夜と霧
アウシュビッツなどを生き抜いた著者が1947年に出版した精神科医からみた収容所を描いた本。といっても本人も収容されほとんど骨と皮になり、ほとんど奇跡の連続で生き延びています。想像を絶する絶望感に収容所というものを言葉だけ知っていてまったく理解できてなかったのだなと思いました。もちろん今でも理解できてるとは思えませんが。。究極の状況に置かれた時にどんなことを思うのかを描いています。
わたしたちを取り巻くすべての苦しみや死には意味があるのか、という問いだ。もしも無意味だとしたら、収容所を生きしのぐことなどに意味はない。抜け出せるかどうかに意味がある生など、その意味は偶然の僥倖に左右されるわけで、そんな生はもともと生きるに値しないのだから。
P.S.PerfumeのGAME初回版にプレミアがついているようです。すごいですね。