世界半周で学んだこと

まだ世界半周したくらいですが、ちょっと日本で用事がいくつかあるためパリ経由で一時帰国しました。次は、数カ月後に同じ3ヶ月くらいで北ヨーロッパ、中東、アフリカ、インドを回る予定です。

3ヶ月弱、旅行していたことになります。じゃあこの間何を成果があったのか、と言われると、実際特にこれだ、というものがあるわけではないです。

ウユニ塩湖+4500mの高地から星を望むより
定番写真
定番写真 posted by (C)suadd

2時間半待ってマチュピチュを望むより
見張小屋の近くから一望できてすごく気持ちがいい
見張小屋の近くから一望できてすごく気持ちがいい posted by (C)suadd

えーっという感じですが、人生が3ヶ月足らずで変わる、なんてことはほとんどないはずです。だったらみんな世界一周すればいいという話なので、そんな人生甘いわけがありません。

僕は今まで、フリーで仕事したり、アメリカ移住したり、戻ってきて起業したり、たくさんのインターネットサービス作ったり、海外企業にバイアウトしたり、その外資企業の幹部として働いたり、と常に結構忙しく何かをしてきました。

だから内心、この旅でも何かを得よう、得てやる、と思って退社してから1ヶ月も待たず出発しました。

バルセロナでガウディ建築に圧倒されるより
サグラダ・ファミリア天井2
サグラダ・ファミリア天井2 posted by (C)suadd

グラナダでアルハンブラ宮殿を望むより
夕暮れ時のアルハンブラ宮殿
夕暮れ時のアルハンブラ宮殿 posted by (C)suadd

でも、イースター島とかガラパゴス諸島とかウユニ塩湖とかマチュピチュとか砂漠とかサグラダ・ファミリアとか、いつか行こうと思っていたところをひとつひとつ周りながら思ったのは、何か形のある成果がなくてもいいじゃないか、ということでした。

実際のところは本当にいろんな喜怒哀楽がたくさんあって、日本じゃ絶対にありえない悔しかったり辛い経験もしたし、でもそういう中で助けてくれてすごく嬉しかったりもしました。世の中には本当にいろんな感覚を持ったひとがいるなぁと思ったし、日本には絶対にない風景や建築物を見て言葉にできないほど感動もしました。

ではそれを具体的に仕事にどう生かすかについてはよく分からなかったし、どうすればいいんだろう、と途中まで思っていました。

超自然を感じざるを得ないイースター島より
15体のモアイ、日本企業の支援で復興
15体のモアイ、日本企業の支援で復興 posted by (C)suadd

スペイン/ジローナからダリを探す旅より
ジローナの街並み
ジローナの街並み posted by (C)suadd

でもよくよく今までを振り返ってみれば、ほとんどの大きな仕事は、ごく稀なチャンスから生まれています。だから、3ヶ月一生懸命仕事をすることより、何ヶ月か何年かに一度しかないチャンスを見つけて、きちんと掴まえる方が重要なのは確かです。

しかし、このチャンスを見つけるというのが非常に難しい。きちんと掴まえる、というのは仕事ができるひとなら的確にこなします。しかし、見つけることができないから、みんな見逃し三振を繰り返し、(資金が尽きれば)ゲームオーバーになるわけです。

ニューヨークは綺麗になってたより
Blue Note
Blue Note posted by (C)suadd

荒野のナスカの地上絵より
海鳥
海鳥 posted by (C)suadd

そのチャンスを見つけるのに役立つのが、冷静に状況を把握して本質を見抜き、それに対応する自分の能力やモチベーションを分析し、柔軟に今もっとも自分がやるべき重要なことを見つけることです。

それには、この旅での多様な日本では味わえない体験がすごく役に立つのではないかと思っています。

サハラ砂漠でノマドの家に2泊するより
ラクダに乗って
ラクダに乗って posted by (C)suadd

モロッコのマラケシュはいつでもお祭り騒ぎより
スークから
スークから posted by (C)suadd

現時点で僕は、ただ旅を楽しんだだけで、特に何か成果を得たわけではありません。だけれども、これから先のいろいろな決断に少しづつ影響を及ぼし、最終的には決定的に効いてくるのではないか、と思っています。

まぁこれも半周の時点での考えなので、また一周後には変わっているかもしれませんが。

地球のズレを感じる世界最大のイグアスの滝より
手前から奥まですべて滝、虹も見えます
手前から奥まですべて滝、虹も見えます posted by (C)suadd

ガラパゴスの不思議な生き物たちと戯れるより
ガラパゴスアザラシの子ども、人懐っこくてかわいい
ガラパゴスアザラシの子ども、人懐っこくてかわいい posted by (C)suadd

次はイスタンブールから再開です。

P.S.とはいえ、焦りというものは人の強いモチベーションになるし、満足できないからこそ創造的な仕事ができるというのも確かです。僕は現状に満足して何も得られなくていいと思っているわけではなく、今すぐ「これを得ました」というのは自分自身を制限することになるのではないかということです。

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世界一周その27ースペインの首都マドリッドと古都トレド

ジローナからは、Ryanairがマドリッドまで飛ばしており使ってみます。Ryanairは大体1万円くらいでいろいろな所に飛べるようです。前に使ったVuelingは1万5000円くらいだったので、それより安いという超格安航空会社です。しかし、VISAチェックという謎の作業が空港で必要だったり、チケットをプリントアウトしていかないと漏れなく課金されたり、いろいろ注意があるのでよく調べてから行きます。

さて、スペインの首都マドリッド。しかし、個人的にはバルセロナの印象が強すぎて、正直言って肩透かし気味でした。確かに、王宮は荘厳だし、ソル(中心部)は賑わっているし、ソフィア王妃芸術センターのピカソ「ゲルニカ」は一見の価値ありです。しかし、街並みはバルセロナほど洗練されていないし、見どころも少なく、治安もそんなによくないらしい。まぁたまたまいた時が曇と小雨で寒かったりしたのが印象に響いてるのかもしれませんが。

プエルタ・デル・ソル
プエルタ・デル・ソル posted by (C)suadd

マヨール広場。なんか雲がすごいですね、この写真
マヨール広場。なんか雲がすごいですね、この写真 posted by (C)suadd

サン・ミゲル市場、超近代的
サン・ミゲル市場、超近代的 posted by (C)suadd

王宮
王宮 posted by (C)suadd

というわけで、せっかくなので電車で30分ほど離れた古都トレドにショートトリップ。まずは観光案内所を探したのですが、自分がどこにいるのかよく分からなくなってかなり探しました。それほど古い街並みが残り、迷宮的な作りになっています。というか、後で地図を入れてからもかなり迷ってましたが。。

ところで、欧米の地図ってすごく見づらいですよね。なぜかとずっと考えていたのですが、道の太さが表現されてないからじゃないかと思ってます。たぶん道に名前がついてるからそれで判別せよってことなんでしょうけども。道の名前が必ず表示されているわけでもないので、結果的に非常に分かりづらいんだと思います。

話は脱線しましたが、トレドのカテドラル(トレド大聖堂)はスペイン・カトリックの総本山らしく。今まで観た中で一番大きなカテドラルでした。

トレド大聖堂外観
トレド大聖堂外観 posted by (C)suadd

トレド大聖堂の彫刻
トレド大聖堂の彫刻 posted by (C)suadd

僕は、中世の絵はそんなに好きではないんですが、教会は割りと好きです。

なぜかと考えてみると、芸術というのは基本的にはコンテクスト(文脈)が非常に重要です。だから、中世のことを知れば中世の絵も好きになるかもしれません。しかし、教会というのは誰にでも分かりやすいすごさを持っています。その理由は簡単で、誰にでも布教しなければならないから。だから僕みたいなキリスト教徒ではない人間でも、教会を見れば「すごい」と思うし、敬虔な気持ちにもなるわけです。

トレド大聖堂のステンドグラス
トレド大聖堂のステンドグラス posted by (C)suadd

また話が脱線しましたが、トレド大聖堂は分かりやすくすごいなと思いました。まぁ作るのに3世紀くらいかかってますからね。。それから、トレドは川に囲まれた要塞のようになっているのですが、それを一望できるパラドール(古城を改装したホテル・チェーンのことを一般的にそういうらしい)があります。ここからの眺めは本当に絶景なので、ぜひ無理してでも言ってみてください。タクシーで行く価値ありです。一泊してもよかったかなと思ったくらいです。

トレドの街を外側から観る、川に囲まれて要塞になっています
トレドの街を外側から観る、川に囲まれて要塞になっています posted by (C)suadd

ここで日本で用事があり、いったんパリ経由で帰国します

<TIPS>
・トレドまではAVEというスペインの新幹線があります。この電車は超快適なのですが、僕の時は次の便が売り切れていてさらに2時間待ちしました。早目に確保しておいた方がいいかもしれません。
・トレド駅からトレド中心部までは、歩いて20分ほど。サン・マルティン橋という入口のあたりも趣きがあるので、バスやタクシーを使わないのもいいと思います。ただし、猛烈に登りなので、体力使いますが。

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世界一周その26ースペイン/ジローナからダリを探す旅

バルセロナで、密かにダリにも興味が出てきてしまったので、ダリ美術館のあるフィゲラスとダリの住んでいた通称、卵の家のあるカダケスに行こうと、ジローナという街に移動します。

ジローナの街並み
ジローナの街並み posted by (C)suadd

ジローナは本当にこじんまりとした街で川沿いの風景が綺麗な街でした。カテドラルには、「天地創造のタペストリー(刺繍布)」という有名な見所もありますが、やはりのどかな雰囲気を楽しむ街でしょう。

ジローナのカテドラル中
ジローナのカテドラル中 posted by (C)suadd

ジローナの天地創造のタペストリー
ジローナの天地創造のタペストリー posted by (C)suadd

ここから卵の家のあるカダケスには、1日2本しかないバスで1.5時間。しかし、最初の1時間は僕しか乗っていないという貸切状態。カダケスはビーチリゾートとして有名なんですが、時期は春なのであまり行く人はいないようです。

カダケスの街並み
カダケスの街並み posted by (C)suadd

卵の家は、ダリが愛妻ガラと暮らした家なわけですが、海沿いに立ち、ひとつひとつの部屋にダリのこだわりが見られる素晴らしい家でした。各部屋はそんなに広くないのですがそれぞれテーマがあり、ベッドから優美が見れる鏡が設置してあったり、湾が一望できるアトリエがあったり、気持ちのよい裏庭(かなり広い)があったりしてとても住みやすそうでした。まぁ訳の分からないオブジェで埋め尽くされてましたけど…

ダリ/卵の家外観
ダリ/卵の家外観 posted by (C)suadd

ダリ/卵の家のアトリエ
ダリ/卵の家のアトリエ posted by (C)suadd

続いて、フィゲラスにバスで移動して、ダリ美術館です。こちらはダリ自らが設計したというだけあって、建物自体もダリ的なエキセントリックな装飾や構造になっており、ふらふら混乱しながら見ているうちに一周してました。

ダリ美術館、入口からして奇抜
ダリ美術館、入口からして奇抜 posted by (C)suadd

なんというか、ダリは実際は極めて常識人であったという話もありますが、僕の周りの割りと変わったひとたちも意外に普段は普通の生活を送っていたりします。だから、ダリもある時は常識人であったと同時に、ある時は誰にも分からない発想で芸術作品を作っていったのだろうなぁと想像しました。

ダリ美術館、中庭
ダリ美術館、中庭 posted by (C)suadd

フィゲラスからは電車でジローナへ。本当は2日に分けて行こうと思ってたのですが、意外に乗り換えの接続がよかったので、1日で全部回ることができました。この行き方は割りとオススメです。

次はスペインの首都マドリッドへ。

<TIPS>
卵の家は予約必須です。
・カダケスはバスしかないのでかなりアクセスが悪いです。フィゲラスかジローナからバスで行きますが、本数も少ないので時間を見計らって行く必要があります。
・ダリ美術館は地元の中学生高校生くらいの遠足スポットになっているらしく、かなり混んでいました。が特に並ぶこともなく入場できました。

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世界一周その25ーバルセロナでガウディ建築に圧倒される

グラナダからバルセロナへ。そしてバルセロナと言えば、サグラダ・ファミリア。

ということで、早速観に行ったのですが、これに完全にやられました。建物自体の芸術性の高さもさることながら、街全体をデザインし直すという強い意志を感じました。実際、サグラダ・ファミリアはバルセロナのどこからでも見えるだけでなく、ちょうど北西45度3ブロック先にあるサンパウ病院から道を作っています(本来は四方に作りたかったらしい)。またご存知の通りサグラダ・ファミリアは未だ建設中で、ガウディ死後100年でようやく完成予定というスケールの大きさにも圧倒されました。

サグラダ・ファミリア外観
サグラダ・ファミリア外観 posted by (C)suadd

サグラダ・ファミリア天井2
サグラダ・ファミリア天井2 posted by (C)suadd

サグラダ・ファミリア、塔の階段
サグラダ・ファミリア、塔の階段 posted by (C)suadd

夜のサグラダ・ファミリア、池に写って幻想的
夜のサグラダ・ファミリア、池に写って幻想的 posted by (C)suadd

これを創ったガウディ、そして、ガウディの大パトロンであったグエルという人物にも、異常に関心が出てきてしまい、とりあえず3泊くらいの予定であったバルセロナを1週間程に延ばして、他にもピカソ、ダリ、モデルニスモの建築家たちの作品、さらに他にも実はたくさんある見所も含めてじっくり観てきました。

カサ・ミラ外観
カサ・ミラ外観 posted by (C)suadd

カサ・バトリョ吹き抜け、上の方ほどタイルが濃くなっている
カサ・バトリョ吹き抜け、上の方ほどタイルが濃くなっている posted by (C)suadd

ガウディのように歴史の残る仕事をするにはどうしたらよいのだろうか?

ガウディは、カテナリー曲線など革新的な建築手法を取り入れつつ、自然物から着想を得たという独創的なデザインで、後世の建築家だけでなく、芸術家、市井のひとびとにまで強い影響を与えました。そして、それを支援した実業家グエルも、ガウディに依頼したグエル邸やグエル公園といった建築物が現代にまで世界遺産として残っています。

グエル公園、激込み
グエル公園、激込み posted by (C)suadd

コロニア・グエル教会堂外観
コロニア・グエル教会堂外観 posted by (C)suadd

僕は、せっかくこの世に生を受けられたからには、何かしら世界に貢献したいと思っています。つまりそれは世界に対して、何かしらの分野で革新的な仕事をするということです。

例えば、今ビジネスをしてお金儲けできていたとしても実際それが100年先に残る、どころか10年先に残るということもほとんどありません。だから、お金儲けではなく、世界にいかにインパクトのある仕事をするかを考えたいと思っています。

コロニア・グエル教会堂内部
コロニア・グエル教会堂内部 posted by (C)suadd

カサ・バトリョの天井照明、渦巻いてます
カサ・バトリョの天井照明、渦巻いてます posted by (C)suadd

その際に、重要なのはやはり歴史的な視点です。今までになかった何かを仕事に盛り込むこと。そして、それが以後の他のひとの仕事に決定的な違いを生じさせること。これにより、その仕事は歴史の転換点となり、記録されることになります。

こういった新しい仕事は、当然ながらその時には理解されないものです。理解される程度のものであれば、すでに誰かがやっています。だから、今は誰もやっておらず、理解もされないことで、10年後、100年後に当たり前になっているだろう仕事をしなければなりません。

カサ・マルティ(クアトラ・ガッツ)、ガウディたちが通ったレストラン
カサ・マルティ(クアトラ・ガッツ)、ガウディたちが通ったレストラン posted by (C)suadd

カテドラル、祭壇
カテドラル、祭壇 posted by (C)suadd

そんなことができるのだろうか?

ほとんどすべてのひとはそんな仕事をすることなく死んでいきます。だから、僕にもそんな仕事ができるかどうかは分かりませんし、むしろそうでない確率の方が圧倒的に大きいでしょう。しかし、それに向かって、生きていくことに大きな意味があると思っています。

そして、その仕事が歴史に残るかは、後世のひとたちが決めることなのです。

カサ・バトリョ屋上、左は暖炉の煙突
カサ・バトリョ屋上、左は暖炉の煙突 posted by (C)suadd

モンセラット、カタルーニャの聖地らしい
モンセラット、カタルーニャの聖地らしい posted by (C)suadd

バルセロナは僕にとってもっともこの世界一周で最も感銘を受けた街になりました。

ガウディだけでなくモデルニスモ(カタルーニャ版アール・ヌーボー)の建築物たち(特にサンパウ病院、カタルーニャ音楽堂)やピカソやダリの博物館もすごくよかった。海岸沿いも洗練されていて気持ちよかったし、スペイン広場の噴水ショーも噂通りすごかったです。

サンパウ病院、細かい造形がすごい
サンパウ病院、細かい造形がすごい posted by (C)suadd

カタルーニャ音楽堂、ドメネク作
カタルーニャ音楽堂、ドメネク作 posted by (C)suadd

バルセロナの海岸沿い
バルセロナの海岸沿い posted by (C)suadd

スペイン公園の噴水ショー
スペイン公園の噴水ショー posted by (C)suadd

噴水ショーからカタルーニャ国立美術館
噴水ショーからカタルーニャ国立美術館 posted by (C)suadd

それらをバルセロナ市が惜しみなく支援し、整備し、インフォメーションセンターや観光バスツアーも充実していて、誰にでも楽しめる観光都市になっているのが素晴らしかったです。東京でもこれくらいのことできるはずなので、ぜひ見習って欲しいなと思いました。

カタルーニャ美術館、美しい...
カタルーニャ美術館、美しい… posted by (C)suadd

モンジュイック城からバルセロナ
モンジュイック城からバルセロナ posted by (C)suadd

次は、ダリを探しにジローナへ向かいます。

<TIPS>
・バルセロナ情報はバルセロナ・エッセンシャルズが非常に便利です。大体の場所への行き方はこちらに書いてあります
・郵便局は20時と遅くまでやっていますが、土曜は14時、日曜はやっていないのでご注意
・スペイン広場の噴水ショーは5月は金曜土曜のみでした
サグラダ・ファミリアは予約しなくても列に並べば見られそうでしたが、エレベーターチケットは時間が10分単位で決まっており、早くなくなってしまいます。しかもネットでエレベーターは予約できません。よって朝一のものをネットで予約し、入場後すぐに係員を捕まえて、エレベーターチケットを購入するのがよいと思います。しかし、なんでこんなシステムになってるんだろう。。。
カタルーニャ音楽堂のツアーもかなりすぐにチケットがなくなってしまいますので、ネット予約した方が無難です。しかも割りとやってない日がありますので注意が必要です。
・ロープウェイは風が強いとよく運休するようです。行く前に確認した方がいいかもしれません。また、終わりも19時(5月の場合)とかなり早いので注意しましょう。バスで帰ってくることも可能です。
・モンラセット行きの電車は1時間に1本程度しかありません(土日だったからかも)。時間を見計らって行った方がよいと思います。
・スタバやマックでWiFi可能。スタバの場合は、店員さんに言ってパスワードをゲットします。

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世界一周その24ーグラナダでアルハンブラ宮殿を望む

マラガからグラナダまではバスで2時間ほど。ここではなんといってもアルハンブラ宮殿でしょう。

しかし、なんとアルハンブラ宮殿は予約が必要で、聖週間の週末にあたったためか数日間ソールドアウトで中を観ることができなかったという痛恨のミス。知らないというのは罪ですね。

とはいえ、アルハンブラ宮殿内もかなりの部分は無料で観ることができるためぶらっと行って、コーヒー飲んできました。

アルハンブラ宮殿まではおみやげ屋が並ぶ
アルハンブラ宮殿まではおみやげ屋が並ぶ posted by (C)suadd

アルハンブラ宮殿内は公園になっている2
アルハンブラ宮殿内は公園になっている2 posted by (C)suadd

それから、アルハンブラ宮殿は丘の上にあるため、その西側の丘にあるアルバイシンというエリアからアルハンブラ宮殿を一望することができます。ここにも2回行って、堪能してきました。特にちょうど満月だったので、アルハンブラ宮殿と満月が綺麗に見えて素晴らしい光景でした。

満月とアルハンブラ宮殿
満月とアルハンブラ宮殿 posted by (C)suadd

夕暮れ時のアルハンブラ宮殿
夕暮れ時のアルハンブラ宮殿 posted by (C)suadd

グラナダの街でもお祭りが行われていて、終始賑やかな雰囲気でした。

祭りのためすごい賑わい
祭りのためすごい賑わい posted by (C)suadd

街の中心にあるPlaza Isabel la Católica
街の中心にあるPlaza Isabel la Católica posted by (C)suadd

カテドラル、レベル高い
カテドラル、レベル高い posted by (C)suadd

アルバイシンヘ向かう道
アルバイシンヘ向かう道 posted by (C)suadd

グラナダの次は、バルセロナまで格安航空会社のVuelingを使って行きます。

<TIPS>
アルハンブラ宮殿はウェブ予約していきましょう
Vuelingはヨーロッパ各都市を結んでいる格安航空会社のためバックパック一つにも20ユーロなどとチャージされていきます。結局そこそこの料金になるのですが、それでも手軽に利用できるので利用価値大です。ちなみに、チケットはPDFで来ますが、プリントアウトしなくても、パスポートだけ持っていけばOKでした。

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世界一周その23ーマラガでピカソとヨーロッパ風神輿を見る

トレモリノスからマラガまでは電車で20分程度。マラガ辺りは(トレモリノスも含め)、コスタ・デル・ソルと呼ばれ、スペインのビーチリゾート地になっています。しかし、時期は春先なのでさすがに泳げず。

ということで、次にピカソ。ピカソはここで10歳まで育った、ということで、ピカソ美術館があります。この美術館は非常にハイセンスで展示自体もおもしろいのですが、ピカソの生前の写真や雑誌のカバー写真なんかが大量にあり、ピカソって生前からかなりのスターだったんだということを知りました。しかも、割りと上半身裸の写真なんかも多く、マッチョな感じだったのが意外でした。

ピカソ美術館はすごく洗練されてた
ピカソ美術館はすごく洗練されてた posted by (C)suadd

ピカソの生家、というか育ったマンション
ピカソの生家、というか育ったマンション posted by (C)suadd

マラガは、時期も夏ではなかったですし、スペインの中ではなんてことはない街なんでしょうけども、南米やモロッコから来た僕としては、建築物のレベルが格段に高いし、きちんとメンテナンスされていて、すごく好印象でした。

カテドラル。クオリティ高すぎ
カテドラル。クオリティ高すぎ posted by (C)suadd

ふとした風景が芸術的
ふとした風景が芸術的 posted by (C)suadd

まぁ単純に、モロッコで常にねっとりとした視線を感じていて、何分かに一度話しかけてくるボッタクリや詐欺師を完全無視しなければならないという苦行から解かれた開放感も大きかったと思いますけど。

ローマ時代のコロシアム
ローマ時代のコロシアム posted by (C)suadd

一人には多すぎる
一人には多すぎる posted by (C)suadd

お祭りのため人通りがすごい
お祭りのため人通りがすごい posted by (C)suadd

ちょうど4月頭はスペインでは聖週間というお祭りが開かれていて、街中もお祭りで大変賑わってました。夕方くらいからは、日本で言えば神輿行列みたいなものが出てました。この神輿はキリスト教の宗教的場面を切り取ったようなオブジェが載っており、ブラスバンドに合わせて、上下左右に揺れながら少しづつ前進するというものです。こういうの初めて観たので、どこでも祭りというのは同じようなフォーマットなんだなと興味深かったです。

マラガではお祭りの準備中
マラガではお祭りの準備中 posted by (C)suadd

スペイン風の神輿行列のひとびと
スペイン風の神輿行列のひとびと posted by (C)suadd

スペイン風の神輿、左右に揺れながら少しづつ前進する
スペイン風の神輿、左右に揺れながら少しづつ前進する posted by (C)suadd

すごいひとの数。お祭りなので子どもは大はしゃぎ
すごいひとの数。お祭りなので子どもは大はしゃぎ posted by (C)suadd

次はアルハンブラ宮殿のグラナダへ。

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世界一周その22ージブラルタル海峡をフェリーで渡る

わざわざモロッコ/タンジェまで陸路を使って来たのは、ジブラルタル海峡をフェリーで渡りたかったから。なんか飛行機使うより夢があるかなってだけですが。。

しかし、この行程は結構いわくつきで、モロッコからの出国拒否されたひとがいたり、タンジェに新港ができてそれがすごく遠かったりとネット上の情報が錯綜していました。

タンジェのホテルで聞いたところ、「アルヘシラスには45キロ離れた新港からしか行けないが、タリファという街までなら行ける」という話だったので、まぁ出国さえできればなんとかなるだろうという予測のもとに、翌日タンジェ旧港に徒歩で向かいます。

旧港ではいくつかのフェリー運行会社が並んでおり、とりあえず「高速」と謳っている運行会社のオフィスに入ってみます。そしたら、次のタリファ行きは10分後だというので、「間に合う?」と聞くと、「たぶん」と言うのでそのチケットを購入。急いでフェリー乗り場へ向かいます。

しかし、出国手続きがどう考えても間に合わない長さ。しかも、一人ひとりにやたらに時間がかかっており、もはや無理、次の便いつなんだろう? と諦めかけたところ、目の前の男性が奥にいるひとと何やら話をし終わると、僕に対して「待っててくれるから焦らなくていいよ」と教えてくれました。なんていいひと。

出国手続きも拒否されないかドキドキしていたのですが、何事もなく通過し、急いでフェリーに向かいます。フェリーは意外にもかなり設備は新しく、中にはコーヒーショップや売店もありました。結局30分ほど遅れて出発。40分くらいであっという間に到着。

それから、あっさりとした入国手続きをして外に出ると、バスがいました。どうやらフェリーの乗客専用でアルヘシラスまで無料で行ってくれるらしい。ラッキー、ということで搭乗。

スペインからアフリカ大陸(バスで移動中のため見にくいですが)
スペインからアフリカ大陸(バスで移動中のため見にくいですが) posted by (C)suadd

30分程度でアルヘシラス到着。そこから、バスターミナルまで10分ほど歩きます。バスターミナルはさすがスペインという感じで、あらゆるところへの路線が出ており、しかも電光掲示板でいつどこ行きかまで表示されています。併設されているカフェはインターネットも使えました。

そこからマラガまで1時間半ほどで到着しました。宿はトレモリノスという隣町に取っていたので、タクシーで定額約20ユーロ。この日はトレモリノスをちょっと散策して終わりました。

トレモリノスのビーチ。さすがに4月は泳いでるひとはいない。
トレモリノスのビーチ。さすがに4月は泳いでるひとはいない。 posted by (C)suadd

トレモリノスのビーチにできた土のオブジェ、見たことないクオリティ
トレモリノスのビーチにできた土のオブジェ、見たことないクオリティ posted by (C)suadd

わざわざトレモリノスにしたのは、日本人宿(Hotel La Luna Blanca)があって、ここで先日メルズーカーフェズ間のバスで壊してしまったKindleの新しいものをAmazon.esから送り、受け取ってもらうことになっていたからでした。ホテルに着いたら早速届いた小包を渡していただけました。ちなみにいくつかのホテルにも問い合わせしたんですがノーレスポンス… やはりこういう時は日本人宿ですね。

久しぶりにゆっくりとバスタブに浸かれたし、朝食は完璧な日本食だったし、モロッコでだいぶ緊張していたためかかなりリフレッシュできました。トレモリノスもビーチくらいしかないのですが、すごくのんびりとした街で夏はすごくいい感じなんだろうなぁと思いました。マラガ辺り(グラナダ、ミハス、ネルハの洞窟など)を攻めたいひとはここを拠点にレンタカーするといいと思います。

次はマラガへ向かいます。

<TIPS>
・Amazon.esでKindle 4を買った際には、超特急オプション(約1000円)を使ったら丸1日くらいで配達されました。ちなみにまだKinlde Touchは発売されていないようです。
・スペインはどうもバス網がかなり発達しているようで、どこにでもバスで行けます。大体がバスが一番安い値段で、次に格安航空会社、最後が長距離電車です。ただし、直前に買うなら格安航空会社も1万5000円くらいはします。

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世界一周番外編ー意外と知らない海外で現地マネーを一番お得に手に入れる方法

世界一周をしていると、どうやって現地マネーを一番お得に手に入れるかは結構重要な関心ごとなのですが、ようやく最適解が分かってきましたので、各方法についての検証と最適解についてまとめました。僕もいろいろ調べるまでは、かなり損していました…

・円をドルやユーロに替えて持ち込む
日本の銀行で1ドル/ユーロ辺り3〜4円程度の手数料がかかります。さらにドルやユーロ圏でない場合はそこからさらに現地通貨への手数料がかかります。

・トラベラーズチェック(T/C)にして持ち込む
シティバンクなどではT/C発行手数料無料というプランもありますが、これはいわゆる対顧客電信売レート(TTS)に対してでありこの時点で1ドル/ユーロ辺り1円〜の為替手数料がかかっています。また、現地で1%〜もしくは1回辺り500〜2000円程度の手数料がかかってきます(シティバンク同士なら無料かもしれませんが、保証はなし)。また窓口に2回も行かなければならないため非常に面倒でもあります。

・円をそのまま持ち込んで両替する
現地の銀行や両替屋で大体3%〜の手数料がかかります。さらに1回辺りの手数料が取られるケースもあります。また日本と縁の遠い国では円からの両替は不可能な場合があります。

・国際キャッシュカードを使う
例えば新生銀行の場合、4%の手数料がかかります。他も同程度となっています。

・クレジットカード決済する
これはお金を引き出すわけではありませんが、比較のために念のため書きます。クレジットカード発行会社別海外利用時の事務手数料一覧(参考)にあるように、基本的に1.6%〜2.5%の手数料がかかります。ただし、シティのプラチナカードの場合、この手数料が0%です(他にも存在するかもしれません)。年会費は高いですが、海外での利用が多い方は検討に値します。

・クレジットカードでキャッシングする
手数料はなしですが、銀行引き落としになるまでの期間の金利(年利18%の場合、40日だとすると約2%)がかかります。しかし、これは電話で問い合わせて、指定銀行へ銀行振込することで、繰り上げ返済することができます(できないところもあるかもしれません)。

また、三井住友VISAカードなどは、上記に加えて、1回辺りATM手数料として105円〜210円を徴収しています。キャッシングするクレジットカードを作る場合、ATM手数料がかかるのか確認する必要があります。

さらに、現地のATMでATM手数料を数ドル程度取るATMがあります。この場合、焦らず他のATM手数料が無料のATMを探すのが正解です。私見から、銀行にあるATMは無料のことが多い気がします。

<まとめ>
海外においては、適切なクレジットカードを作っておいて、ATM手数料のない現地ATMでキャッシングを利用する。そして、できる限り早く電話をして繰り上げ返済する。

これがもっともお得に現地マネーを手に入れる方法となります。

※適切なクレジットカードとは、キャッシング時にATM手数料がかからず、電話して振込で繰り上げ返済ができるカードです。
日本に帰ってから繰り上げ返済でいいのであれば、ATMでカードを差し込んでの繰り上げ返済だけでもいいかもしれません(長期旅行者には不可能、また三井住友VISAカードはATMでの繰り上げ返済時にATM手数料あり)。また大抵のカードではキャッシングが利用できるようにするには所定の手続きが必要ですので注意が必要です。
※上には書きませんでしたが、国際キャッシュカードとクレジットカードでのキャッシングは、他の方法に比べて圧倒的に便利というメリットがあります。ATMで自分のカードが対応しているPLUSかCirrusマークがあればよく、ATMはほとんどの国でたくさん存在しますので。それに比べると、T/Cは圧倒的に不便と言えます。

<注意>
本情報は2012年4月の情報であり状況は変化する可能性があります。特にキャッシングの繰り上げ返済については、できないようになるカードが出てくる可能性があるらしいです。何か間違っているところや新情報があったらコメントなどで教えてください。適宜変更します。

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世界一周その21ーフェズからジブラルタル海峡を望むタンジェへ

砂漠の町メルズーガからバスで7時間ほどでフェズというモロッコの古都に着きました。しかし、時刻は朝5時。暗い中で「タクシー?」と話しかけてくるひとがいます。ホテルの住所を告げると、「50DH(約500円)」というのですが、恐らく倍はボッてきてるだろうという予測のもとに25DHというとあっさり承諾します。しかし、実はこのひとはタクシーの運転手ではなくて、タクシーのところまで行くと、タクシー運転手から金をもらってました。そして、そのタクシー運転手はメディナの入口、ブー・ジュールド門まで来るとここからは行けない、という。

メディナの入口、ブー・ジュールド門。美しい
メディナの入口、ブー・ジュールド門。美しい posted by (C)suadd

フェズのメディナは迷宮、相当迷います
フェズのメディナは迷宮、相当迷います posted by (C)suadd

そこに新たな案内屋の若者が登場。夜行だったので疲れていたし、寒かったし、周りのレストランも1軒もやってないし、人気のないメディナをうろうろするのも怖かったので、「金は払わないぞ」と言っていると、「気持ちでいいよ」って言うので案内してもらいました。

10分ほどでホテルに着き、20DH(約200円)ほどあげようとすると「たったの2ユーロ?!」とか言って受け取らない。しょうがないなぁと思って、怒ったフリで「じゃあ払わない。むしろお前のおかげでナーバスになったから、お前が俺に払えよ」などと言っているとおとなしくなったので、20DHをねじ込んでホテルに入り込みました。

しかし、後味悪いことには変わりなく。モロッコではこういったことが日常的に起こります。街を歩いていても、やたらに話しかけてくるので、完全に無視しなければなりません。別に大した金額じゃないからあげればいいじゃんとも思ったのですが、あげようとすると、つけあがって要求してきます。

だから、どう転んでも後味が悪いのです。このひと達恥ずかしくないのかなと思ったりしたのですが、どうやら外国人価格というのは彼らの常識なのでなんの良心の呵責も感じてないようです。

もちろんレストランとかホテルやハマム(モロッコのサウナ&マッサージ屋)みたいなところではすごく親切で、すごくいい方向に働くこともあるのですが、、、そういう場合はチップを弾んでました。

フェズの市街をホテルの屋上から
フェズの市街をホテルの屋上から posted by (C)suadd

フェズのモスク、非常に繊細な作りで素晴らしかったです
フェズのモスク、非常に繊細な作りで素晴らしかったです posted by (C)suadd

さて、フェズもタンジェも(マラケシュも)基本的には、迷路のようになっているメディナ(旧市街で商店が並んでいる)がありますが、フェズが一番巨大で迷路になっています。僕も何度も自分がどこにいるのか分からなくなって、迷いました。どちらもマラケシュのものに比べて、だいぶおとなしい感じ。

タンジェまでは電車で4時間ほど。かつてはだいぶ危険だったらしいのですが、今はそうでもないようです。ジブラルタル海峡が望めて景色がよいです。

タンジェの街並みをホテルの屋上から
タンジェの街並みをホテルの屋上から posted by (C)suadd

タンジェのメディナ内。高低差がありフェズのメディナに似てる
タンジェのメディナ内。高低差がありフェズのメディナに似てる posted by (C)suadd

フェズのメディナ内にあるモスク
フェズのメディナ内にあるモスク posted by (C)suadd

次は、ジブラルタル海峡をフェリーで渡ります。

<TIPS>
・4月頭のモロッコは割りと寒いし、雨も激しくないですがスコールのように夕方だけ降ったりしました。
・フェズの新市街の郵便局で日本への荷物発送が可能。荷物のダンボール箱やテープは郵便局のひとがくれるので持っていかなくてOK。カウンターの外にいるひとは案内屋なので無視しましょう。割りと小さなダンボール箱でも1万円近くしました。
・フェズからタンジェは電車は予約なしでもいけそうでしたが、本数が少ない(1日3本?)ので時間を見計らって行く必要があります。出発は20分くらい遅れてました。
・フェズ新市街は見るべきものはほとんどない。マックや一部のカフェでネット接続可能。

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世界一周番外編ーSIMロックフリーiPhone購入記(スペイン編)

ガラパゴス諸島でガラパゴスケータイの逆襲にあい、iPhone 4Sを水没死させてしまいました(冗談です、すべて自分が悪いです)。念のためにAndroidは持って来ているし、どうしようかなと思ったのですが、どうせ日本帰っても使いたいだろうし、次のiPhoneはしばらくは出なそうなので、思い切って購入することにしました。

まず、エクアドル/キトでアップルストアがあると言われてショッピングモールに行ったら、単なる正式リセラーでした。それでも買えれば満足だったのですが、16Gモデルしかなくかつ1040ドルもするといいます。16Gだと、写真やら音楽やらが全部入れられなくなるし、アメリカだと649ドルだしなと考えてパスしました。

次に南米からモロッコへの経由でスペイン/マドリードで一泊だけするためこの機会を狙います。早速近くのデパートに行ってみたところ各キャリアの携帯がたくさん売られていたのですが、残念ながらiPhoneは契約が必須だといいます。アップルストアはちょっと郊外にあるし、すでに7時を過ぎていたし、アップルのウェブ上ではスペインはシムロックな国になっていて、確実に買えるか分からなかったので、もはやiPod Touchで妥協しようかとも思ったのですが、せっかくなのでタクシーで行ってみることにしました。

郊外のCentro Comercial Parquesurというショッピングモールまではタクシーで18ユーロ(約1920円)払って行き、アップルストアに駆け込みます。そしたらビンゴで、iPhone 4Sだけでなく、新iPadすらSIMロックフリーで売られてました。値段も64GBで799ユーロとたぶんユーロ圏では標準価格なので、早速購入。

しかも、スペインでは、タックスリターンがあって81ユーロ戻ってくると言います。手続きだけアップルストアでしてもらいます。しかし、タックスリターンするためには出国するまで開封できません。僕の場合はトランジットなので翌日まで待てばよく、待つことにします。

空港では、タックスリターン手続きの窓口でハンコを押してもらい(税関承認印)、Global Blueとかいう窓口に行くと、キャッシュで返してもらうことができました(他にクレジットカードなども選択可能)。

早速、ラウンジでアクティベーションを試みますが、SIMカードが必須と言われます。やむなくソフトバンクのSIMカードを入れると無事アクティベーションできて、MacのiTunesに繋いて、リカバリ開始。

しかし、リカバリにはかなり時間がかかり、フライトの時間が来て一旦停止。機内で1.5時間くらいかけて復元しました。最後にバックアップした1週間前まで巻き戻ってしまいましたが、LINEも含めてほとんどのデータが復元できたので大満足です(8万強の出費になりましたが…)。

これで日本では、ドコモSIMなどを入れてSIMロックフリーが堪能できるようになったわけですが、どのように運用するかは日本に帰ってからゆっくり考えようと思います。

<TIPS>
・世界のアップルストアはこちらに一覧があります。
・どの国でどの程度タックスリターンされるかはGlobal Blueのホームページから計算できます。他に日本語公式ブログなどもありました。
・税関承認印があれば、成田空港や国内からでもタックスリターンできるようです。つまり、タックスリターンに必要なのは、買物をしたお店でその旨のレシートをもらうこと、出国時に税関承認印をもらうことが条件です。

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世界一周その20ーサハラ砂漠でノマドの家に2泊する

モロッコに来たのは、サハラ砂漠に行きたかったから。

ということで、マラケシュからメルズーガという街までバスで10時間ほどかけて向かい、そこからラクダに乗ってサハラ砂漠で本物のノマドの家に2泊する、というツアーに参加しました。

ラクダに乗って
ラクダに乗って posted by (C)suadd

ノマドの家、ブラックデザートにあります
ノマドの家、ブラックデザートにあります posted by (C)suadd

砂漠は本当にきれいで、ラクダに揺られながら数時間見ていても飽きませんでした。それからノマドの家。当然電気も水道もなく(シャワーもなく)、ヤギや鶏なんかを育てて生活しているようです。ケータイはラクダ使いの主人だけが持っていましたが、メルズーガで充電するそう。恐らく観光客を泊めるのが一番の現金収入になっている気がします。ちなみに、夜部屋の中でライトを使うと、常にうっすらと砂が舞っていて、とても精密機器を長期間使えそうにありませんでした。当然シャワーもない中で、体中砂っぽくなります。生活環境は非常に過酷です。

こう見えても日の出
こう見えても日の出 posted by (C)suadd

サハラ砂漠の砂丘
サハラ砂漠の砂丘 posted by (C)suadd

ずっと先はアルジェリア
ずっと先はアルジェリア posted by (C)suadd

ブラックデザートからの日の出、手前はノマドのペットの犬、まったく働きませんw
ブラックデザートからの日の出、手前はノマドのペットの犬、まったく働きませんw posted by (C)suadd

メルズーカも本当に何もない街なのですが、電気も水道もケータイもあります。そこから数時間離れた、圧倒的に過酷なところに住むのは、やっぱり伝統なのでしょうか。いくら自然がきれいとはいえ、それと生活は別物なはずです。砂漠の圧倒的な風景だけでなく、人間の不思議にも直面した気がしました。

ところで、通常、砂漠というといわゆる砂丘のでかいものという認識だと思いますが、しかし、砂丘砂漠というのはごく一部で、他はブラックデザートという平坦な黒い荒野が続くようです(少なくともモロッコでは)。メルズーカ自体もブラックデザートの中にあって、その脇に10キロ四方くらいの砂丘砂漠があり、ここをツアーするわけです。意外に小さいんだなというのが僕の印象です(ただ、360度砂丘が続きますけども)。

ヤギの親子、子どもが乳を吸うのを嫌がる親...
ヤギの親子、子どもが乳を吸うのを嫌がる親… posted by (C)suadd

砂丘砂漠はメルズーカの街の近くまで迫ってます
砂丘砂漠はメルズーカの街の近くまで迫ってます posted by (C)suadd

さて、メルズーカのホテルでシャワーを借りてさっぱりした後は、夜行バスでモロッコの古都フェズに向かいます。

<TIPS>
・マラケシュのバスターミナル(鉄道併設)ではWiFiが使えます
・メルズーカに空港はありません。日本からだとマラケシュかフェズからバスになると思います
・スープラバスは思ったより新しくて設備がよい。道も悪くないので、割に快適です。ただ、夜間の場合は冷えるので防寒具があった方がよいでしょう。途中で何度か休憩しますが、どれが食事タイムなのか分からないので、運転手に確認しましょう。
・メルズーカは本当に小さな街なので、お金などは十分持って行った方がよいと思います。

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世界一周その19ーモロッコのマラケシュはいつでもお祭り騒ぎ

キトからマドリード経由でモロッコのマラケシュに来ました。タクシーの運転手が、ホテルの近くまで来て、若者に道を聞いてるなと思ったら、若者がタクシーを先導し始めます。タクシーを降りると、若者が荷物を持って15メートルほど小道に入ったホテルの入口まで勝手に持って行ってしまいます。そして、チップをくれ、です。しかし、空港から来たからビッグマネーしか持ってない、と押し合いを数分続けホテルの中に逃げ込みました。

なんだか悪いことをしたような気がした一方で、なんでそんな要求されないといけないんだと、逆に腹も立ちました。一気にモロッコの印象が悪くなり、相当防衛的になりました。

気を取り直して、街中を散策しに行くと、スークと呼ばれる市のある広場を中心に、細い路地が続き、1,2坪の商店が山ほど連なっています。しかし、フランス語もアラビア語もできないのでとりあえずは様子見。

スークから
スークから posted by (C)suadd

ロバ車にのるおじさん
ロバ車にのるおじさん posted by (C)suadd

ラハバ・カディーマ広場
ラハバ・カディーマ広場 posted by (C)suadd

その後、アラビア語を少しメモしてから出かけたのですが、商店やタクシーの人々は英語が大体話せるので、特に問題ありませんでした。ただし、盛大にボッてきますけども。。

しかし、モロッコのご飯は非常に美味しい。特に屋台で食べたタジンは感動的に美味しかったです。何気ないもの、例えばオレンジジュースとかも美味しいし、しかも安い、先のタジンなんかは100円でした。

スークの4番屋台のつみれタジンは激ウマ
スークの4番屋台のつみれタジンは激ウマ posted by (C)suadd

また、マラケシュのスークは毎日お祭り騒ぎで、楽器を弾き鳴らしてるひと、蛇使い、猿使いなんかですごく賑やかでした。しかも夜10時とか比較的遅くまで。それを2,3階から眺められるカフェが多数あり、そういうところでのんびりしてました。

夜のスークから
夜のスークから posted by (C)suadd

王宮の近く
王宮の近く posted by (C)suadd

次はついに砂漠に行きます。

<TIPS>
・空港から市内までは150〜200DHだが、150に値切るのはできませんでした。確実に住所まで行ってもらえるなら最初はやむなしと思います
・マラケシュ空港にはATMあり。またスークにもATMはかなりたくさんある。
・200DHや100DHなどの大きな紙幣は使えないことがあるので食事などチャンスを見つけて崩すとよいです
・イワシつみれのタジンが食べられる屋台はマラケシュのスークの4番

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世界一周その18ーガラパゴスの不思議な生き物たちと戯れる

エクアドルに来た目的はなんといってもガラパゴス諸島。

ガラパゴス諸島はエクアドルに属していて、キトもしくはグアヤキルから飛行機で数時間です。通常だと、3泊4日〜7泊8日のツアーに参加して、大小のクルーザーに乗って、島々を回ります。ガラパゴス諸島の島は200キロに渡って点在しているし、ナチュラリストと呼ばれるガイドの案内でないと上陸できない島が多いので、自分でどうこうするのが難しいです。

日本から短期間で回れるよう手配すると数ヶ月前から正規料金で予約せざるを得ないのですが、僕はキトに入ってから旅行代理店に行ってラストミニッツ(催行直前)で格安購入(3コくらい提案してもらいました)。

クルーザー。上陸のときは手前のゴムボートを使います
クルーザー。上陸のときは手前のゴムボートを使います
クルーザーのリビングダイニング
クルーザーのリビングダイニング

ツアーは、現地でクルーザーに乗り込みます。それからは、ガイドと共に、島に上陸してその島特有のガラパゴスリク(ウミ)イグアナやフラミンゴ、ゾウガメ、コンドル、ガラパゴスアシカ、ペンギンなんかを観たり、シュノーケリングで小さいサメとかなんだかよく分からないけどうじゃうじゃいる魚を観たり、トレッキングや博物館行ったり、を繰り返します。

時間的にはかなり余裕があるので、それ以外の時間は大体デッキで寝っ転びながら本を読んだり、音楽聞いたり。赤道直下だけあってそれなりに暑いですが、直射日光を受けたり、トレイルで長時間歩いたりしない限りは快適そのものです。

クルーザーは、ファーストクラスだったためか超快適で、普通に温水シャワーも使えるし、エアコンも付いているし、コーヒーや紅茶は飲み放題だし、アクティビティが終わったらフレッシュジュースが用意されていたりといたせりつくせり。しかし一番は、なんといってもご飯が美味しかったこと。南米的というよりは欧米風で久しぶりに親近感のある味付けで最高でした。※決して南米はご飯は不味くはないですが、もう南米に1ヶ月半もいますので。

話は逸れましたが、生き物たちは結構ひとを恐れないのでガラパゴスリクイグアナやガラパゴスゾウガメなんかは数十センチまで近寄れますし、シュノーケリングしてたらガラパゴスアシカが一緒に泳いでくれたりと、ダーウィンが進化論を思いつくくらいの特殊な生態系が満喫できます。

同じく孤島であるイースター島はモアイをはじめとした人の文化が興味深い島でしたが、ガラパゴスは自然の生き物たちが素晴らしかったです。

最初に上陸したバルトロメ島
最初に上陸したバルトロメ島
フラミンゴ
フラミンゴ
ガラパゴスリクイグアナ
ガラパゴスリクイグアナ
ガラパゴスペンギン、赤道直下のペンギン
ガラパゴスペンギン、赤道直下のペンギン
ガラパゴスアザラシの子ども、人懐っこくてかわいい
ガラパゴスアザラシの子ども、人懐っこくてかわいい
世界第二位のクレーター、これは1/3くらい
世界第二位のクレーター、これは1/3くらい
漁船。周りにバナナの房をつけてるのが印象的
漁船。周りにバナナの房をつけてるのが印象的
ガラパゴスウミイグアナ
ガラパゴスウミイグアナ
ガラパゴスゾウガメ、めちゃでかい
ガラパゴスゾウガメ、めちゃでかい
地元の少年と泳ぐガラパゴスアザラシたち
地元の少年と泳ぐガラパゴスアザラシたち
はじめてのダブルレインボウ。左にも虹がっ
はじめてのダブルレインボウ。左にも虹がっ

さて。ようやく南米編を終えて、次はアフリカのモロッコに向かいます。

<TIPS>
・ガラパゴスに行くには、キトからだと必ずグアヤキル経由になるためグアヤキルに入る方がよい。ただし、グアヤキルの治安の悪さは有名
・ツアーはもっと安く済ませたければ、ガラパゴス諸島のひとつに飛行機で入って、現地で申しこめばよい。満席のリスクはある。
・個人的には、クルーザーは16人乗り位の方が親密感があるし、融通も効くので楽しいと思います
・小さいクルーザーは酔うという声もありますが、僕は全然平気でした。たぶん天候によるのかも。
・日焼け止め、帽子、水着、サンダル必須
・ガラパゴスのバルトラ空港、サンタクルス島街中の埠頭では無料WiFiが使えます

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世界一周その17ーエクアドルの首都キトで慎重になる

アルゼンチンからエクアドルへ北上。

エクアドルは南米ペルーの北側にある赤道直下の国。首都であるキトのホテルについた途端に、日本人女性からノートPCを強奪された(しかも日中人通りのある中)と話しかけられたこともあって、ものすごい慎重になりました。

ホテルは安宿で、ホテル内で盗難にあったなんていうブログがあったりして、どきどきしていたのですが、管理人のおじさん達はすごくフレンドリーで優しいし、長くいる外国人も多くてコロンビア人がご飯を作ってくれたり、夜になると映画の上映会が始まったり、日本人も何人かいて一緒に遊びに行ったりとかして、おもしろい宿でした。WiFiはないと聞いていたのですが、WiFiエリアがあって、なんでだろうと思ったら、隣のレストランのWiFiが入るだけ、というカオス状態。温水シャワーも出たり出なかったりいい加減ですが、1泊4.5ドルなので文句言ってもしょうがないという(苦笑)。

キトの旧市街は世界遺産らしいのですが、あまりにも危険すぎて取り消されそうになってから、警察がうじゃうじゃいます。それでも、間隙を縫って強盗が発生するのだから相当なものです。世界遺産だけあって、建物も美しく見ていて楽しいのですが、カメラを取り出すと狙われそうで、、

それでも撮ってきた何枚かをどうぞ。

夜のサンフランシスコ広場
夜のサンフランシスコ広場
独立記念広場のカテドラル、デモみたいのやってます
独立記念広場のカテドラル、デモみたいのやってます
独立記念広場には警察がうじゃうじゃ(黄色いジャケット)
独立記念広場には警察がうじゃうじゃ(黄色いジャケット)
赤道。奥のモニュメントは赤道博物館
赤道。奥のモニュメントは赤道博物館
徒歩で登ると必ず襲われるというパネシージョの丘からの一望
徒歩で登ると必ず襲われるというパネシージョの丘からの一望

次はガラパゴス諸島へ向かいます。

<TIPS>
・エクアドルは通貨がドル。普通にドルが使えます。計算が楽。
・赤道へはローカルバスで25セントでオフォリア駅まで行って、そこから30セントで行けます。
・赤道の隣にある本当の赤道(GPS上)にある博物館は3ドルでツアー付き(赤道の北と南で水の周り方が違うとか)。割りとオススメ
・サンフランシスコ広場の北東角の側にあるInternational Bankとか書いてあるATMは国際キャッシュカードなら手数料無料+何ドルでも下ろせる(1回辺りは最大400ドル)
・街中で周りにひとがいても警察がいないと普通に強盗が発生。出来る限り複数人で行動した方がよいと思います。
・観光案内所のトイレは割りときれい
・昼ご飯は2-3ドルであります

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