カッパドキア/ギョレメからはパムッカレまでは夜行バスの直行便が出ており、割りと楽ちん。20時位に出て朝6時に着きます。バスは意外に快適で、水やコーヒー、パンケーキのサービスもあり、個別TVも着いています。3時間おきくらいに道の駅のようなところで止まるので、トイレや空腹に悩むこともありません。約10時間乗って、2000円弱。安い。
パムッカレは本当に小さな村でどこのホテルをとっても歩いて行けます。そして、その目前にいきなり噂の石灰棚がどどんと唐突に存在しています。石灰棚は本当に不思議で、温泉水が石灰を押し流して縁で固まるので、このような形になるようです。全体に常に水が流れているのが実に不思議です。
夕方のパムッカレ石灰棚 posted by (C)suadd
パムッカレ石灰棚、ここは人が入れないところ posted by (C)suadd
しかも、その世界遺産の中に浸かれてしまうというのがすごい。深いところは結構深いので、欧米人中心にみんな水着で来て浸かっています。そんなに熱くないので、温水プールみたいな感じで。どうやら石灰棚の上にある温泉(日本人的感覚としては温水プール)で着替えて、浸かりに来ているようです。浸かってないひとの方が少数派です。
石灰棚で温泉する人たち posted by (C)suadd
さらに石灰棚の上にはヒエラポリスという古代都市の遺跡もあります。円形劇場などは非常に状態がよくて、座ってぼーっとしていると当時の情景が浮かんできます。その他は結構崩れたりしているのですが、何か手当てをされるわけでもなく道端にゴロゴロと遺跡が転がっています。たぶん土から発掘されたものだとは思うんですが。。かなりダイナミックです。
ヒエラポリスの円形劇場 posted by (C)suadd
ヒエラポリス、遺跡がゴロゴロ posted by (C)suadd
パムッカレは、石灰棚にしてもヒエラポリスにしても世界遺産なのに無造作すぎておもしろかったです。恐らくどっかのタイミングで入ったりできなくなっちゃうような気もしますので、早目に行っておく方がいいんじゃないかなと思いました。
後、パムッカレ村にはたくさんのホテルがありますが、プールやハマムがついているホテルも多くあり、しかもかなりリーズナブルです。正直言って、石灰棚とヒエラポリスは3,4時間もあればひと通り観られるのですが、昼はホテルでのんびりするのは悪くないと思います。特に夏の日中はほとんどリゾートのような暑さなので。。
というわけで、いったんイスタンブールに戻ります。
<TIPS>
・地球の歩き方などだとカッパドキアからパムッカレに行くにはデニズリに行ってからバスでというようなことが書いてあるのですが、現在は直行の夜行バスが出ています(少なくともギョレメからは)。チケットは45トルコリラ(2000円弱)程度。20時に出て6時半くらいにつきました。
・一部ホームページでは、デニズリからイスタンブールは夜行列車が快適というようなことが書いてあるのですが、現在は運休しているようです
・石灰棚+ヒエラポリスへのチケットは1回使いきり20トルコリラです。パムッカレ村側からあがるとものすごい坂道を登る感じになるので、ヒエラポリスの北門側まで行って、そこからヒエラポリスをまず観て、温泉に行き、それから降るのがベストだと思います。さらに言えば、夕方17時くらいから行って、ヒエラポリスを観て、温泉に行き、石灰棚で20時過ぎくらいから石灰棚で夕日を観るのがベストだと思います。昼はめちゃくちゃ暑いので。。
※世界一周カテゴリ、最新情報(Facebook)もどうぞ