学費支援プラットフォーム「studygift」をムーブメントにするために

家入さんが率いるLivertyがリリースした学費支援プラットフォーム「studygift(スタディ・ギフト)」が賛否両論で波紋を呼んでいます。

まず僕の立場を明らかにしておくとLivertyには世界一周中にグループ追加されていたものの特に何かにコミットしているわけではなく、今のところ先日リリース時に行われた初顔合わせ「超会議」に参加したのが唯一です。

正直、studygiftは確かに荒削りな部分はあったと思います。しかし、その反応においてはネガティブなものも多く、第一弾の対象となった坂口さんや主催である家入さんへの誹謗中傷まで頻発しています。

しかし、一方で現時点で191人もの方が賛同し、95万円以上が集まり、当初目標の87万強を超えて資金調達に成功しています。さらに、大口の10万円支援も20社も問い合わせがあるそうです。

なぜこの新しい試みにこれだけの賛否両論な意見が集中しているのでしょうか?

それは、この試みが「新しい試み」であるからに他なりません。今までの常識に逆らい、世界を変えようとしている確かな証拠です。

新しい試みは有望であればあるほど、批判を超えた誹謗中傷がつきものです。そしてそういった声は大きく聞こえ、主催者の心を蝕みます。

だからこそ、僕はこの試みを僕なりのやり方で全面的に支援したいと思います。Livertyの中のひとは若いひとが多いから、戸惑っているひともいると思います。でも、もっと自分に胸を張っていいと心から言いたい。

すでに、200人近く支援してくれている人々がいて、ということは、その何倍もの賛同してくれている人々がいると言うことであり、このムーブメントが広がっていく可能性は高くなっています。

ほとんどの試み(ベンチャー含め)が議論も呼ばず、賛同者を(批判者も)集められないことを考えれば、まず最初の難関をクリアしています。批判には、誠心誠意対応していく必要がありますが、それに挫ける必要まったくありません。

ここからstudygiftをいかに大きなムーブメントにしていくか、については、「バイラル・マーケティング」などで有名なセス・ゴーディンはTEDのスピーチ「我々がリードする部族」が役に立つと思うので、ご紹介します。

<セス・ゴーディン「我々がリードする部族」>
※日本語字幕付き動画、約17分半です

セス・ゴーディンの第一の質問は「あなたは、正確にはだれの心を乱してますか?」。誰かの心を乱していないなら、あなたは現状を変えていない、と言います。ここはすでにクリアしているでしょう。

続く、第二の質問は「あなたは誰と繋がっていますか?」です。賛同してくれているひとは誰か、と。その人々はその想いをシェアしたがっています。彼らを繋げることが二番目に必要なことです。

第三の質問は「あなたは誰をリードしていますか?」。そしてその人々のさらに先導部分にフォーカスをして、リードします。それにより、その人々がまず変わり、次にリーダーとなって、その周りの人々を変えてきます。

そして、すべてが変わるのです。

P.S.Livertyそのものや、事前にリリースされた「うつっぽ」などにも批判的な意見もありますが、これらも同様に世の中を変えていくことができると信じています。

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