iPadが(予想通り?)すごい件

iPad発売されましたね。ということで先日アメリカまで行きながら購入できなかったため、普通にネットのApple Storeで予約して買いました。32GのWiFiモデル(Pocket WiFiで通信)。まだ少ししか触ってないですけど、ちょっとだけ雑感をば。

・iPhoneからの蓄積で完成度がものすごい高い
iPadはiPhone OSが使われているわけですが、iPhoneは初代から数えると3年ほど経っており、その蓄積による使い勝手のよさがもろに反映されていると感じます。これが今までのタブレットPCとの大きな違いで、いきなり完成度がものすごい高い。キビキビとした隙のない使い勝手で、使っていて気持ちいい。Google Androidはいつか追いつくとは思いますが、道のりはかなり長いと言わざるをえません。

・本はほぼ電子書籍になる
京極夏彦氏が実験的に『死ねばいいのに』を書籍よりも安く販売しているので、買ってみたのですが、ものすごい快適に読めます。ページをめくるにはさらりとタッチするだけなので、むしろページめくるより楽です。本は読めればなんでもよい方(所蔵もしない派)ではありますが、そうでなくても多くの方にとっては電子書籍でぜんぜん問題ないんじゃないでしょうか。個人的に気になったところにしおりを何枚も挟む読み方をしていて、それができないのが難点ですが、その辺りは改善されていくのかなと。むしろiPad触って、今後かなりの本が電子書籍化されているのが確実だなと改めて思いました。Amazonで予約したら明日届くっていっても、ワンクリックでダウンロードしてすぐ読めた方が絶対便利だし。

・もはやノートパソコンとか要らない(特にネットブック)
メールとかネットサーフィンとか、ものすごい快適。iPhoneと画面の大きさが違うだけでこんなに違うんだというのは驚きでした。そもそもソフトウェアキーボードもかなりのスピードで文字入力できるし、もはや自宅にパソコンとか不要。ソファーに座って、iPad。この方が明らかに自然。僕は仕事柄パソコンをばりばり使うので難しいところもありますが、世の中の多くの方にとっては、ほとんどが「見る」で「入力する」頻度は少ないわけで、だからこそネットブックが売れていたわけですが、正直ネットブック、かなり厳しい立場に追い込まれたと思います。

全体としては、買うまではどのくらいの完成度なのかなと様子見的な部分もあったのですが、iPadはまさに新しいカテゴリの商品の発明であり、本当にアップル、というかジョブズすごいなぁと改めて強く思いました。iPadが切り開く世界というのはすごく大きくて、インターネット・ビジネスにもかなり大きなインパクトがあるのは間違いないので、使いながらいろいろ試していこうと思います。