世界一周番外編ー意外と知らない海外で現地マネーを一番お得に手に入れる方法

世界一周をしていると、どうやって現地マネーを一番お得に手に入れるかは結構重要な関心ごとなのですが、ようやく最適解が分かってきましたので、各方法についての検証と最適解についてまとめました。僕もいろいろ調べるまでは、かなり損していました…

・円をドルやユーロに替えて持ち込む
日本の銀行で1ドル/ユーロ辺り3〜4円程度の手数料がかかります。さらにドルやユーロ圏でない場合はそこからさらに現地通貨への手数料がかかります。

・トラベラーズチェック(T/C)にして持ち込む
シティバンクなどではT/C発行手数料無料というプランもありますが、これはいわゆる対顧客電信売レート(TTS)に対してでありこの時点で1ドル/ユーロ辺り1円〜の為替手数料がかかっています。また、現地で1%〜もしくは1回辺り500〜2000円程度の手数料がかかってきます(シティバンク同士なら無料かもしれませんが、保証はなし)。また窓口に2回も行かなければならないため非常に面倒でもあります。

・円をそのまま持ち込んで両替する
現地の銀行や両替屋で大体3%〜の手数料がかかります。さらに1回辺りの手数料が取られるケースもあります。また日本と縁の遠い国では円からの両替は不可能な場合があります。

・国際キャッシュカードを使う
例えば新生銀行の場合、4%の手数料がかかります。他も同程度となっています。

・クレジットカード決済する
これはお金を引き出すわけではありませんが、比較のために念のため書きます。クレジットカード発行会社別海外利用時の事務手数料一覧(参考)にあるように、基本的に1.6%〜2.5%の手数料がかかります。ただし、シティのプラチナカードの場合、この手数料が0%です(他にも存在するかもしれません)。年会費は高いですが、海外での利用が多い方は検討に値します。

・クレジットカードでキャッシングする
手数料はなしですが、銀行引き落としになるまでの期間の金利(年利18%の場合、40日だとすると約2%)がかかります。しかし、これは電話で問い合わせて、指定銀行へ銀行振込することで、繰り上げ返済することができます(できないところもあるかもしれません)。

また、三井住友VISAカードなどは、上記に加えて、1回辺りATM手数料として105円〜210円を徴収しています。キャッシングするクレジットカードを作る場合、ATM手数料がかかるのか確認する必要があります。

さらに、現地のATMでATM手数料を数ドル程度取るATMがあります。この場合、焦らず他のATM手数料が無料のATMを探すのが正解です。私見から、銀行にあるATMは無料のことが多い気がします。

<まとめ>
海外においては、適切なクレジットカードを作っておいて、ATM手数料のない現地ATMでキャッシングを利用する。そして、できる限り早く電話をして繰り上げ返済する。

これがもっともお得に現地マネーを手に入れる方法となります。

※適切なクレジットカードとは、キャッシング時にATM手数料がかからず、電話して振込で繰り上げ返済ができるカードです。
日本に帰ってから繰り上げ返済でいいのであれば、ATMでカードを差し込んでの繰り上げ返済だけでもいいかもしれません(長期旅行者には不可能、また三井住友VISAカードはATMでの繰り上げ返済時にATM手数料あり)。また大抵のカードではキャッシングが利用できるようにするには所定の手続きが必要ですので注意が必要です。
※上には書きませんでしたが、国際キャッシュカードとクレジットカードでのキャッシングは、他の方法に比べて圧倒的に便利というメリットがあります。ATMで自分のカードが対応しているPLUSかCirrusマークがあればよく、ATMはほとんどの国でたくさん存在しますので。それに比べると、T/Cは圧倒的に不便と言えます。

<注意>
本情報は2012年4月の情報であり状況は変化する可能性があります。特にキャッシングの繰り上げ返済については、できないようになるカードが出てくる可能性があるらしいです。何か間違っているところや新情報があったらコメントなどで教えてください。適宜変更します。

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