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	<title>suadd blog &#187; 本・芸術</title>
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	<description>山田進太郎が思いついたことをつらつらと投下する場</description>
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		<title>賀正＋2011年の本</title>
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		<pubDate>Sun, 01 Jan 2012 04:02:46 +0000</pubDate>
		<dc:creator>suadd</dc:creator>
				<category><![CDATA[本・芸術]]></category>

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		<description><![CDATA[

あけましておめでとうございます。
昨年も本当にいろいろな方にお世話になり、ありがとうございました。個人的にも、すごくいろいろな気づきのある年で、よかったなと思います。今年はちょっと新機軸を打ち出して行こうかなと思って [...]]]></description>
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<p>あけましておめでとうございます。</p>
<p>昨年も本当にいろいろな方にお世話になり、ありがとうございました。個人的にも、すごくいろいろな気づきのある年で、よかったなと思います。今年はちょっと新機軸を打ち出して行こうかなと思ってます。</p>
<p>それでは、恒例の2011年の本です。今年も昨年に続いて若干不作だったかなと思いますが、それでもこの5作品は読んでおいて損はないと思います。</p>
<p><a href="http://suadd.com/blog/2006/12/2006.html">2006年</a>、<a href="http://suadd.com/blog/2007/12/2007_1.html">2007年</a>、<a href="http://suadd.com/blog/2008/12/2008_books.html">2008年</a>、<a href="http://suadd.com/wp/blog/595">2009年</a>、<a href="http://suadd.com/wp/blog/878">2010年</a>はこちらからどうぞ。</p>
<p>5位 <a href="http://suadd.com/wp/blog/992">小説 盛田昭夫学校</a><br />
ソニーというベンチャーがどのように発展してきたかが非常にいきいきと描かれています。ソニーがどのように世界ブランドになっていったかは、現在どのように世界的なプロダクトを作るかの助けになると思います。</p>
<p>4位 <a href="http://suadd.com/wp/blog/932">自由はどこまで可能か＝リバタリアニズム入門／森村進</a><br />
これから徐々に主流になっていくであろうリバタリアニズムについての入門書です。</p>
<p>3位 <a href="http://suadd.com/wp/blog/978">繁栄――明日を切り拓くための人類10万年史／マット・リドレー</a><br />
現代は暗い話題が多いですが、過去どの時代に比べても生活水準はあがっていて、世の中どんどんよくなってますよ、ということがよく分かる本。大きな世界の流れを知ることは、これから何をしていけばいいのかのヒントにもなると思います。</p>
<p>2位 <a href="http://suadd.com/wp/blog/883">強さと脆さ／ナシーム・ニコラス・タレブ</a><br />
衝撃の名作「<a href="http://suadd.com/wp/blog/352">ブラック・スワン</a>」のタレブ新作。「ブラック・スワン」の後を考えているため、考察本になっていて、切れ味は劣りますが、いずれにしても合わせて必読本です。</p>
<p>1位 <a href="http://suadd.com/wp/blog/895">フェイスブック 若き天才の野望／デビッド・カークパトリック</a><br />
Facebook本の中では図抜けています。現在の世界でもっとも重要なプロダクトの一つであるFacebookの成り立ちを知っていくのは非常に重要だと思います。</p>
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		<title>小説 盛田昭夫学校(下)</title>
		<link>http://suadd.com/wp/blog/999</link>
		<comments>http://suadd.com/wp/blog/999#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 29 Dec 2011 08:57:06 +0000</pubDate>
		<dc:creator>suadd</dc:creator>
				<category><![CDATA[本・芸術]]></category>

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		<description><![CDATA[


	
	小説　盛田昭夫学校（下） (講談社文庫)
	著者／訳者：江波戸 哲夫
	出版社：講談社( 2009-05-15 )
	定価：￥ 1,020
	Amazon価格：￥ 1,020
	文庫 ( 592 ページ )
 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[
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	<p><a href="http://www.amazon.co.jp/%E5%B0%8F%E8%AA%AC-%E7%9B%9B%E7%94%B0%E6%98%AD%E5%A4%AB%E5%AD%A6%E6%A0%A1%EF%BC%88%E4%B8%8B%EF%BC%89-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%B1%9F%E6%B3%A2%E6%88%B8-%E5%93%B2%E5%A4%AB/dp/4062763575%3FSubscriptionId%3D0E07AAEWF6H0K9NG0282%26tag%3D220b-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4062763575"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41vCU296RlL._SL160_.jpg" border="0" alt="" /></a></p>
	<p><a href="http://www.amazon.co.jp/%E5%B0%8F%E8%AA%AC-%E7%9B%9B%E7%94%B0%E6%98%AD%E5%A4%AB%E5%AD%A6%E6%A0%A1%EF%BC%88%E4%B8%8B%EF%BC%89-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%B1%9F%E6%B3%A2%E6%88%B8-%E5%93%B2%E5%A4%AB/dp/4062763575%3FSubscriptionId%3D0E07AAEWF6H0K9NG0282%26tag%3D220b-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4062763575">小説　盛田昭夫学校（下） (講談社文庫)</a></p>
	<p><em>著者／訳者：</em>江波戸 哲夫</p>
	<p><em>出版社：</em>講談社( 2009-05-15 )</p>
	<p><em>定価：</em>￥ 1,020</p>
	<p><em>Amazon価格：</em>￥ 1,020</p>
	<p>文庫 ( 592 ページ )</p>
	<p>ISBN-10 : 4062763575</p>
	<p>ISBN-13 : 9784062763578</p>
<hr class="tmkm-amazon-clear" /></div>
<p>（<a href="http://suadd.com/wp/blog/992">上巻からの続き</a>）</p>
<blockquote><p>76年　4686億円（14％増）<br />
77年　5128億円（9％増）<br />
78年　5423億円（6％増）<br />
絶対額こそ77年には442億円、78年には295億円と着実にふえていたが、伸び率は68年にトリニトロンが登場してからの数年間の30％〜50％を大きく割り込んでいた。（中略）そこで盛田はいくつもの大きな戦争を戦いながら、たえず目を光らせて次のヒット商品を探していた。（中略）浅井は改良型プレスマンを盛田に渡した。　「どれどれ」盛田はデスクの前のソファーに座り、大きなヘッドフォンを、輝く銀髪の頭に被った。すぐに目をつぶり音楽に聞き入った。浅井の視線の先でテープの交響曲に合わせるように盛田の上半身がかすかに揺れた。やがて目を開け、ヘッドフォンを外して盛田が勢いよくいった。　「これは、いいね」　浅井の心臓がぴくんと跳ねた。　「250万台はいけるぞ」</p></blockquote>
<p>ソニーは常にヒット商品を狙い続けていました。</p>
<blockquote><p>「初回の3万台はもし売れなかったら、私が責任をとって会長を辞めます。君らは成果のことは何も心配しないで、思い切り売ることにだけ精力を傾けてください」　出席者は一瞬どよめき唖然とした顔で盛田を見た。その視線を盛田は穏やかに受け止めていた。</p></blockquote>
<p>ウォークマン発売前は「誰かがイヤフォンをつけていると、耳が遠いのだろうと思われかねない時代」で、販売会社のソニー商事含め懐疑論が非常に多く盛田氏はこう言って反対を押し切きりました。</p>
<blockquote><p>（USにおけるユニバーサルからのベータマックス訴訟で）いくつかの公開討論会には、盛田もパネラーとして出席した。　盛田はアメリカの市民にも高い人気があり、彼がパネラーとなった会場は、いつも溢れんばかりの人が集まった。盛田は決して流暢とはいえない、しかし誰にもはっきりと聞き取れ、説得力のある英語をしゃべった。　「USAは自由の国です。USAはイノベーションを先端で引っ張ってきた国です。それは世界中の国がよく知っています。そのUSAが、自由も技術革新も否定しては、USAではなくなってしまう」</p></blockquote>
<p>盛田氏は英語が堪能ではなかったが、中身のあるスピーチでアメリカ人を魅了していました。</p>
<blockquote><p>（ヨーロッパのソニー従業員の懇親会にて）「私がいまどういう気持ちでソニーという会社のことを考えているか、皆さんにお話しておきましょう」　前例のないことである。会場がいっぺんに静まり返った。　「まず、どんなことであれ、ソニーと関係を持ったすべての人が、そのことによってそれまで以上に幸福になって、ソニー商品を買った人はそのことで生活が豊かになって幸福になり、ソニー商品を売る人は利益を得ることで幸せになる。といったように、ソニーとなんらかの関係を持った人はすべていままで以上に幸せになる。これが私の願いであります」</p></blockquote>
<p>盛田氏の企業観が分かるスピーチです。</p>
<blockquote><p>ソニーではすでに64年に国内売上高を海外売上高が上回り、その後も着実にその差は開き、岩城が帰国した76年には国内売上げ1911億円に対して海外売上げが2725億円と1.43倍にもなっていた。</p></blockquote>
<p>設立から18年で海外売上高が国内を逆転しています。</p>
<blockquote><p>日本はバブル経済の真っ最中で、どこにもここにも金がうなっていた。ソニーも例外ではなかった。この時期、連結の売上げは左記のようにわずか2年で1兆3500億円も伸ばしてほぼ倍増した。<br />
87年　1兆5948億2600万円<br />
88年　2兆2036億100万円（38％増）<br />
89年　2兆9475億9700万円（34％増）</p></blockquote>
<p>凄まじい伸び。そして、ソニーはコロンビア買収に乗り出します。</p>
<blockquote><p>日本語のスピーチを行なうときの盛田は、構成とその論点だけを確認すれば、原稿を作ることなどめったになかった。しかし英語の講演の場合は盛田はいつも丁寧に原稿を準備し、実際に声に出して練習もした。あんなに軽やかで絶妙な盛田のスピーチも、大きなエネルギーと緊張感に支えられていた。まれに盛田は緊張のあまり重要な講演を引き受けたことを後悔し、身近なものに愚痴ることさえあった。「なんだってこんな講演を引き受けてしまったのだ」</p></blockquote>
<p>スピーチが得意だったが、その裏には必死の努力があったという。</p>
<p>＜まとめ＞<br />
ソニーも昔はいちベンチャーとして始まり、数々のヒット商品を出し、そのたびに猛烈に業容を拡大していきました。特に戦後10年、設立9年で上場、上場後4年間で売上を10倍にしているのは本当に素晴らしいです。一方で、その裏には数々の苦闘があったんだなというのがよく分かって、すごく共感できます。全般ものすごくおもしろいので、特にベンチャーに関わる人にはオススメです。</p>
<p>（<a href="http://suadd.com/wp/blog/992">上巻はこちら</a>）</p>
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		<item>
		<title>小説 盛田昭夫学校(上)</title>
		<link>http://suadd.com/wp/blog/992</link>
		<comments>http://suadd.com/wp/blog/992#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 28 Dec 2011 03:17:34 +0000</pubDate>
		<dc:creator>suadd</dc:creator>
				<category><![CDATA[本・芸術]]></category>

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		<description><![CDATA[


	
	小説　盛田昭夫学校（上） (講談社文庫)
	著者／訳者：江波戸 哲夫
	出版社：講談社( 2009-05-15 )
	定価：￥ 950
	Amazon価格：￥ 950
	文庫 ( 512 ページ )
	ISB [...]]]></description>
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	<p><em>著者／訳者：</em>江波戸 哲夫</p>
	<p><em>出版社：</em>講談社( 2009-05-15 )</p>
	<p><em>定価：</em>￥ 950</p>
	<p><em>Amazon価格：</em>￥ 950</p>
	<p>文庫 ( 512 ページ )</p>
	<p>ISBN-10 : 4062763559</p>
	<p>ISBN-13 : 9784062763554</p>
<hr class="tmkm-amazon-clear" /></div>
<p>一応、小説とあるのですが、ソニーの歴史には忠実に、様々な主人公の視点で生き生きと描かれています。経営という視点で見ると、他社をベンチマークするだけではなく、過去の偉大なベンチャーから学ぶことも重要なのではないかと思います。個人的に非常に勉強になることばかりだったので、抜粋コメント方式で行きたいと思います。</p>
<blockquote><p>東京通信工業の前身「東京通信研究所」は、45年10月1日、終戦からわずか2ヶ月後に、井深大を中心とした数人の仲間によって設立された。最初の拠点は日本橋の百貨店「白木屋」の三階。井深の知人が使わなくなった配電室を貸してくれたのだ。　当初、彼らは会社の存続のために、電気炊飯器の製造やラジオの修理・改造などを行なっていた。ラジオの修理・改造は戦争中、短波放送を聴くことのできないラジオを強要された多くの人に喜ばれた。</p></blockquote>
<p>終戦からわずか2ヶ月後に開始。この会社の記事を見て、23歳の盛田は、36歳の井深に手紙を書いて、翌年、東京通信工業が設立されました。</p>
<blockquote><p>発足したばっかりの東通工は、NHKとは第一スタジオの調整卓などいくつもの取引があった。その関係で井深も盛田もしばしばNHKに出入りしていた。（中略）ある日、井深はCIEの職員からテープレコーダーを見せられ、音を聞かされた。　井深はたちまちその音質のよさに魅了させられ、会社に戻るやいなや盛田にいった。　　「テープレコーダーだよ、われわれのやるべきものは。ワイヤーではなく、テープで行こう」</p></blockquote>
<p>テープレコーダーを発売する前はそこまで傑出していたわけではなかったようで、いろいろな仕事をしていました。</p>
<blockquote><p>テープレコーダーは東通工の規模を急速に大きくした。　G型の試作機が開発された49年には従業員数87名、売上高3200万だったものが、G型が発売された50年には従業員115人、売上高9700万円、H型が発売された51年には従業員159人、売上高1億5500万円、H型よりさらに小型のP型（ポータブル用）が発売された52年には従業員214人、売上高3億4300万円となった。　つまり従業員は2.5倍、売上高は10倍となった。数字の表面だけをたどればかなり順調に見えるが、製品の開発・製造・改良のために雇った従業員はそれが終われば当面の仕事はなくなるし、開発・改良費を惜しみなく使ったので、東通工の財政にはいつも厳しいものがあった。</p></blockquote>
<p>最初のブレイクスルーはテープレコーダー。</p>
<blockquote><p>46年に二十数人で始めた東通工は、わずか六年間で300人近い従業員をかかえるようになっていた。テープレコーダーの開発のために多くの専門家も雇い入れている。その開発が一段落しかけているいま、彼らをどうやって食わせていったらいいのだろう？　それができなければ彼らを首にしなければならない。しかし一生懸命に口説いて入社させた者ばかりだ、そんなひどいことはできない。　そう思いつめていたところへトランジスタの話が舞い込んだのだ。25000ドル（注：トランジスタ特許の使用料）という金額は当時の為替レートで900万円になる。サラリーマンの平均月給が1万円台の半ばだから、物価がおよそ20倍になっていると考えれば、現在の二億円に近い金額になる。</p></blockquote>
<p>6年間で300人近い従業員、そして社運を賭けたこの特許の取得後、トランジスタラジオの開発には3年もかかっています。</p>
<blockquote><p>この（注：トランジスタラジオTR-55）発売と軌を一にして東通工株の店頭公開が実現することとなり、それらを新聞記者など関係者に発表する一連の日程が決められた。55年7月下旬の暑い盛りだった。</p></blockquote>
<p>なんと設立わずか9年で上場。トランジスタラジオの発売と同時。つまりほとんどテープレコーダーだけで上場。また上場時の従業員は400人程度。</p>
<blockquote><p>TR-63（注：小型トランジスタラジオ）は東通工の売上げに大いに貢献した。輸出額の推移はこうである。<br />
　55年　954万円<br />
　56年　6408万円<br />
　57年　3億2876年</p></blockquote>
<p>海外売上も順調に拡大</p>
<blockquote><p>トランジスタラジオの大成功に伴い東通工は凄まじい勢いで業容を拡大した。<br />
　55年3月期には、<br />
　売上高、3億5100万円<br />
　利益、4700万円<br />
　従業員、384名だったものが、<br />
　4年後の59年3月期には、<br />
　売上高、33億5000万円<br />
　利益、3億9000万円<br />
　従業員、2124名<br />
　となっている。この4年間で売上高は10倍、利益は8倍、従業員数は5.5倍に急膨張した。</p></blockquote>
<p>上場後の4年間で、売上10倍、利益8倍、従業員数5.5倍まで急拡大。</p>
<blockquote><p>「海外要員を求む＝SONY」59年秋、新聞にこんなキャッチフレーズの全面広告が掲載された。後世に語り継がれるのは「英語でタンカの切れる日本人を求む」というキャッチフレーズだが、それは翌年の求人広告だった。戦争で疲弊した日本経済は、50年から53年にかけての朝鮮戦争のお陰で急速に息を吹き返し、56年の『経済白書』は「もはや戦後ではない」と高らかに宣言し、間もなく高度成長期に足を踏み入れようとしていた。　海外で活躍できる。それは日本中の志ある若者の気持ちを捉えた。そうした若者が一人また一人と品川御殿山のソニー本社を目指した。</p></blockquote>
<p>こういう雰囲気の中での海外進出。</p>
<blockquote><p>「ゴミレターを整理してくれっていわれたんだが、ゴミレターって何ですかね？」　大河内が笑みを浮かべた。　「ご承知の通り、トランジスタラジオが飛ぶように売れていましてね。いま世界中の代理店希望者からインクワイアリー「照会状）が着ているんです。欧米関係のものは次々とはけるんだけど、中近東、アフリカなんてところの分は後回しになってどんんどん溜まっている。それをみんなゴミレターと呼んでいるんだ」</p></blockquote>
<p>トランジスタラジオはその性能から世界中（アフリカ、中近東含む）から注文が殺到していました。</p>
<p>&#8230;<a href="http://suadd.com/wp/blog/999">下巻に続きます</a></p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>人間における勝負の研究―さわやかに勝ちたい人へ</title>
		<link>http://suadd.com/wp/blog/986</link>
		<comments>http://suadd.com/wp/blog/986#comments</comments>
		<pubDate>Sat, 17 Dec 2011 07:13:50 +0000</pubDate>
		<dc:creator>suadd</dc:creator>
				<category><![CDATA[本・芸術]]></category>

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		<description><![CDATA[


	
	人間における勝負の研究―さわやかに勝ちたい人へ (ノン・ポシェット)
	著者／訳者：米長 邦雄
	出版社：祥伝社( 1993-02 )
	定価：￥ 560
	Amazon価格：￥ 560
	文庫 ( 251  [...]]]></description>
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	<p><a href="http://www.amazon.co.jp/%E4%BA%BA%E9%96%93%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E5%8B%9D%E8%B2%A0%E3%81%AE%E7%A0%94%E7%A9%B6%E2%80%95%E3%81%95%E3%82%8F%E3%82%84%E3%81%8B%E3%81%AB%E5%8B%9D%E3%81%A1%E3%81%9F%E3%81%84%E4%BA%BA%E3%81%B8-%E3%83%8E%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%83%E3%83%88-%E7%B1%B3%E9%95%B7-%E9%82%A6%E9%9B%84/dp/4396310498%3FSubscriptionId%3D0E07AAEWF6H0K9NG0282%26tag%3D220b-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4396310498">人間における勝負の研究―さわやかに勝ちたい人へ (ノン・ポシェット)</a></p>
	<p><em>著者／訳者：</em>米長 邦雄</p>
	<p><em>出版社：</em>祥伝社( 1993-02 )</p>
	<p><em>定価：</em>￥ 560</p>
	<p><em>Amazon価格：</em>￥ 560</p>
	<p>文庫 ( 251 ページ )</p>
	<p>ISBN-10 : 4396310498</p>
	<p>ISBN-13 : 9784396310493</p>
<hr class="tmkm-amazon-clear" /></div>
<p>将棋棋士の米長邦雄氏による「勝負の研究」。すでに引退済みで、もう70近いはずなのですが、<a href="http://news020.blog13.fc2.com/blog-entry-1450.html">Twitterが話題になったり</a>もしてますね。</p>
<p>ビジネスでは直接ライバルと対峙するということはあまりないわけですが、将棋では一対一の勝負しかありません。そういった中で長年、戦ってきた米長氏の勝負感が垣間見れて、非常に勉強になりました。</p>
<p>特にカンが、その人すべてを「しぼったエキス」であるという考え方や、勝負で勝つためには最善手のみを選択するのではなくて、相手にとって難しい手を打って泥沼に引きずり込む、というのはなるほどなぁと思いました。</p>
<p>30年くらい前の著作なんですが、まったく色褪せていなくて、おもしろかったです。</p>
<p>＜抜粋＞<br />
・カンというのは自分が好きで必死で取り組んでいないと、働かないものです。嫌いな分野とか、やりたくないなと思っている仕事で、鋭いカンが働いたという話は聞いたことがありません。<br />
・人間にとって大切なものは、努力とか根性とか教養とか、いろいろあります。しかし、一番大切なものはカンだ、と私は思っています。カンというのは、努力、知識、体験といった貴重なもののエキスだからです。その人の持っているすべてをしぼったエキスです。<br />
・遊びが勝負のマイナスになるとは、私は信じません。ひと通りの遊びをしましたが、私の将棋にマイナスになったものはない。一歩ゆずって、最低の感想としても、自分が、それを罪悪感のようなものを抱きながらやった場合はマイナスになるかもしれないが、いわれのない罪悪感など持たなければ、マイナスになるはずがない、とだけは言えます。遊びこそ人生修行の課程の一つなのです。<br />
・私は、難局になると、相手の側に立って考え、一番むずかしい手、一番結論の出しにくい手を指して、相手に手を渡すようにしています。手が広くて、わからなくなるような局面に導いていきます。いわば泥沼に引きずり込むわけです。　相手は困る。私だってわからない。そうすると、弱いほうは余計にわからないので、間違いやすくなる。そして、いっぺんに形勢を損なうのです。<br />
・実戦では、必ずしも最善手ばかりを指せなくてもかまわないのだ、という「雑の精神」を言い換えますと、戦いというのは、相手にどこまでなら点数を与えても許されるのか、つまり許容範囲で捉えていく、という発想です。　要するに、決定的に負けになるとすればどこなのか、そういう感覚で、常に対局に臨めば、勝負はなんとかなる、という勝負感なのです。<br />
・世の中に真実が一つしかない、人間のあるべき姿は一つしかないと考えるのはおかしい。将棋では「こう指しても一局」とよく言います。最善手は常に一手だけで、必ずそれを指すべきだと考えれば、誰も将棋は指せなくなる。世の中のことも、きっと同じでしょう。バランスが片一方に偏りすぎていると見た場合に、私は、少々極端に見えることを言うことがあるのは、何事にもバランスと許容範囲というものを大切にしたいからです。</p>
<p>P.S.昨夜、ZyngaはNasdaqに上場しました。私に関わりのあるすべての皆様に感謝いたします。</p>
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		<item>
		<title>自分思考</title>
		<link>http://suadd.com/wp/blog/982</link>
		<comments>http://suadd.com/wp/blog/982#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 23 Nov 2011 08:11:06 +0000</pubDate>
		<dc:creator>suadd</dc:creator>
				<category><![CDATA[本・芸術]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://suadd.com/wp/?p=982</guid>
		<description><![CDATA[


	
	自分思考
	著者／訳者：山口 絵理子
	出版社：講談社( 2011-09-21 )
	定価：￥ 1,300
	Amazon価格：￥ 1,300
	単行本（ソフトカバー） ( 194 ページ )
	ISBN-1 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[
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	<p><a href="http://www.amazon.co.jp/%E8%87%AA%E5%88%86%E6%80%9D%E8%80%83-%E5%B1%B1%E5%8F%A3-%E7%B5%B5%E7%90%86%E5%AD%90/dp/4062171694%3FSubscriptionId%3D0E07AAEWF6H0K9NG0282%26tag%3D220b-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4062171694"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41ZM%2B-%2B8%2BrL._SL160_.jpg" border="0" alt="" /></a></p>
	<p><a href="http://www.amazon.co.jp/%E8%87%AA%E5%88%86%E6%80%9D%E8%80%83-%E5%B1%B1%E5%8F%A3-%E7%B5%B5%E7%90%86%E5%AD%90/dp/4062171694%3FSubscriptionId%3D0E07AAEWF6H0K9NG0282%26tag%3D220b-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4062171694">自分思考</a></p>
	<p><em>著者／訳者：</em>山口 絵理子</p>
	<p><em>出版社：</em>講談社( 2011-09-21 )</p>
	<p><em>定価：</em>￥ 1,300</p>
	<p><em>Amazon価格：</em>￥ 1,300</p>
	<p>単行本（ソフトカバー） ( 194 ページ )</p>
	<p>ISBN-10 : 4062171694</p>
	<p>ISBN-13 : 9784062171694</p>
<hr class="tmkm-amazon-clear" /></div>
<p>バングラディッシュなど途上国でブランドバッグなどを作っているマザーハウスの山口絵理子さんの新作エッセー。誰もやってこなかったことを切り開いてビジネスを作り、悩みながらも前に進んでいく姿がとても清々しいです。</p>
<p>前例のないことをやろうとするといつでも人から反対されたり、批判されたりします。しかし、それを乗り越えたところにこそ「創造」があります。</p>
<p>誰もが賛成することに新しさと価値はない。</p>
<p>普段忘れがちなので、しっかり胸に刻んでおこうと思います。</p>
<p>＜抜粋＞<br />
・自分がこの国で生き残ってビジネスをしていくうちに、どんどん嫌な目に合って、どんどん嫌な自分になっていくようで、自分が壊れてしまいそうで……。自分のこと嫌いになるくらいだったらやめたほうがいいんじゃないかって正直思ったりする。だけど、私は自分が決めた道を歩いているんだから、やっぱりその分の代価は払わなければならない。<br />
・すでにネパールで何年も過ごしている人からは、　「ネパールは難しすぎる」　「今はやめときなさい」　「絶対うまくいかないから」　そんなことを散々言われた。でも本当にそうなのかな？　と自分に問う。前を歩いてきた先人たちが言うことが、いつも正しくて、それに従って歩いていたら、「創造」とか「新しいもの」っていう言葉は、この世には生まれてこない。絶対に例外は存在し、その例外が一本の道しかなかったところに、もう一つの小さな道をつくってきたんじゃないかなっていつも私は思っている。</p>
<p>P.S.以下もオススメです。</p>
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	<p><em>著者／訳者：</em>山口 絵理子</p>
	<p><em>出版社：</em>講談社( 2007-09-22 )</p>
	<p><em>定価：</em>￥ 1,470</p>
	<p><em>Amazon価格：</em>￥ 1,470</p>
	<p>単行本 ( 263 ページ )</p>
	<p>ISBN-10 : 4062820641</p>
	<p>ISBN-13 : 9784062820646</p>
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	<p><a href="http://www.amazon.co.jp/%E8%A3%B8%E3%81%A7%E3%82%82%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B2-Keep-Walking%E7%A7%81%E3%81%AF%E6%AD%A9%E3%81%8D%E7%B6%9A%E3%81%91%E3%82%8B-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BEBIZ-%E7%B5%B5%E7%90%86%E5%AD%90/dp/4062821230%3FSubscriptionId%3D0E07AAEWF6H0K9NG0282%26tag%3D220b-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4062821230">裸でも生きる2 Keep Walking私は歩き続ける (講談社BIZ)</a></p>
	<p><em>著者／訳者：</em>山口 絵理子</p>
	<p><em>出版社：</em>講談社( 2009-10-01 )</p>
	<p><em>定価：</em>￥ 1,400</p>
	<p><em>Amazon価格：</em>￥ 1,400</p>
	<p>単行本 ( 242 ページ )</p>
	<p>ISBN-10 : 4062821230</p>
	<p>ISBN-13 : 9784062821230</p>
<hr class="tmkm-amazon-clear" /></div>
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		</item>
		<item>
		<title>繁栄――明日を切り拓くための人類10万年史／マット・リドレー</title>
		<link>http://suadd.com/wp/blog/978</link>
		<comments>http://suadd.com/wp/blog/978#comments</comments>
		<pubDate>Sun, 20 Nov 2011 16:02:03 +0000</pubDate>
		<dc:creator>suadd</dc:creator>
				<category><![CDATA[本・芸術]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://suadd.com/wp/?p=978</guid>
		<description><![CDATA[


	
	繁栄――明日を切り拓くための人類10万年史（上）
	著者／訳者：マット・リドレー
	出版社：早川書房( 2010-10-22 )
	定価：￥ 1,890
	Amazon価格：￥ 1,890
	単行本 ( 29 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[
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	<p><a href="http://www.amazon.co.jp/%E7%B9%81%E6%A0%84%E2%80%95%E2%80%95%E6%98%8E%E6%97%A5%E3%82%92%E5%88%87%E3%82%8A%E6%8B%93%E3%81%8F%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E4%BA%BA%E9%A1%9E10%E4%B8%87%E5%B9%B4%E5%8F%B2%EF%BC%88%E4%B8%8A%EF%BC%89-%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%89%E3%83%AC%E3%83%BC/dp/4152091649%3FSubscriptionId%3D0E07AAEWF6H0K9NG0282%26tag%3D220b-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4152091649">繁栄――明日を切り拓くための人類10万年史（上）</a></p>
	<p><em>著者／訳者：</em>マット・リドレー</p>
	<p><em>出版社：</em>早川書房( 2010-10-22 )</p>
	<p><em>定価：</em>￥ 1,890</p>
	<p><em>Amazon価格：</em>￥ 1,890</p>
	<p>単行本 ( 296 ページ )</p>
	<p>ISBN-10 : 4152091649</p>
	<p>ISBN-13 : 9784152091642</p>
<hr class="tmkm-amazon-clear" /></div>
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	<p><a href="http://www.amazon.co.jp/%E7%B9%81%E6%A0%84%E2%80%95%E2%80%95%E6%98%8E%E6%97%A5%E3%82%92%E5%88%87%E3%82%8A%E6%8B%93%E3%81%8F%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E4%BA%BA%E9%A1%9E10%E4%B8%87%E5%B9%B4%E5%8F%B2%EF%BC%88%E4%B8%8B%EF%BC%89-%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%89%E3%83%AC%E3%83%BC/dp/4152091657%3FSubscriptionId%3D0E07AAEWF6H0K9NG0282%26tag%3D220b-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4152091657"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/61vRD7gk91L._SL160_.jpg" border="0" alt="" /></a></p>
	<p><a href="http://www.amazon.co.jp/%E7%B9%81%E6%A0%84%E2%80%95%E2%80%95%E6%98%8E%E6%97%A5%E3%82%92%E5%88%87%E3%82%8A%E6%8B%93%E3%81%8F%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E4%BA%BA%E9%A1%9E10%E4%B8%87%E5%B9%B4%E5%8F%B2%EF%BC%88%E4%B8%8B%EF%BC%89-%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%89%E3%83%AC%E3%83%BC/dp/4152091657%3FSubscriptionId%3D0E07AAEWF6H0K9NG0282%26tag%3D220b-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4152091657">繁栄――明日を切り拓くための人類10万年史（下）</a></p>
	<p><em>著者／訳者：</em>マット・リドレー</p>
	<p><em>出版社：</em>早川書房( 2010-10-22 )</p>
	<p><em>定価：</em>￥ 1,890</p>
	<p><em>Amazon価格：</em>￥ 1,890</p>
	<p>単行本 ( 296 ページ )</p>
	<p>ISBN-10 : 4152091657</p>
	<p>ISBN-13 : 9784152091659</p>
<hr class="tmkm-amazon-clear" /></div>
<p>世の中には悲観論が溢れています。例えば、石油がなくなりかけている、プリオンで死者が多数出る、地球が温暖化しつつあるなど。しかし、石油はなくならなかったし、プリオンでも死者はそんなに出ませんでした。地球温暖化についても、この地球にイノベーションが起こらなければの前提で、解決可能な可能性が非常に高いと本書は主張します。</p>
<p>また、懐古主義も根強く、昔のほうがよかった、と言うひとがいます。しかし、実際は100年前よりも圧倒的に豊かで安全に生活できるようになっているし、ひとが発展途上国で農場から都市の工場で働くのは、その方がいい暮らしができるからです。</p>
<p>もっと楽観的になって、人生を楽しもう、と思わせてくれる良書です。</p>
<p>＜抜粋（上巻）＞<br />
・つまり、貧しいとはこういうことだ。自分の必要とするサービスを買えるだけの値段で自分の時間を売れなければ貧しく、必要とするサービスだけでなく望むサービスまで手に入れる余裕があれば豊かだと言える。これまでずっと、繁栄や成長は、自給自足から相互依存への移行と同義語だった。<br />
・近ごろ、「フードマイレージ」を非難するのがはやっている。食べ物があなたの皿の上にたどり着くまでに長い距離を移動すればするほど、多くの石油が燃やされ、その途上で多くの平穏が乱されたことになるというのだ。だが、なぜ食べ物だけを狙い撃ちにするのか？　Tシャツマイレージやノートパソコンマイレージにも抗議の声を上げるべきではないのか？<br />
・食品を農家から店頭までに運ぶあいだに排出される二酸化炭素は、その食品の生産・消費の過程で排出される総量のわずか四パーセントにしかならない。イギリスの食品を冷蔵するときには、外国から空輸するときの10倍、消費者が自動車で自宅と店を往復するときには50倍の二酸化炭素が排出される。<br />
・最初のトラクターは優秀な馬に比べて優位なところはほとんどなかったが、地球のことを考えると、たしかに非常に大きなメリットが一つあった。エネルギー源となる餌を育てるための土地が必要なことだ。アメリカの馬の数は、1915年にピークの2100万頭に達しており、当時、全農地の約三分の一が馬の餌の栽培に充てられていた。そのため、役畜を機会に替えることで、広大な土地が人間の食糧を栽培するために放出される。<br />
・「私のような農民は食糧を生産するのに1930年代の技術を使うべきだと言いながら、MRIではなく聴診器を使う医者の診察を受けようとしないような人たちにはうんざりだ」<br />
・現代の遺伝子組み換えは、圧力団体に煽られた不合理な不安によって、生まれたとたんにあやうくもみ消されかけた技術だ。最初、その食品は安全ではないかもしれないと言われた。無数の遺伝子組み換え食品が食されたあとも、遺伝子組み換え食品による人間の病気の症例が一つも出なかったため、その議論は立ち消えになった。<br />
・アフリカ各国政府は、欧米の活動家による強力な運動によって遺伝子組み換え食品を規制するように説得されたため、三カ国（南アフリカ、ブルキナファソ、エジプト）以外では商業生産ができなくなっている。なかでも有名なのが2002年のザンビアの事例だ。グリーンピース・インターナショナルやフレンズ・オブ・ジ・アースなどの団体による運動により、遺伝子組み換え食品だから危険かもしれないと説得された政府が、基金の真っただ中に食糧支援を断る事態にまでなった。<br />
・帝国は、というより政府一般は、初めこそ民衆のためになることをするが、長く続くほど理不尽になる傾向がある。（中略）政府は次第にもっと野心的なエリートを雇うようになる。彼らは民衆の生活に対する干渉を強めることによって、社会が上げる収益からの自分の取り分を増やし、一方で強要する規則を増やし、最終的には金の卵を産むガチョウを殺してしまう。</p>
<p>＜抜粋（下巻）＞<br />
・ナイロビのスラムやサンパウロのバラック集落はたしかに、静かな田舎の村より暮らしにくい場所ではないのか？　そこに移ってきた人びとにとってはそうではない。どんなに生活環境が悪くても、都市にある相対的な自由とチャンスのほうが良い、と彼らは機会があるごとに熱っぽく語る。<br />
・どうやら、1700年から1800年のあいだに、日本人は集団で犂を捨てて鍬を選んだようだ。その理由は、役畜より人間のほうが安く使えたことにある。当時は人口急増の時代であり、それを実現したのは生産性の高い水田だった。（中略）豊富な食糧と衛生に対する入念な取り組みのおかげで日本の人口は急増し、土地は不足したが労働力は安かったので、犂を引く牛馬に食べさせる牧草を育てるために貴重な農地を使うより、人間の労働力を使って土地を耕すほうが、文字どおり經濟的である状態に達した。そうして日本人は自給自足を強め、見事なまでに技術と交易から手を引き、商人を必要としなくなって、あらゆる技術の市場が衰退した。<br />
・「農場からここに移って工場で働くようになったら、農業をしていたときよりもたくさんの服やいろんな種類の食べ物が手に入るようになったよ。それに家も良くなったし。だから、そう、工場に来てからのほうが生活は楽だね」<br />
・もしアメリカ航空宇宙局（NASA）が存在しなかったなら、どこかの富豪がただ名誉のためだけに、月に人を立たせる計画にすでに身代をつぎ込んでいないと断言できるだろうか？<br />
・経済協力開発機構（OECD）による大規模な調査によると、政府が研究開発に支出しても経済成長に目立った影響は見られないという。これは政府の思惑を裏切る結果だ。実際そうした支出は「私企業の研究開発費をはじめ、本来は民間が活用できる資源を占有してしまう」のだ。この少々驚くべき結論は各国政府にほぼ完璧に無視されている。<br />
・どの10年を取っても新たな悲観主義者が続々と登場し、自分が生きる時代こそ歴史が大きくその方向を変える支点だと主張して譲らない。<br />
・彼（注：ハーバード・マルクーゼ）は生活水準が下がり続けることによって起きる、マルクスの「プロレタリアートの貧困化」という概念を逆手に取り、労働者階級は資本主義によって過剰な消費を強いられたと論じた。この見解は学会のセミナーでは反応が良く、聴衆はさもありなんといった顔で頷く。しかし現実にはゴミも同然だ。地元のスーパーマーケットに行っても、選択肢が多すぎて何も選べず惨めな思いをしている人を目にした記憶は、私にはない。私の目に映るのは選択している人びとだ。<br />
・彼（注：プラトン）は書き留めるという行為が記憶力を衰退させていると嘆じた。<br />
・1970年代にイギリスのティーンエージャーだったころ、私が読んだどの新聞も、石油がなくなりかけている、化学物質によって癌が発生するようになる、食糧が不足している、氷河期が訪れようとしている、などと伝えていた。のみならず、イギリス経済の衰退は避けられず、ことによると全面的な破綻を迎えるなどとも報じていた。1980年代から90年代にかけて、イギリスが突如として繁栄をきわめて成長が加速し、健康や寿命、環境も好転したとき、私は大きな衝撃を受けた。<br />
・これまでのところ、20世紀に二度にわたって訪れた温暖化の波にもかかわらず、地球規模の気候変化によって絶滅が確認された種は一つもない。<br />
・世界はいまやネットワーク化されており、アイデアは過去に例を見ないほど盛んに生殖している。したがってイノベーションが起きる速度は倍増し、21世紀における生活水準は経済発展によって想像もつかないほどの高みまで向上するだろう。世界の最貧層までも、必需品はもとより贅沢品に至るまで入手できるようになると主張してきた。こうした楽観論はまちがいなく主流の思潮から外れているが、実際は人類滅亡を唱える悲観論より現実的であることを歴史が示しているとも述べた。</p>
<p>P.S.前エントリで紹介した福岡対談を記事にしてもらってます。我ながら結構おもしろいと思うのでどうぞ。<br />
・<a href="http://digimaga.net/2011/11/zynga-japan-yamada-gumi-kunimitsu-report">「起業は若いうちにやればやるほど得」『Zynga Japan』山田進太郎×『gumi』国光宏尚対談レポート</a></p>
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		<title>ザ・ニューリッチ―アメリカ新富裕層の知られざる実態／ロバート・フランク</title>
		<link>http://suadd.com/wp/blog/941</link>
		<comments>http://suadd.com/wp/blog/941#comments</comments>
		<pubDate>Sun, 11 Sep 2011 08:53:37 +0000</pubDate>
		<dc:creator>suadd</dc:creator>
				<category><![CDATA[本・芸術]]></category>

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		<description><![CDATA[


	
	ザ・ニューリッチ―アメリカ新富裕層の知られざる実態
	著者／訳者：ロバート・フランク
	出版社：ダイヤモンド社( 2007-09-14 )
	定価：￥ 2,100
	Amazon価格：￥ 2,100
	単行本 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[
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	<p><em>著者／訳者：</em>ロバート・フランク</p>
	<p><em>出版社：</em>ダイヤモンド社( 2007-09-14 )</p>
	<p><em>定価：</em>￥ 2,100</p>
	<p><em>Amazon価格：</em>￥ 2,100</p>
	<p>単行本 ( 264 ページ )</p>
	<p>ISBN-10 : 4478001197</p>
	<p>ISBN-13 : 9784478001196</p>
<hr class="tmkm-amazon-clear" /></div>
<p>ニューリッチとは資産1000万ドル以上の新富裕層のことで、本書ではニューリッチは、どういうひとびとで、どういう生活をし、何をしようとしているのかを明らかにした良書。新しい動きをウォッチしたいひとは必読だと思います。</p>
<p>個人的に一番おもしろかったのは、ニューリッチが自らの財産を子孫に残す、のではなく、どのように使うか、に焦点を当てているというところでした。そういったお金の使い道として、新しいタイプのNGOやNPOが生まれており、特にニューリッチの多くを占める成功した起業家が社会問題の解決に自らの力と金を使うのであれば、もっと世の中はよくなっていくのではないかと希望が持てました。</p>
<p>＜抜粋＞<br />
・1980年代に、流れが変わりはじめた。情報技術と資本市場、政府による規制緩和の進展により、富裕層が經濟的地歩を取り戻し始めたのだ。資産額上位1％の層が国全体の資産に占める割合は、1989年には30％に急上昇し、その後33％にまで上がっている。<br />
・長年、「ミリオネア（百万長者）」という言葉は「富裕層」と同義語だった。だが今日では、100万ドルあったところで、マンハッタンに2LDKのアパートを買うのがやっとで、高級住宅地のハンプトンズに住むことなどかなわぬ夢だ。（中略）その結果、両者の考える「富裕層」の定義は大きく異なってきている。<br />
・富は人間の最低の部分も、最良の部分も引き出す、とティムは言う。つまり、富は人間性を誇張するのだ。「金は自白剤のようなもので、人間の本質を引き出してしまう。だから、嫌なやつは金をもつとますます嫌なやつになる」<br />
・エチオピア国民や慈善家仲間からは賞賛されているバーバーも、大手の非営利組織からの受けは悪い。実際、彼はこうした組織にとって悪夢のような存在である。バーバーは「一縷の望み」によって、ユナイテッド・ウェイや赤十字、CAREといっった既存の大手慈善団体に寄付する必要がないことを示した。（中略）「ほとんどのNGOは、民間企業だったら破産している。私たちが生きているうちに変革の風が吹き、寄付をする人々が寄付金の使途についてもっとよく知るようになるだろう。実際の援助に寄付金の19％しか使っていない団体もあると知ったら、誰でもショックなはずだ」<br />
・リッチスタン人、特に短期間で富を築いた人々は、自分の能力を過信し、複雑化する社会問題も自分なら解決できると思いがちだと、マリーノは指摘する。「簡単に金を儲けると、財産がほのめかすほど自分は賢くないという事実を見失ってしまうのです。自己顕示欲が強く、世界を変えようとする人が多すぎる。最初の数年は私も同じ過ちを犯しました。でもいまは、この世界では傲慢は凶と出ることを知っています」<br />
・バーバーは、どんな援助にも成果目標を取り入れている。エチオピアの小規模NGOに資金を提供する場合、最初は第1四半期分の援助金しか渡さない。そのNGOが一定数の井戸を掘るなり、学校を設立するなりして目標を達成したら、初めて第2四半期分の援助金を渡す。目標を達成できなければ、援助を打ち切る。</p>
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		<title>自由はどこまで可能か＝リバタリアニズム入門／森村進</title>
		<link>http://suadd.com/wp/blog/932</link>
		<comments>http://suadd.com/wp/blog/932#comments</comments>
		<pubDate>Sun, 28 Aug 2011 13:27:36 +0000</pubDate>
		<dc:creator>suadd</dc:creator>
				<category><![CDATA[本・芸術]]></category>

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		<description><![CDATA[


	
	自由はどこまで可能か＝リバタリアニズム入門 (講談社現代新書)
	著者／訳者：森村 進
	出版社：講談社( 2001-02-20 )
	定価：￥ 756
	Amazon価格：￥ 756
	新書 ( 224 ペ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[
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	<p><a href="http://www.amazon.co.jp/%E8%87%AA%E7%94%B1%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%93%E3%81%BE%E3%81%A7%E5%8F%AF%E8%83%BD%E3%81%8B%EF%BC%9D%E3%83%AA%E3%83%90%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%82%BA%E3%83%A0%E5%85%A5%E9%96%80-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%A3%AE%E6%9D%91-%E9%80%B2/dp/4061495429%3FSubscriptionId%3D0E07AAEWF6H0K9NG0282%26tag%3D220b-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4061495429">自由はどこまで可能か＝リバタリアニズム入門 (講談社現代新書)</a></p>
	<p><em>著者／訳者：</em>森村 進</p>
	<p><em>出版社：</em>講談社( 2001-02-20 )</p>
	<p><em>定価：</em>￥ 756</p>
	<p><em>Amazon価格：</em>￥ 756</p>
	<p>新書 ( 224 ページ )</p>
	<p>ISBN-10 : 4061495429</p>
	<p>ISBN-13 : 9784061495425</p>
<hr class="tmkm-amazon-clear" /></div>
<p>リバタリアンはどのように考え、行動するかというのを（リバタリアニズムの中の）様々な説から検証している良書。2001年と少し前の新書なんですが、今読んでもぜんぜん色褪せてません。</p>
<p>僕は自分をリバタリアンだと考えているのですが、実際には今自分が当たり前と考えている考え方について、リバタリアニズムから検討すると、いつの間にか自分がリバタリアニズムと反していることがあることに驚きます。</p>
<p>リバタリアンであれば、国家による婚姻制度は認めるべきではないし、会社の賠償責任は無限であるべきだし、国民栄誉賞は認めるべきではないし、相続税は認めても累進課税は認めるべきではない（ただし、もちろんリバタリアニズムにもいろいろな説があります）。こういう思考実験というのはすごく刺激的でおもしろいです。</p>
<p>いまはまだ自分の中でもまとまっているわけではないけれども、折にふれて深く考えたり、ひとと議論したりしながら、自分の人生観を変えていきたいと思います。そのための入門として素晴らしい作品だと思います。</p>
<p>＜抜粋＞<br />
・訴訟遅延は確かに重大な問題だが、法的サービスは国家しか提供できないものではない。アメリカのリバタリアンは、紛争の解決は民間でもできるという発想から、専門的な民間の第三者による仲裁や和解といった「代替的紛争解決」（ADR）のサービスを高く評価している。アメリカにはADRを行う大きな会社や非営利組織が多数活動していて、利用者の満足を得ている。<br />
・興味深いことに、リバタリアンの中には、この点でアメリカよりも日本の刑事法制度の方が被害者の権利をよく保護していると主張する論者もいる。（中略）日本の刑事裁判ではアメリカと違って、被告人が悪い環境で育ったなどという言い訳が責任軽減事由としてはほとんど通用せず、また被告人と検察官との間のプリー・バーゲニング（有罪答弁取引）も存在しない一方、犯人が犯行を自白し、真摯に後悔して、被害者側に謝罪・賠償しその許しを得るということが基礎の有無や量刑において重要な役割を果たすといった事実を指摘する。<br />
・国家の中立性というリバタリアニズムの原理は、政府が教育の場などで特定の歴史観（唯物史観、新自由主義史観、民衆史観など）やライフスタイル（核家族、一夫一妻制、禁煙運動など）を押しつけたり援助したりすることも排除する。一夫一妻制だけを法的な婚姻制度として認めたり、特定の近親者だけに遺留分として相続財産への特権を与えたりすることは、この見地からは弁護しがたい。また政府が人々をその功績によってーー官尊民卑の観点からーー格付けする叙勲制度も廃止すべきである。<br />
・そもそも婚姻という制度を法的に定めなければならない理由は明らかでない。実際には多くの法制度は色々な点で既婚者を独身者よりも優遇しているが、この優遇も法の下の中立性と衝突するから、もっと根本的に、婚姻という制度を法的には廃止すべきである。<br />
・相続制度が廃止され、親への扶養義務が法的には最小化された社会の家族は、確かに現在の家族とはかなり変わってくるに違いない。そこでは親の扶養義務をめぐる争いはずっと少なくなり、遺産相続をめぐる紛争はほぼ消滅するだろう。成人した子供と親の間の関係はもっとドライなものになるだろう。そして代々続く「家」という観念も薄くなるだろう。法的な絆がないと（事実上の）離婚も多くなるかもしれない。このような変化を耐え難いと感ずる人もいるだろう。しかし自由を愛する人は、むしろそれをどろどろした血のしがらみからの開放と考えるだろう。親族関係は自発的な友人関係に近くなるのである。<br />
・これらの（注：リバタリアンの）要請をもっともよく満たすのは、何の例外も控除もない、一定率の所得税か消費税である。所得税の税率は、累進課税では、所得の少ない者のために所得が多い者を搾取することになり、不公正である。税金が市場制度の使用料のようなものだと考えれば、その額は市場で得られた所得に比例しているのが公正だろう。<br />
・大気や水の汚染は、その空間や水面の利用者の人身と財産への侵害に他ならない。工場主をはじめとする汚染者たちは、自分の財産の領域を超えて他人の人身と財産に損害を与えているのに、その責任を問われない。したがって最善の公害対策は、私的所有権、特に不動産所有権の厳格な執行ーー侵害行為に対する事前的な差し止めと、事後的な損害賠償ーーである。そしてその際、伝統的な過失責任ではなくて無過失責任主義を取るべきである。</p>
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		<title>フェイスブック 若き天才の野望／デビッド・カークパトリック</title>
		<link>http://suadd.com/wp/blog/895</link>
		<comments>http://suadd.com/wp/blog/895#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 01 Feb 2011 06:09:47 +0000</pubDate>
		<dc:creator>suadd</dc:creator>
				<category><![CDATA[本・芸術]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://suadd.com/wp/?p=895</guid>
		<description><![CDATA[


	
	フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた)
	著者／訳者：デビッド・カークパトリック
	出版社：日経BP社( 2011-01-13 )
	定価：￥ 1,890
	A [...]]]></description>
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	<p><a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF-%E8%8B%A5%E3%81%8D%E5%A4%A9%E6%89%8D%E3%81%AE%E9%87%8E%E6%9C%9B-5%E5%84%84%E4%BA%BA%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%AA%E3%81%90%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%81%AF%E3%81%93%E3%81%86%E7%94%9F%E3%81%BE%E3%82%8C%E3%81%9F-%E3%83%87%E3%83%93%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%91%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF/dp/4822248372%3FSubscriptionId%3D0E07AAEWF6H0K9NG0282%26tag%3D220b-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4822248372"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51jrsHR%2BEfL._SL160_.jpg" border="0" alt="" /></a></p>
	<p><a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF-%E8%8B%A5%E3%81%8D%E5%A4%A9%E6%89%8D%E3%81%AE%E9%87%8E%E6%9C%9B-5%E5%84%84%E4%BA%BA%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%AA%E3%81%90%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%81%AF%E3%81%93%E3%81%86%E7%94%9F%E3%81%BE%E3%82%8C%E3%81%9F-%E3%83%87%E3%83%93%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%91%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF/dp/4822248372%3FSubscriptionId%3D0E07AAEWF6H0K9NG0282%26tag%3D220b-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4822248372">フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた)</a></p>
	<p><em>著者／訳者：</em>デビッド・カークパトリック</p>
	<p><em>出版社：</em>日経BP社( 2011-01-13 )</p>
	<p><em>定価：</em>￥ 1,890</p>
	<p><em>Amazon価格：</em>￥ 1,890</p>
	<p>ペーパーバック ( 544 ページ )</p>
	<p>ISBN-10 : 4822248372</p>
	<p>ISBN-13 : 9784822248376</p>
<hr class="tmkm-amazon-clear" /></div>
<p>フェイスブックの立ち上げから今までを丁寧な取材から明らかにした良書。フェイスブックとザッカーバーグ（とその周辺の人物が）がどういうタイミングでどんな決断をし、発展を遂げてきたかが非常に鮮明に描かれています。</p>
<p>個人的に一番興味深かったのは、フェイスブックがヤフーへの10億ドル（約820億円）での売却の交渉の最中に、フェイスブックが社会人へのオープン登録制（それ以前は大学生と高校生のみ）の導入する辺り。</p>
<blockquote><p>「もしオープン登録制にした後も、ユーザー数と滞在時間が安定して伸びないようなら、あの10億ドルだか10億1ドルだかが、ぼくたちの欲しいものなのかもしれない」</p></blockquote>
<p>しかし、結果は</p>
<blockquote><p>約1週間後、大人たちはフェイスブックに入るだけではなく、入った後に友だちを招待したり、写真を載せたりと、アクティブユーザーのすることすべてをやっているらしいことが分かった。彼らはハマったのだ。　オープン登録以前、新規ユーザーの登録は1日に約2万人だったが、10月の第2週には、その数が5万人になっていた。</p></blockquote>
<p>となる。そして『まだ売り時じゃない』と。会社を経営していると、常に「ここが頂点なのではないか」という思いと、「まだまだこんなものじゃない」という思いが交錯しますが、フェイスブックでもどこでも同じなんだなと思いました。</p>
<p>また、全体として感じるのは、ザッカーバーグがものすごいアグレッシブにサービス自体にコミットしていること。時にそれは、ユーザーから強い反発を受けて、後戻りしたりしますが、それでもザッカーバーグは常に（彼の考える）あるべき未来を見据えて、既存サービスの大幅な変更（ニュースフィードは典型）を次々にしていきます。</p>
<p>それで、共同設立者のサベリンも含めて多くの敵を作ってしまうわけですが、それがゆえにフェイスブックが力強くここまで成長してきたのも事実です。ザッカーバーグの天才性や狂気性、そして成長を垣間見れるのも本書の魅力だと思います。</p>
<p>ベンチャーというのは、本当にスリリングな瞬間が多くて、しかしそれを乗り越えた時の達成感は代え難いものがあります。だから止められないわけですが、本書にはそういうストーリーが満載で、ベンチャーに関わる、もしくは関わりたい方であれば誰であってもオススメ、というか必読だと思います。</p>
<p>P.S.ちなみに、映画『ソーシャル・ネットワーク』と本書を読むとかなり違う部分がありますので、比べるとまた楽しいです。</p>
<p>＜抜粋＞<br />
・学生たちは、全学の「フェイスブック」写真がオンラインで検索できるようなフレンドスター的サービスを強く求めていた。オンライン人名録をつくるのに、それほど難しいプログラミングが必要ないのは明らかだった。サンフランシスコの起業家がつくれたサービスをハーバードの管理者たちがいつまでもつくれないでいるのはどうしたわけなのだ？<br />
・みんながレストランで食事をしている最中に、パーカーに彼の弁護士から電話が入った。悪いニュースだった。プラクソ社の取締役会はパーカーが保有していた50パーセント近くの持株を剥奪することを決定した。つまり今後、プラクソが買収されても上場されてもパーカーには1ドルも入ってこないのだ。<br />
・サベリンはフロリダの銀行口座を凍結した。　ザ・フェイスブックは、運営費を支払うことができなくなった。（中略）サベリンはザ・フェイスブックの運営に関して、ザッカーバーグと自分の役割を定めた合意書を用意したと告げた。だがサベリンは、ザッカーバーグが弁護士にもほかの仲間たちにも見せずにサインすると約束するのでなければ、その合意書を見せることはできないと主張した。<br />
・交渉が続く間、ザッカーバーグはパロアルト市ラジェニファーウェイ819番地の灯りを消さないために、自分の貯金をはたき続けた。（中略）ザッカーバーグと家族は結局この夏、総額で8万5000ドルをザ・フェイスブックのために支出した。<br />
・トライブのピンカスは1994年にバージニア州アーリントンで「フリーローダー」（Free-loader）というベンチャー企業を起こしていたが、パーカーは15歳でその会社でアルバイトしたことがあった。<br />
・「辞めるなんてとんでもない間違いだ。一生後悔するぞ。ザ・フェイスブックはすぐにものすごい会社になるんだ！　ビデオサイトなんて掃いて捨てるほどあるじゃないか」　しかし、言うことを聞かずにチェンはザ・フェイスブックを去ってビデオ・サービスを立ち上げた。それがユーチューブだった（同社は2006年にグーグルに16億ドルで買収された）。<br />
・ザッカーバーグとモスコヴィッツは徹底的に順序立てて仕事を進めた。ザ・フェイスブックが正式に運用を開始していない大学の学生で、ユーザー登録を試みようとする者も多かった。彼等は待機リストに登録され、その大学で運用が開始されると、メールで通知が送られた。待機リストに登録された学生の割合が20％を超えると、ザ・フェイスブックはその大学を運用の対象に加えた。<br />
・アップルは1ユーザーあたり毎月1ドル払ってくれるので、アップル・グループが拡大するにつれてザ・フェイスブックに入る収入も増えた。すぐにアップルからの広告収入は月額数十万ドルに達した。2005年のフェイスブックにとってはこれが事実上唯一の収入源だった。<br />
・写真はフェイスブックで最も人気のある機能になっただけではなく、フェイスブックはインターネットで最も人気ある写真サイトになった。リリース後わずかひと月で、85パーセントのユーザーが少なくとも一度は写真でタグ付けされた。<br />
・（ヤフーとの買収交渉時、姉のランディの回想）「弟は本当に葛藤していた。彼はこう言った。『これは大変なお金なんだ。ぼくの下で働いているたくさんの人たちにとって、それこそ人生を変えるかもしれないお金だ。だけどぼくたちには、これ以上もっと大きく世界を変えるチャンスがある。誰かがこのお金を手にすることが、ぼくにとって正しい行動とは思えないんだ』」<br />
・「2種類のアイデンティティを持つことは、不誠実さの見本だ」　ザッカーバーグが道徳家のように言う。（中略）自分が誰であるかを隠すことなく、どの友だちに対しても一貫性をもって行動すれば、健全な社会づくりに貢献できる。もっとオープンで透明な世界では、人々が社会的規範を尊重し、責任ある行動をするようになる。<br />
・ザッカーバーグはかなり以前から、ほとんどのユーザーが時間を費やしてまで複数のソーシャルネットワークで複数のプロフィールを作ったりしないことに気づいていた。さらに彼は、ハーバードとパロアルトでの延々と続く雑談で「ネットワーク効果」の知識を得ていた。ひとたび、ひとつのコミュニケーションプラットフォームへの集約が始まると、加速がついて勝者による市場総取りが起きる。<br />
・「ぼくたちにできる最善の策といえば、周りの世界と共にスムーズに動き、常に競争に励み、壁をつくらないことだ。いずれにせよぼくたちは、共有のほとんどがフェイスブックの外で起きるようになると考えているから、是非ともこれを進めていきたいと思っている。ぼくには成功を保証することはできない。ただ、今これをやらなければいずれわれわれは失敗すると思うだけだ」<br />
・（続いて）「そんな大胆な考えが会社の財政を脅かすのではないかと心配しなかったのか」と、私は聞いてみた。　「何十年間も価値の続くものをつくろうとしているなら正しい方向に議論を進めるしかない」と彼は言った。</p>
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		<title>ザッポス伝説／トニー・シェイ</title>
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		<pubDate>Sun, 09 Jan 2011 13:28:11 +0000</pubDate>
		<dc:creator>suadd</dc:creator>
				<category><![CDATA[本・芸術]]></category>

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	顧客が熱狂するネット靴店　ザッポス伝説―アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたか
	著者／訳者：トニー・シェイ
	出版社：ダイヤモンド社( 2010-12-03 )
	定価：￥ 1,680
	Amazo [...]]]></description>
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	<p><em>著者／訳者：</em>トニー・シェイ</p>
	<p><em>出版社：</em>ダイヤモンド社( 2010-12-03 )</p>
	<p><em>定価：</em>￥ 1,680</p>
	<p><em>Amazon価格：</em>￥ 1,680</p>
	<p>ペーパーバック ( 416 ページ )</p>
	<p>ISBN-10 : 447801373X</p>
	<p>ISBN-13 : 9784478013731</p>
<hr class="tmkm-amazon-clear" /></div>
<p>（本書は<a href="http://suadd.com/wp/about#books">献本いただきました</a>。献本、ありがとうございます）</p>
<p>ものすごいリアルなシリコンバレーでの起業物語で、すごく楽しめました。著者はリンクエクスチェンジを起業し、MSに2億6500万ドルで売却。その後、ザッポスを含めて30社近くにエンジェル投資をしましたが、結局ほとんどうまく行かず、そして当時上手くいっていなかったザッポスに賭ける決断をしました。その際、全財産のほとんどをつぎ込んだそうです。</p>
<p>その後、CEOとして、ザッポスの立て直しと成功を導きました。この辺りの決断のディティールの一つ一つが非常におもしろく、勉強になります。アマゾンへの売却話も生々しく、セコイアなどのVCからのEXIT圧力が大きな要因のひとつであったと書いています。</p>
<p>投資を受けたベンチャーというのは、過酷なもので、EXITするか、IPOするか、どちらかを5年くらいのスパンで求められます。ウノウは幸いにして、非常に投資家に恵まれ、長い目で見守っていただきましたが、僕としては人生をかけて必ずリターンを提供したいと思っていたので、一定のEXITとなったのは本当に僕にとってすごくうれしいことであったし、非常に幸運であったと思います。とはいえ依然僕としてはZyngaに対して、恩義を感じていますし、引き続きZynga Japanの成功に全力を尽くしていきたいと思っています。</p>
<p>本書は、いいところも悪いところも含めて、生々しいベンチャーの現場を知ることができる良書だと思います。</p>
<p>P.S.本日は<a href="http://suadd.com/wp/blog/868">以前にご紹介した</a>日経エンタテインメント！さん主催の映画『ソーシャル・ネットワーク』試写会でした。ご来場いただいた方、前説で私のお話を聞いていただき、ありがとうございました。</p>
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