世界一周を終えていまの気持ち

ついに半年弱かけた世界一周を終えて帰国しました。

まず、FacebookやTwitter、ブログを見守ってくれていただいた方々、ありがとうございました。皆様の反応や存在が一人旅の寂しさを感じさせず、僕の原動力になっていました。

前回一時帰国したときには、何が得られたかよく分からないけどいつか何かの役に立つだろうというようなことを書きましたが、それは今も同じ気持ちです。

ただ前回と違うのは、今ものすごい創作意欲が湧いているということです。

気球からカッパドキアより
気球、高いところから
気球、高いところから posted by (C)suadd

無造作すぎる世界遺産ヒエラポリス-パムッカレより
パムッカレの石灰棚
パムッカレの石灰棚 posted by (C)suadd

理由は大きくふたつあって。

まず、旅をするというのは、常に新しいことに直面するということです。いろいろネットやガイドブックで調べていっても、新しい場所には新しい常識があり、自分の想像を超えるため驚きの連続になります。そうやってどんどん新しいことがインプットされていきます。

アウシュヴィッツ強制収容所で涙するより
アウシュヴィッツ第二収容所は非常に広大
アウシュヴィッツ第二収容所は非常に広大 posted by (C)suadd

モン・サン・ミシェルとパリで伝統についてより
かっこよすぎるモン・サン・ミシェル
かっこよすぎるモン・サン・ミシェル posted by (C)suadd

しかし、旅の最中にはそうやって得たインプットを咀嚼し、アウトプットする手段が多くありません。

次から次へと新しいことが起こっていて、さらに次の目的地の情報(移動手段含む)を仕入れたりしなければいけない状況では、なかなか咀嚼するのが難しいですし、アウトプットは、ひとと話すか、ネット上に書くか、日記を書くくらいしかありません。

いま、僕は完全にインプット過多になっていて、これを咀嚼してアウトプットしたいと思っています。

アラブ圏の中心、人工巨大都市ドバイより
バージュ・ハリファから見ると他のビルがミニチュア
バージュ・ハリファから見ると他のビルがミニチュア posted by (C)suadd

喜望峰を見にケープタウンへより
喜望峰をケープポイントから望む
喜望峰をケープポイントから望む posted by (C)suadd

ジンバブエでヴィクトリアの滝へより
ヴィクトリアの滝。メインの滝
ヴィクトリアの滝。メインの滝 posted by (C)suadd

それからもうひとつ。

世界を周ってみて、本当に地球は広大で美しいし、その上で暮らす人類の文化の多様さにも、感動しっぱなしでした。

もちろん一つの場所に数日しかいなくて何が分かるんだ、という話もあります。しかし、それでも自分が見たり、経験したりしたことは、真実の一つの側面でもあります。

ケニアのサファリの動物たちはとてもキレイより
ライオン。寝起きにギロって観られたとこ
ライオン。寝起きにギロって観られたとこ posted by (C)suadd

エジプトでダハブの海とシナイ山を堪能するより
シナイ山の頂上から周辺。とにかく荘厳
シナイ山の頂上から周辺。とにかく荘厳 posted by (C)suadd

「インディージョーンズ」のペトラ遺跡へより
頂上にあるエドディル。エルハズネよりも大きくナチュラル
頂上にあるエドディル。エルハズネよりも大きくナチュラル posted by (C)suadd

さらに言えば、自分がこうやって世界一周をできているというのは日本という豊かな国にたまたま生まれ育ったからだということも痛感しました。

世界には生まれてからどれだけ能力とやる気があっても外国に行くことも叶わないひとがたくさんいます。

だから、自分としてはこの素晴らしい地球や人類に対して何か少しでも役に立ちたいと強く思いました。

もちろんそれができるか分からないけれども、恵まれている自分はそのように努力していきたいと思いました。

三宗教の聖地エルサレムで歴史を感じるより
エルサレム旧市街の嘆きの壁。ユダヤ教の聖地
エルサレム旧市街の嘆きの壁。ユダヤ教の聖地 posted by (C)suadd

パレスチナ自治区、死海、テルアビブへ行くより
死海で泥パック。塩分30%でものすごいしみました
死海で泥パック。塩分30%でものすごいしみました posted by (C)suadd

デリーでインドの洗礼を受けるより
ジャマー・マスジット周り。ローカルでごちゃごちゃしてる
ジャマー・マスジット周り。ローカルでごちゃごちゃしてる posted by (C)suadd

これらのことから、日本に帰ってきたいま、何かを作っていきたいと強く思っています。

そして、それは世界中の人類のいろいろな仕事をみた後でも、いまだ自分の天職だと思っているインターネット・サービスになると思います。

まだひとつに絞れているわけではないですが、これからしばらくかけてじっくりと何をやるか考えて行きます。

対称を極めたタージマハルより
夕方のタージマハル。水面に映って幻想的
夕方のタージマハル。水面に映って幻想的 posted by (C)suadd

カジュラーホーでセクシーな寺院を観るより
ラクシュマナ寺院。保存状態はよい
ラクシュマナ寺院。保存状態はよい posted by (C)suadd

ガンジス川でインドでの一生を目撃するより
ガンガーで沐浴するひとびと
ガンガーで沐浴するひとびと posted by (C)suadd

最後に。

ケガやヒドい病気にならず、盗難や強盗に会うこともなく無事帰ってこられて非常に幸運でした。いくら注意していても、旅に危険はつきものですから。

地球、人類、特に友達や家族、幸運、、

いまは世界のすべてに感謝したい気持ちでいっぱいです。

いつもありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。

ブッダが悟りを開いた仏教の聖地ブッダガヤーより
マハーボディー寺院で念仏を唱えるひとびと
マハーボディー寺院で念仏を唱えるひとびと posted by (C)suadd

バンコクの美味しい料理に舌鼓を打つより
カニカレー。最高
カニカレー。最高 posted by (C)suadd

アンコールワットとラピュタのベンメリア遺跡より
ベンメリア遺跡3
ベンメリア遺跡3 posted by (C)suadd

<おまけ>
行った国と都市の一覧は以下の通りです。限られた期間なので外しているエリアもありますし、過去に行ったことのある国は大体外してます(主にアジア)。それぞれのエントリや番外編は世界一周カテゴリをどうぞ

1.アメリカ(ニューヨーク、ワシントンDC)
2.ペルー(リマ、ナスカの地上絵、クスコ、マチュピチュ、プーノ)
3.ボリビア(ラパス、ウユニ塩湖、アタカマ高地)
4.チリ(サンペドロ・デ・アタカマ、サンティアゴ、イースター島)
5.アルゼンチン(ブエノスアイレス、イグアスの滝)
6.エクアドル(キト、ガラパゴス諸島)
7.モロッコ(マラケシュ、メルズーカ(サハラ砂漠)、フェズ、タンジェ)
8.スペイン(マラガ、トレモリノス、グラナダ(アルハンブラ宮殿)、バルセロナ、ジローナ、カダケス、フィゲラス、マドリッド、トレド)
9.フランス(パリ、モン・サン・ミシェル、ベルサイユ宮殿)
10.イギリス(ロンドン(オリンピック))
11.ドイツ(ミュンヘン(ノイシュヴァンシュタイン城)、ベルリン)
12.ポーランド(クラクフ(アウシュヴィッツ強制収容所))
13.トルコ(イスタンブール、カッパドキア、パムッカレ)
14.UAE(ドバイ)
15.南アフリカ(ケープタウン、ヨハネスブルク)
16.ジンバブエ(ヴィクトリア・フォールズ(ヴィクトリアの滝))
17.ケニア(ナイロビ、サファリ)
18.エジプト(ダハブ)
19.ヨルダン(アカバ、ワディムーサ(ペトラ遺跡)、アンマン)
20.イスラエル(エルサレム、ベツレヘム(パレスチナ自治区)、死海、テルアビブ)
21.インド(デリー、アーグラー(タージマハル)、カジュラーホー、バラナシ(ガンジス川)、ブッダガヤー)
22.タイ(バンコク)
23.カンボジア(シェムリアップ(アンコールワット))

※ちなみに写真は後半周のものからなので前半周のものはこちらからどうぞ。

世界一周その54ーアンコールワットとラピュタのベンメリア遺跡

体調も回復したところでバンコクから、アンコールワットとアンコールトムを観るためカンボジアのシェムリアップに飛びます。

アンコールワットはヒンドゥー教の寺院で、近くにあるアンコールトムは当時首都だった街です。アンコールトムの王宮は木造のため現存しませんが、寺院は石造のため1000年近く前のものが観られます。ただ実際は戦争などにより数百年間遺棄されていたため、かなり修復が行われています。

アンコールワット。周りはお堀で囲まれている
アンコールワット。周りはお堀で囲まれている posted by (C)suadd

アンコールワット。池で反射して綺麗
アンコールワット。池で反射して綺麗 posted by (C)suadd

こういった像が丁寧に彫り込まれている
こういった像が丁寧に彫り込まれている posted by (C)suadd

今回ガイドをつけたのですが、カンボジア人にとってもこの時代は栄光の時代らしく、カンボジアがどれだけ多くの国まで支配していたかを、周囲の国の悪口まで含めて、解説してくれました(苦笑)。

確かに言うように、インドのヒンドゥー教寺院とは全然違って、非常にオリジナリティーがあり、かつ巨大で精巧でした。アンコールワットとアンコールトムがカンボジア人の誇りであることもよく分かってよかったです。

アンコールトムの入口にある蛇をひっぱる像たち。独創的
アンコールトムの入口にある蛇をひっぱる像たち。独創的 posted by (C)suadd

アンコールトムのバイヨン寺院。こちらも鏡面反射
アンコールトムのバイヨン寺院。こちらも鏡面反射 posted by (C)suadd

バイヨンの仏像。四方に顔がある四面仏が特徴的
バイヨンの仏像。四方に顔がある四面仏が特徴的 posted by (C)suadd

タ・プローム。巨木が生えている
タ・プローム。巨木が生えている posted by (C)suadd

翌日は、評判のよいベンメリア遺跡へ。ここは行くのにトゥクトゥクで2時間弱もかかるのですが、旅行者の評判がいいので言ってみることに。

少し郊外に出ればのどかな田園風景が広がる
少し郊外に出ればのどかな田園風景が広がる posted by (C)suadd

ここは、ラピュタっぽいことで有名なのですが、行ってみればまさにラピュタ。自然の力に侵食された巨大な遺跡です。

アンコールワットなどもこういう状態だったらしいのですが、木の根などが石の間に入り込み遺跡を破壊してしまうために完全に伐採され、各国の援助も受けて修復が行われています。しかし、ベンメリアは少し遠いところにあることもあってか、手が回っていない、というわけです。

かなり足場が悪く、くまなく観るのは大変ですが、そこもアトラクションと考えると非常におもしろかったですし、自然の力を堪能できて素晴らしかったです。ぜひアンコールワットに行く方はセットで観ていただきたいです。

あまりに素晴らしかったので、ちょっと写真多めですが、どうぞ。

ベンメリア遺跡前の蓮の花
ベンメリア遺跡前の蓮の花 posted by (C)suadd

ベンメリア遺跡入口
ベンメリア遺跡入口 posted by (C)suadd

ベンメリア遺跡2
ベンメリア遺跡2 posted by (C)suadd

ベンメリア遺跡3
ベンメリア遺跡3 posted by (C)suadd

ベンメリア遺跡4
ベンメリア遺跡4 posted by (C)suadd

ベンメリア遺跡6
ベンメリア遺跡6 posted by (C)suadd

ベンメリア遺跡8
ベンメリア遺跡8 posted by (C)suadd

ベンメリア遺跡1
ベンメリア遺跡1 posted by (C)suadd

ベンメリア遺跡9
ベンメリア遺跡9 posted by (C)suadd

ベンメリア遺跡11
ベンメリア遺跡11 posted by (C)suadd

さて、そんなわけで、半年近くの世界一周が終わりです。いよいよバンコク経由で帰国します

<TIPS>
・カンボジアは独自通貨リエルもありますが、ドルが普通に使えます。よってリエルを買う必要はありません。1ドル未満については、リエルでの計算で1ドル4000リエルで固定、例えば1.5ドルを1ドル札+2000リエルで支払うこともできます。
・シェムリアップの空港で到着時にSIMカードを買えます。旅行者パックというのもあってわずか5ドルで通話、ネットができるようです。僕は違うSIMカードを買ってしまった後なので詳しくは分かりません。ただし、街中はともかく遺跡周辺は3Gはほとんど繋がりませんでした。後、テザリングは禁止されていました。
・アンコールワットの朝日と夕日は雨季が綺麗。しかし、雨が降るリスクもあり、僕が行っていたときは曇りがちで、最終日は観られたらしいけど起きられず、見逃し。朝日は登って10分後くらいが一番綺麗らしいです。
・シェムリアップの空港の出国ロビーではWiFiが30分無料で使えます。WiFiアクセスポイントが2つあるので60分までは可能なようです。
・天候は、天気予報だと雨になっていますが、実際は降ったり止んだり、時には日も出たりしてます。あまり気にしない方がよさそうです。

世界一周カテゴリ最新情報(Facebook)もどうぞ

世界一周その53ーバンコクの美味しい料理に舌鼓を打つ

インドを脱出し、タイの首都バンコクへ。

バンコクはインドに比べてものすごい現代的で、タクシーはメーター制だし、セブンイレブンでは定価があってしかもキャッシャーがあるし、電車は数分に一回来るし、ネットは高速だしで感動しっぱなし。

Terminal21。今一番熱いモールらしい
Terminal21。今一番熱いモールらしい posted by (C)suadd

渋滞がすごい。特に夕方はほとんど進まないことも
渋滞がすごい。特に夕方はほとんど進まないことも posted by (C)suadd

カオサンロード。バックパッカーがたくさん
カオサンロード。バックパッカーがたくさん posted by (C)suadd

景色がよいスカイバー。が、夕方からしか営業していなくて入れず
景色がよいスカイバー。が、夕方からしか営業していなくて入れず posted by (C)suadd

しかし、僕はデリーの最終日から風邪を引いてしまったようで、ほとんどホテルで休んでました。バンコクは訪れたことがあるので特に観光もせず、現地の知人たちとご飯に行ったくらい。

とはいえご飯もとにかく美味い。タイ料理は当たり前としても、日本食はまさに日本の味だし、韓国焼肉も美味しかったです。やっぱりアジアというだけあって、日本に文化的にも近いから、食事の好みも合っているのではないでしょうか。

カニカレー。最高
カニカレー。最高 posted by (C)suadd

トムヤムクン。こちらも最高
トムヤムクン。こちらも最高 posted by (C)suadd

定番カオマンガイ。美味すぎる
定番カオマンガイ。美味すぎる posted by (C)suadd

つぼ鯛。日本食はまったくもって日本の味
つぼ鯛。日本食はまったくもって日本の味 posted by (C)suadd

料理の写真ばかりになってしまいましたが。。

というわけで、バンコクではほとんど観光してないのですが、インドで騙されないように常に気を張っていた僕にとってはいい骨休みにもなりました。

そろそろ世界一周も終盤で、最後にカンボジアにアンコールワットとアンコールトムを観に行きます。

<TIPS>
・バンコクの空港でSIMカードを売っていますが長蛇の列だったので、街中でSIMカード+データ1G+通話1時間のパックを合計700バーツ(1791円)で購入。比べずに買ったので若干高かったかもしれません。
・バンコクのキャッシングのATM手数料は1回辺りどこも150バーツ(383円)と異常に高い。いろいろな銀行で試したのですがATM手数料0のATMは見つけられませんでした。これなら日本円を持って行って両替した方がよいかもしれません。

世界一周カテゴリもどうぞ

世界一周その52ーブッダが悟りを開いた仏教の聖地ブッダガヤー

ごちゃごちゃなバラナシを後にして、ブッダが悟りを開いた場所として有名で各国の寺院が集まるブッダガヤーに向かいます。ここに行くには、バラナシから電車で3時間半ほどかけてガヤーという街に行き、そこからブッダガヤーまでリキシャで行きます。

案の定ここも16キロで200ルピー(298円)でカルテルが結ばれており、流しを捕まえて100ルピーで行ってもらいました(それでも現地人よりは高いですが)。

ブッダガヤーは少し南ということもあってか結構暑く、日中は動く気がしないので、夕方や朝行動することにします。

ブッダガヤー市内、非常に小さい
ブッダガヤー市内、非常に小さい posted by (C)suadd

見どころは、ブッダが悟りを開いたという場所に建つマハーボディー寺院。ここは無料で入れる上(カメラ持込代20ルピー)、裸足で入るためか非常に綺麗に整備されてます。そして、世界各地からお坊さんや仏教徒が集まってきており、あらゆるところで念仏を唱えたり、瞑想していたりします。

マハーボディー寺院で念仏を唱えるひとびと
マハーボディー寺院で念仏を唱えるひとびと posted by (C)suadd

マハーボディー寺院。夕日に照らされて美しい
マハーボディー寺院。夕日に照らされて美しい posted by (C)suadd

ブッダが悟りを開いたマハーボディー寺院の裏の菩提樹
ブッダが悟りを開いたマハーボディー寺院の裏の菩提樹 posted by (C)suadd

個人的には、仏教と神道を信じているので、その光景はグッとくるものがありました。

しかし、本堂にあるブッダ像を観るため列に並んでいると、後ろの観光客が押してきたり、僕の前にいた中国人が中国元を寄付しているのを見て、せびったりしていて、さらに袈裟を来た案内詐欺師もいたりして、大変残念な気持ちになりました。

マハーボディー寺院のブッダ像
マハーボディー寺院のブッダ像 posted by (C)suadd

夜のマハーボディー寺院。たいへん幻想的
夜のマハーボディー寺院。たいへん幻想的 posted by (C)suadd

しかし、そんな中でもお坊さんたちは静かに念仏を唱え、瞑想していて、仏教はやはりいいなと思ったりもしました。

マハーボディー寺院。素晴らしく整備されている
マハーボディー寺院。素晴らしく整備されている posted by (C)suadd

マハーボディー寺院の裏。ここでブッダは悟りを開いた
マハーボディー寺院の裏。ここでブッダは悟りを開いた posted by (C)suadd

ブッダガヤーには、ブッダが6年間苦行を行なっていたほこらや、悟りを得られず、降り立ったスジャータという娘から乳粥供養を受けたというセーナー村、トトロの木と呼ばれる大きな菩提樹など、いろいろ見どころがあります。しかし、この辺りは結構遠いので、僕はその辺にいた日本語ペラペラのおじさんに声をかけてバイクで連れて行ってもらいました。ほんとはよくないんだろうけど。。

ブッダが6年間苦行をおこなったほこら
ブッダが6年間苦行をおこなったほこら posted by (C)suadd

ブッダのほこら。ろうそくがあるからか蒸し風呂状態
ブッダのほこら。ろうそくがあるからか蒸し風呂状態 posted by (C)suadd

巨大な菩提樹
巨大な菩提樹 posted by (C)suadd

途中、本当に貧しくて、電気も通ってない村を通ったのですが、それでも周りは田んぼが広がっていてすごく美しい光景でした。インドの田舎は昔はこういう感じだったのかもしれません。もちろん究極に貧しく、学校もないようなところなのですが。バラナシやデリーのような都市とはまったく違う生活がここにはありました。

後、ブッダガヤーには中国寺、ブータン寺、タイ寺など各国のお寺があり、日本寺もあります。

ブータン寺。なぜか子どもがいっぱい
ブータン寺。なぜか子どもがいっぱい posted by (C)suadd

大仏。結構でかい
大仏。結構でかい posted by (C)suadd

日本寺では早朝と夕方に座禅を行なっており、僕も朝5時から参加してみました。参加者は僕ひとり。逆に落ち着けてよかったです。悟りはギリギリのところで得られませんでしたが(苦笑)。

日本寺。まさに日本的な美しさと静けさ
日本寺。まさに日本的な美しさと静けさ posted by (C)suadd

日本寺。さすがに畳ではない
日本寺。さすがに畳ではない posted by (C)suadd

その後、コルカタまで電車で行こうと思っていたのですが、エアコン付きの席が空いておらず断念。飛行機でデリーに戻りタイへ向かいます

<TIPS>
・バラナシの適当なインターネット屋でチケットを取ってもらったらエアコン無しのスリーパークラス(寝台)で、かつ電車が大幅に遅れ(2.5時間くらい)、ものすごい疲れました。数百円しか変わらないんだったらエアコン有りがよかった。。
・ガヤーからブッダガヤーまでは一応バスもあるようです
・ブッダガヤーにはレストランがすごく少なくて食事に苦労しました。フジヤ・グリーン・レストランというところが割りときちんとした日本食が食べれてよかったのですが、エアコンがないのでとにかく暑かったです。

世界一周カテゴリもどうぞ

世界一周その51ーガンジス川でインドでの一生を目撃する

セクシー寺院のあるカジュラーホーからバラナシまでは電車でも行けますが、電車なら7時間以上かかるし、時間が大幅に遅れる可能性もあるしで、ここは大人力を発揮して飛行機を使います。わずか40分ほどで到着。後、飛行機だと割りと日中に移動ができるという利点もあります。電車だと早朝に出たり、日が沈んでから到着したりすると、リキシャやホテルでふっかけられ、防ぎ用のないボッタクリの対象になったりするので(一応、リタイアメントルーム(駅とかにある寝たりできる施設)とかありますが)。

バラナシの安宿はガンジス川沿いに集結していますが、道がリキシャも入れないくらい細い石畳の道で歩きにくい上に暑いし、かつ動物の糞が大量にあるので結構大変でした。最終的には割りと満足の行く宿を見つけられたのでよかったですが。

街中は何でもありのカオス状態
街中は何でもありのカオス状態 posted by (C)suadd

というわけで、バラナシと言えばガンジス川(以後、ガンガー)、ということで早速見に行きます。そしたら何やらセレモニーのようなものをやってます。毎日やっている儀式でプージャと言うらしく、ガート(川岸に設置された階段)からだとよく見えません。

「舟(動かない)の上からだとよく観えるから観ないか」という舟屋に聞くと、200ルピー(297円)などと言われて即時却下。それで世話話しながら、ぼーっと観ていたところ、最後の方で50ルピーまで下がったので乗船。結構いい舟だったので割りと満足でした。

毎日ある儀式プージャ。ブッダが描かれている
毎日ある儀式プージャ。ブッダが描かれている posted by (C)suadd

毎日ある儀式プージャ。上部で儀式が続く
毎日ある儀式プージャ。上部で儀式が続く posted by (C)suadd

翌日は、朝日を観に早朝にガンガーへ。同じくボートが出ており聞くとひとり400ルピーだというので、却下し。日の出や沐浴するひとびとを観ていると、またもや100ルピーまで下げてきたので、乗船。どうもインド人向けのボートのようで英語で案内はなしでしたが。

ガンガーの日の出と沐浴するひと
ガンガーの日の出と沐浴するひと posted by (C)suadd

ガンガーの日の出。非常に幻想的
ガンガーの日の出。非常に幻想的 posted by (C)suadd

ガンガーで沐浴するひとびと
ガンガーで沐浴するひとびと posted by (C)suadd

ガンガーの沐浴光景
ガンガーの沐浴光景 posted by (C)suadd

そんなわけでとにかく辛抱強く待つと安くなる、ということが分かってきました。その他、バラナシには美味しいお店(特に日本食)が多いし、ヒンドゥー教徒の聖地ヴィシュワナート寺院(黄金寺院。撮影禁止)、火葬が観られるマニカルニカーガート(こちらも撮影禁止)など割りと見どころはいろいろあります。

ヴィシュワナート寺院への参道。こちらもカオス状態
ヴィシュワナート寺院への参道。こちらもカオス状態 posted by (C)suadd

ただ、今まで行った中でバラナシは圧倒的に汚いです。暑さもあって匂いもあるしで、潔癖症なひとには難しいかもしれません。また、シルクや土産物を売りつけようとするボッタクリ屋も多いし、物乞いもたくさんいて、かなりウザいです。

が、個人的にはインドの庶民の生活がダイレクトに感じられておもしろかったです。

なんというか、生まれたところを見たわけではないですが、ここで生まれ育ち、ことあるごとにガンガーで沐浴し、死んだらガンガー沿いの火葬場で焼かれガンガーに流される、というインドでの一生を目撃したという気持ちになりました。

夕方のガンガー。サルもたくさんいます
夕方のガンガー。サルもたくさんいます posted by (C)suadd

次は、電車でガヤーに向かい、ブッダが悟りを開いたブッダガヤーを訪ねます。

<TIPS>
・バラナシ空港から市内までは結構距離がある上に、公共交通機関がなく(正確にはあるらしいがだいぶ歩く)、タクシーが600ルピー(893円)とかふっかけてくるので面倒です。恐らくホテルから手配した方がやすそうですが、出来ない場合はシェアするといいと思います。僕はたまたま声をかけたアメリカ人がタクシーを呼んでいたので、それをシェアさせてもらいました。
・ようやく分かったのですが、駅や空港などにいるリキシャやタクシーはカルテルを結んでおり、絶対にある額より下がることはありません。そうじゃないと多分ハブにされてその場所で仕事ができなくなるから。なので、前にも書いたように旅人同士でシェアするか、あらかじめホテルなどから呼ぶか、少し離れたところで流しを掴まえるか、しないとボッタクられます。
・ガンガーでの沐浴は日本人がやった場合、体調不良になる確率がどうも5割を超えている感じだったので止めておきました。

世界一周カテゴリ最新情報(Facebook)もどうぞ