mixiアプリ正式公開1ヶ月後の様子

前回2週間後の様子をみましたが、今日で丸1ヶ月ということでどんな様子か見てみたいと思います。各順位はアプリランキングから拝借してます。

<アプリ別ランキング>

  1. 1位 814324 サンシャイン牧場(Rekoo)
  2. 2位 622563 通信制 脳力大学-漢字テスト(株式会社ドリコム)
  3. 3位 328082 マイミクテトリス(テトリスオンライン)
  4. 4位 305747 マイミク通信簿(空飛ぶ)
  5. 5位 291562 記憶スケッチ(株式会社REAL)
  6. 6位 285295 みんなの農園(RAKOO)
  7. 7位 226440 RockYou! スピード★レーシング(ロックユーアジア)
  8. 8位 208942 みん顔!(株式会社サイバード)
  9. 9位 187753 グラディウス(KONAMI)
  10. 10位 126159 四則演算ゲーム(アルカーナ株式会社)

前回1位だったドリコム「漢字テスト」が2位に後退し、1位はなんと日本では無名の中国ベンチャーのRekoo(僕は北京で会いました)のソーシャルゲーム「サンシャイン牧場」。前回はトップ10にも入ってなかったのでユーザーを約80万人も増やして圧倒的な強さを見せています。同じ農場系の「みんなの農園」は28万と17万人も増やしたものの順位は一つあげて6位になったのみとなっています。その他、ソーシャルゲームとしてはRockYouの「スピード★レーシング」も圏外から7位に浮上しており、今後に期待が持てそうです。

一方で、「テトリス」「みん顔!」「グラディウス」などはやや失速しており、「脳内メーカー」「つながりマップ」は圏外になりました。全体としてマイミクをうまく絡めたソーシャル要素の高いものが人気になりつつあるようです。

<作者別ランキング>

  1. 1位 841848 株式会社ドリコム
  2. 2位 814324 Rekoo
  3. 3位 532327 空飛ぶ
  4. 4位 374306 ロックユーアジア
  5. 5位 328082 テトリスオンライン
  6. 6位 299120 HEROZ(株)
  7. 7位 291562 株式会社REAL
  8. 8位 285295 RAKOO
  9. 9位 208942 株式会社サイバード
  10. 10位 187753 KONAMI

1位は約50万人から84万人に伸ばした「ドリコム」が守りましたが、ユーザー増加率はやや鈍化しています。そして「サンシャイン牧場」を当てたRekooが一気に2位となっており、このまま1位となりそうな勢いです。「空飛ぶ」は3位に後退したものの2倍強、ロックユーアジアも2倍弱の伸びとなっています。

その他、アプリ別ランキングには入らなかったものの複数のクイズ系アプリを展開するHEROZ(株)がランクインしてきています。一方、「plug」「Community Factory」が圏外となっています。

<総括>
・2週間で50万だったので、1ヶ月なら100万人いけるかと期待していたのですが、残念ながら84万に留まりました。ただ、それでも素晴らしい数字です。
・むしろ基準値としては、1ヶ月で10万人以上を集めたの13社もあったというのが適切かもしれません。1万人以上ともなると51社もあります。これは参入会社数の割には非常によい市場だと考えられると思います。
・前回、ソーシャルゲームは時期尚早か?と書いたのですが、「サンシャイン牧場」がすべてをひっくり返しました。「RockYou! スピード★レーシング」も好調のようですし、すべてはアプリ次第というわけですね。まだまだ今後も変動がありそうです。
・いよいよmixiアプリモバイルが公開されますね! 本命はこちらとばかりに準備をしている会社さんも多いことでしょう(ウノウももちろん参入します!)。非常に楽しみです。

「ダークナイト」IMAX版

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前にもお伝えした川崎でやってる「ダークナイト」IMAX版、ついに観てきましたー。

まぁ正直IMAXじゃないバージョンとの違いをすごい感じたわけではないんですが(昔すぎて、、)、家で観るのと桁違いの迫力でやっぱり何度観てもおもしろいなぁと思いながら観てました。

もう二度と観ることもできないと思うので、東京に住んでる方はぜひ。川崎ラゾーナとかふらふらするのには楽しいと思いますし。

see also ダークナイト – 旧suadd blog

10万年の世界経済史/グレゴリー・クラーク

固いタイトルですが、『銃・病原菌・鉄』などのジャレド・ダイヤモンドのような知的興奮度の高い良作です。

世界経済史の中で最も重要な産業革命がなぜ英国(中国や日本でもなく)で1800年頃に起きたのかをコアにしながら、狩猟採集民と産業革命前夜の民衆の暮らしでは前者の方が実は豊かであったことや、現在のアフリカ諸国が産業革命以前よりも貧しいことなど、非常に広範囲にとりあげて豊富な資料とともに解説していきます。

個人的に印象的だったのは、最貧国に対するIMFや世界銀行のやり方を批判していることで、確かにここ何十年もやり続けていて成果がでないのであれば、根本的にやり方を変えた方がいいのではないか、と思いました。他にも従来の常識を打ち崩すような事実が書かれていて、非常に考えさせられました。

<上巻抜粋>
・1800年の英国では、ごく慎ましやかな生活ですら、一生あくせく働き続けなければ入らなかった。消費する物質の多様化も進まず、一般的な狩猟採集民の食事や労働条件のほうが、1800年の英国における典型的労働者のそれよりも、はるかに変化に富んでいた。1800年までには、英国の食卓に紅茶やコショウ、砂糖などの、外国産の食品がのぼるようになっていたにもかかわらずである。
・産業革命によって、社会内部の所得格差は縮小したいっぽうで、各社会間の所得格差は拡大してきた。このプロセスは近年、「大いなる分岐(the Great Divergence)」と呼ばれている。各国間の所得格差は、およそ50対1に及んでいる。現代社会には、至上もっとも豊かな人々と、もっとも貧しい人々が共存しているのだ。
・マルサス的経済の時代の英国では、極貧の人々の子供はほとんど生きのびられず、その家系は途絶えていった。このため、産業化以前の英国社会では、つねに人口の“下方移動”がみられた。(中略)この結果、後世の動的な経済活動を支える、忍耐、勤勉、創意工夫、創造力、教養といった特質が、生物学的なメカニズムをつうじて人々に広まっていったのである。
・世界銀行や国際通貨基金がこんにち強調しているような経済成長の制度的前提条件は、英国などの国々では、1200年までにすべて整っていた。
・2002年における衣料産業の労働者の時給は、インドでは0.38ドルだったのに対し、米国では9ドルだった。(中略)現代のインドの綿織物工場に勤める労働者は、工場にいるあいだ、1時間あたりわずか15分しか実際は仕事をしていない。したがって、全世界での時給の格差は、豊かな国々と貧しい国々のあいだの見かけの賃金格差よりも、現実にはずっと小さいのである。
・ジャレド・ダイヤモンドは著書の『銃・病原菌・鉄』で、地理学的、植物学的、動物学的な条件は宿命的なものだと論じた。(中略、ヨーロッパやアジアなど)には家畜化できる動物が生息していたうえ、ユーラシア大陸は、栽培品種化した植物や家畜化した動物が、他の社会に広まりやすい地形だったというのだ。しかし、この主張には大きな欠陥がある。豊かさが工業化をつうじて実現されるこの現代世界で、なぜ不機嫌なシマウマやカバが、サハラ砂漠以南のアフリカ諸国の経済成長を妨げる原因になるのだろうか。
・経済史からわかる最後の驚くべき事実ーーこれは、ここ30年ほどのあいだに明らかになったばかりだがーーは、物質的な豊かさや、子供の死亡率の低下、成人の平均余命の延長、不平等の改善などが実現したにもかかわらず、現代人は狩猟採集時代の祖先に比べて、少しも幸福になっていないことである。
・所得を貧困層(当時の英国では、おもに単純農場労働者)に再配分すれば、長期的には必ず貧者がされに増え、その賃金水準は前より低下することを、マルサス的経済モデルが示唆しているのはたしかだ。
・狩猟採集民と自給農耕民の時間配分に関する体系的調査の結果、狩猟採集社会での労働時間は驚くほど短いことがわかった。たとえば、ベネズエラの狩猟採集民であるヒウィ族は、1日に1705キロカロリーしか摂取せず、空腹を訴えることも多かった。とはいえ、男性が狩猟採集にかける時間は、一般に一日あたり二時間未満で、一時間の労働で得られる食物はかなり多かったという。(中略)こうした自給自足社会で暮らす男性は、豊かな現代ヨーロッパの住民よりも、年間で1000時間も長い余暇をすごしている。
・アダム・スミスは、産業化以前の世界で経済活動が停滞していたのは、社会制度によって経済活性化のインセンティブが十分に提供されなかった結果だと、繰り返し説明している。現代経済学はこうしたスミスの理念に貫かれており、IMFや世界銀行の実務的な協議会から、大学の経済学部の理論家にいたるまでが、この考えをよりどころにしている。(中略)しかし、過去の社会に関する数々の実証的研究は、スミスの仮説を裏づけるどころか、むしろ次のような事実を体系的に明らかにしている。昔の社会の多くは、経済成長に必要な前提条件をすべて満たしていたものの、技術が進歩しなかったために経済も成長しなかった。1800年以前のどの社会でも技術進歩率は低かったが、そのいっぽうで、一部の社会には、現在の世界銀行もうらやむほどの、経済成長にとって望ましい制度があったのである。
<下巻抜粋>
・産業革命期に従来の流れが劇的に変わったようにみえるのは、「英国での生産性上昇率が高まったこと」と、「1750〜1870年にかけて、英国の人口が予期しない形で、生産性とは関係なく急増したこと」の二つが、偶然に重なったからなのだ。(中略)人口の急増は、産業革命の特徴である。繊維、蒸気機関、鉄、農業の各部門における生産性の向上とは、まったく関係がないと考えられる。まず、いずれかの部門で生産性の大幅な上昇が始まる前から、人口の増加は始まっていた。
・この時代の特徴のうち、結婚年齢が低下し、結婚率が上がったことの要因として唯一考えられるのは、出産時の母親の死亡率が低下したことである。(中略)女性は、結婚にともなう死のリスクをよく承知していたはずである。17世紀にはこうしたリスクが高かったために、このリスクを減らす手段として結婚を遅らせたり、多くの女性が生涯結婚しない決断をしたりした可能性もある。
・「なぜ中国やインド、日本ではなく、英国で産業革命が起きたのか」という疑問に対しては、次のような答えが考えられる。安定した定住農耕社会の歴史が英国より長い中国や日本は、1600〜1800年にかけて、それぞれにヨーロッパ北西部に似た発展の道のりを歩んでいた。これらの社会は、変化のない静的な社会ではなかったが、この発展の歩みは英国より遅かった。この現象を説明する重要な要因としては、次の二つが考えられる。第一に、1300〜1750年には、英国よりも中国や日本のほうが、人口増加のペースが速かった。第二に、中国や日本の人口システムのもとでは、富裕層の生殖面での優位性は、英国ほど大きくなかった。したがって、英国の優位性は、1200〜1800年にかけて、文化的に、そしておそらくは遺伝的にも、経済的成功者の価値観が社会全体に急速に広まったことにあったと推測できる。
・産業革命を即した力は、知識の増大だった。しかし、驚くべきことに、産業革命によって他のどの人々よりも多くの利益を得たのは、単純労働者だった。マルクスとエンゲルスは『共産党宣言』で暗い未来像を示したが、単純労働者の運命に関する彼らの見方はことごとく間違っていた。
・しかし、これまでの経済成長がそうした恵み深いものだったとしても、この先も経済成長によって社会の平等化が即される保証はない。近い将来に、数々の本でその恐怖が語られている暗黒の世界、すなわち、単純労働者の賃金が、社会的に決定される「最低生存費水準」を下回るところまで落ちこみ、社会の人口の大半を永続的に公費で支えなければならなくなる事態が、現実に訪れる可能性もある。
・産業革命以後に、資本に対する支払総額は飛躍的に増えたが、これはたんに資本ストックが急増したからである。資本ストックは、現在にいたるまで天井知らずの増大が続いている。その増加の速さは産出高増大のペースと同等であり、資本ストックが豊富であるために、資本一単位あたりの実質的収益率は低水準にとどまってきた。
・世界のもっとも豊かな国々ともっとも貧しい国々のあいだの、物質的生活水準の格差は、1800年には最大でも四対一程度だったと考えられるのに対し、現在では五十対一以上に広がっている。産業革命以降の物質的生活水準は、英国や米国などの経済発展をとげた国々でも、10倍ほどしか増大していない。したがって、タンザニアやエチオピアなどの現代の最貧国は、産業革命以前の平均的な社会より貧しいといえる。
・気候、人種、栄養状態、教育、文化などの側面をひととおり調査した研究者は、必ず「貧しい国々の政治的・社会的制度の破綻」というテーマに立ち戻る。しかし、後述するように、これを格差の原因と考えるのは、二つの意味で明らかに誤っている。まず、政治的・社会的制度の破綻は、現代の格差の構造、つまり貧しい国々が貧困から抜け出せないしくみの詳細を説明できるものではない。さらに、貧しい国々という患者を治療する手立てとしての、社会制度や政治の改革は、これまでに何度も失敗を繰り返している。 それにも関わらず(中略)現代経済の医師らは、世界銀行や国際通貨基金などのカルト組織をつうじて、毎年毎年同じ薬を処方続けている。薬がきかないときは、その量をもっと増やすことしか考えていない。
・労働者の質に違いが生じることの根本的原因に関しては、納得のいく理論は存在しない。現代人からみれば、各国の経済は、比較的活気のある時期と停滞する時期を、多かれ少なかれ、変則的に繰り返している。
・歴史が示唆しているのは、貧しい国々に提示すべき経済成長のモデルは、いまだに欧米諸国のあいだには見つからないことである。経済成長を保証する単純な経済的即効薬はなく、複雑な経済改革も、貧困に苦しむ社会が救われる明確な見通しをもたらすものではない。(中略)欧米諸国が実行できる支援策で、少なくとも第三世界の貧困層の一部に確実に利益をもたらす策とは、こうした国々からの移民を自由化することである。

オンリーワンは創意である/町田勝彦

シャープ前社長町田氏がシャープ躍進の裏側を語った本。非常に文章も分かりやすく読みやすいし、成功体験を例にあげながらで非常に気持ちいいです。ただ「液晶」への選択と集中で成功したから言えることだとは思います。つまり(今の)任天堂をすごいなと思うのと同じで、後付けで考えれば、あれがよかった、この選択もよかった、となるわけですが、実際のところ全部うまくやっていても、集中したものが悪ければ失敗します。例えば、ソニーでほぼ同時期に出井さんはデジタルへの集中を志したが、うまくいったとは言えないわけで。最近「ブラックスワン」などの影響もあって、こういった本を読むとこのように考えて何をどう捉えて考えたらいいか考えてしまいます。なかなか難しいですね。

<抜粋/コメント>

  1. 1998年に社長に就任してまもなくのマスコミ記者との懇談会の席上で、「国内で販売するテレビを2005年までにブラウン管から液晶に置き換える」と宣言して、液晶でシャープの顔づくりを決意した後、マスコミ広告活動の方針を、「液晶応用商品以外は宣伝しない。しかも、液晶応用商品の宣伝量は、業界ナンバーワンにする」と決めたが、宣伝費をカットされた事業部門はおもしろくなかったと思う。
    1998年のシャープの「ブランド力」は業界7位で「顔の見えない会社」だったので、ブランドを作るべき選択と集中を行ったという。「20世紀に、置いていくもの。21世紀に持ってゆくもの。」という吉永小百合の宣伝がそれ。
  2. それまでのシャープの製品はブランドが低いが故に、たとえ機能性能が優れていても、トップブランド品よりも、安く売られていた。一年間通してその売価差を積み上げてみると、衝撃的な結果が出た。 私は、この金額の大きさに愕然とした。
    このことから「液晶」を前面に押し出してブランドイメージをあげる広告に切り替えたところ、なんと宣伝していなかった「白モノ家電」までもが売れ始めた、という。規模感によってブランドの作り方も全然違うとは思いますが、僕も会社経営するものとしてブランド重要なんだなと改めて思いました。
  3. ライバル会社も、隣の部門も、同期で入社した同僚も、だれもが同じように努力を重ね、同じように頑張っている。その中で現状に満足しない気持ち、すなわち「もうちょっとの心」を持って事にあたれば成果が差となって現れてくる。会社は、社員一人ひとりの「もうちょっとの心」で進化してゆくものだ。この「もうちょっとの心」が、私の大切な「座右の銘」である。
    いったいどういう時に差がついてくるのか、という疑問への回答になると思いました。

ミニチュア風写真作成iPhoneアプリ「TiltShift Generator」が楽しい

iPhoneで普通の写真からミニチュア風写真が作成できるアプリ「TiltShift Generator」が楽しいです。こういう写真をTilt Shiftと言うらしいです。こんな写真が手軽に作れちゃいます。暇なときにちまちま作ってます。

<作者のfladdictさんの説明>
fladdict 新アプリ TiltShift Generator がリリース。
※価格改定はまだ行われていなくて、まだ115円で買えるようです

<ミニチュア風写真>
香港の港町
香港の港町 posted by (C)Shintaro

バスケットBJリーグ決勝
バスケットBJリーグ決勝 posted by (C)Shintaro

代々木公園
代々木公園 posted by (C)Shintaro

<スライドショー>

アップサイドとダウンサイドへの考え方

アップサイドとダウンサイド、どちらに注力するか – Joi Ito’s Web – JP

実際、成功を収めている投資家のほとんどは、子飼いの企業のうち成功している企業に時間の大半を割いており、業績の振るわない会社にはほとんど時間を使っていない。

多くの場合、業績の悪い会社こそが手助けを必要としているのであり、直感的には自分がした投資を守ることを考える。投資家の多くは、業績の悪い会社の支援と管理に時間のすべてを費やしている。

確かに!

そして、思ったのは、これはまさに経営にも当てはまるということです。僕も過去に見込みの低い事業を撤退できなかったことが何回もあります。

投資家と違い、経営の場合は利益(or資本)のある限り非採算事業でも投資しつづけることができてしまうため、判断がさらに難しくなります。

それは、思い入れであったり、事業内のメンバーへの配慮であったり。。しかし、最終的に見れば、関わっている人全員が不幸になるということが分かりました。

それからは、事前にある時間において期待される結果が出なければすぱっと止めるとルールを決めることにしました。そうすると、誰もが納得をして「止める」ことができるようになります。

今でも他の成功例などを見てこうやればうまく行ったのになと思ったりすることもあります。でもそれは後付けの議論なんですよね。その時それを思いついて実行できなかった自分が悪い。

後からみれば本当に些細な違いに見えますが、それを思いつき実行できるかどうかが実力であると考えます。だから僕は成功した人への賞賛は厭わないし、妬みは悪だと思う。

正直努力していればなんとかなったというわけでもない。だからこそ、ダウンサイドの縮小についてではなくアップサイドを狙って日々頭を絞って考える必要があると思います。

Priority Pass受難=楽天プレミアムカードな人はご注意

空港ラウンジで離陸まで寛ぎたい人への情報共有 | Pan Asianな視座でいこう

Priority Passで成田で利用できるエアライン・ラウンジはKAL(大韓航空)のビジネスクラスラウンジのみとなってしまいました。
しかし、、、ここは毎日16時半で閉まっちゃうんですよ。(ソウル行き最終17時のため)

じゃぁさぁ、いつも19時すぎ発のANA/JL/SQ/NWでシンガポールに帰っている加藤は成田では使えないぢゃん。とほほ・・・カード会社のラウンジに戻れってか。

ANAラウンジ使えるようにプラチナにグレード上がんないと駄目なのかぁ。道のりは険しいっす。

Priority Pass」があると各航空会社のラウンジが使えるようになるのですが、なんと成田においては、16時半終了のKALビジネスラウンジしか使えなくなってしまったそうです。「Priority Pass」は楽天プレミアムカード(年会費1万円)に付帯することから、このために楽天プレミアムカードを契約している人を何人か知ってますが、成田で使えるラウンジが少なくなるのは痛いですね。。

ここは、僕は「NWシティプラチナカード」を持つことによって、NWラウンジチケット(年4〜10枚くらい?もらえます)をゲットするという方法でラウンジを使ってます。プラチナカードというと年会費も6万弱とかするわけですが、保険が自動付帯だったり、利用限度額が数百万円と高いので、会社をやっていると結構使い勝手がよいのでまぁいいかなと思っています。ちなみにインビテーションオンリーかなと思いきや今ホームページ見たら普通に申し込めるみたいですね。

ただ、加藤さんのように年間20回も使うのだと、結構厳しいですね。やはりANA辺りでスーパーフライヤーズカード等をゲットするしかない。個人的にはサンフランシスコに住んでた間にスーパーフライヤーズカードを取得しておけばなと思ったりしますが、今となってはそこまで海外に行くこともないので当分は今の方法で行こうかなと思っております。

see also 電子マネー大作戦2 – 旧suadd blog

mixiアプリ正式公開2週間後の様子

mixiアプリの正式公開からちょうど2週間経ちますが、どんな感じになっているのでしょうね。というわけでアプリランキングという「アプリをランキングする」アプリから見てみます。

<アプリ別ランキング>

  1. 370507 通信制 脳力大学-漢字テスト
  2. 207540 マイミクテトリス
  3. 159102 みん顔!
  4. 143492 グラディウス
  5. 133087 記憶スケッチ
  6. 130916 マイミク通信簿
  7. 116575 みんなの農園
  8. 91847 脳内メーカー
  9. 66273 四則演算ゲーム
  10. 65955 つながりマップ

1位は2週間で37万人を集めたドリコムの提供する「漢字テスト」。正直言って、このアプリが1位を獲得するとは誰も思ってなかったのではないでしょうか。その他は「マイミクテトリス」「グラディウス」のような大手ゲームメーカーものもありますが、それ以外はベンチャー系。トップ10はすべてベンダーが違うという結果になってます。実際のところ意外にもFacebookで話題になっているようなソーシャルゲームではなくて、「漢字テスト」や「脳内メーカー」のような診断系が半分くらいを占めてきました。

<作者別ランキング>

  1. 499199 株式会社ドリコム
  2. 256387 空飛ぶ
  3. 207540 テトリスオンライン
  4. 159102 株式会社サイバード
  5. 143492 KONAMI
  6. 133087 株式会社REAL
  7. 116575 RAKOO
  8. 102206 ロックユーアジア
  9. 92883 plug
  10. 78682 Community Factory

1位は「ドリコム」でなんと2週間で合計50万ユーザーを獲得しています。このご時世に2週間で広告も使わず50万ユーザーを集めるのは至難の業です。これだけ見てもmixiオープン化の威力が分かりますね。2位は先日mixiからの出資を受け入れた「空飛ぶ」の25万ユーザー。アプリランキングでは6位なものの複数のアプリがスマッシュヒットしており総合力であげてきました。他に、世界的に有名なアプリベンダーの日本法人「ロックユーアジア」は8位、空飛ぶと同じくmixiから出資を受けた「Community Factory」は10位となっています。

<総括>
・2週間で50万ユーザーというのは、本当にものすごい数字です。mixiアプリ自体は普通にmixiユーザーに受け入れられている模様。
・カテゴリ的には、ソーシャルゲームは時期尚早か。今のところ診断系アプリが強い。
・ヒットアプリを出せるか出せないかですべてが決まる、にも関わらず現状では何が流行るのかよく分からないので、結構数を打つことが重要な気がします。
・個人的なベストアプリは「みんなのチャンネー」です。

Snow Leopardクリーンインストール

MacBook Airがかなり重い状態だったので、思い切ってSnow Leopardをクリーンインストール。結果としては、もたつき感がまったくなくなって、かなりいい感じなのですが、それなりにいろいろ苦労したので、備忘録も兼ねてメモしておきます。

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■バックアップ
・/ホーム/以下を丸ごと
・Macromedia DreamWeaver
[サイト→サイトの管理]でサイト定義を書き出しておく
・iTunes
[Store→コンピュータの認証を解除]しておく

■OS X Snow Leopardのクリーンインストール
・システム環境設定→インストールディスクを選択→再起動
・ユーティリティメニュー→「ディスクユーティリティ」を選択、ディスクを消去する
※これをやらないとクリーンインストールになりません!
・左下のカスタマイズ→プリンタドライバとか使わない言語とか外す
・インストール(30分ほど)
・無線LAN設定&ユーザー設定など

■最初にやること
・OSのソフトウェアアップデートがないか確認
・HDD暗号化設定(FileVault)

■設定読み込み
・MacではMobileMe(年間9,800円)を契約していると設定をオンラインに保存しておくことができるので、読み込みます

■パッケージインストールするソフト
・Office Mac 2008
・iWork ’08
・iLife ’08

■コピー
・/書類/以下

■ソフト設定
・Mail
[/ホーム/ライブラリ/Mail/]および[/ホーム/ライブラリ/Preferences/com.apple.mail.plist]をコピーして、Mail起動
・iTunes
[/ホーム/ミュージック/iTunes/]をコピーして、iTunes起動
・iPhoto
[/ホーム/ピクチャ/iPhoto Library]をコピーして、iPhoto起動
※のはずが、iPhoto Libraryがなぜかコピー時にエラーが出てしまい完了できなかった。コピーできてないファイルを特定し取り除いたら無事コピーできました。

■アプリインストール
Adium
[/ホーム/Library/Application Support/Adium 2.0/]をコピーして、起動
・イーモバイル(D21HW)
Snow Leopardでイーモバイルを繋げる(D21HW)に書きました
・iPhone
普通につなぐとすぐに同期作業開始。特に問題なし。

■”ターミナル.app”でSSH接続できるようにする(プログラミング用)
・保存しておいた秘密鍵(id_dsa)を[/ホーム/.ssh/]にコピーする
・普通にsshする
※自分の場合、パスワードが非常に長いので注意

■カスタマイズ(参考)
・Safariで新規タブが開かないように”ターミナル.app”から以下を実行
defaults write com.apple.Safari TargetedClicksCreateTabs -bool true

■積み残し(後で更新予定)
・バックアップ
バックアップにはTimeMachineではなくBackup 3を使っていたのですが、TimeMachineが使えないか試し中。
・Growl
メッセとかをポップアップしてくれるアプリですが、よく考えたらあまり必要ないので、今回は入れないことにする。
・Parallels Desktop
もう一台のMacBookに退避中なので不要。
・Proxifier
iPhoneでNetShareを快適に使うには必要ですが最近NetShare自体まったく使ってないのでいいかなという気が。。
・Macromedia DreamWeaver
未インストール

Snow Leopardでイーモバイルを繋げる(D21HW)

MacBook AirにSnow Leopardを上書きではなく、クリーンインストールして、イーモバイル(D21HW)を繋げても何も起こりません。いろいろ試したところ次の方法で行けました。

1. クリアインストールした Snow Leopard に EMOBILE D02HW のドライバをインストールする方法を参考にD21HWのドライバをインストールする

2.僕の場合、ここでイーモバイル端末を繋げても何も起こらなかったのですが、1日経って改めて繋げたところ、システム環境設定→ネットワークの左側に「HUAWEI Mobile」が表示されるようになりました。ここは原因分かりませんが、再起動とかした方がいいのかもしれません。すいません、、曖昧で。。

3.Mac OS X 10.6 Snow Leopard で イー・モバイルの D02HW を繋ぐ方法 – 転校生@Hatenaを参考に設定をする。

4.「接続」をクリック

以上でつながりました。丁寧なブログを書いていただいた方、Twitterでいろいろとアドバイスをいただいた方、ありがとうございました。

ここのところ

ここのところ仕事がマイブームで結構仕事してるんですが(えっといつもよりもという意味で)、そんな中の出来事。

vitaminwater
vitaminwater posted by (C)Shintaro

いちるさんから最近よく見かけるvitaminwaterをお中元でいただきましたー。なんかニューヨーク生まれでビビッドな色してるんですが、保存料とか合成着色料は使ってないらしい。初めて飲んだのですが、結構好きかも。すごくおいしい!という感じではないですが、色が目立つのがいいかなと。でも、いちるさんがオススメしてた凍らせる、だとぐびぐびいけないので個人的には普通に飲むのがいいかなぁ。

ルンバ来る、充電中
ルンバ来る、充電中 posted by (C)Shintaro

お掃除ロボット「ルンバ」買いました。出かける前にビッと起動させておくと、帰ってきたら自分で充電器に納まってるんですよ。すごい。思ったよりぜんぜんきれいになるし、一人暮らしで毎日掃除するのって難しいので、かなりいい感じです。ただ、ルンバ自体を掃除するのが面倒になってくるという方もいるようなので、結論はもう少し使ってみてからかなぁとは思ってます。

CerevoCam White
CerevoCam White posted by (C)Shintaro

Cerevoのカメラ「CerevoCam」のデザイン他がCJIC2009で正式発表。プレゼンも素晴らしかったし、twitterでも盛り上がっていたし、メディアにも取り上げていただいたし(TechCrunchにも)、非常によかったのではないかなと思います。

地引き網
地引き網 posted by (C)Shintaro

昨年も参加させてもらった有志イベントに。200人くらい集まる結構大きなイベントです。あまりいい写真がないのですが、今年はいまいち不作で、しらすが多かったかな。でもまぁその後、バーベキューとかして、のんびりしてよかったなぁと。雨は一瞬ぱらぱら降ったくらいだったので、運がよかったです。

後、ドラクエはレベル25くらいになりました!(遅)

ネット上にバックアップを取る試み

今メインでMacBook Airを使っているのですが(それ以外は使ってない)、そのバックアップについてはTimeMachineをWi-fi経由で使うと非常に遅いので、

・細かいデータ(ユーザー辞書、メモ、環境設定など)はMobileMeで1日1回同期
・大きいデータは外付けHDDにBackup3で毎週バックアップを取る

ということをしていたのですが、毎週というのが面倒なので、なんとか自動化をできないかと思い、アップルの提供するMobileMe(年間9800円)というオンラインサービスのバックアップ領域(iDisk)が20GBに拡大されたこともありiDiskにバックアップを取る、というのを試してみました。

結論から言うと、iDiskにすべてのデータのバックアップを取るのはかなり厳しいということが分かりました。

まず、設定でiDiskを有効にすると、デスクトップ上にiDiskというドライブができるので、そこに数GBのデータをぶち込んでみました。すると、ネット上のiDiskと同期が始まります。が、これがものすごく遅い。何時間もかかりそうなので放っておいて再度確認すると、失敗しました、とかなってて、やり直さないといけない。

どうやら同期を取ろうとする段階で、どのファイルをバックアップするべきかのサーチにものすごい時間がかかってしまうようです。しかも、その間は、MacBook自体が非常に熱くなって文字入力もままならぬ状態になってしまうため、いろいろと工夫はしてみたのですが厳しいという判断をしました。

とはいえ、バックアップは取りたいので、最近作ったファイルについてはiDiskに保存して同期するようにして、それ以外の過去データや写真、音楽などの大量データは今まで通りBackup3で定期的にバックアップを取ることにしました。

この状態だと、写真や音楽データで多少危険性は残りますが、直近の作ったデータは残るので悪くないかなと。というわけで、次のようになりました。

・MobileMeで1日1回自動同期:細かいデータと直近作成のファイルデータ
・backup3で外付けHDDに毎週バックアップ:写真、音楽、過去の大量のデータなど

ところで、ちょっとこれは確かではないですが、MacBook Airですごく熱くなって重いという方はTimeMachineとかMobileMeとかで同期するデータがすごく大きいのではないかなと思います。なので、TimeMachine、MobileMeで同期するデータをしぼることで、防ぐことができるのではないでしょうか。

僕も先週このテストをしていたので非常に重かったのですが、今週になって今の形にしてからはMacBook Airが熱いとか重いということはなくなってます。まぁあくまで推測なんですが。

モバゲーのオープン化+募集の件

モバゲータウンがゲームAPIを公開–SNSオープン化の波がモバイルにも:モバイルチャンネル – CNET Japan

Googleが中心になって策定したソーシャルネットワーキングサービス(SNS)向けのAPI「OpenSocial」に準拠したAPIのほか、DeNAのゲーム制作ノウハウをつぎ込んだというゲームAPI、課金APIなども用意される。サービス事業者やゲーム開発者はAPIを利用することで、モバゲータウン内でゲームを公開できるようになる。

いよいよオープンになりますね。

先月、上海と北京で行ってきたわけですが、中国ではXiaonei(校内網:シャオネイ)のオープン化がうまくいったことをきっかけに、これはまずいと、他のSNSや、さらにポータルまでもがオープン化しはじめていました。そんな中で、5 minutesやRekooなどソーシャルアプリベンダーがホットになっています。

日本では、mixiのオープン化に冷ややかな見方も多いようですが、冷静に考えて、一社でアプリケーションを作るのとたくさんのデベロッパーを巻き込むのとどちらがうまくいくかは自明ですし、日本でもアメリカや中国で起こっていることが起こるのはほぼ確実と思います。

また、日本の場合はモバイルが主戦場になり、これは世界的にも初めてのことになります。今後が非常に楽しみです。

<以下、宣伝>
そんな中、ウノウでは「まちつく!」でソーシャルゲームの企画/開発/運用のノウハウを貯めてきました。今後、プラットフォームの拡大(海外含め)、新企画などを考えていますが、人手がまったく足りないので積極的に採用をしていきたいと考えています。

採用ページFind Job!をご覧になり、興味のある方はぜひご応募ください。

個人的には、モバイルでソーシャルアプリということで、世界的に見ても新しい分野なので発想力を問われますし、技術的にもOpenSocialやクラウドサービスを使ったりと、新しいことにチャレンジすることになるので、非常に楽しいのではないかなと思います。

※上記URLはエンジニア募集になっていますが、企画者も大歓迎です

『ダークナイト』〔IMAX版〕の上映決定!!

109シネマズ/IMAXデジタルシアター オフィシャルブログ : 念願

皆さまからの熱い、熱い、熱いご要望にお応えして…

『ダークナイト』〔IMAX版〕の上映が決定しました

109シネマズ川崎にて9月12日土曜より。詳細はこちら

その昔「ダークナイト」のIMAX版がすごいらしいと聞いてるのに、東京にIMAXシアターがなくて泣き寝入りをしました。

それから数年、、、109シネマズ川崎にIMAXシアターができたと聞いて、密かにブログを購読してたらビンゴ!! 絶対観に行く、何度か。

ダークナイト観たことない方は絶対観た方がいいですよ!

P.S.9月12日に観に行こうと思ったら出張中でした><

サマーウォーズ:古き良き日本と新しい日本

サマーウォーズ (2009)

【監督】細田守

★★★★★ [100点]「古き良き日本と新しい日本」

時をかける少女」の細田監督最新作。まずとにかくストーリーが予測不可能でおもしろいし、世界観が独特だし、泣けるしで傑作と言ってよいかと思います。

ストーリーは、昔日本にありがちな大家族な田舎シーンと、10億人が利用する仮想空間OZを交錯しながら話が進み、古き良き部分と先端な部分が入り交じって極めて独特な世界観を持っています。

まず田舎シーンについては、大黒柱のおばあちゃんがキーポイントになっており、大家族で田舎でありながら、武家出身という設定でさっぱりとした人間関係が築かれています。でありながら現実生活ではケータイを始めとしたデジタルモノもふんだんに取り入れられており、同じアニメの大家である宮崎駿が最近特に警笛を含めたメッセージ色が強まっているのに対して、もっと自然体に「ありえる」日本を描き出していると思いました。

また、OZという仮想空間内のサブカルチャー色を持ったゲーム的な世界感も秀逸で、こういった世界観だと「マトリックス」のような哲学的で終末論的な暗い世界になりがちですが、現代日本人が軽やかにインターネットを「ケータイ」で使いこなして、掲示板やケータイ小説などのサブカルチャー空間を築き上げている感覚を映し込んでいると思います。

つまり、古き良き日本と新しい日本を見事に織り込んでいるところが素晴らしいところかなと思いました。

それ以外にも、高校生の主人公とヒロイン夏希の淡い描写とか、大入道の雲と高校野球とか、OZ内での数々のオマージュと色彩感覚とか、細かい部分でのクオリティが非常に高くてうれしくなってしまいます。

難を言えばストーリー的に無理がある部分が多いところかなとも思いますが、あまりつじつまを合っているか気にしないで畳み掛けるような展開にそのまま乗ってしまうと、あっという間に時間が過ぎてしまうと思います。

個人的には、「ダークナイト」以来の衝撃を受けたので、また観に行っちゃうかもしれません。

Posted by suadd on 2009/08/26 with 映画生活

WISH2009はとてもよかった!

プレゼンテーターの皆様、お疲れ様でした!
プレゼンテーターの皆様、お疲れ様でした! posted by (C)Shintaro

ネット家電に興味ある方へで書いたイベント「WISH2009」でCerevoはインプレス賞を受賞させていただきました。ありがとうございました。

WISH2009、定員を大幅に上回る400人以上の方が来場されたようです。Cerevoは社外役員という立場ですが、僕も会社でインターネットビジネスやっている一人でもあるので、こういったサービスを発表する場が盛り上がるのはすごくうれしいです。会場も熱気にあふれていて楽しかったですし、twitterもすごく盛り上がってましたね。

プレゼンターの皆さんはもちろんですが、イベントの発起人である徳力さんはじめAMN、ボランティアの皆さんもお疲れ様でした。すごくよかったので、ぜひ来年に繋げて欲しいです。

後、フォト蔵のタグ「AMNWISH09」で写真が集約していただいてるようなので、よろしければどうぞ(アップする方でも見る方でも)。

see also WISHというイベントで、私が表現したかった3つのこと : tokuriki.com

ネット家電に興味ある方へ

Cerevoは「ネット×家電で生活をもっと便利に・豊かにする」会社で、僕は設立当初から取締役として関わっています。

資金調達を済ませ、今まさに設計に入っており、いよいよ製品が出てきますので、今週(というか今夜)と来週末に社長の岩佐さん(キャズムを超えろ!)がいくつかのイベントで話をします。興味のある方は、ぜひ参加してみてください。

公式twitterアカウントもよろしければどうぞ。

<登壇予定イベント>
8/21 Fri. WISH2009 ウェブの未来を担う可能性を発掘・共有・応援
8/29 Sat. CJIC2009
8/30 Sun. 第参回天下一カウボーイ大会

Amazonのエラーが出ていた件が直りました

WordPressの便利プラグイン「wp-tmkm-amazon」を使って、Amazonの情報を引っ張ってきて表示していたのですが、今朝からなぜか表示できなくなっていました。

原因は、Amazon側で仕様変更があったかららしい(変更自体あるのは知ってたけど)。

Amazon アソシエイト Web サービスの名称変更および署名認証についてのお知らせ

そして、それに対応したバージョンを作成し配布してくれていた素晴らしい方がいました。

wp-tmkm-amazonプラグイン配布 OpenMediaLaboratory

無事復活。
よかった、よかった。

リンクが消えてしまっていたので、いろいろご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

P.S.twitterで教えていただいたoshio_dohouseさんに感謝です。ありがとうございました。

ブラック・スワン[下]/ナシーム・ニコラス・タレブ

上巻からの続き

本書での矛盾は、超保守的というのは国債を買うようなことだと書いていますが、しかし実際には超保守的とは言えないということでしょうか。今のような不確実性の高い世界では超保守的などありえないわけで。であれば、自らを守る方法も多様化せざるを得ませんが、そういったことについてはほとんど言及がありません。

さらに言えば、リスクテイクについて、個人がやりたいことや、なりたい自分への衝動が無視されていること。起業するのは割に合わないのはもしかすると自明なことかもしれませんが、やりたいからやるのはそんなに馬鹿げていることでしょうか。同じように、医者になって世の中の人を病気から救いたい、政治家になってこの国を良くしたい、という衝動については、尊重されるべきだと思います。

もちろん本書では、人の「人生への態度」への警笛が主であって、それ自体非常に有益だと思います。だから、僕としては、この態度を学んだ上で、自らのやりたいことをするための糧にできればいいのではないかなと思いました。

前エントリにも書きましたが、上下巻に分かれている上に非常に濃密なので、読むのに時間もかかりますが、ものすごいよい本なので、非常におすすめです。

<下巻抜粋>
・(ヨーロッパ系金融機関にて)彼らは夏の間を通じて、「五カ年計画を作成する」べく会議を何度も開いていた。五カ年計画は、充実した内容を持つ一種のマニュアルになるはずだった。五カ年計画だと? 真ん中に居座って計画を立てるなんていう連中がまるっきり信じられない私からすると、そんなものは考えるだけでバカバカしかった。企業の内部で起こる成長は有機的で予測不可能なものだ。草の根レベルから立ちのぼるものであって、上からばら撒くものではない。
・別に探していたわけではないものを見つけて、それが世界を変えてしまう。そして発見の後になって、どうしてこんな当たり前なものにたどり着くのに、「こんなにも長いことかかったんだろう」と不思議に思うのだ。車輪が発明されたとき、そこに記者はいなかった。でも、たぶんみんなで車輪(これのおかげで、その後大きな経済成長が実現した)を発明する計画を立て、予定表に沿って仕事を進めて完成させたわけじゃないだろう。賭けてもいい。ほとんどの発明はそういうものだ。
・私たちはガリレオは科学の殉教者だと思っている。実際は、教会は彼に真面目に取り合わなかったのだ。むしろ、大騒ぎしていたのはガリレオのほうで、それが誰かの毛を逆なでしたようだ。ダーウィンとウォレスが、リンネ協会で自然選択による進化の論文を発表した年の終わり、当のリンネ協会の会長は、「衝撃を受けるような発見はなかった」と述べている。
私たちは自分たちが予測をする段になると、ものごとは予測できないということをすっかり忘れてしまう。だからこそ、みんなこの章とか、この章と同じような話を読んで、まったくそのとおりだと思っても、いざ自分が将来のことを考えるときになると、うなずいたはずの主張に従えなくなってしまう。
・知識に関する謙虚さについて考えよう。ものすごく内省的で、自分は思い上がっているのではないかと思って煩悶している人を思い浮かべよう。バカの勇気はないが、「ぼくにはわからない」と言える、めったに見ないガッツは持ち合わせている。阿呆とか、もっと悪くすると無知な人みたいに見えるのは気にしない。ためらい、明言はせず、間違っていたことで起こった結果のことを詫びる。内省し、内省し、内省して、肉体的にも精神的にもくたびれ果ててしまう。 だからといって、自信がないというのではない。ただ、自分自身の知識を疑ってかかっているだけだ。私はそういう人を「認識主義者」と呼んでいる。
・バーベル戦略とはこんなやり方だ。黒い白鳥のせいで、自分が予測の誤りに左右されるのがわかっており、かつ、ほとんどの「リスク測度」には欠陥があると認めるなら、とるべき戦略は、可能な限り超保守的かつ超積極的になることであり、ちょっと積極的だったり、ちょっと保守的だったりする戦略ではない。
<以下、その具体的な部分>
・よい方の白い白鳥にめいっぱい自分をさらし、同時に、悪い方の黒い白鳥には被害妄想みたいな態度を取るのだ。よい方の黒い白鳥にさらされている部分では、不確実性の構造をちゃんと分かっていなくていい。損がとても限られているなら、あらん限りの力を尽くして積極的に投機的に、なんなら「理不尽に」ならないといけないのだが、どうもそれがうまくわかってもらえない。 
・細かいことや局所的なことは見ない。(中略)予測ではなく、備えの方に資源を費やすのだ。
チャンスや、チャンスみたいに見えるものには片っ端から手を出す。(中略)人生で運のいいことがあっても、それに気づかない人があまりにも多い。大手の出版社から仕事が舞い込みそうなら、予定なんか全部放り出せ。もう二度と扉は開かないかもしれないのだ。チャンスはその辺の気に生えてくるものじゃないのが、みんなほとんどわかっていないので、私はときどきショックを受ける。
・政府が持ち出す、こと細かな計画には用心する。(中略)企業に競争をやらせると、悪い方の黒い白鳥に一番さらされている連中が一番生存に適しているみたいに見えることがある。
・予測をどうしても聞かないといけないはめになったら、先のことになればなるほど予測の正確さは急激に低下するのを頭に置いておこう。
<ここまで>
・地震が起こるオッズはわからないが、起こったらサンフランシスコがどんなことになるかは想像ができる。意思決定をするときは、確率(これはわからない)よりも影響(これはわかるかもしれない)のほうに焦点を当てるべきなのだ。不確実性の本質はそこにある。
知的生産に凡人はなんの役割も果たさない。でも、みんなそれがよくわかってないし、(不安になるので)否定したりする。知性の面で、ほんの一握りの人たちが大きな影響を及ぼすというのは、富の分布がとても偏っていることよりずっと不安な話だ。
(LTCMの)マートンとショールズの考えも、モダン・ポートフォリオ理論も崩れ落ちた。彼らの出した損失はそれほど大きかった。(中略)私の友だちも私もポートフォリオ理論の信者はタバコ会社と同じ運命をたどるんだろうと思った。(中略)でも、そんなことには全然ならなかった。 その代わり、ビジネススクールのMBAの連中は、相変わらずポートフォリオ理論を教えられていた。オプションの公式には、相変わらずブラック=ショールズ=マートンの名前がついていた。