次世代タクシーサービス「Uber」が日本でも流行ると思う理由

六本木でオンデマンド配車サービス「Uber」プレスタート、米国から上陸

ということで先週からUberが日本でも始まったようです。Uberというのは簡単に言えば、スマホでタクシーが呼べるサービスです。

最初に聞いた時は、サンフランシスコだと確かにちょっと外れた街中でもタクシーを捕まえるのはほとんど不可能なので僕も住んでた時や滞在してた時はよく電話してタクシー呼んだりしてました。ただ、東京だとタクシーなんてどこでも走ってるわけで流行らないだろうなと思ってました。

しかし、今週出張先のNYでUberを多用してみてこのサービスは日本でも流行ると確信しました。その理由は以下です。

夕方のサンフランシスコ・ベイブリッジ
夕方のサンフランシスコ・ベイブリッジ posted by (C)suadd

1.嫌な思いをすることがない
運転手は後で星5段階のレイティング(評価)をされるシステムのため非常に親切。運転手によっては水やガムくれたりします。後、ハイアーなので単純にタクシーよりも乗り心地がよいです。

2.その場で支払いをしなくてよい
クレジットカードを登録しておいて支払いは勝手に行われるため着いたら何もせずパッと出られるのが予想以上に便利です(特にUSだとチップ払ったりもしないといけないですし)。まぁ日本だとSuicaとかあるんですが使えないタクシーもありますし、いずれにせよ30秒位はなんだかんだかかるわけで、パッと出られる体験をしてしまうとSuicaすらわずらわしく感じます。
※いま日本交通アプリみたらクレカ登録はできるみたいですね

3.すぐ来るし、呼んでおいてお店の中に入ればよい
スマホ画面でどこにいるか表示されるのでお店などの中で待っていればよく、到着しそうになったらSMSが届きます(日本では不明)。日本交通のタクシーでもできるという話なのですが、日本交通アプリだと400円チャージされますし呼んでから結構時間かかります。NYでは2分〜最大でも10分くらいで来ました。

料金は1,2割高いので最初はおもしろそうだから試してみようという感じだったのですが、そのうち目の前にタクシーがいてもスマホでUber呼んでました。特に1.がかなり大きい。タクシーって結構な確率で態度が悪い運転手の方がいるじゃないですか。それに当たる可能性が(ほぼ)ないってのがものすごいうれしい。

今は六本木周辺だけらしいんですが、23区くらいに広がったらぜひ使いまくりたいなと思ってます。

ちなみに、今回の出張ではずっとAirbnbで探した部屋(2 bed)に泊まっていたのですが、ホテルに比べて格安になるし、キッチン使えるし、二人だったのでリビングで仕事したりもできるしでかなりよかったです。正直ホテルじゃなくてぜんぜんいいじゃんと思いました。恐らく今後「泊まる」ことについて概念が変わっていくでしょう。

Airbnb
Airbnb posted by (C)suadd

Airbnbもそうですが、使ってみないとそのサービスの革新性がよく分からないというサービスは結構あります。

だからこそ新しいサービスを生み出したい側の人間は、常に新しいサービスをいち早く使っていかなければならないと改めて思いました。もちろん天才ならばゼロから新しいものが作れるでしょうけども…

最近USでSnapchatが大流行してるという話もそうなんですが、もうこんなすごいサービス出てこないと思った時にこそ新しいすごいサービスが生まれてくるものですね。

まだまだインターネット・サービスは、革命的なサービスがどんどん出てきそうです。

僕もC2C(個人間取引)はすごいことができそうだと思い始めています。メルカリで少しづつ実現していければ。

楽しみですね!

久しぶりに起業してみて

いまインターネット・サービスを作ろうとすると、Google AppsとかGitHubとかAWSとかNew RelicとかTreasure Dataとか安くて、ヤバく便利なサービスがたくさんでてきている。

でも、肝心のサービスはサーバ側だけなくて、iPhoneアプリとかAndroidアプリとか作らなきゃいけなくて、前はPHPエンジニアひとりでもサービス作れたのに(まさに僕がそうだった)、いまは結局いろんな言語ができないと(or 体制がないと)いけなくなってる。

この状態はどう考えても非効率だと思う。

アプリもHTML5で書くFirefox OSが普及したら、サーバ側もNode.jsとかになって、まさかのJavaScript大勝利という結果がありうるのかもしれない。

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TechCrunchスタートアップバトル審査

TechCrunch Tokyo 2011のスタートアップバトルの一次審査をやりました。いやはや世の中にはおもしろいスタートアップがたくさんあるもんですね。僕がはじめた2004年にはこんなにたくさんなかったので、喜ばしい限りです。イベント本体は29日(火曜)なので時間のある方はぜひどうぞ。僕も行く予定です。

2件お知らせ。

先週末の福岡の対談イベントのまとめができてます。

明星和楽/Zynga(旧ウノウ)の山田進太郎さん×gumiの国光宏尚さんの対談「Fukuoka Startup School」 (個人的メモバージョン)

それから、前にも紹介したインタビューの第二弾が出ています。

失敗こそ成功への近道×山田進太郎氏(2)

追記:福岡の前半部分のまとめも作っていただいてありました!

『Fukuoka StartUP School』

Google vs Facebookについて考える

GoogleがFacebookに負ける(かもしれない)理由
GoogleがFacebookに負ける(かもしれない)理由(2)

この記事は全般的にすごく鋭い視点でおもしろいのでぜひ一読していただきたいのですが、個人的に気になるのはこの辺り。

Facebook社が、次の論理的なステップとして、Google社と同様に、サードパーティーのサイトに広告を出し、『Washington Post』『Daily Beast』、地元新聞社のサイトなどを読むFacebookユーザーにターゲティング広告を行なうのはまず間違いないだろう。

他サイトに掲載される広告なら、Facebook体験を乱すことなく、最近の広告主が好む支配的で目立つものにできる。また、読者に関する情報をFacebook社が掲載サイトに渡す必要はないままに、ターゲティングを強化することができる。

これは当然起こるだろうし、これがGoogle AdSenseに打ち勝ちうるからこそ、GoogleもここのところFacebookに対して対抗意識をあらわにしているのだと考えます。

この闘いで劣勢のGoogle社としては、オープン性がいちばんの武器となるだろう。Facebook社が、利用者やパートナーが反旗を翻さない程度にオープンであろうとしているだけであることを利用して、ユーザーがFacebook社の壁に反発するように持っていくのだ。うまく行けば、インターネット上のIDを、電子メールのようなオープンなプロトコル(ホスティングや制御がどこでもでき、好きなサービスを何でもまとめることができるような)にする道が見つかるかもしれない。

Google社がその方向に失敗すると、Facebook社が、インターネット上のIDでできることとできないことをコントロールすることになる。そのときFacebook社は、1000億ドル以上の――あるいはおそらくGoogle社以上の――価値を持つ企業になるだろう。

Googleが何かしらFacebookアカウントを含んだIDをサードパーティが使えるようにさせるように仕向ける、というのは非常におもしろいのですが、正直言ってかなり難しいと思います。なぜなら、AndroidであれだけGoogleがGmailアカウントでユーザーをロックしていながら、Googleがそのアカウント情報を利用できるように仕向けられていない。

インターネットにおけるGoogleは携帯電話業界で言えばキャリアであり、コンテンツプロバイダ(CP)ではないからなのだけど、Androidではキャリア(財布を押さえるという意味で)にもCPにもなれていないという厳しい現実があります。とはいえ、アカウントを押さえれていれば何かできることがあるという期待はありますが。。

いずれにしても、Google全盛期になってもWindowsが売れ続けるように、Facebook全盛期になってもGoogleの牙城は揺るがないと思います。だから、Googleは、ある意味で(しばらくは)まったく心配しなくてもよいです。が、主戦場はすでにソーシャルメディアに移ってきており、次はソーシャルアプリになることは規定路線だと思っています。

おもちゃ、を作りたい

ポール・グレアム「自然発生的な起業のアイデア」 – らいおんの隠れ家

最初に作ったものが、みんなに「おもちゃみたい」とけなされてもヘコまないこと。実際、それは良いサインだ。それこそ他の人たちがアイデアを見落す理由なのだ。最初のマイコンはおもちゃだと無視された。最初の飛行機も、最初の自動車もそうだった。そういった点で、ユーザは好んでいるのに、掲示板の荒らしが「おもちゃ」と叩くようなものを誰かが持ってきたら、私たちはとりわけ投資したくなる。

まちつく!」の原型を作りはじめたのは2年前くらいで、半年くらいかけて試行錯誤しながらプロトタイプができた頃に、東京ゲームショウのインディーズみたいなデモに出そうかと思ったのだけど、こんな小さい画面でしかできない動きもない地味なケータイゲームは注目されないだろうなと思ってしまい、止めました。あの時出してたらどうなっただろう。

その後、キューエンタテインメントの内海さんに見せたら、「何これおもしろいよ、すごい。絶対流行るよ!」って言われて、すごくうれしかったのも思い出した。それ以外の場合は、だいたい無関心だったけど。

そして今、300万人以上(本体+mixi+モバゲー)のユーザーさんに使ってもらえてとてもうれしいです。結果よければよし、ということで(笑)。もっと世界のたくさんのひとに使ってもらいたいなぁ。

『孫正義 LIVE 2011』は必見

ソフトバンクの孫さんが行ったスピーチ『孫正義 LIVE 2011』がすごくおもしろいです。新卒の学生向けらしいですが、ソフトバンクというか孫さんの紹介になっているので誰が見ても良い内容です。Ustreamにて動画が公開されていますが、4/5までらしいのでお早めに。

とはいえ、2時間強あるので、内容については、テキスト起こしていただいてるものもあります。

孫正義、【志】を語る。「孫正義 LIVE 2011」書き起こし(その1) | kokumai.jpツイッター総研
孫正義、【志】を語る。「孫正義 LIVE 2011」書き起こし(その2) | kokumai.jpツイッター総研
孫正義、【志】を語る。「孫正義 LIVE 2011」書き起こし(その3) | kokumai.jpツイッター総研

個人的には、ナスダックジャパンとかヤフーBBとか、最近だと中国での孫さんの根のはり方を見て、本当にすごい方だと尊敬していたのですが、こうやってスピーチを聞くと、こんなおもしろい方が現代にいるのだなぁと改めて思いました。

自分の志なんだろうなと。僕は別に「でっかいこと」は目指してなくて、もっと身近に自分の作ったモノを送り込みたいと思っています。これはある意味で「でっかいこと」かもしれませんが、でかいことありきでやろうとしてるわけではないんですよね。

また、永続的に発展していく会社を作るとかは興味はなくて、別にグループ化しなくていいし、世の中にはおもしろいひとたちがたくさんいて、おもしろいことをしていてくれればいいとも思う。

でも、やはり孫さんの考え方はすごくおもしろいと思うし、それに賛同するひとが集まって、ソフトバンクグループになっているんだろうなと思いました。

このスピーチはすごくおもしろいので、明日までに時間のある方はぜひ観てみてください。

最近のGoogleの便利サービス

皆さん、Google使ってますか?
最近、実は検索以外もかなり便利なんですよねぇ。最近覚えたGoogleの便利な使い方はこちら。

Gmail
Gmailは前から使ってたのですが、ショートカット使い始めたらこれが異常に便利。今までのメールソフトに戻れないくらい。とりあえず、jとkで前後に行けるのを知るだけでも相当高速に処理できると思います。

Google日本語入力
Googleの作ったいわゆるIMEですが、Mac標準の「ことえり」に比べてかなり賢く、愛用しております。これもGoogleの作るOS「Google Chrome OS」のための下準備なんでしょうね。このまま行くと、ちょっと金かけてもいいひとはMac、そうでない場合はChrome OSとなって、本当にWindowsは沈んでしまうかもしれませんね。
※ことえりからの辞書のインポート方法はこちら

Googleサイト
Googleのホームページ作成ツール。簡単なページがさくっと作れます。あまり知られてないようなのですが、かなり便利。プライベートなブックマーク(スタートページ)なんかを今までは自前でWikiとかをインストールして使ってたのですが、すべてこちらに移行しちゃいました。

こうして今年もGoogle先生に取り込まれて行くのですね。。

mixiアプリモバイル正式公開1ヶ月後の様子

前回はmixiアプリのPC版のリリース1ヶ月後の様子をエントリしましたが、今回はmixiアプリモバイルリリースから1ヶ月の様子です。ちなみに、mixiアプリ公開からはほぼ3ヶ月となりますね。今回は、各順位はmixiアプリwatcherから拝借してます。

ちょっと自分が当事者になったりして若干書きにくいんですが、、

<アプリ別ランキング>

順位 ユーザー数 前回
順位
前回
ユーザー数
アプリタイトル 提供者
1位 3,209,945 1位 814324 サンシャイン牧場 Rekoo
2位 2,975,063 4位 305747 マイミク通信簿 空飛ぶ
3位 2,270,350 2位 622563 脳力大学-漢字テスト 株式会社ドリコム
4位 1,765,043 血液型自分の説明書診断 HEROZ(株)
5位 1,585,403 まちつく!mixi版 ウノウ
6位 1,399,505 6位 285295 みんなの農園 RAKOO
7位 1,198,603 恋する私の王子様 for mixi 株式会社ベクター
8位 1,092,135 5位 291562 記憶スケッチ 株式会社REAL
9位 1,035,544 みんなの動物広場 RAKOO
10位 1,019,173 究極の性格診断 学びing株式会社

1位は「サンシャイン牧場(Rekoo)」で81万から320万まで伸ばしています。続いて前回4位だった「マイミク通信簿(空飛ぶ)」が297万人となり2位にジャンプアップ。3位の「脳力大学-漢字テスト(株式会社ドリコム)」もそうですが、モバイルアプリにもいち早く対応したのが功を奏しているようです。4位以下は激しく順位が入れ替わっており、「まちつく!mixi版(ウノウ)」「恋する私の王子様 for mixi(株式会社ベクター)」「究極の性格診断(学びing株式会社)」の3つはケータイのみ対応となっています。

今回圏外:
「マイミクテトリス(テトリスオンライン)」「RockYou! スピード★レーシング(ロックユーアジア)」「みん顔!(株式会社サイバード)」「グラディウス(KONAMI)」「四則演算ゲーム(アルカーナ株式会社)」

<開発者別ランキング>

順位 ユーザー数 前回
順位
前回
ユーザー数
提供者
1位 7,782,037 6位 299120 HEROZ(株)
2位 4,579,515 3位 532327 空飛ぶ
3位 3,998,672 2位 814324 Rekoo
4位 3,036,152 1位 841848 株式会社ドリコム
5位 2,970,908 ジーモード
6位 2,910,167 株式会社gumi
7位 2,535,180 8位 285295 RAKOO
8位 1,585,403 ウノウ
9位 1,269,380 株式会社エイチーム
10位 1,198,603 株式会社ベクター

「HEROZ(株)」が29万人から一気に778万まで伸ばして断トツの1位に躍り出ています。特徴としては「血液型自分の説明書診断」などの占いモノと「英単語漬け」などの学習モノを次々とヒットさせているセンスが光ります。前回3位の「空飛ぶ」も「マイミク通信簿」の好調さを反映して2位に。一方で、「株式会社ドリコム」は前回1位から4位に後退。5位以下については、ほとんどが新顔となっておりケータイFlashゲームを提供する「ジーモード」「株式会社エイチーム」などがランクインしてきています。

今回圏外:
「ロックユーアジア」「テトリスオンライン」「株式会社REAL」「株式会社サイバード」「KONAMI」

<総括>
・「サンシャイン牧場」のユーザー数は320万人を超えていますが、mixiにおいての1アプリの限界ユーザーを知る上の参考値になりつつあります。
・mixiアプリモバイルが始まり、モバイルに強い開発者が次々にトップ10入りしてきています。
・一ヶ月目の時に1位アプリが100万人行かなくて残念ですとか書いたのですが、もはやHEROZ(株)の総ユーザー数は778万となり、トップ10すべての開発者が100万人を超えるユーザーを抱えています。
・株式会社ドリコムや株式会社ベクターを除くと、ほぼすべてが小さなベンチャーとなっています。大手ゲーム会社が一社も入っていないのも印象的です。

see also mixiアプリ正式公開1ヶ月後の様子
see also mixiアプリ正式公開2週間後の様子

mixiアプリ正式公開1ヶ月後の様子

前回2週間後の様子をみましたが、今日で丸1ヶ月ということでどんな様子か見てみたいと思います。各順位はアプリランキングから拝借してます。

<アプリ別ランキング>

  1. 1位 814324 サンシャイン牧場(Rekoo)
  2. 2位 622563 通信制 脳力大学-漢字テスト(株式会社ドリコム)
  3. 3位 328082 マイミクテトリス(テトリスオンライン)
  4. 4位 305747 マイミク通信簿(空飛ぶ)
  5. 5位 291562 記憶スケッチ(株式会社REAL)
  6. 6位 285295 みんなの農園(RAKOO)
  7. 7位 226440 RockYou! スピード★レーシング(ロックユーアジア)
  8. 8位 208942 みん顔!(株式会社サイバード)
  9. 9位 187753 グラディウス(KONAMI)
  10. 10位 126159 四則演算ゲーム(アルカーナ株式会社)

前回1位だったドリコム「漢字テスト」が2位に後退し、1位はなんと日本では無名の中国ベンチャーのRekoo(僕は北京で会いました)のソーシャルゲーム「サンシャイン牧場」。前回はトップ10にも入ってなかったのでユーザーを約80万人も増やして圧倒的な強さを見せています。同じ農場系の「みんなの農園」は28万と17万人も増やしたものの順位は一つあげて6位になったのみとなっています。その他、ソーシャルゲームとしてはRockYouの「スピード★レーシング」も圏外から7位に浮上しており、今後に期待が持てそうです。

一方で、「テトリス」「みん顔!」「グラディウス」などはやや失速しており、「脳内メーカー」「つながりマップ」は圏外になりました。全体としてマイミクをうまく絡めたソーシャル要素の高いものが人気になりつつあるようです。

<作者別ランキング>

  1. 1位 841848 株式会社ドリコム
  2. 2位 814324 Rekoo
  3. 3位 532327 空飛ぶ
  4. 4位 374306 ロックユーアジア
  5. 5位 328082 テトリスオンライン
  6. 6位 299120 HEROZ(株)
  7. 7位 291562 株式会社REAL
  8. 8位 285295 RAKOO
  9. 9位 208942 株式会社サイバード
  10. 10位 187753 KONAMI

1位は約50万人から84万人に伸ばした「ドリコム」が守りましたが、ユーザー増加率はやや鈍化しています。そして「サンシャイン牧場」を当てたRekooが一気に2位となっており、このまま1位となりそうな勢いです。「空飛ぶ」は3位に後退したものの2倍強、ロックユーアジアも2倍弱の伸びとなっています。

その他、アプリ別ランキングには入らなかったものの複数のクイズ系アプリを展開するHEROZ(株)がランクインしてきています。一方、「plug」「Community Factory」が圏外となっています。

<総括>
・2週間で50万だったので、1ヶ月なら100万人いけるかと期待していたのですが、残念ながら84万に留まりました。ただ、それでも素晴らしい数字です。
・むしろ基準値としては、1ヶ月で10万人以上を集めたの13社もあったというのが適切かもしれません。1万人以上ともなると51社もあります。これは参入会社数の割には非常によい市場だと考えられると思います。
・前回、ソーシャルゲームは時期尚早か?と書いたのですが、「サンシャイン牧場」がすべてをひっくり返しました。「RockYou! スピード★レーシング」も好調のようですし、すべてはアプリ次第というわけですね。まだまだ今後も変動がありそうです。
・いよいよmixiアプリモバイルが公開されますね! 本命はこちらとばかりに準備をしている会社さんも多いことでしょう(ウノウももちろん参入します!)。非常に楽しみです。

アップサイドとダウンサイドへの考え方

アップサイドとダウンサイド、どちらに注力するか – Joi Ito’s Web – JP

実際、成功を収めている投資家のほとんどは、子飼いの企業のうち成功している企業に時間の大半を割いており、業績の振るわない会社にはほとんど時間を使っていない。

多くの場合、業績の悪い会社こそが手助けを必要としているのであり、直感的には自分がした投資を守ることを考える。投資家の多くは、業績の悪い会社の支援と管理に時間のすべてを費やしている。

確かに!

そして、思ったのは、これはまさに経営にも当てはまるということです。僕も過去に見込みの低い事業を撤退できなかったことが何回もあります。

投資家と違い、経営の場合は利益(or資本)のある限り非採算事業でも投資しつづけることができてしまうため、判断がさらに難しくなります。

それは、思い入れであったり、事業内のメンバーへの配慮であったり。。しかし、最終的に見れば、関わっている人全員が不幸になるということが分かりました。

それからは、事前にある時間において期待される結果が出なければすぱっと止めるとルールを決めることにしました。そうすると、誰もが納得をして「止める」ことができるようになります。

今でも他の成功例などを見てこうやればうまく行ったのになと思ったりすることもあります。でもそれは後付けの議論なんですよね。その時それを思いついて実行できなかった自分が悪い。

後からみれば本当に些細な違いに見えますが、それを思いつき実行できるかどうかが実力であると考えます。だから僕は成功した人への賞賛は厭わないし、妬みは悪だと思う。

正直努力していればなんとかなったというわけでもない。だからこそ、ダウンサイドの縮小についてではなくアップサイドを狙って日々頭を絞って考える必要があると思います。

mixiアプリ正式公開2週間後の様子

mixiアプリの正式公開からちょうど2週間経ちますが、どんな感じになっているのでしょうね。というわけでアプリランキングという「アプリをランキングする」アプリから見てみます。

<アプリ別ランキング>

  1. 370507 通信制 脳力大学-漢字テスト
  2. 207540 マイミクテトリス
  3. 159102 みん顔!
  4. 143492 グラディウス
  5. 133087 記憶スケッチ
  6. 130916 マイミク通信簿
  7. 116575 みんなの農園
  8. 91847 脳内メーカー
  9. 66273 四則演算ゲーム
  10. 65955 つながりマップ

1位は2週間で37万人を集めたドリコムの提供する「漢字テスト」。正直言って、このアプリが1位を獲得するとは誰も思ってなかったのではないでしょうか。その他は「マイミクテトリス」「グラディウス」のような大手ゲームメーカーものもありますが、それ以外はベンチャー系。トップ10はすべてベンダーが違うという結果になってます。実際のところ意外にもFacebookで話題になっているようなソーシャルゲームではなくて、「漢字テスト」や「脳内メーカー」のような診断系が半分くらいを占めてきました。

<作者別ランキング>

  1. 499199 株式会社ドリコム
  2. 256387 空飛ぶ
  3. 207540 テトリスオンライン
  4. 159102 株式会社サイバード
  5. 143492 KONAMI
  6. 133087 株式会社REAL
  7. 116575 RAKOO
  8. 102206 ロックユーアジア
  9. 92883 plug
  10. 78682 Community Factory

1位は「ドリコム」でなんと2週間で合計50万ユーザーを獲得しています。このご時世に2週間で広告も使わず50万ユーザーを集めるのは至難の業です。これだけ見てもmixiオープン化の威力が分かりますね。2位は先日mixiからの出資を受け入れた「空飛ぶ」の25万ユーザー。アプリランキングでは6位なものの複数のアプリがスマッシュヒットしており総合力であげてきました。他に、世界的に有名なアプリベンダーの日本法人「ロックユーアジア」は8位、空飛ぶと同じくmixiから出資を受けた「Community Factory」は10位となっています。

<総括>
・2週間で50万ユーザーというのは、本当にものすごい数字です。mixiアプリ自体は普通にmixiユーザーに受け入れられている模様。
・カテゴリ的には、ソーシャルゲームは時期尚早か。今のところ診断系アプリが強い。
・ヒットアプリを出せるか出せないかですべてが決まる、にも関わらず現状では何が流行るのかよく分からないので、結構数を打つことが重要な気がします。
・個人的なベストアプリは「みんなのチャンネー」です。

WISH2009はとてもよかった!

プレゼンテーターの皆様、お疲れ様でした!
プレゼンテーターの皆様、お疲れ様でした! posted by (C)Shintaro

ネット家電に興味ある方へで書いたイベント「WISH2009」でCerevoはインプレス賞を受賞させていただきました。ありがとうございました。

WISH2009、定員を大幅に上回る400人以上の方が来場されたようです。Cerevoは社外役員という立場ですが、僕も会社でインターネットビジネスやっている一人でもあるので、こういったサービスを発表する場が盛り上がるのはすごくうれしいです。会場も熱気にあふれていて楽しかったですし、twitterもすごく盛り上がってましたね。

プレゼンターの皆さんはもちろんですが、イベントの発起人である徳力さんはじめAMN、ボランティアの皆さんもお疲れ様でした。すごくよかったので、ぜひ来年に繋げて欲しいです。

後、フォト蔵のタグ「AMNWISH09」で写真が集約していただいてるようなので、よろしければどうぞ(アップする方でも見る方でも)。

see also WISHというイベントで、私が表現したかった3つのこと : tokuriki.com

mixiアプリ一般公開迫る

mixi Developer Center (ミクシィ デベロッパーセンター) mixiアプリ一般公開に向けたカテゴリ掲載申請の締め切りについて

mixiアプリ(PC版)に関して、一般公開の際に公開アプリになるためには8月17日24:00までにカテゴリ掲載申請を行っていただくようお願いいたします。

mixiアプリは、PC版が8月下旬、モバイル版が9月下旬公開。というスケジュールが本当に実施させるのか気になってたのですが、PC版の締切が決定されたということは、いよいよ一般公開されるらしいです。

楽しみですねー