誰のいうことを聞くべきか?

最近思うのは、誰のいうことを聞くべきかが実はすごく重要なんじゃないかということです。

普通、ビジネスでもプライベートでも、なんとなく近しかったり、親身なひとのアドバイスだったり、書籍などで読んだ心地いい言葉を重視してしまいがちです。

ここでは分かりやすくビジネスに限定しますが、圧倒的な成果を出せる人というのは本当に少ないです。自分が何かを成し遂げたい場合、やはりその分野で結果を出してきたひとのアドバイスを聞いた方がいいと思います。

よくあるのは、ネット上で発言力の強いひととかマスコミや評論家の言論に左右されるということです。まずそのひとが何を成し遂げたひとなのかを考えるのがいいと思います。さらに、その何かと、その発言の対象がどのくらい密接かを考え、もし全然違う分野であるならばあまり参考にならないと考えます。

この考えには、多くの反論があると思います。言論そのものをひととは切り離して考えるべきだ、というひともいるでしょう。もちろん正しいものは正しいし、実際に何かを成し遂げていなくてもいいことをやっているひとや実績をあげつつあるひとはたくさんいます。

でも僕はあえて、この短い人生で何かを頼りにするのならば、二つの意見があった場合、やはり実績のあるひとの言葉を重視したい。

ユリウス・カエサルは「人は喜んで自己の望むものを信じるものだ」と言っています。

僕は弱い人間なので、自分に心地のよい言葉を受け入れてしまいがちです。だから、自分にとって厳しい言葉であったり理解できない言動であっても、そのひとが自分が目指す分野で本当に圧倒的な結果を出しているひとであれば、じっと心にとめるようにしています。

そうして、後から考えると、やはりあの時のあれは正しかったなと思うのです。逆に言えば、心地良い言葉がその通りうまくいっていることは稀です。

だから、僕はこれからも、何かについて考えるとき、その何か(に近いこと)を成し遂げたひとの言うことを信じて行こうと思います。