『孫正義 LIVE 2011』は必見

ソフトバンクの孫さんが行ったスピーチ『孫正義 LIVE 2011』がすごくおもしろいです。新卒の学生向けらしいですが、ソフトバンクというか孫さんの紹介になっているので誰が見ても良い内容です。Ustreamにて動画が公開されていますが、4/5までらしいのでお早めに。

とはいえ、2時間強あるので、内容については、テキスト起こしていただいてるものもあります。

孫正義、【志】を語る。「孫正義 LIVE 2011」書き起こし(その1) | kokumai.jpツイッター総研
孫正義、【志】を語る。「孫正義 LIVE 2011」書き起こし(その2) | kokumai.jpツイッター総研
孫正義、【志】を語る。「孫正義 LIVE 2011」書き起こし(その3) | kokumai.jpツイッター総研

個人的には、ナスダックジャパンとかヤフーBBとか、最近だと中国での孫さんの根のはり方を見て、本当にすごい方だと尊敬していたのですが、こうやってスピーチを聞くと、こんなおもしろい方が現代にいるのだなぁと改めて思いました。

自分の志なんだろうなと。僕は別に「でっかいこと」は目指してなくて、もっと身近に自分の作ったモノを送り込みたいと思っています。これはある意味で「でっかいこと」かもしれませんが、でかいことありきでやろうとしてるわけではないんですよね。

また、永続的に発展していく会社を作るとかは興味はなくて、別にグループ化しなくていいし、世の中にはおもしろいひとたちがたくさんいて、おもしろいことをしていてくれればいいとも思う。

でも、やはり孫さんの考え方はすごくおもしろいと思うし、それに賛同するひとが集まって、ソフトバンクグループになっているんだろうなと思いました。

このスピーチはすごくおもしろいので、明日までに時間のある方はぜひ観てみてください。

China Social Game Summitに参加します

China Social Game Summit 2010

China Social Game Summit (CSGS) is China’s largest professionals-only social game industry event. CSGS explores the thriving social game development scene with a lineup of 80+ international speakers and 14+ panel sessions.

中国のソーシャルゲームイベントにお誘いいただいたので行ってきます。日程は4月9日金曜〜10日土曜、場所は北京です。

中国の主なソーシャルゲームのデベロッパーやプラットフォームもだいたい参加するようです。僕も久しぶりに再会できそうなデベロッパーや新しい出会いもありそうなので、非常に楽しみです。

まだ、参加できるそうなので、興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか。日本からもDeNA守安さんやGREE田中さんなど30人ほどは参加されるようですし、いい機会になるのではないかなと思います。

P.S.ちなみに、私が出させていただくパネルは9日金曜15時”Social Game Boom in Japan”です

新MacBook Air購入&セットアップメモ

MacBook Airが発売して以来初代Airを使っていたのですが、ついにヒンジの部分が壊れてしまい、修理に出しました。ヒンジの修理自体は構造的な問題もあるらしく、無償修理となりました。もし同じ問題がある方はこの辺りを参考にするといいと思います。

一方で、パワー的な不足を非常に感じていて、最近流行りの(笑)ソーシャルゲームが満足にプレイできないこともあり、買い換えることにしました。買ったのは、2.13GHz+SSD128GBのこのモデルです。

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まだ、じっくり使ってないので分からないところもありますが、明らかに体感速度が早くなって、ソーシャルゲームとかUstreamとかがサクサクに。今までどんだけ遅かったのかと。仕事で使うものなので、効率が悪くなっては意味がないですし、PCは2年くらいで買い換える方がよいですね。

セットアップ方法を、備忘録も兼ねてメモしておきます。こういうのって後で参照できるのですごく便利なので。。

■旧Macで下準備
まず外付けハードディスクにバックアップを取っておきます。
・[/ホーム/]を丸ごとコピー
・iTunes
[Store→コンピュータの認証を解除]しておく
・Google日本語入力
[辞書ツール→管理→選択した辞書をエクスポート]しておく

■OS X Snow Leopardのクリーンインストール
買ってきた初期状態だといろいろ余分なものも入っているのでいきなりOSを入れ替えます。
・[システム環境設定→起動ディスクを選択→再起動]
・[ユーティリティメニュー→ディスクユーティリティ→ディスクを消去する]
※これをやらないとクリーンインストールになりません!
・左下のカスタマイズ→プリンタドライバとか使わない言語とか外す
※これもかなり見落としやすいポイントです!
・インストール(30分ほど)
・無線LAN設定&ユーザー設定など

■最初にやること
・Mac OSのソフトウェアアップデートを実施
・HDD暗号化設定。[システム環境設定→セキュリティ→FileVault→入]

■設定の読み込み
MacではMobileMe(年間9,800円)を契約しているとほとんどの設定をオンラインに保存しておくことができます。
・[システム環境設定→MobileMe→MobileMeと同期→今すぐ同期]

■書類をコピー
・外付けHDDから[/ホーム/書類/]をコピー

■アプリをインストール
・Office Mac 2008
・iWork ’09
・iPhoto+iDVD
付属のInstall Disc 2からインストールできます。
Adium
Window MessengerやGtalkなどをまとめて使える統合型メッセンジャー。
ログを移行するためには、ダウンロード&インストール→外付けHDDから[/ホーム/Library/Application Support/Adium 2.0/]をコピー→Adium起動
WideMail
Mail.appを横に分割して使う便利ツールです。ダウンロード&インストールするだけ。
Google日本語入力
ダウンロード&インストール。[辞書ツール→管理→選択した辞書にインポート]
・イーモバイル(D21HW)
付属のドライバは使えないので、Snow Leopard用のドライバをイーモバイルホームページからダウンロード&インストール。

■アプリ設定
・Mail.app
MobileMeで設定はコピーされているので、メール自体はコピーする必要もなくMail.appを起動するだけ。最初はIMAPで読み込むため結構時間がかかります。
mac.comが自動設定されますが、僕の場合はこのアドレスは使ってないので削除。
・iTunes
外付けHDDから[/ホーム/ミュージック/iTunes/]をコピーして、iTunes起動。
認証を求められるので、iTunesのアカウント認証する。
ちなみに、iPhoneは普通につなぐだけです。
・iPhoto
外付けHDDから[/ホーム/ピクチャ/iPhoto Library]をコピーして、iPhoto起動

■エンジニアリング用
“ターミナル.app”でSSH接続できるようにする
・保存しておいた秘密鍵(id_dsa)を[/ホーム/.ssh/]にコピーする
・普通にsshする
※自分の場合、パスワードが非常に長いので注意

■カスタマイズ(参考)
・Safariで新規タブが開かないように”ターミナル.app”から以下を実行
defaults write com.apple.Safari TargetedClicksCreateTabs -bool true

■積み残し(後で更新予定)
・バックアップ設定
バックアップをTime Machineでテスト中。
・Parallels Desktop
ダウンロード&インストールしてみたところ、3.0はSnow Leopardに対応していないらしい。アップグレードするか検討中。
・Macromedia DreamWeaver
未インストール

■初代MacBook Airとの違い
・有線LANを使うためには専用の変換アダプタが必要で、これが初代では別売りでしたが、最近のは付属しています。
・ディスプレイ端子が変更されているので、新しく変換アダプタを買う必要があります。最近はサードパーティからも発売されているのですね。

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GDC(ゲームデベロッパーズカンファレンス)雑感

サンフランシスコで行われたGDC(ゲームデベロッパーズカンファレンス)に行ってきました。もちろんはじめて。

ソーシャルゲームを作るようになったので、ノウハウの情報収集という名目だったのですが、実際にはGDC全体の前半2日間は、ソーシャルゲーム(およびスマートフォン関係)のセッション一色で、ゲーム業界でのソーシャルゲームの盛り上がりっぷりがすごすぎてびっくりしました。

4Gamer.net[GDC 2010]Blizzard Entertainmentの語る「成功のためのゲームデザイン方程式」(World of Warcraft)

「Making a Design Standard: Blizzard Design Philosophies」(ゲームデザインのスタンダードを決める: Blizzard風デザイン哲学)という講義を,「World of Warcraft」や「Diablo」「StarCraft」といったモンスターゲームで知られるBlizzard Entertainmentのエクゼクティブ副社長,Rob Pardo(ロブ・パードゥ)氏が行った。

とはいえ、個人的に一番よかったのはこのセッション。日本ではあまり知名度高くないですが、WoW(World of Warcraft)は1000万人以上がプレイしている世界最大のオンラインゲームで、Activision Blizzard社はいまやEAを超えて時価総額は約1.4兆円の世界最大のゲームメーカーとなっています。

ソーシャルゲームがたかだか2,3年くらいしか歴史がないのに対して、オンラインゲームは歴史があるので、やはりその間のノウハウの蓄積というのはすごいものがあります。このセッションでは、過去の失敗例を披露し、だからこうしたらうまくいったという成功例をあげるという構成になっていて、すごく勉強になりました。

一方で、今回海外のソーシャルゲームカンパニーのひととよく食事したり、パーティーで話したりして(こちらの方がメインだったという話もあり)、それぞれすごい速さで進歩していて刺激的でした。おそらくソーシャルゲームはオンラインゲームの域にいつか到達するだろうし、それに自分たちとしてはモバイルという領域でチャレンジしていこうと強く思ったのでした。

何にせよ、新しいことというのは楽しいですね。

小さなチーム、大きな仕事―37シグナルズ成功の法則

37signalsの経営陣による経営哲学本。37signalsは日本ではあまり知られていませんが、プロジェクト管理ツール「Basecamp」などをウェブサービスとして提供しており、インターネット系のひとには割に有名な会社です。独自の経営哲学も有名で、本書はそれらをまとめて、小さなチームで最大限の仕事をするための方法がたくさん書かれています。

もちろん37signalsの事業体の特殊性による部分もありますが、ウノウもエンジニア主体の会社であることもあり、非常に勉強になりました。いい部分は取り入れて行きたいと思います。

<抜粋>
・失敗は成功の源ではない。ハーヴァード・ビジネススクールのある調査によると、一度成功した起業家は次もうんと成功しやすい(次に成功する確率は34パーセント)。しかし最初に失敗した起業家が次に成功する確率は、はじめて起業する人と同じでたったの23パーセントだ。一度失敗している人は、何もしなかった人と同じぐらいにしか成功を収めていない。成功だけが本当に価値のある体験なのだ。
・午後二時、普通は会議中だったり、メールに返信していたり、同僚とおしゃべりしてたりしている。同僚に肩をポンとたたかれてその場で始まるちょっとした会議は害のないように思えるが、実際には生産性を蝕んでいる。作業の中断は協調作業ではなく、ただの中断だ。そして、あなたの仕事が終わらない。
・実際考えてみると、会議の本当のコストは信じ難いものだ。一時間かかる会議を設定し、参加者を10人招待したとしよう。これは実際には一時間の会議ではなく10時間の会議である。1時間の会議の時間と10時間の生産力を交換しているのだ。
・ToDoリストもより短くするようにしよう。長いリストにはゴミが集まる。長いリストに書かれたことをすべてやりとげたことがあるだろうか?
・たとえ有能な人でも必要のない人間を雇うことはない。有能な人を雇っても何もやることがないのでは、あなたの企業には百害あって一利なしなのだ。
・小さなチームでは、働いてくれる人間が必要なのであって、人に仕事を振る人間が必要なのではない。皆何かを生み出さなければならない。結果を出さないといけないのだ。
・メールを出してから返事がくるのに何日、何週間と待たされた経験は? どういう気持ちになっただろう? 近頃「待たされる」のが通常化してしまったせいか、「待つ」ことが普通と思い込んでいる人が実に多いのだ。

P.S.明日からGDC(ゲームデベロッパーズカンファレンス)でサンフランシスコです。かなり久しぶりで、グリーンカード放棄後、はじめての入国なので少しドキドキしてます。

Twitterのウノウリスト&社内Twitter

ふと思い立って、Twitterのウノウなひとのアカウントリストを作ってみました。

Twitter / @suadd/unoh

アルバイトとか契約の方も入ってるので人数が多くなってますが、ほとんどのひとがやってるんじゃないかってくらいみんなやってますね。Twitter恐るべし。フォローすると、ウノウの雰囲気が分かる、かも(ほんとか?)。

あと最近、Yammerというサービスを使って社内Twitterも始めたのですが、これがなかなか盛り上がっています。売上速報とか、xxがリリースされましたとか、ランチ行きませんかとか、空気清浄機が増えましたとか、近くのお店の情報とか、今日の勉強会のテーマこれですとか、雑多な情報が流れていて楽しいです。

結構社内という限定された中だから書けることってあるんですね。中にはYammerの方がアクティブなひとも。。まだ全然一般的でないと思いますが、これ普通に楽しいし便利なので、意外に普通になっていくんじゃないかなぁと思います。オススメです。

P.S.ウノウの求人ページをちょっと更新しました。引き続き、積極的に採用してますので、ご興味ある方はどーぞ。

「アプリやろうぜ!by GMO」イベントに出ます

ソーシャルアプリ開発者支援に総額3億円–GMOがプロジェクト立ち上げ:CNET Japan

GMOインターネットグループは2月24日、日本のクリエイターとエンジニアを対象に総額3億円の支援プロジェクト「アプリやろうぜ!by GMO」を開始した。ソーシャルアプリを開発するための資金や開発環境の提供をはじめ、技術サポート、人材のマッチングなどを行う。

GMOさんが「アプリやろうぜ!by GMO」というプロジェクトが始めるということで、キックオフイベントにお声がけいただき登壇させていただきます。

ウノウではソーシャルアプリは、「まちつく!」をmixi、モバゲーで運営しており、「農園ホッコリーナ」をモバゲーでDeNAさんと一緒にやらせていただいてますが、つくづくソーシャルアプリ、いろいろな可能性があって、おもしろいですよ。

作ってみたい方にとってよい機会だと思いますので、よろしければどーぞ。

アプリやろうぜ!by GMO
GMOグループが3億円かけてクリエーターを支援する『アプリやろうぜ!』の要点をまとめてみた – IDEA*IDEA ~ 百式管理人のライフハックブログ

知られざる穴場リゾート、コタキナバルに行ってきました

マレーシア第二の都市、コタキナバルに旅行に行ってきました。久しぶりに仕事でなく海外に行った気がします。。

順泉茶室
順泉茶室 posted by (C)Shintaro

センターポイント近くの中華料理屋。激ウマ。ここのミースープは絶品。温度は昼間の直射日光の下はかなり熱いのですが、それ以外は特に汗が出るほど熱いという感じもなく、逆に夜中も気温が下がらないので、朝から晩まで半袖で超快適です。もちろん僕たちが滞在していたときが特別だったのかもしれませんが。

マヌカン島3
マヌカン島3 posted by (C)Shintaro

海は、15人ほどが乗れるボートで15分ほどかけて、いくつかある島に行ってシュノーケリングを楽しむのが基本です。島は非常に整備されていて、トイレやレストラン、シャワー設備などもあります。ビーチ脇にはテーブルも置かれていていたせり尽くせり。そのくせ海には熱帯魚や珊瑚で満ち溢れています。

マヌカン島15
マヌカン島15 posted by (C)Shintaro

浜で見つけたヤシの実をみんなで割ろうとするの図。叩きつけたりしても全然割れないので、鋭利な石をぶっさして、格闘すること数十分、見事に真っ二つに。

Suria Sabah 6
Suria Sabah 6 posted by (C)Shintaro

Suria Sabahは新しくできたデパートらしいのですが、まだテナントがぜんぜん入ってなくて大丈夫なのか非常に心配。でも、フードコートで食べたシンガポールチキンライスとトムヤムクンは超美味でした。

キナバル山3
キナバル山3 posted by (C)Shintaro

4000メートルを超える富士山より高いキナバル山。圧倒的な存在感がすごいです。僕たちはオプショナルツアーに申し込んで半日で近くまで行きましたが、1泊すれば割と普通に登れるようです。

ラフレシア
ラフレシア posted by (C)Shintaro

噂の世界最大の花ラフレシア。僕たちが見たのは、あまり大きくなかったようです。割と嫌な匂いがします。

夕日6
夕日6 posted by (C)Shintaro

圧倒的存在感の夕日。ものすごい綺麗で感動しました。ビーチでもあるので、泳いでるひとも結構います。

ナイトマーケット1
ナイトマーケット1 posted by (C)Shintaro

コタキナバルはそこら中にこういったマーケットがあって、朝から晩まで買物から食事までなんでもできます。夜中の治安も非常によいようで、夜遅くまでお店もやっていて、毎日うだうだ飲んだりしてました。街は超コンパクトで大抵のところは歩いてでも行けるくらいなので、よく歩いて帰ってました。

サピ島
サピ島 posted by (C)Shintaro

マヌカン島と並んで人気のサピ島。こちらはひとが多いのですが、テイクアウトの食べ物が圧倒的に美味しいのと、珊瑚礁と熱帯魚が多いので、どちらか一方に行くならサピをオススメします。ちなみに、島に行くにはオプショナルツアーとかで申込まなくてもJesselton Pointという埠頭に行けばいくらでもチケットが買えます。

シャングリラリゾート7
シャングリラリゾート7 posted by (C)Shintaro

まったく泊まってないのですが、シャングリラリゾートの出島のようになっているバーに潜入したところ非常にいい感じで、ハッピーアワーでお酒を飲みながら、夕日を眺めることができます。こんな感じの幻想的な雰囲気です。

タムナック・タイ4
タムナック・タイ4 posted by (C)Shintaro

タムナック・タイはタイ料理屋なのですが、ここはほんとむちゃくちゃ美味しいので、コタキナバルに来たらマストなレストランだと思います。

ライオンダンス
ライオンダンス posted by (C)Shintaro

旧正月に重なったということで、ライオンダンス(中国式獅子舞)がなぜかホテルの前で行われてました。もともと割と中華系のひとも多いみたいで、12時を回ったら、そこらへんでバンバン花火をあげる音(or爆竹?)が聞こえました。

そんなわけで、、
コタキナバルはあまり観光地としてはメジャーではないようですが、海も綺麗だし、街も安全で刺激的だし、ご飯も美味しいし、物価は安いし、かなりいいところでした。成田から週に二回は直行便が出てます。リゾートとして、結構穴場なんじゃないでしょうか。

<スライドショー>

その科学が成功を決める/リチャード・ワイズマン

イギリスの心理学教授リチャード・ワイズマンが豊富な科学的実験結果から常識と言われていることの間違いを指摘し、その代わり科学的効果の実証されている方法を提示するという構成になっています。といっても文章は平易でウィットに富んでいて非常に読みやすいです。久しぶりに抜粋コメント方式でいきます。

<抜粋&コメント>

  • (20種類のブレインストーミングの実験結果を分析したところ)驚くべきことに、実験の大半で、参加者が一人で考えるほうが集団で考えるより量も質も上という結果がでていた。
    ブレストの有効性については疑問は感じてはいたのですがここまではっきり結果が出ているのですね。個人的にはブレスト自体は他の人の自分では思いもつかない発言が元になって、「その後の」自分のアイデアを出すのにいい効果があるように思います。なので、ブレストはあくまでアイデアを集める場所と捉えて、実際は企画者がじっくりと考えて決めるのがいいのではないかと思います。
  • 職場に花や観葉植物が置かれていると、男性社員から出されるアイディアが15パーセント増え、女性社員の場合は問題への対応が以前より柔軟になった。
    さっそく観葉植物を買おうw
  • おそらく誰もが大好きな行動、“仕事中に寝転がる”が科学的に検証された。オーストラリア国立大学のダレン・ニプニッキとドン・バーンは、参加者に後文字からなるアナグラムの問題を、直立姿勢とマットレスに横になった姿勢の両方で解いてもらった。(中略)おもしろいことに、横になった参加者の方が問題を解く速度がおよそ10パーセント速く、したがって制限時間内の正解率も高かった。
    オフィスに横になれるところつくりたいけど、どうやったら作れるかなぁ。コタツはあるので、広めに畳とかを敷き詰めたらいいかもしれない。
  • 科学的な実験結果から言うと、いざという場合は配偶者より飼い犬にそばにいてもらったほうが、あなたの健康にはよさそうだ。 おもしろいのは、猫では同じことが言えない点だ。研究によると猫と暮らしているとマイナスの気分が軽くなりはしても、目立って気持ちが穏やかになることはなく、心臓発作を起こした場合に、12ヶ月後の生存率が高まるわけでもない。
    どっちかというと猫派なんですが、犬の方がいいのかな(苦笑)
  • 親はつい子どもの才能や知能をほめて、気分をよくさせたくなるものだ。だが、研究によると、そうしたほめ言葉はいい結果を生まないようだ。ほめるなら子どもの努力や、集中力、時間の使い方などをほめるほうがはるかに効果がある。たとえばあなたの子どもが試験でいい点をとったら、「ずいぶんよく勉強したね」「遊びにいったりしないで、時間をちゃんと使ってえらかったわ」「大変だったのに、よくがんばったね」などとほめる。(中略)こうしたほめ言葉で子どものがんばる力や柔軟性、忍耐力がはげまされる。さらにそれらの点を明確にするために、子供が自分の使った技術や作戦を思い出させるような質問をする。
    頭がいいとほめられるだけだと、同時に失敗を恐れるようになり、さらにがんばらなくてもできると勘違いする、そして実際に悪い成績を取るとやる気をなくしてしまうという。なるほど、ですね。

大人げない大人になれ!/成毛眞

元マイクロソフト日本法人社長の成毛氏によるエッセー。大人げない大人を自称するだけあって、あまのじゃくな主張がものすごく新鮮で、おもしろいです。えー、そこ否定しちゃうの?って感じで。しかし、実際のところ圧倒的な業績をあげるひとというのはこういう考え方をするひとなのだろうなとも思います。本書にはたくさん注目すべき主張がありますが、そのうち特に気になったものをいくつか。

(目標をもってはいけない)試合直後の力士にインタビューをすれば、「明日の一戦をまた頑張るだけ」と答えが返ってくるだろう。ゴルフツアーの最終日を明日に控えたプロ選手でも、翌日のスコア目標などは口にしない。そんなことを考え始めれば、プレイが崩れることを知っているからだ。 それにもかかわらず、なぜかビジネスになると、途端に誰もが最終ゴールを決めようとする。スポーツよりも遥かに不確定な要素が多いにもかかわらず、目標によって自分たちを縛りつけようとするのである。これにはかなり違和感を覚える。

確かにこれは不思議なことですね。僕も経営者という立場上、事業計画を立てたりもしますが、基本的に業績はかなり外部状況に影響されるので予測は非常に難しいです。それでも事業計画が必要だと思うのは、いつどのくらいヒトモノカネが必要になるのかを明らかにするためで、採用や資金調達などはすぐにできるというわけではないので目の前の課題だけでなくロングスパンで物事を考えるには役に立つと思います。

一方でベンチャーであれば、ビジネスモデルが強固ではないことも多いため、計画には織り込まずに、常に非連続な成長を目指して違うことをやってみることも必要だと思います。この際に気をつけなければいけないのは、小さいビジネスをいくら生み出してもあまり意味はないということで、ビックビジネスを生み出すために何を仕込んでいけるかが重要なのかなと。

(キャリアプランはもたない)キャリアプランニングのカウンターとなる考え方に、「Planned Happened Stance」というものがある。日本語では「計画された偶然性」とされている。これは、目標を定めた計画性を志向するキャリアプランニングに対して、世界を不確実なものと捉え柔軟性を重視する考え方である。(中略)ビジネスの世界に身を投じるのであれば、どこで自分を活かすことができるか、どういったところで最も面白く働けそうかを常に考えなければならない。そして一度チャンスを見つけたら、思い切って飛びつくことが必要である。おそらくこれ以外に成功の秘訣と呼べるものはないはずだ。

キャリアプランニングというのに確かに違和感を感じていたのですよね。状況なんてどんどん変わるし、10年、20年も見据えてキャリアプランニングしていくのなんて、本当にできるのかと。

チャンスに飛びつく以外に「成功の秘訣と呼べるものはないはずだ」と言い切ってしまう辺りがおもしろいのですが、肌感覚としては非常に近いかなと。キャリアがとか言ってないで、もっと自分を信じて、自分が面白いと思ったことに身を投じる方がいいんだろうなと思いました。

抜粋はすごく長くなってしまったのですが、ご興味があればどうぞ。

<抜粋メモ>
・どういうわけか日本では、我慢を美徳として考える傾向がある。そして、強い自制心を持つことが大人の証明になるとされる。しかし、私の周囲の成功者とされる人に、我慢強い人物は見当たらない。逆に、やりたいことがまったく我慢できない、子供のような人ばかりだ。そういう人は、好きでやっているのだから、時間を忘れていくらでもがんばるし、新しいアイデアも出てくる。我慢をして嫌々ながらやっている人が、こういう人達に勝てるはずがないではないか。
・(GoogleのYouTube買収について)M&Aの世界では、会社の買収を考えるとき、対象会社の抱える訴訟リスクを注意深く見積もって意思決定を行うものだが、これほど大規模な訴訟リスクを抱える事例も珍しかったのではないか。当時の報道によると、グーグルは、この訴訟対策として2億ドル以上の預託金を用意したという。こういった会社を買収するには、過剰な自信と勇気が必要だ。
・昨年頃から、爆発的に始まったように見えるこの「おバカタレント」ブームだが、実はこのようなキャラクターは、いつの時代にも存在していると言える。(中略)古くは狂言や歌舞伎のような日本の伝統芸能にも、おバカ・天然ボケとして描かれた役柄が多く存在する。
・日本を見回すと、こうした素人の発表の場が沢山ある。保険会社が主催するサラリーマン川柳や、新聞社による写真コンクール、近年話題になっているケータイ小説など、挙げればキリがない。日本人は発信したがりの民族なのである。
・多くの大人は、たとえ興味を引かれる物事を見つけても、自分で言い訳を並べ立てて手を出さないものだ。もう少し仕事が落ち着いたら、とか、何かきっかけがあればと考える。しかし、いつまでたっても仕事は落ち着くことはないし、そう都合よくきっかけが訪れることもない。
・自分より偉い人や強い人の意見をいったんはすべて否定していく(中略)なぜこのようにするのかといえば、権力を持った人の考えは、完璧な独裁者でもない限り、民主主義の論理に沿って部分最適に向かうからである。乱暴に言えば、自らの地位を守るために自然と大衆に迎合していくのだ。
・若者がラーメン屋やブティックを一軒だけ経営し始めたところで、ベンチャーとは呼ばない。ベンチャービジネスとは、権力や権威に反抗し、他人が無視しているようなものに己の人生を賭けることである。これに価値が付与され、人を追従させることができると、そこに差益が生まれ大きな儲けを手にすることができるのだ。
・仕方がないことだが、人間は年齢を重ねるに連れて保守的になりやすい生き物である。もし人が、どの程度保守的なのかを計ることができるのであれば、年齢に対して幾何級数的に上昇する様子が見て取れるように思う。これは知識や経験が蓄積すればするほど、自分の中での枠組みが固まってくるためであって、その枠組みを崩して新しいものを取り入れるコストが上昇していくのである。
・プロフェッショナルの定義は、ここまで触れたようにあいまいなものだ。しかし、人がプロフェッショナルを自任するようになると、どうも失敗や間違いを恐れるようになるのではないかと感じる。
・(目標をもってはいけない)試合直後の力士にインタビューをすれば、「明日の一戦をまた頑張るだけ」と答えが返ってくるだろう。ゴルフツアーの最終日を明日に控えたプロ選手でも、翌日のスコア目標などは口にしない。そんなことを考え始めれば、プレイが崩れることを知っているからだ。 それにもかかわらず、なぜかビジネスになると、途端に誰もが最終ゴールを決めようとする。スポーツよりも遥かに不確定な要素が多いにもかかわらず、目標によって自分たちを縛りつけようとするのである。これにはかなり違和感を覚える。
・もしどうしても目標を立てたいのであれば、ほとんど実現不可能なくらいの大きな目標を持つべきだろう。しかし、これ自体はその達成方法を考えるのには役には立たない。自分が持つ可能性を大事にしたいのであれば、目の前のことだけに没入し、何かしらの変化を察知するにつけ、次のベストを探すというスタンスを保持することが重要である。
・何か新しいものが生まれるときは、たいていそのきっかけに偶然性をはらんでいる。アイデアを生み出すには、この偶然性をいかに自分の味方につけるかが重要になるのだ。
・(キャリアプランはもたない)キャリアプランニングとは、情報収集を重ねて計画的なステップアップを設計することなのだそうだが、こんなものが一体何の役に立つのだろうか。そもそもどんなに時間をかけて情報収集したところで、知ることができるのは今日現在のことだけである。ビジネスの世界で、今日現在のことにいくら詳しくなろうとも仕方ないのだ。かといって、数年後の見通しをつけようとすれば、それはこの上なく厄介なことである。もし、数年後のことがある程度でも予想できるのであれば、その人はキャリアプランナーになって他人の愚痴を聞くよりも、自分でビジネスを起こした方が比べ物にならないほど儲かるだろう。こういった人たちが、あなたの人生を保障することなどできないのは当然のことである。
・キャリアプランニングのカウンターとなる考え方に、「Planned Happened Stance」というものがある。日本語では「計画された偶然性」とされている。これは、目標を定めた計画性を志向するキャリアプランニングに対して、世界を不確実なものと捉え柔軟性を重視する考え方である。(中略)ビジネスの世界に身を投じるのであれば、どこで自分を活かすことができるか、どういったところで最も面白く働けそうかを常に考えなければならない。そして一度チャンスを見つけたら、思い切って飛びつくことが必要である。おそらくこれ以外に成功の秘訣と呼べるものはないはずだ。
・「こんな資格を持っている」ということばかりアピールする人間は、同時に「僕は同じ資格を持っている人間となら、いつでも交換可能です」と言っているようなものである。
・結局のところ、英会話も資格も、この勉強に躍起になる人が目指すところは一緒なのである。第三者にわかりやすく評価してもらうことで安心したいだけなのだ。しかし、わざわざ他人と同じ尺度で評価されるところに飛び込んで、どんないいことがあるのだろうかと私は思う。
・(神話をつくろう)個人でも会社でも、最も効果的なマーケティングの方法は、神話をつくることである。神話というと少し仰々しいかもしれないが、人が人に話したくなるような面白い話だと理解してくれればいい。
・自分自身が実際に体験できることは、本当にごくわずかのことだけだ。自分がいるその時間、その場所のことだけしかわからない。人間は常に時間と地理の制約を受けるのである。 しかし読書をすることで、この制約を超えた世界のことを疑似体験することができる。
・読書についてよくある勘違いが二つある。ひとつは、本は始めから最後まで全てよまなければならないということだ。そしてもう一つは、読んだ本の内容は覚えていなければならないということである。

ウノウ増床しました

ここのところすごいドタバタしていて、ブログがまったく更新できてない。。特に本をあまり読めていないので、エントリに書き起こすクオリティのものがなかなかなかったりするんですよね。まぁ普通にTwitterで書いて満足しちゃってるってのも大きいと思うのですけど、、@suadd
もよろしければどうぞ。

というわけで、会社引っ越しというか増床しました。今まで8Fのみだったのを、4Fも借りて執務スペースを4Fにして、8Fは今のところ会議室だけになってます。今後お越しの際は、4Fが受付になっているので、ご注意を。

引っ越し途中
引っ越し途中 posted by (C)Shintaro

ウノウは全員ノートPCでフリーアドレスなので、写真みたいな感じで業者さんにわらわらと机や椅子、ロッカーを持ってきてもらって午前中だけで終了って感じでした。それでも無線LAN設置したり、ネットや電話や複合機手配などをわずか2週間くらいでやったので、大変だったと思います。引っ越しプロジェクトに関わった会社の方々には大感謝です。

感想としては、だいぶ広々としていて気持ちいいです。まだ色々と買い足さないといけないものもあるのですが、ぼちぼちやっていきます。8Fはだいぶ余裕スペースがあるので、なんかおもしろいことをやりたいですね、誰もオフィスでやったことないこととか。

そんなわけで、安心して増員できるようになったということで、引き続き積極的に人材募集中ですので、ぜひ興味のある方はぜひご応募ください。

ちなみに、新卒採用とかも全然やってますので(実際何人か内定者もおります)、いつでもご応募ください。普通に新卒向け説明会とかをやるつもりはないので、それでも申し込んでくるくらいの猛者をお待ちしておりますw

事実に基づいた経営/ジェフリー フェファー、ロバート・I. サットン

スタンフォード大学の教授2人の共著。タイトルがあまりにも固いのですが、内容はかなりおもしろいです。ビジネス書でよく語られている定石に対して、本当にそうなのかを問いかけて、事実ではそうでないケースもありますよ、というのが大体の流れです。しかし、定石を根っから否定しているわけではなく、いろいろなケースがあるのだから事実を冷静に見極めて、判断せよということを書いています。

とはいえ、結局のところ何が正解なのか本書が明らかにしてくれるわけではないので、最後は自分で考え決めなければいけないわけですが。そのための考え方の流れが描かれていて、それが非常におもしろく勉強になるのが、本書の特徴かなと思います。

<抜粋>
・第三に、経営者が、大量のビジネス書、記事、カリスマ、コンサルタントなどから仕入れるアドバイスは全く整合性がないことである。人気のビジネス書から、次のような全く反対のアドバイスの例を挙げてみよう。「カリスマ性のあるCEOを採用せよ」vs「謙虚なCEOがよい」、「複雑系を取り入れろ」vs「シンプルこそベストだ」、「戦略に集中せよ」vs「戦略計画など無益だ」。読めば読むほど混乱する。
・さらに悪いことに、良いアドバイスと悪いアドバイスを見分けることは簡単ではないため、経営者たちは往々にして間違った手法を実践してしまう。その一つの理由は、コンサルタントというのは、仕事を取ってくることで評価されるが、良い仕事をしたかどうかというのは二の次で、実際に提言が効果をあげたかは、評価にほとんど関係ないことである。さらにすごいのは、もし問題が十分解決されなければ、解決されない問題のためにコンサルティング会社の仕事がまた入ってくることである。
・もし、われわれの意見がコンサルティング会社に対してひどすぎると思うのなら、あなたのお気に入りのコンサルタントに、「コンサルティング会社の提言なり経営手法が実際にどのような効果をあげたか」の証拠を見せてくれるように頼んでみよう。
・私たちはベインの調査は評価したいと思っているが、なぜ同社がそのホームページで表を提示し、「われわれのクライアントは市場平均に比べて三倍の業績をあげている」などとホラを吹いているのか、理解に苦しむ。ベインの優秀なコンサルタントたちは、相関関係があるといっても、それがベインのコンサルティングが業績をあげた証明になるわけではないとわかっているはずだ。そもそも、業績の良い会社はコンサルタントを雇うだけの資金の余裕があったと見ることもできる。実際、ベインが本当に業績に貢献したかどうかは何の証拠もない。まさか、ホームページを見た人が、その瞬間に統計のクラスで学んだことを忘れることを期待しているわけではないとは思うが。
・その会社では、その前年に顧客満足度と効率性を上げるためにシックスシグマが導入されていた。サットンは講演の中で、シックスシグマやTQMなどのプロセス改善手法によって、効率は上がるがイノベーションが減ることを指摘した。それに対して、自称「品質管理の鬼」「品質の伝道師」たちがやって来て、シックスシグマはイノベーションも含めた品質の改善に役立っていると反論した。このグルたちは、10年もの経験があり、しかもシックスシグマやTQMがイノベーションに貢献した事例を一つもあげられないのにもかかわらず、そう言い張ったのである。
・「ユニホームを身につけると、個人の好みよりもグループのゴールや価値観を大切にする」心理的な力が働くことが実証されている。
・こうした研究から明らかなことは、「才能がすべてだ」といったような見方は、あたかも才能が初めから決まっていることを前提としている、という意味で危険であるということだ。こうした見方をすると、どうせ始めから決まっているのだから努力しても無駄だ、自分たちは何もできないといった考え方を(部下を含めて)生むことになる。しかし、例えば基本的な認識能力は、テストで測れる部分で見る限り、向上させることは思った以上に簡単なのである。向上できると思えば向上できる。しかし、これは大変重要なのだが、逆にもしこうした能力は上がらないと思い込んでいると、やはり上がらないのである。
・ジェームス・トレイビッグが言ったとおりだ。「金に釣られて入社する奴らは、金に釣られて辞める」。
・最近最もポピュラーな「経営資源から見た企業」という戦略理論によれば、競争優位は価値があり、かつ希少な資源を持つことによって生まれるが、その優位が継続するためには、その資源は競争相手が真似をして追いつけないよう、真似できにくく、何か別のもので代替できないものでなくてはならない。したがって、問題は「企業を成功に導く戦略というのは、(他社にとって)理解したり真似したりすることが難しいのか?」ということになる。
・デルの社員が、製品からねじ一本減らすのにどれだけ時間を使っているか(それによって製造時間が四秒短縮される)を聞いただけで、それまでして製造の効率性を上げようとする取組みは、自分で会社を経営したり、自分のような人を雇って他の会社の問題を解決したいと思っている頭の良いMBAにはあまり魅力的に映らないであろうことは想像がつく。
・変革を成功させた企業は賞賛され、リーダーは神のようにあがめられる一方、過去にこだわる企業は馬鹿にされる。結局、「変わるか、さもなくば死ぬか」なのだ。あるグルに言わせれば、「イノベーションをするか死ぬか、どちらのほうがよいか?」 こうしたスローガンや信念は完全な間違いではないが、半分しか正しくない。変革もイノベーションも危険な両刃の剣なのである。
・インテルの共同創業者であり、元CEOでもあるアンディ・グローブが退任後にこんな告白をしている。「誰も将来のことなんてわからない。私もだ」という彼の意見に対して、それではどのようにして社員を動機づけていたのかと尋ねられ、「うーん、自己規律の面もあるし、幻想という面もある」と答えた。「そして幻想は現実になった。自分を過大評価し、実際よりも良く見せるようにしたという面では幻想かもしれない。しかし、自信を持って行動しているふりをしていると、実際に自信が出てくる。だから、幻想はもう幻想でなくなる」

最近のGoogleの便利サービス

皆さん、Google使ってますか?
最近、実は検索以外もかなり便利なんですよねぇ。最近覚えたGoogleの便利な使い方はこちら。

Gmail
Gmailは前から使ってたのですが、ショートカット使い始めたらこれが異常に便利。今までのメールソフトに戻れないくらい。とりあえず、jとkで前後に行けるのを知るだけでも相当高速に処理できると思います。

Google日本語入力
Googleの作ったいわゆるIMEですが、Mac標準の「ことえり」に比べてかなり賢く、愛用しております。これもGoogleの作るOS「Google Chrome OS」のための下準備なんでしょうね。このまま行くと、ちょっと金かけてもいいひとはMac、そうでない場合はChrome OSとなって、本当にWindowsは沈んでしまうかもしれませんね。
※ことえりからの辞書のインポート方法はこちら

Googleサイト
Googleのホームページ作成ツール。簡単なページがさくっと作れます。あまり知られてないようなのですが、かなり便利。プライベートなブックマーク(スタートページ)なんかを今までは自前でWikiとかをインストールして使ってたのですが、すべてこちらに移行しちゃいました。

こうして今年もGoogle先生に取り込まれて行くのですね。。

アバター[70点]

アバター

【監督】ジェームズ・キャメロン
【出演】サム・ワーシントン / ゾーイ・サルダナ / シガーニー・ウィーヴァー / スティーヴン・ラング / ミシェル・ロドリゲス / ジョヴァンニ・リビシ / ジョエル・デヴィッド・ムーア / CCH・パウンダー / ウェス・ステューディ / ラズ・アロンソ

★★★☆ [70点]「デジタル3D映画の幕開け」

メガネをかけて3Dになるタイプなのですが、初の著名な監督(ジェームズ・キャメロン)による本格的な長編デジタル3D映画ということで注目を集めているようです。

観た感想ですが、確かにすごい。ほとんど違和感がなく立体感があって、本当に異惑星に紛れ込んだような感覚を覚えます。人間よりもかなり大きく体のバランスが違ったりする異星人ナヴィたちや、動植物や景色も本当に自然で、まったく現実とCGの境が分かりません。スピード感のある映像は新体験の連続で本当にこれだけで観る価値ありです。

一方で、ストーリー的には、それなりに工夫されているもののハリウッド的シナリオから抜け出せておらず、映像のすごさに比べて、平凡さが目立っています。とはいえ、退屈するわけではないので平均点は超えていると思いますが。

つまり、ストーリーは平均的であるものの、映像はものすごいですし、今後「ハリー・ポッター」シリーズやディズニー作品も3D化すると言われており、「アバター」がデジタル3D映画の幕開けだったと言われることは間違いないので、観ておいて損はないと思います。

Posted by suadd on 2010/01/02 with ぴあ映画生活

2009年の映画

2007年の映画2008年の映画に続いて、2009年の映画ベスト3。でも、10本くらいしか映画を観に行ってないので。。年々減っていますね。。今年はもっとたくさん映画を観に行こうと思います。

その他観た映画でよかったものは映画カテゴリ旧ブログへどうぞ。
※ちなみに、映画も本も観たもののうちよかったもの一部しかエントリにしてません。

  1. 1位.サマーウォーズ
    日本の昔と今のかっこいい部分をミックスした傑作アニメーション。日本から世界に出るなら、こういう方向性なんだろうなと思いました。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」も新境地が見えてよかったのですが、4部作見ないとなんともといった感じです。
  2. 2位.マイケル・ジャクソン THIS IS IT
    ちょっとこれを入れるというのは抵抗があったのですけど、唯一2回観た作品でもありますし、偶然の産物であろうが、いいものはいいということで。
  3. 3位.チェンジリング
    とにかくすべてにおいてクオリティが高い。「グラン・トリノ」もよかったですし、今年前半はクリント・イーストウッドの年でもありましたね。

2009年の本

あけましておめでとうございます!
昨年もいろんなことがあって楽しかったです。今年も楽しく行きたいと思います。

さて、2007年の本2008年の本に続いて、2009年の本ですが、昨日まとめようと思ったらまとめられず、、

しかし、こう眺めてみると2009年の本は特に豊作だったと思います。「芸術起業論」「ブラック・スワン」「この世でいちばん大事な「カネ」の話」の三冊は特に素晴らしくて、世界の見方が変わる傑作です。ぜひ手に取ってみてください。

この他にもいい本がたくさんあったのですが、途中でブログを変更した関係で、本・芸術カテゴリ旧ブログに分かれてます。よろしければどうぞ。

ほんと今年もいい本を読みたいものです。

  1. 1位.芸術起業論/村上隆
    村上隆の世界的成功から日本人がどのように世界でやっていくべきかのヒントが。傑作すぎて、いろんなひとにプレゼントしました。
  2. 2位.ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質/ナシーム・ニコラス・タレブブラック・スワン[下]
    2008年の1位「まぐれ」の著者タレブが、世の中の不確実性を独特のシニカルな世界観でぶった切る傑作。今の不確実な世の中で生きるひとには必読本と思います。
  3. 3位.この世でいちばん大事な「カネ」の話/西原理恵子
    タイトル通り漫画家西原理恵子が自らの貧困とその後の成功と転落、再生からお金とは、働くとは、才能とは何かを描いた傑作。特に若いひとに読んで欲しいです。
  4. 4位.たまたま―日常に潜む「偶然」を科学する/レナード・ムロディナウ
    偶然性とは何かだけでなく、偶然の成功を引き寄せるためにどうすればいいかまで踏み込んでいます。「ブラック・スワン」と合わせて読むのがオススメ。
  5. 5位.日本の10大新宗教/島田裕巳
    日本人にとっての宗教とは何かを描き出しており、宗教観が変わります。
  6. 6位.迷惑な進化–病気の遺伝子はどこから来たのか
    常識を覆す最新の進化医学に触れることができる知的興奮度の高い良作。
  7. 7位.堕落する高級ブランド/ダナ・トーマス
    各高級ブランドのルーツを描き、さらに現在のH&Mのようなファスト・ファッションへの流れまで。ブランドとは何かを考えさせれます。
  8. 8位.予想どおりに不合理–行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」/ダン アリエリー
    経済学の常識「全員が合理的に行動する」というのを真っ向から否定。最初にスタバに入ったとき高いと思わなかったか、などドキッとすることがたくさん書かれてます。
  9. 9位.ヤバい社会学/スディール・ヴェンカテッシュ
    社会学者の卵がアメリカと言う豊かな国のスラムへ潜入して、驚くべき実態を明らかにするドキュメント。
  10. 10位.ケータイ小説的。—-“再ヤンキー化”時代の少女たち/速水健朗
    社会学的アプローチで(特に)日本の地方で何が起きているかに迫る。東京がすでに憧れでなくなってしまっているという衝撃。

働き方革命―あなたが今日から日本を変える方法/駒崎弘樹

NPOフローレンス代表の駒崎氏がワーカホリック状態からいかにワークバランスを保つ状態に持っていったかかなり具体的に書いています。そして、家庭など人生のすべてを「働く」と捉えて、トータルで「働き方革命」を起こすことを提唱しています。

僕は、よくいろんなことに手を出してるので、仕事暇なんだね、と言われますが、そうでもなくて、基本的にはすべてを駒崎氏がいう広義の意味での仕事と捉えていて、何一つ無駄なことなどないと思っています。いわゆる会社の仕事とプライベートが一体化しているので、土日でもメールを見ますし、平日でも遊んでいることもあるし、よく海外に行ったりしてます。でも、そうやって生きていくことで、やりたいことが出てくるし、目標へのモチベーションを保つこともできていると思います。

なので、本書によって「働き方革命」を起こすひとがたくさん出てくるといいなと思いました。前書「「社会を変える」を仕事にする 社会起業家という生き方」でも思いましたが、駒崎氏は本当に自然体なのに、いつでもチャレンジしていて純粋にすごいなと思います。独特のユーモアもあって読みやすいですし、ぜひ手に取ってみてください。

<抜粋>
・「全くうちの社員はなんてメンタルが弱いんだ。ちょっとくらい言われたからって、過剰に反応しすぎだ」と憤慨した。 そもそも社員の仕事は無駄話ばっかりに見えるし、もっとスピードをもって仕事ができるはずだ。そう考えるとイラついてきて、声を荒らげないにせよ、注意を繰り返すようになっていった。
・注意をすると、しばらくはミスはなくなる。だから注意を重ねる。結果的に注意しないといけない点を探すようになる。勢い、社員の欠点やミスばかり目に入ってきて、長所や頑張ってる点が見えなくなっていった。 しかし「うちの社員には、まだ褒めるネタなんてない。これから彼らが成長したら、褒めよう」と考えるようにした。
・昔から「パートナーとなるような人と出会いたい」と思って、色んな女性と付き合ってきた。しかし致命的な間違いを犯していたことに、「働き方革命」を始めた後に気づいた。パートナーというものがいて、それに出会うのではない。人はパートナーになっていくのだ。しかもそれを相手に期待するのではなく、自分が変わることで新しい関係性を創りだすことができるのだ。
・大人になって僕は仕事というレベル上げをやっていた。毎日同じ電車に乗り、仕事の種類は違うけれど、毎日仕事をし、毎日同じ電車で帰り、寝る。僕のレベルは多分あがっている。そのうち99になるのかも知れない。

聖(さとし)の青春/大崎善生

プロ棋士、村山聖を追った壮絶なドキュメント。重い病気を抱えながら、命を火をともしてトップグループまで駆け上る姿が感動的です。あの羽生氏とも何度も対戦しており、何度か勝ってます。家族愛、師弟愛、好敵手との交流など、どれをとっても非常に密度が濃くて、これだけ破天荒な人物が現代に存在したのが信じられない気分になります。若くして亡くなったのが非常に残念です。自分ももっと濃く生きていこうと思いました。内容は壮絶なのですが、元気がもらえます。

金持ち父さん貧乏父さん/ロバート キヨサキ

大学時代に読んだときは強い衝撃を受けて何度も読み返したものですが、久しぶりに読み返してみても非常に独特でおもしろい作品です。

具体的な方法はあくまで例だといい、読者に根本的な考え方を変えるように求めているところがおもしろいです。この本は日本だけで300万以上部売れているそうで、であれば300万人が金持ちになっているかというとそういうわけではないのがさらにおもしろいところ。ベストセラーなだけに文章も非常に平易だし、分かりやすいのですが、実はかなり奥深い。結局のところどこまで咀嚼して、行動に移せるかが重要ということなんでしょうね。

個人的には、この本を買う人が増えれば増えるほど、ロバート・キヨサキが金持ちになっていることに気づくことが重要なポイントだと思ったりしてます(笑)

一つおもしろかったのは、この本は2000年に発売(原書はもっと前と推測)されてますが、こんなことを書いてます。

私たちはいま、歴史上かつてなかったほど興奮に満ちた時代に生きている。後世の人たちはこの時代を振り返り、なんて活気に満ちあふれた時代だったことかとためいきをつくに違いないーーあの時代こそ、古きものの死と新しきものの誕生の時代だった。混乱に満ち、だからこそ興奮に満ちた時代でもあったと。

まさしく! 本当におもしろい時代に生まれて、いつも幸せだなぁと思ってます。でも、もっとおもしろいことが待ってる気がします。

<抜粋>
・「教えるっていうのは話したり、授業をしたりすることなのかい?」 「ええ、そうだと思いますけど」 「それは学校で教えるやり方だ」金持ち父さんは笑みを浮かべながら言った。「でも人生はそんなふうな教え方はしない。だけど、人生がだれよりもすぐれた先生だってことはたしかなのさ。たいていの場合、人生はきみに話しかけてきたりしない。きみのことをつついて、あちこち連れまわすだけだ。人生はそうやってきみとつつくたびにこう言っているんだ。『ほら、目を覚ませよ! きみに学んでもらいたいことがあるんだよ』ってね」
・「あるいは、きみがガッツのない人間だったら、人生につつかれるたびになんの抵抗もせずに降参してしまうだろう。そして、一生安全な橋だけを渡り続け、まともなことだけをやり、決して起こることのない人生の一大イベントのために一生エネルギーをたくわえ続けるんだ。そして、最後は退屈しきった老人になって死ぬ。とても働き者で気のいいきみにはたくさんの友達ができるだろう。だが、実際きみがやったことといえば、人生につつきまわされ、されるがままになっていただけだ。心の奥底で、きみは危険を冒すことを恐れていた。本当は勝ちたかったのに、負けるのが怖くて勝利の感激を味わおうとしなかった。そして、自分がそうしなかったことをきみは知っている。きみだけが、心の奥底でそのことを知っている。きみは安全なこと以外はしない道を選んだんだ」
・「きみはものの見方を変えなくちゃだけだよ。つまり問題なのは私(注:金持ち父さん)だといって私を責めることをやめるんだ。私が問題なんだと思っていたら、私を変えなければそれは解決しない。もし、自分自身が問題なんだと気づけば、自分のことなら変えられるし、何かを学んでより賢くなることもできる。たいていの人が自分以外の人間を変えたいと思う。でも、よく覚えておくんだ。ほかのだれを変えることより、自分自身を変えることのほうがずっと簡単なんだ」
・「まず、お金を持たずにいることが怖いから必死で働く、そして給料を受け取ると欲張り心が頭をもたげ、もっとお金があればあれも買える、これも買えると考え始める。そのときに人生のパターンが決まる」 「パターンってどんな?」と私は聞いた。 「朝起きて、仕事に行き、請求書を支払う。また朝起きて、仕事に行き、請求書を支払う……この繰り返しだ。その後の彼らの人生はずっと恐怖と欲望という二つの感情に走らされ続ける。そういう人はたとえお金を多くもらえるようになっても、支出が増えるだけでパターンそのものは決して変わらない。これが、私が『ラットレース』と呼んでいるものなんだ」
・「『お金になんか興味はない』と言う人はおおぜいいるが、そう言いながら一日八時間せっせと働いている。そんなのは真実を否定していることにしかならない。本当にお金に興味がないのなら、なぜ働いているんだ? こういう考え方の人は、お金を貯め込んでいる人よりももっと異常と言えるかもしれない」
・「じゃあ、ぼくたちはどうすればいいんですか? 恐怖心や欲望がすっかりなくなるまで、お金のために働くなってことですか?」 「いやちがう。そんなことをするのは時間のむだだ。感情は人間であるかぎり避けられない。感情のおかげで私たちは人間でいられるんだ。『感情(emotion)』という言葉には活動するエネルギーという意味があるんだ。自分の感情に正直になって、自分にとって悪い方にではなく、自分のためになるように心と感情を使うんだ」(中略)「いま言ったことがよく分からなくても心配しなくていい、時間がたてば少しずつ分かっていくから。ただ一つ、感情に対してただ反応する人間ではなく、それを観察して考える人間になることを覚えておくんだ。たいていの人は、自分の行動や思考を支配しているのが感情だということに気づいていない。感情は感情として持っていていい。だが、それとは別に自分の頭で考える方法をまなばなくちゃいけないんだ」
・「たしかに経営を学ぶための場所はある。でもビジネススクールはたいてい、多少高度な『数字屋』を作るだけだ。数字屋では人に雇われるのがせいぜいで、自分でビジネスを興すことはできない。数字屋がやることといえば、数字をながめ、人の首を切り、ビジネスをつぶすことくらいだ。私はそういう数字屋を雇っているからよくわかるんだ。あの連中の考えることといったら、費用を切り詰め値段を上げることだけだ。そうやって問題を増やしているだけなんだ。たしかに数字は大事だ。もっと多くの人がそのことに気づけばいいのにと思うよ。でも、それだけがすべてじゃない」
・「たとえば『人はみんな働かなくちゃいけない』『金持ちはみんなペテン師だ』『給料をあげてくれなければ仕事を変わる。安くこき使われるのはまっぴらだ』『この仕事は安定しているから気に入っている』とか言う人は感情で考えている。そうじゃなく、『自分に見えていないことが何かあるんじゃないか?』というふうに自問すれば、感情的な思考を断ち切って、はっきりした頭で物事を考える時間ができるんだ」
・学校教育を終えるとたいていの人は、大切なのは大学の卒業証書や成績ではないことに気がつく。学校の外の実社会では、いい成績以外の何かが必要だ。それを「ガッツ」と呼ぶ人もいれば、「ずぶとさ」「やる気」「大胆さ」「はったり」「ずるがしこさ」「世渡りの技術」「ねばり強さ」「頭の切れ」などと呼ぶ人もいる。呼び名はなんであれ、この「何か」が、最終的には学校の成績などよりもその人の将来に決定的な影響を与える。
・偉大な投資家たちの大いなる頭脳に近づく唯一の方法は、おごらずたかぶらず、謙虚に彼らの言葉を読んだり、耳を傾けたりすることだ。自尊心が高くて人の話を謙虚に聞けない人、批判ばかりしている人は、本当は自分に自信がなくて危険を冒すことができない人間である場合はよくある。その理由は明らかだ。何か新しいことを学ぶとき、それを完全に理解するためには失敗を冒す必要がある。自信がある人でなければそんなことはできない。

P.S.ここ数日どしどし書評あげてますが、リアルタイムに読んでるわけではありませんので、、普段は読んだ本を書きためていて「おもしろい本だけを」徐々にエントリしているのですが、最近エントリする時間が足りなかったという経緯です。

フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略/クリス・アンダーソン

『ワイアード』誌編集長による著作。フリー(無料)に関しての歴史や心理学などから、現代のデジタル時代のコピーなどフリーについて、まとめた本。いろいろな事例やそれに対する考え方などが載っていて非常に勉強になります。

ただ、まとめというかくくり方についてはまだまだ試行錯誤が続いている現在からすると、無理矢理感は否めないかもしれません。むしろ、様々なケースを知ることが自分がやっていることに対して何かしらのインスパイアを得るタイプの本かなと思います。

最近思ってるのは、会社の時価総額なんかは同じようなことやってる会社の売上と利益を比べて見ても、結局適正な価格なんて誰にも分からないし、ある芸能人やプロスポーツ選手がどのくらい稼いでいるか聞いても妥当なのかよく分からないわけで、お金にこだわりすぎてもしょうがないなと。

意味や価値があることをやれば、お金はついてきます。もちろんそこからもっとマネタイズするというのは努力はしてもいいけど、もっと人間やることに遊びがあっていいと思うし、お金儲けできるかどうかというのは一般的に考えられている以上に偶然の要素が大きい気がします。

例えば、音楽がネットでコピーされる前のミュージシャンはすごく儲けられたけど今は儲けるのが難しいとか。時を経て変わりゆくものだから、個人の才能とかではどうしようもないことは多い。

人生お金においては損するくらいでよくて、得したって誰かからあいつは不当に儲けてるって思われても嫌だし。だから僕はお金が絡まなくても個人的におもしろいなと思ったことはやるし、そうでないことはやらない。もちろんそれは甘いことなのかもしれないけど、それでもいいじゃないかとも思う。毎日楽しんで、幸せを感じつつ、自分の興味のおもむくままに生きていきたいなと。

<抜粋>
・デンマークのあるスポーツジムは、会員が少なくとも週に一度来店すれば、会費が無料になるプログラムを実施している。だが一週間に一度も来店しなければその月の会費を全額納めなければならない。その心理効果は絶大だ。毎週通うことで、自信がつくし、ジムも好きになる。いつか忙しいときが来て、来店できない週が出てくる。そうすると会費を支払うが、そのときは自分しか責められない。
・十七世紀以降、市場や商人階級の役割は、多くの地域で全面的に受け入れられるようになった。(中略)「すべてのものに価格がある」という考えは、わずか数世紀ほどの歴史しかないのだ。
・低品質の無料バージョン(低音質でいつ曲がかかるのかわからないラジオ)は、音質のよい有料バージョンを買ってもらうためのすぐれたマーケティング手法となり、ミュージシャンの収入は、演奏からレコードの著作権使用料に移った。現在のフリーは、形を変えて同じやり方をしている。無料の音楽配信がコンサート・ビジネスを成長させるためのマーケティング手法となっているのだ。そのなかで変わらないものと言えば、音楽レーベルがあいかわらずこれに反対していることだ。
・米と小麦を主食とする社会は農耕社会で、内側へ向く文化になりやすい。おそらく米と小麦を育てる過程で彼らはかなりのエネルギーをとられてしまうからだ。一方、マヤやアステカなどトウモロコシを主食とする文化は、時間とエネルギーが余っていたので、よく近郊の部族を攻撃したという。
・(人口学者で生物学者のポール・エリック)は、1975年までに「信じられないほど広範囲で」飢饉が起こり、1970年代と80年代で何億人もが餓死し、世界は「真の欠乏の時代」に入ると予測していた(これがはずれたにもかかわらず、彼は1990年にマッカーサー財団の天才賞を受賞した。受賞理由は、「環境問題に対する世間の理解を大いに高めた」ことだった)。
・実際は売上げを5ドルから5000万ドルに増やすのは、ベンチャー事業にとってもっともむずかしい仕事ではありません。ユーザーになにがしかのお金を払わせることがもっともむずかしいのです。すべてのベンチャー事業が抱える最大のギャップは、無料のサービスと1セントでも請求するサービスとの間にあるのです。
・知的財産に関する議論では、保護に賛成反対どちらの意見もまったく筋が通っているので、それはパラドックスだと言えます。パラドックスは私たちが関心を持つ物事の多くを動かしています。たとえば結婚生活がそうです。彼女と一緒にはいられない。でも彼女なしではいられない。両方の発言ともに真実です。そして、その両者の力関係が結婚生活を何よりもおもしろくしているのです。
・そのあとに起きたことには、ヤフー幹部全員が驚いた。ヤフーの有料サービスからユーザーが大挙して逃げる事態は起こらなかったのだ。広告なしのメールなど、そこにはお金を払うに足る利点が残っていたし、契約を更新しなかったユーザーも年間契約をしていたのですぐにはやめなかったからだ。とにかくユーザーは大きく習慣を変えることなく、せっせと不要なメールを削除しつづけ、容量の消費量はヤフーが心配していたほど急には伸びなかった。
・自動掃除機のルンバのことを考えてみてほしい。円盤形のルンバが動くのを眺めていると、そのマヌケさを残念に思わずにはいられない。でたらめに部屋の中を行ったり来たりしながら、急に引き返して、あきらかに汚れている部分をそのままにしたりする。ところが、どういうわけか最後には、不規則に動いていてもカーペット前面をあまさずカバーしてきれいにする。人間がやれば五分で終わることがルンバには一時間かかるかもしれない。だがそれは自分の時間ではなく機械の時間だ。そして、機械にはいくらでも時間があるのだ。
・(ブラジルのバンド)バンダ・カリプソは、CDの売上げが自分たちの懐へ入ってこなくても気にしない。カリブソの主な収入源はライブ興行であり、それはうまくいっている。町から町を移動しながら、ライブ前にその町に激安のCDを大量に投下するやり方で、カリプソは年に数百回のライブを行う。通常は週末に二回か三回のライブを打って、国中をマイクロバスかボートで旅して回るのだ。