ITmedia エンタープライズ:Gmailサーバに実装された? OpenOffice.org (1/3)
OpenOffice.orgにとって、2005年は大きな飛躍の年だった。2005年、@ITでニュースアクセストップは「OpenOffice.org」(関連記事)であり、@IT/ITmedia両編集長が予測「2006年 IT業界はこうなる」のインタビュー記事では、「OpenOffice.org 2.0の登場はエポックメイキングでした」と語られている。そして、主役のOpenOffice.org 2.0は、12月末で総ダウンロード数5360万を超えた。
OpenOffice.orgとは、一言で言えば、Microsoft Officeと同等の機能を実現する無料ソフトです。オープンソースのためGmailなどのウェブサービスで導入が進んだり、NTTコムウェアでの導入実験などが記事になっています。また、アメリカでは一部の自治体でMicrosoftのクローズドな規格に依存する危険性を排除するため規格が採用されたりしてるようです。
まだ使ったことはないのですが、個人的には、Word、Excel、Powerpointはものすごく基本的な機能しか使ってないので、おそらくOpenOffice.orgでも十分そうです。Wordにいたっては自分で作ることはなく、契約書くらいでしか見かけません。
最近、なぜかWordやPowerpointのファイルを開くと固まってしまったりするので、近々試してみようと思います。問題なさそうなら、コスト削減のためにも社内全部OpenOffice.orgにしてしまいたいです。(まぁ今でも社内でOfficeファイルを作って交換することはないのですが。。。ほぼ100%Wikiでやってます。)
ここのところの流れを見ていると、数年後には、Microsoft Officeは過去のものになっている可能性は結構ありえそうな気がしてきました。
自宅でOpenOffice使っています.
大いに期待しています.が,もう一歩に期待したいところです.
というのは自分で作った文章を自分で使う分には良いのですが,大きな組織では他人が作った文章に加筆して再提出したりという作業が9割を占め,そうするとOpenOfficeでは往々にしてレイアウトが崩れます.また修正記録が消えたり,Excelの細かな便利機能がなかったりして,MS製品を置き換えるまでは行きませんでした.
(実はWinのOfficeとMacのOfficeでも図に関して互換性がなくてひどい目に遭っているのですが...)
>他人が作った文章に加筆して再提出したりという作業
私も同じように社内導入を試みましたが、社内でのやりとりだけでなく、クライアントとのやりとりなど理想とのギャップはまだまだあるようです。
MS Office と OO とで互換性は高いといっても全く問題なく双方で利用できるというわけではないので正直厳しいですね。
> Microsoftのクローズドな規格に依存する危険性
これが一般的な認識となれば変わるでしょうが難しい気もします。
一番の近道は OO が MS Office との互換性を完全/完璧になることかもしれませんね。
そうなれば必然的にお金のかからない方へユーザーは切り替えるでしょうから。
MSが規格を公開しないと、互換性は完全にならないんでしょうね。この辺りに厳しさを感じます。
ただ、現MS Officeではかなりのオーバースペックを感じており、僕はOffice2000を使っていますが、まったく不自由に感じたことがないです。
「履歴」や「現レイアウトを崩さない」など基本的な部分ができてくれば、徐々に新興企業から導入が始まり、上へ攻めるという「イノベーションの解」的なシナリオが考えられるのではないかと思っています。