世界一周その51ーガンジス川でインドでの一生を目撃する

セクシー寺院のあるカジュラーホーからバラナシまでは電車でも行けますが、電車なら7時間以上かかるし、時間が大幅に遅れる可能性もあるしで、ここは大人力を発揮して飛行機を使います。わずか40分ほどで到着。後、飛行機だと割りと日中に移動ができるという利点もあります。電車だと早朝に出たり、日が沈んでから到着したりすると、リキシャやホテルでふっかけられ、防ぎ用のないボッタクリの対象になったりするので(一応、リタイアメントルーム(駅とかにある寝たりできる施設)とかありますが)。

バラナシの安宿はガンジス川沿いに集結していますが、道がリキシャも入れないくらい細い石畳の道で歩きにくい上に暑いし、かつ動物の糞が大量にあるので結構大変でした。最終的には割りと満足の行く宿を見つけられたのでよかったですが。

街中は何でもありのカオス状態
街中は何でもありのカオス状態 posted by (C)suadd

というわけで、バラナシと言えばガンジス川(以後、ガンガー)、ということで早速見に行きます。そしたら何やらセレモニーのようなものをやってます。毎日やっている儀式でプージャと言うらしく、ガート(川岸に設置された階段)からだとよく見えません。

「舟(動かない)の上からだとよく観えるから観ないか」という舟屋に聞くと、200ルピー(297円)などと言われて即時却下。それで世話話しながら、ぼーっと観ていたところ、最後の方で50ルピーまで下がったので乗船。結構いい舟だったので割りと満足でした。

毎日ある儀式プージャ。ブッダが描かれている
毎日ある儀式プージャ。ブッダが描かれている posted by (C)suadd

毎日ある儀式プージャ。上部で儀式が続く
毎日ある儀式プージャ。上部で儀式が続く posted by (C)suadd

翌日は、朝日を観に早朝にガンガーへ。同じくボートが出ており聞くとひとり400ルピーだというので、却下し。日の出や沐浴するひとびとを観ていると、またもや100ルピーまで下げてきたので、乗船。どうもインド人向けのボートのようで英語で案内はなしでしたが。

ガンガーの日の出と沐浴するひと
ガンガーの日の出と沐浴するひと posted by (C)suadd

ガンガーの日の出。非常に幻想的
ガンガーの日の出。非常に幻想的 posted by (C)suadd

ガンガーで沐浴するひとびと
ガンガーで沐浴するひとびと posted by (C)suadd

ガンガーの沐浴光景
ガンガーの沐浴光景 posted by (C)suadd

そんなわけでとにかく辛抱強く待つと安くなる、ということが分かってきました。その他、バラナシには美味しいお店(特に日本食)が多いし、ヒンドゥー教徒の聖地ヴィシュワナート寺院(黄金寺院。撮影禁止)、火葬が観られるマニカルニカーガート(こちらも撮影禁止)など割りと見どころはいろいろあります。

ヴィシュワナート寺院への参道。こちらもカオス状態
ヴィシュワナート寺院への参道。こちらもカオス状態 posted by (C)suadd

ただ、今まで行った中でバラナシは圧倒的に汚いです。暑さもあって匂いもあるしで、潔癖症なひとには難しいかもしれません。また、シルクや土産物を売りつけようとするボッタクリ屋も多いし、物乞いもたくさんいて、かなりウザいです。

が、個人的にはインドの庶民の生活がダイレクトに感じられておもしろかったです。

なんというか、生まれたところを見たわけではないですが、ここで生まれ育ち、ことあるごとにガンガーで沐浴し、死んだらガンガー沿いの火葬場で焼かれガンガーに流される、というインドでの一生を目撃したという気持ちになりました。

夕方のガンガー。サルもたくさんいます
夕方のガンガー。サルもたくさんいます posted by (C)suadd

次は、電車でガヤーに向かい、ブッダが悟りを開いたブッダガヤーを訪ねます。

<TIPS>
・バラナシ空港から市内までは結構距離がある上に、公共交通機関がなく(正確にはあるらしいがだいぶ歩く)、タクシーが600ルピー(893円)とかふっかけてくるので面倒です。恐らくホテルから手配した方がやすそうですが、出来ない場合はシェアするといいと思います。僕はたまたま声をかけたアメリカ人がタクシーを呼んでいたので、それをシェアさせてもらいました。
・ようやく分かったのですが、駅や空港などにいるリキシャやタクシーはカルテルを結んでおり、絶対にある額より下がることはありません。そうじゃないと多分ハブにされてその場所で仕事ができなくなるから。なので、前にも書いたように旅人同士でシェアするか、あらかじめホテルなどから呼ぶか、少し離れたところで流しを掴まえるか、しないとボッタクられます。
・ガンガーでの沐浴は日本人がやった場合、体調不良になる確率がどうも5割を超えている感じだったので止めておきました。

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