イスラエルではエルサレムを拠点に、パレスチナ自治区、死海、テルアビブに行きました。
■パレスチナ自治区
パレスチナ自治区とはイスラエルに住むイスラム教のアラブ人のことを指すパレスチナ人による自治区を指し、僕が行ったベツレヘムはいたって普通の活気ある街で、バスで30分程度。普通に行き来することができます。
パレスチナ自治区ベツレヘム。賑わっている普通の街に見える posted by (C)suadd
ただし、途中のチェックポイントではパスポートチェックが行われ、パレスチナ人がエルサレムに来るにはかなり制限があるようです。
イスラエル政府は、パレスチナ人のテロを恐れて、アパルトヘイト壁(ベルリンの壁のような分離壁)を作るなどして完全隔離を狙っているようですが、当然ながら反対運動もあり、パレスチナ自治区の一部(特にガザ地区)では戦闘も行われています。
ベツレヘムのアパルトヘイト壁。手前のバルーンはバンクシー作「balloon girl」 posted by (C)suadd
反対運動というか平和運動として有名なのが、アパルトヘイト壁や街中の壁にゲリラ的に描かれたイギリス人アーティスト、バンクシーの絵。この絵をタクシーをチャーターして周りました。ガソリンスタンドの壁とか本当に何気ないところにあるのがおもしろかったです。
アパルトヘイト壁にはそれ以外にもたくさんのメッセージ性を持った絵が描かれていて、非常に興味深かったです。
ガソリンスタンドの壁に描かれた爆弾ではなく花を投げる「flower thrower」 posted by (C)suadd
個人的には、パレスチナ自治区がいたって普通の街として存在することに驚きました。よく考えれば昔はイスラム圏の支配であったし、当たり前なのですが(もちろん、そうでない戦火にまみれている街もあります)。
今までの歴史的経緯を考えると、この問題を解決するのは非常に難しいと思わざるを得ませんが、なんとか血を流さずによい方向になって欲しいです。
■死海
標高約ー400メートルと地表でもっとも低い場所であり、塩分濃度が30%にもなる巨大な湖です。周辺はリゾート開発されており、よく整備されたホテルやビーチがあります。
死海のビーチ。向こう岸はヨルダン側 posted by (C)suadd
ただ、死海自体は塩分濃度のため30分と浸かってられないので、本当にビーチで日差しを楽しむといった感じですが。
死海は泥パックが有名なのですが、僕たちが行ったビーチは泥がものすごい豊富でみんな塗りたくってました。場所によってはほとんど泥がなくて、有料で泥パックしてくれるところもあるようです。
死海で泥パック。塩分30%でものすごいしみました posted by (C)suadd
僕はアトピーがあるので、ものすごいしみて数分が限界でした。まぁでも少ない時間で写真撮ったりして、結構楽しかったです。
死海でビール飲みながら浮かぶ編。塩分30%なので自然に浮きます posted by (C)suadd
■テルアビブ
エルサレムから車で40分ほどで行けるイスラエル最大の都市。地中海に面した都市で海沿いは一面ビーチになっています。南側には十字軍の歴史などでよく出てくるヤッフォがありますが、テルアビブ自体は新しい街です。
しかし、行ったのがちょうど新年明けの日だったこともあって、街の機能が完全に停止中。運良くバスが動いていたので、ビーチに直行してほとんどビーチにいましたが、街中はほとんどの店が閉まっており、両替屋すら開いてません。
テルアビブの世界遺産「白い都市」。いまいち。。 posted by (C)suadd
しかし、ビーチはよく整備されていて、レストランにある席でのんびりしながら、たまに泳ぎに行ったりできて非常に素晴らしかったです。海はものすごい遠浅でしたが、透明度は高く魚もちらほらいました。
テルアビブの地中海ビーチ。ユダヤ教の新年でもここだけはやっていた posted by (C)suadd
ヤッフォの方まで行ってみたかったのですが、日帰りなので断念。
次は、アンマンに戻りいよいよインドへ入国します。
<TIPS>
・ベツレヘムのタクシーチャーターのバンクシーツアーは60シュケル(約1202円)が相場の模様
・死海には無料ビーチもありますが、泥を探すのが大変だそうです。後、バスの本数が少ないので、ヒッチハイクで帰ってきたというひとが何人かいましたが、あまりオススメできません。
・テルアビブまではシェルート(乗合バス)だと35シュケルで40分で着きます。まぁ新年でバスがやってなかったのでやむなしだったのですが、速いです。
・テルアビブのビーチではWiFiがありました。もしなくてもオペラタワーでWiFiが飛んでます。
※世界一周カテゴリ、最新情報(Facebook)もどうぞ