世界一周その38ーアラブ圏の中心、人工巨大都市ドバイ

アンマンからケープタウンへの直行便がなかったこともありトランジットのため2泊だけドバイへ。ドバイは仕事でも来れそうだし、あまり期待していなかったのですが、非常に興味深い街でした。

ブルジュ・アル・アラブ。人工島の上に立つ
ブルジュ・アル・アラブ。人工島の上に立つ posted by (C)suadd

ブルジュ・アル・アラブ内。まさに豪華絢爛
ブルジュ・アル・アラブ内。まさに豪華絢爛 posted by (C)suadd

本当に何もなかったところに油田が発見され発展してきたわけですが、油田が他の国ほど豊富でなかったこともあり、もともと単なる砂漠だったところに、人工の島やビーチ、ホテルを作り観光客を集め、ビルをバンバン建てインフラを整備し、かつフリーゾーンという無税エリアを設けて企業を誘致することで、まさに中東の中心地となっています。

世界最大の人工島パームアイランドをナビで
世界最大の人工島パームアイランドをナビで posted by (C)suadd

パーム・アイランドからアトランティス・ザ・パーム。宮殿のよう
パーム・アイランドからアトランティス・ザ・パーム。宮殿のよう posted by (C)suadd

しかし、滞在したのが8月だということもあり自然環境が非常に厳しい。気温は平気で40度を超え、ホテルの前でタクシー待ちをするだけで汗が吹き出してくるほどで、外を歩くということがほぼ困難です。日中はもちろんのこと夜でも気温が落ちないので、非常に蒸し暑く、本当にこんなところでどうやって昔は暮らしてたのかまったく想像もつきません。まぁ人間は慣れるのかもしれませんけども。

運良く現地の方と知り合い、ひたすらいろんなところに連れていってもらいましたが、そのすべてが最近10年にできたものばかり。世界で一番高いビル「ブルジュ・ハリーファ」、世界で一番大きいショッピングモール「ドバイ・モール」、世界最大の超巨大な人工島「パーム・アイランド」、はては室内スキー場まであります。

世界最大のモール「ドバイ・モール」。水族館まである(外から観る分には無料)
世界最大のモール「ドバイ・モール」。水族館まである(外から観る分には無料) posted by (C)suadd

スキー・ドバイ。リフトが見えます
スキー・ドバイ。リフトが見えます posted by (C)suadd

聞くと、現地人はほとんど働かなくても生活が保証されるので国民しかなれない公的サービスの質は低く(注:そうでもないという意見もありました)、ホテルやレストラン、モール、建築現場なんかで働いているひとのほとんどは外国人だそうです。多いのは近郊のアラブ諸国か、インド、パキスタン、フィリピンなどの英語圏。ドバイの人口は220万あるが、外国人労働者が8割を超えています。

ほとんどどうやって国が成立しているのか想像がつかないですが、先代の王と現王は、オイルマネーだけでは続かないことを見越して、計画的に観光地化したり、無税化して企業の誘致を図ってきてます。いろいろ問題もあると聞いてますが、ものすごい勢いで開発されているのを見ると、一応は成功しているように見えます。

世界一のビル「バージュ・ハリファ」を直下から
世界一のビル「バージュ・ハリファ」を直下から posted by (C)suadd

バージュ・ハリファから見ると他のビルがミニチュア
バージュ・ハリファから見ると他のビルがミニチュア posted by (C)suadd

まだまだアジア人は非常に少ないらしいので、事実上アラブ圏の中心になっていることを考えると、まだまだポテンシャルは非常に高そうです。

今後も要注意な国です。次は、ついにアフリカ。南アフリカのケープタウンに向かいます。

<TIPS>
・英語が普通に通じます
・ドバイには意外なことにカジノがありません。理由は、イスラム教ではギャンブルが禁止されているから。一時期、カジノ運営会社がカジノ免許が出るということで進出しようとしたが頓挫したらしい。
・ラマダン中、日中もレストランはしまっていますが、マクドナルドやスターバックスはテイクアウトだけできる場合もあります。ただし、人前で飲んだり食べたりするのは厳禁。タバコもNGです。ただし、ホテルの中だけは治外法権的になんでもあります。僕はタクシーでうっかりペットボトルの水飲んで、注意されました。

世界一周カテゴリ最新情報(Facebook)もどうぞ