福岡で対談イベント出ます

Zynga(旧ウノウ)の山田進太郎さん×gumiの国光宏尚さんの対談「Fukuoka Startup School」

2011年11月5日(土)に福岡でgumi国光さんと対談イベントに出させていただきます。福岡周辺にお住まいの方は是非。

P.S.世界のエンジェルとかVCのひとが登録するAngelListに登録してみました。

お知らせ×3

いくつかお知らせをば

・TechCrunchのイベント「TechCrunch Tokyo 2011」のスタートアップバトルで審査員やらせていただきます。27日(木曜)締切なので、よければご応募ください。

イベント名称: TechCrunch Tokyo 2011(ハッシュタグ #tctokyo)
開催時間: 2011年11月29日(火)10:00〜20:00
※時刻は現在のところ予定となっております。最終確定次第このサイトでお知らせいたします。
会場: ラフォーレミュージアム六本木(東京都港区六本木1-9-9 六本木ファーストビルB1F)
主催: AOLオンライン・ジャパン株式会社
協力・協賛: 国内および外資系大手インターネット企業/IT企業を予定(近日公開)
プログラム:
セッション・キーノートスピーチ――現在調整中 ※確定次第このサイトでお知らせいたします
スタートアップバトル――スタートアップ企業によるプロダクトのデモプレゼンテーション
ミートアップと表彰式――ミートアップはランチとディナーを予定。夜はスタートアップバトルの勝者の表彰式も執り行います。

「Tokyo StartUp School」に登壇させていただきます。こちらは明日夜締切です。

「Tokyo StartUp School」 
日時:2011年10月30日(日曜)午後3時~6時 

内容:「創業期の経験談、WEBサービスの作り方など」
講師:山田進太郎氏(ウノウ創業者/Zynga Japan)
講師:衛藤バタラ氏(元mixi CTO/East Ventures)
講師:早剛史氏(美人時計創業者) 
講師:家入一真氏(ペパボ創業者/ハイパーインターネッツ代表取締役)
講師:ワイアード石原明彦氏 シフト管理ASPシフター開発者
進行:松山太河(クロノスファンド/East Ventures) 
ほかゲスト来賓(Blau村上直氏、クレイジーワークス村上福之氏)

・Entrepreneurs’ Mindというインタビュー・サイトに「ベンチャーでの経験×山田進太郎氏(1)」が公開されています。よろしければどうぞ。

『なぜ経済予測は間違えるのか?』は必読

前からそうでしたが、2008年に金融危機が起き、明らかに今までの経済学が現実社会では成り立たず、エコノミストの予測にはまったく根拠がなかったということが分かっているにも関わらず、なぜ未だに正規分布から導きだされた金融理論を使い、エコノミストの経済予測がまことしやかに信じられているのか。

ものすごく疑問だったのですが、本書を読むとすごくすっきりとします。一言で言えば代わる理論がない、というだけなのですけど。もちろん本書で代わりとなる統一的な理論が提示されているわけではないですが、それぞれの分野で少しづつ新しい考え方が生まれてきているのだなと思って、安心しました。

個人の戦略として重要なのは、今まで正しいとされていたことすべてに疑問を持って、今までのやりかたが間違っていたなら捨てて、確実に意味のあることをやる、ということでしかないのかなと思いました。

そして、間違っていることには加担しない、ということでしょうか。むしろ、個人的には、明らかに間違っていることが進行している世の中ではアービトラージはすごく取りやすいなと前向きに捉えるようにしています。

<抜粋>
・金融業界のこれほど多くの人々が、自分たちが管理しているリスクを誤解して、危険について知らなかったとすると、それはなぜか。私が思うに、経済理論の基礎をなす根本前提が間違っているからだ。つまり、数理モデルだけではなく、経済についてエコノミストがとる、現行の思考様式が完全に間違っているのだ。
・経済が予測しがたい理由の一つは、創発する特性があって還元論的分析になじまないからだ。これと同じく予測する際に重要な問題は、正のフィードバックと負のフィードバックのからみ合いがあることで、どんな流れにも、間もなくそれに対抗する流れが育つらしい。
・クオンツたちの後ろ暗い秘密は、用いられる道具がたいてい非常に単純だということだーー数学や物理学の博士号はほとんど箔をつけるためのもので、実際のところを言うと、リスクのモデル化という分野は、パスカルとその三角形の時代以降さほど変化していない。
・「たいていの経済学の論考や教科書には『バブル』という言葉は出て来ない。(中略)バブルが存在するという考えが、経済学や金融の世界の大部分ではいかがわしいこととされるようになっていて、経済セミナーでそれを持ち出すのは、天文学者の集まりで占星術を持ち出すようなことになっている」
・ゴールドマン・サックスのような会社に、金融の話がよくわからない人向けの二段階金利サブプライム・ローンをまとめる自由を最大限に与え、ほとんど何もないところから何兆ドルもの信用バブルを作り、うまく行かなくなると政府から金を引き出すというのは、フリードマンの頭にはなかったことだろう。
・学会や政府にいる主流のエコノミストは、完全な経済というピュタゴラス教的な幻想にまだ目をくらまされていて、誤りから学習できていない。この神話を拡げ続けることによって、大学やビジネススクールは、未来の金融危機の種を蒔いている。誤ったリスクモデルが経済のリスクを上げるのと同じように、経済が本来安定して自己調整すると見て、そのように扱うーー規制を緩めることによってーー世界観は、いずれその逆になる。
・言いたいのは、ただ経済が再帰的で、したがって予測しにくいということだけでなく、私たちの考え方や神話が経済を特定の形にし、不安定になるように細工するということでもある。これはたぶん、経済学理論が世界に影響し、そのため客観的だとは言い張れなくなる最も明らかな例だろう。
・利益のために取引することが、必ず善だったり悪だったりすることはない。それは脈絡に左右される秤の上に乗っている。アデア・ターナーは、「市場はすべて初めから善であるか、すべての投機は悪であるか、いずれかの前提で生きていく方がよっぽど難しいでしょう。現実はもっと複雑で、私たちは差引勘定や決断をしなければなりません。けれどもこの複雑な世の中では、それ以外のことはできません」と言う。

34歳になりました

ちょっと前ですが、9月21日、嵐の日に34歳になりました。Facebookでたくさんのメッセージと、サプライズで200本以上のバラをいただき大変うれしかったです。ありがとうございました。

抱負とかは特にないんですが、33歳は着実に前進しているという実感はありながらも、あまり目に見える結果がなかったので、今年は結果を出せればいいなと思っています。が、急いでもあまりいいことはないのでマイペースに長期的な視点で望んでいきます。

<お知らせ>
・YouTubeでプレイリストなるもの作ってみました。ハウスまたはテクノの好きな方は、suadd listを作業用BGMにどうぞ。
・FacebookもTwitterのようにフォロー(Subscribe)できるようになったということで、よろしければ僕のFacebookページもどうぞ。