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(500)日のサマー (2009)
【監督】マーク・ウェブ |

ロマンチストの男子トムは恋に落ちて、愛を信じない女子サマーは恋に落ちない物語。軽いように見えて、結構奥深くて、個人的には好きです。
最初にキスをした後の信じられなさとか、寝た後に本当に世の中が一変してしまう感覚とか、喧嘩した後の焦燥感とか、喪失感とか、鮮やかに描かれていて、素晴らしいと思いました。
500日の間を前後にスキップする構成、そして必ずトムからの視点で描かれているがゆえに、サマーのミステリアスぶりが際立って感じられるのもよかった。
こういう経験って基本的になかなかきついのだけど、生きてるって感じがするから、忘れたくないなと思う。そんなことを思い出させてくれる作品。
後、ヒロインのズーイー・デシャネルがとてもよかった。主人公のジョセフ・ゴードン=レヴィットは「インセプション」にも出てきてますね(アーサー役)。映像も音楽もセンスがあって、すごくよかったです。