世界一周その25ーバルセロナでガウディ建築に圧倒される

グラナダからバルセロナへ。そしてバルセロナと言えば、サグラダ・ファミリア。

ということで、早速観に行ったのですが、これに完全にやられました。建物自体の芸術性の高さもさることながら、街全体をデザインし直すという強い意志を感じました。実際、サグラダ・ファミリアはバルセロナのどこからでも見えるだけでなく、ちょうど北西45度3ブロック先にあるサンパウ病院から道を作っています(本来は四方に作りたかったらしい)。またご存知の通りサグラダ・ファミリアは未だ建設中で、ガウディ死後100年でようやく完成予定というスケールの大きさにも圧倒されました。

サグラダ・ファミリア外観
サグラダ・ファミリア外観 posted by (C)suadd

サグラダ・ファミリア天井2
サグラダ・ファミリア天井2 posted by (C)suadd

サグラダ・ファミリア、塔の階段
サグラダ・ファミリア、塔の階段 posted by (C)suadd

夜のサグラダ・ファミリア、池に写って幻想的
夜のサグラダ・ファミリア、池に写って幻想的 posted by (C)suadd

これを創ったガウディ、そして、ガウディの大パトロンであったグエルという人物にも、異常に関心が出てきてしまい、とりあえず3泊くらいの予定であったバルセロナを1週間程に延ばして、他にもピカソ、ダリ、モデルニスモの建築家たちの作品、さらに他にも実はたくさんある見所も含めてじっくり観てきました。

カサ・ミラ外観
カサ・ミラ外観 posted by (C)suadd

カサ・バトリョ吹き抜け、上の方ほどタイルが濃くなっている
カサ・バトリョ吹き抜け、上の方ほどタイルが濃くなっている posted by (C)suadd

ガウディのように歴史の残る仕事をするにはどうしたらよいのだろうか?

ガウディは、カテナリー曲線など革新的な建築手法を取り入れつつ、自然物から着想を得たという独創的なデザインで、後世の建築家だけでなく、芸術家、市井のひとびとにまで強い影響を与えました。そして、それを支援した実業家グエルも、ガウディに依頼したグエル邸やグエル公園といった建築物が現代にまで世界遺産として残っています。

グエル公園、激込み
グエル公園、激込み posted by (C)suadd

コロニア・グエル教会堂外観
コロニア・グエル教会堂外観 posted by (C)suadd

僕は、せっかくこの世に生を受けられたからには、何かしら世界に貢献したいと思っています。つまりそれは世界に対して、何かしらの分野で革新的な仕事をするということです。

例えば、今ビジネスをしてお金儲けできていたとしても実際それが100年先に残る、どころか10年先に残るということもほとんどありません。だから、お金儲けではなく、世界にいかにインパクトのある仕事をするかを考えたいと思っています。

コロニア・グエル教会堂内部
コロニア・グエル教会堂内部 posted by (C)suadd

カサ・バトリョの天井照明、渦巻いてます
カサ・バトリョの天井照明、渦巻いてます posted by (C)suadd

その際に、重要なのはやはり歴史的な視点です。今までになかった何かを仕事に盛り込むこと。そして、それが以後の他のひとの仕事に決定的な違いを生じさせること。これにより、その仕事は歴史の転換点となり、記録されることになります。

こういった新しい仕事は、当然ながらその時には理解されないものです。理解される程度のものであれば、すでに誰かがやっています。だから、今は誰もやっておらず、理解もされないことで、10年後、100年後に当たり前になっているだろう仕事をしなければなりません。

カサ・マルティ(クアトラ・ガッツ)、ガウディたちが通ったレストラン
カサ・マルティ(クアトラ・ガッツ)、ガウディたちが通ったレストラン posted by (C)suadd

カテドラル、祭壇
カテドラル、祭壇 posted by (C)suadd

そんなことができるのだろうか?

ほとんどすべてのひとはそんな仕事をすることなく死んでいきます。だから、僕にもそんな仕事ができるかどうかは分かりませんし、むしろそうでない確率の方が圧倒的に大きいでしょう。しかし、それに向かって、生きていくことに大きな意味があると思っています。

そして、その仕事が歴史に残るかは、後世のひとたちが決めることなのです。

カサ・バトリョ屋上、左は暖炉の煙突
カサ・バトリョ屋上、左は暖炉の煙突 posted by (C)suadd

モンセラット、カタルーニャの聖地らしい
モンセラット、カタルーニャの聖地らしい posted by (C)suadd

バルセロナは僕にとってもっともこの世界一周で最も感銘を受けた街になりました。

ガウディだけでなくモデルニスモ(カタルーニャ版アール・ヌーボー)の建築物たち(特にサンパウ病院、カタルーニャ音楽堂)やピカソやダリの博物館もすごくよかった。海岸沿いも洗練されていて気持ちよかったし、スペイン広場の噴水ショーも噂通りすごかったです。

サンパウ病院、細かい造形がすごい
サンパウ病院、細かい造形がすごい posted by (C)suadd

カタルーニャ音楽堂、ドメネク作
カタルーニャ音楽堂、ドメネク作 posted by (C)suadd

バルセロナの海岸沿い
バルセロナの海岸沿い posted by (C)suadd

スペイン公園の噴水ショー
スペイン公園の噴水ショー posted by (C)suadd

噴水ショーからカタルーニャ国立美術館
噴水ショーからカタルーニャ国立美術館 posted by (C)suadd

それらをバルセロナ市が惜しみなく支援し、整備し、インフォメーションセンターや観光バスツアーも充実していて、誰にでも楽しめる観光都市になっているのが素晴らしかったです。東京でもこれくらいのことできるはずなので、ぜひ見習って欲しいなと思いました。

カタルーニャ美術館、美しい...
カタルーニャ美術館、美しい… posted by (C)suadd

モンジュイック城からバルセロナ
モンジュイック城からバルセロナ posted by (C)suadd

次は、ダリを探しにジローナへ向かいます。

<TIPS>
・バルセロナ情報はバルセロナ・エッセンシャルズが非常に便利です。大体の場所への行き方はこちらに書いてあります
・郵便局は20時と遅くまでやっていますが、土曜は14時、日曜はやっていないのでご注意
・スペイン広場の噴水ショーは5月は金曜土曜のみでした
サグラダ・ファミリアは予約しなくても列に並べば見られそうでしたが、エレベーターチケットは時間が10分単位で決まっており、早くなくなってしまいます。しかもネットでエレベーターは予約できません。よって朝一のものをネットで予約し、入場後すぐに係員を捕まえて、エレベーターチケットを購入するのがよいと思います。しかし、なんでこんなシステムになってるんだろう。。。
カタルーニャ音楽堂のツアーもかなりすぐにチケットがなくなってしまいますので、ネット予約した方が無難です。しかも割りとやってない日がありますので注意が必要です。
・ロープウェイは風が強いとよく運休するようです。行く前に確認した方がいいかもしれません。また、終わりも19時(5月の場合)とかなり早いので注意しましょう。バスで帰ってくることも可能です。
・モンラセット行きの電車は1時間に1本程度しかありません(土日だったからかも)。時間を見計らって行った方がよいと思います。
・スタバやマックでWiFi可能。スタバの場合は、店員さんに言ってパスワードをゲットします。

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