブラリ/Preferences/com.apple.mail.plist]をコピーして、Mail起動
・iTunes
[/ホーム/ミュージック/iTunes/]をコピーして、iTunes起動
・iPhoto
[/ホーム/ピクチャ/iPhoto Library]をコピーして、iPhoto起動
※のはずが、iPhoto Libraryがなぜかコピー時にエラーが出てしまい完了できなかった。コピーできてないファイルを特定し取り除いたら無事コピーできました。
■アプリインストール
・Adium
[/ホーム/Library/Application Support/Adium 2.0/]をコピーして、起動
・イーモバイル(D21HW)
Snow Leopardでイーモバイルを繋げる(D21HW)に書きました
・iPhone
普通につなぐとすぐに同期作業開始。特に問題なし。
■”ターミナル.app”でSSH接続できるようにする(プログラミング用)
・保存しておいた秘密鍵(id_dsa)を[/ホーム/.ssh/]にコピーする
・普通にsshする
※自分の場合、パスワードが非常に長いので注意
■カスタマイズ(参考)
・Safariで新規タブが開かないように”ターミナル.app”から以下を実行
defaults write com.apple.Safari TargetedClicksCreateTabs -bool true
■積み残し(後で更新予定)
・バックアップ
バックアップにはTimeMachineではなくBackup 3を使っていたのですが、TimeMachineが使えないか試し中。
・Growl
メッセとかをポップアップしてくれるアプリですが、よく考えたらあまり必要ないので、今回は入れないことにする。
・Parallels Desktop
もう一台のMacBookに退避中なので不要。
・Proxifier
iPhoneでNetShareを快適に使うには必要ですが最近NetShare自体まったく使ってないのでいいかなという気が。。
・Macromedia DreamWeaver
未インストール