2009年4月アーカイブ

世界は感情で動く (行動経済学からみる脳のトラップ)
マッテオ・モッテルリーニ
紀伊國屋書店
¥ 1,680


経済は感情で動く」の著者が、経済に限らず世界を題材に実例から行動経済学によって分かっていることを書いた本。基本的には「経済は〜」にかなり似通っており、重複していることも多いように感じました。個人的には「経済は〜」の方が(最初だからか)おもしろかったです。

いずれにしても、質問を前後させたり、ちょっと表現を変えたりするだけで、まったく違う結果が出てきてしまう統計結果をこれでもかというくらい見せられると、自分の判断を相当冷静に見ないとなという思いを新たにさせられます。

<抜粋>
・(宝くじの)当選者たちは、旅行で五つ星の部屋に泊まったとか、家を大きくしたとか、新車を買ったとか、それくらいのことはしただろうが、そうした変化が日々の幸福度を決定的に変えることはなく、至福感は短いあいだに消えてしまっていた。
・年収が10万ユーロ(約1250万円)を超える人は、銀行預金が非常に乏しい人と同じほどのいらだちや不快感を抱え、同じほどの時間をストレスのたまる不快な活動に費やしている。渋滞のなか一人で運転する、毎日混んだ電車で通勤する、会社での人間関係が好ましくないといったことも、幸福感を著しく妨げることが明らかになった。一方で、くつろぎ、セックス、友人との食事、祈りや瞑想、スポーツ、クッキング、ショッピングなどは、快感を非常に強める行動のうちに数えられた。
・他人への敵意や軽蔑は、自分の属する集団のアイデンティティやプライドを高めたいという欲求から生まれるものであるようだ。乏しい資源をめぐる競争(空き地の取りあいやトーナメント戦といった取るに足らないものも含む)の必要性が高いほど、したがって結束力の必要性も高いほど、衝突ははげしくなり、相手方への反感も強くなる。
・私たちのエゴはつらいことや苦しいことには耐えられないから、無意識のうちに、都合のいいことだけを記憶に残そうとする。こうしてゆがんだ記憶は、選ばなかった選択肢を惜しむ気持ちを一掃し、平穏で落ち着いた毎日を守る役目を果たしているのだ。
・人は年齢が増すほど、記憶を好ましいように色づけするという、特別な自己寛容の精神を身につけるものらしい。「老人の知恵」という言葉があるが、過去を公平な目で見ることができなければ、間違いから学ぶこともできないではないか。

いまさらブログのRSSをFeedBurnerにしてみました。AdSenseとか増えるのかな。


<MovableTypeの場合のやり方メモ>


  1. ブログのテンプレートのところで、Atomの出力ファイル名をfbatom.xmlとかに変更する

  2. rss.xmlなどを設定で再構築オプションを外して更新しないようにする

  3. AdsenseのAdSense設定→広告の取得→フィード向け AdSenseで、fbatom.xmlを指定して広告ユニットを作成する

  4. テンプレートのヘッダーを書き換える


  5. <link rel="alternate" type="application/atom+xml" title="Atom" href="<$MTLink template="atom"$>" />

    みたいなのを

    <link rel="alternate" type="application/atom+xml" title="Atom" href="http://feeds2.feedburner.com/suaddfbatom" />

  6. .htaccessにリダイレクト設定する


  7. RewriteEngine on
    RewriteRule ^index?\.rdf$ http://feeds2.feedburner.com/suaddfbatom [L,R=301]
    RewriteRule ^index?\.xml$ http://feeds2.feedburner.com/suaddfbatom [L,R=301]
    RewriteRule ^rss?\.xml$ http://feeds2.feedburner.com/suaddfbatom [L,R=301]

20代、お金と仕事について今こそ真剣に考えないとヤバイですよ!
野瀬 大樹
クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
¥ 1,365


20代ではないですが、いろいろ勉強になることがありました。ノウハウ本っぽいところも多いですし、自分には当てはまらないなと思うところもありましたが、こういう本はいくつかでも勉強になるところがあれば、よいのです。さくさく読めますしね。昨日に続いて、IDEA*IDEA風抜粋コメント形式で。

  • 例えば、100万円をある有名な都市銀行に定期預金として預けても、利息はせいぜい年間0.25〜0.35%くらいだと思います。100万円を1年預けてたった2500円〜3500円程度です。しかし、店舗を持たないインターネット銀行の存在を知り、なおかつそこで申し込みを済ませると、一気に定期預金の金利は1%以上に跳ね上がります。1年間で1万円の利息です。
  • これは当然知ってたわけですが、確かに貯金を眠らせておくのはもったいないなぁと思って、急にお金が入用になって解約しても減るわけでもないので、さっそくある程度を定期預金にしました。

  • リスクが大きいといわれる株式投資でも、その配当利回りは1〜3%。短期的には株価は変動しますが、10年以上という長期で保有すれば、配当および値上がりも含めたトータルでの利回りは年6%程度に落ち着くことが統計より分かっています。
  • これは正直どうなのかなと思います。今後も6%に落ち着くかは全然分からないですし、世界的にはそうなっても人口減の日本の株式市場がそうなるかは未知数。

  • 結婚に必要なお金は426万円(中略)一方、結婚で得られる「収入」は423万円(2008年)だそうです。結婚で得られる収入? と思う人もいるかもしれませんが、要するに「親の援助」と「お祝い金」です。(中略)自己負担は・・・なんとゼロ。
  • 結婚はお金がかかると言われてますが、「お祝い金」とかを考えると、実はほとんどかかってないですよ、というのは長年の疑問が解消した瞬間でした。

  • では、若者は結婚する際、どこにお金を使っているのでしょうか? それは、新生活にかかる費用です。これまたゼクシィの調べによると、その金額はおおよそ150万円。敷礼金30.7万円、引越し6.2万円、家具50.3万円、家電42.9万円、その他22.5万円だそうです。若者がお金を使う、意地悪な言い方をすれば「身銭を切る」のはこの新生活費用の150万円だけであることが予想されます。
  • そして、かかるというのは、新生活の費用なんですね。僕も新生活ではないですが、アメリカに引っ越した時と帰国した時は、予想以上にお金を使いました。。

  • 妻は海外ドラマが好きで、「24」や「デスパレートな妻たち」などをよく見ているのですが、彼女は決してレンタルでDVDを借りません。どうしているかというと、買っているのです。
  • この後、オークションで買って見たら売る、という方法が示されているのですが、これはなるほどなと思う反面、オークションって手間が結構かかりますからね。僕の場合はなるべくそういう手間は増やしたくないので、本とか映画、DVD、演劇とかは人生の肥やしだと考えて、躊躇せずに買うようにしてます。

アイバンのラーメン
アイバン・オーキン
リトル・モア
¥ 1,680


日本でラーメン屋をやっているアメリカ人がそれまでの半生を振り返った本。IDEA*IDEA風な抜粋コメント形式で。

  • 僕は飲食店の些細な問題にいら立つことが多くて、頭の中で"アイバンのいら立ちリスト"を作っているほど。今までの25年間、ラーメン屋を含めたあらゆるレストランで感じた小さな嫌なことまで詳細にリストアップしている。
  • こういうしつこさって重要なんじゃないかなと思うのです。アイバン氏は、ラーメン屋さんという観点からすると、非常にアウトサイダーなわけですが、だからこそ感じるものがたくさんあって、長年の想いを自分の店にぶつけていきます。こういう人の方がイノベーションを起こしたりするんですよね。

  • 自分が豚の脂をどれくらい摂取すれば気持ち悪くなるのか、その限界を研究してみた。その結果、一回の食事で10cc以上の脂は僕の身体に良くないということが分かった。
  • 確かによくラーメン食べた後、胃がもたれることがありますね。。脂の量の問題なのかも。

  • 自分のラーメンについて「インパクトがあるこってり味」「さっぱりと洗練」「王道の味」「この店ならではの独創性」など、あまりにも異なった意見が飛び交っている。みんなの要求に耳を傾けていたら、頭がおかしくなってしまうだろう。
  • これも正にネット上での声(レビューサイトなど)ですが、非常によくありますね。すべてを聞いていたら、サービスとしても矛盾の大きいものになってしまいます。もちろん顧客の意見でハッと気づくこともあるし、解決の糸口が掴めることもあります。だから、目は通すけれども、ストレスは感じないようにする、くらいがちょうどいいのではないかなと思っています。

  • 日本人は飽きるのが早過ぎてクレイジーだと感じることもある。変えなくてもいいところを、すぐに変えてしまう。ビデオショップの商品の配置も、三ヶ月経てばすべて変わってしまう。(中略)日本と違ってアメリカは何も変わらない。何かを変更したために、お客さんが満足できなかったら、そのお客さんは二度と戻ってこないから、極力何も動かさないし、何も変えない。日本と正反対。
  • なるほど! 僕も日本人なのでアメリカの店の変化のなさは一体なんなのだろう、と感じていました。その理由が「何かを変更したために、お客さんが満足できなかったら、そのお客さんは二度と戻ってこないから」というのは非常に納得感があります。アメリカというのは、外から見るとドラスチックに動いているように見えますが、実は意外に保守的な(自らのルーツの)民族スタイルを保つ傾向が強くあり、トレンドがあまり見られない傾向が強いと思います。だから、徐々に商品構成を変えるなどして、表面上はあまり変わっていないようなふりをしながら、年単位で見ると変わっているということが起こるのかなと思いました。

mixi Developer Center (ミクシィ デベロッパーセンター) mixiアプリモバイル

昨日のmixiアプリカンファレンスで予告されていたmixiアプリモバイルの仕様が公開されてます。

ホームのアイコン1クリックでアプリへリンクできたり、思ったより扱いが大きいですね。プロクシ型なので、サーバ負担や各キャリア対応など個人にはハードルが少し高いですが、すでに運用してるサービスなら少し手を入れるだけで対応できそう。

昨日発表された8対2のシェア率で、キャリア課金もOKなようですし(正確にはキャリア決裁手数料は除いた分から)、非常に魅力的なのではないでしょうか。

see also 「mixiアプリ」8月に正式公開 販売収入8割を開発者に 広告収入も - ITmedia News

昨年「新・データベースメディア戦略。」という本を共著で書かせていただいたのですが、ふと検索してたら、「Google ブック検索」に掲載されていることに気づきました。

新・データベースメディア戦略。 - Google ブック検索

結構な部分が部分が読めるのですが、途中なぜか飛ばされている部分があって全部読めるわけではない、というのがGoogleの出版社への配慮なんでしょうか。

それで、個人的に思ったのは、特に悪い気はしないな、ということです。この本は未だにちょくちょく読みましたよ、と言われたりするし、Amazonでも購入できるのですが、いつかは買えなくなるだろうし、であれば、永遠に残っていた方がいいかなとか思ったりしました。まぁこれは特に売れてるというわけではない著者の気持ちですけどね。


著者がひょんなことからマグロ船に乗ることになり、船の男たちから学んだことをまとめた本。薄い新書ですが、すごく含蓄の含まれた言葉が印象的です。抜粋だけ読むと一見テクニック的に読めるのですが、狭くて閉じ込められた環境の中で、屈強な男たちが気持ちよく仕事をするために何十年と磨かれたコミュニケーション力や自然との付き合い方がにじみ出ていて、とてもいいなあと思いました。

<抜粋>
・人間はの、幸せのなかにいるときは、幸せに気づかんもんよ。マグロだって、海にいるときには、自分の幸せにはきっと気づいておらんち。おいどーらが釣り上げると、マグロはバタバタと大暴れしよる。海から引き離されて初めて、海のありがたみがわかったんじゃねーんのか? 斎藤も、陸(おか)から離れて、陸にいられることのありがたみがわかったんじゃねーんか?
・「一体、なにやっとんじゃ! せっかくうまくさばけるようになったお前がここでケガしよったら、みんなが困りよろうが! こんバカ」(中略)口調は怒っているのですが、「お前はさばくのがうまい」、「お前が欠けると、戦力が劣ってしまう」、「お前はこの船でとても役立つ人間だ」という3つの点を伝えているのです。
・ベテランは若手を褒めますが、私がおもしろいと思ったのは「上から目線で褒めないこと」です。たとえば、「お前も、マグロの処理がだいぶ上達したな」というような言い方をするのではなく、「お前の処理作業が上達しちょるおかげで、今まで以上にマグロが高く売れるようになるの」と、「あなたのおかげで助かっている」といった表現を使っているのです。
・私「アドバイスをたくさんされると、『余計なお世話』みたいに感じて、ちょっと腹が立つことってありませんか?」親方「斎藤、それはお前が間違うちょる。人のアドバイスに期待しすぎるから、的がはずれたアドバイスに腹が立つんど。えーか、『他人からのアドバイスは、たいてい的がはずれちょる』。これが普通ど。他人はみんな、自分の立場でものを考える。わざわざこちらの立場に立ってアドバイスをしてくれるなんてことはないんど。じゃから、ほとんどのアドバイスはアテになりよらん」

不況下こそチャレンジを。客員起業家 尾藤正人の挑戦 − @IT自分戦略研究所

いま、僕はピー・アンド・エー・ラボに所属していて、EIR(Entrepreneur in Residence/客員起業家)として活動しています。これは、企業から給料をもらいながら起業の準備をするという制度。日本ではまだ、ほとんど普及していません。シリコンバレーでは多いそうですが。

ウノウCTOだった尾藤(僕はマサトと呼んでるので、以下マサトと書きます)がEIRで起業に挑戦してます。EIR(Entrepreneur in Residence/客員起業家)は日本ではほとんど聞かれないですが、個人的にはエンジニアの起業にはとても向いているのではないかと思っていました。今回、こういう形で先例を作っていくのがとてもマサトらしい。

元々、まったく偶然サンフランシスコで出会ってから、一緒に帰国してきて、5年近く一緒に仕事をできてすごく楽しかったし、今ウノウが素晴らしいエンジニアで満ちあふれているのはマサトのおかげだと思うし、本当に感謝しています。

ピー・アンド・エー・ラボの吉田さんは僕が楽天にいた時からお世話になっていて、ウノウの社外取締役でもあります。だから、まだまだ身内の感覚が強いです。何か一緒にできたらいいなとも思っています。

マサトには、個人的にも、EIRのいい先例としても、ぜひ大成功して欲しいです。

らいおんの隠れ家 テレビが負けた理由

すこし意外な要素は「ソーシャル・アプリケーション」という特殊な革新だ。普通の十代の若者は、友人といつまでだっておしゃべりできる。だが現実の友達は24時間一緒、というわけにはいかない。私が高校生だったとき、解決策は電話だった。現在では、ソーシャルネットワークと、多人数でプレイするゲームと、いろんなメッセージソフトだ。これらへのアクセスには、いずれもコンピュータが必要だ。[3] つまり十代の子供は (a) ネットにつながるパソコンを欲しがっており、(b) 使い方を理解したがる動機があり、(c)パソコンの前で無限に時間を費やす、ってことだ。

これが最も強い要素だ。これこそみんながパソコンを求めた理由だ。オタクは、パソコンが好きだからパソコンを買った。次にゲーム好きが、ゲームのためにパソコンを手に入れた。だが他のみんながパソコンを欲しがったのは、他の人とコミュニケーションできるからだ。だからおばあちゃんも14歳の少女も、パソコンを欲しがった。

テレビが負けたかはともかくとして、PCが最強のコンテンツである友達や恋人とのコミュニケーションをドライブしたのは確かだと思います。

そして、その流れは必ずケータイに行き着きます。

欧米では(ケータイが貧弱ゆえに)PCが日常的ツールになっていますが、日本ではその役割の多くをケータイが担っています。メッセンジャーやPCメールを日常的に使える人は限られていて、友達にリーチしようと思ったら、ケータイを使う方が圧倒的に便利です。

でも、PCでできてる便利なコミュニケーションがケータイの制約でできていないことはすごく多い。そして、PCでのルールがケータイにそのまま通用することはなく、ケータイならではイノベーションが求められています。

そここそが、まさにチャンスだと思うのです。


「トイストーリー」「ファインディング・ニモ」などを作っているアニメーションスタジオ、ピクサーの誕生からディズニーによる買収までを追ったノンフィクション。誰もコンピューターでアニメーションが作れると思っていなかった時代から辛抱強く、時にはジョージルーカスやスティーブジョブズの庇護にあり、時にはコンピューターメーカーのふりをしたり、CMを作ったりして耐えてきた男たちの物語。

我慢した期間が長いだけに、その後、ピクサーが快進撃を続けていく様がものすごく爽快で、さらにディズニーによる買収という劇的なクライマックスまであり。非常におもしろいのでおすすめです。

ちなみに、個人的には、ピクサー作品では、ダントツに「モンスターズ・インク」が最高傑作だと思います。その他の作品も悪くないのですが、「モンスターズ・インク」に比べてしまうと。。観たことないかたはぜひご覧ください。

流星の絆
東野 圭吾
講談社
¥ 1,785


流星を観に行っている間に両親を惨殺された子供3人。成長した後、ふとしたきっかけから犯人らしき人間を見つけて、というミステリー小説。子供たちは成長して、協力して詐欺を働いてるのですが、個人的に詐欺ものとかのドキドキ感はかなり好きなので、非常に楽しめました。ラストも見事でおもしろいの一言です。

ゴールデンスランバー
伊坂 幸太郎
新潮社
¥ 1,680


ケネディ暗殺をモチーフにして、やってないのに暗殺犯に仕立て上げられて行くミステリー。どんどん追い込まれて行く感じで窮屈な感じではあるのですが、キーになってくる学生時代の友達との回想シーンが青春ものとしての水水しさが感じられて、懐かしい気持ちになりました。

個人的にも世間を敵に回して窮地に陥った時に本当に助けてくれそうなのは、損得抜きで時間を共有してきた大学時代の友人たちだという感覚はとてもあるし、実際この小説でも掛け値なしに信じてくれる友人が助けてくれて、すごく気持ちのいい物語でもあります。

音声での議事録作成(Word) | 山田進太郎

Word 2008には文章を作りながら音声録音する、というおもしろい機能があります。 これを知った時、どのくらい使えるのか試してみようと思って、実際にミーティングで使ってみました。

Office 2008 for Mac Power Blogger's Reviewの最後の記事は、まさかのWordの音声録音機能。でもこれが、意外に役立つかもですよ!

<全連載>
ビジネスの現場でOffice 2008 for Macを使う
PowerPoint 2008ではVista標準のメイリオが使える!
PowerPoint 2008でプレゼンする時のコツ
音声での議事録作成(Word)

【海外事例に学ぶ】「会員登録はこちら」を用いない会員化シナリオ (ユーザビリティ実践メモ)

ユーザにウェブサービスを提供する上で、まずは「会員登録」を求めることはよくあることだと思いますが、今回は、「まずは会員登録」から始めずユーザの会員化を実現する方法についての記事です。

この記事は少し古いのですが、ウェブサービスを作ろうとすると、必ず会員登録をなし、もしくはできる限り簡易にしよう、という議論が出てきます。しかし、僕はぱっと見て会員登録をしたいと思わせられないウェブサービスの方が問題なのではないかと思っています。

ここでは、Jumpcutの例が出てますが、JumpcutはYahoo!が買ったものの閉鎖予定となっています。一方で、YouTube(アップロードの場合)、Facebook、Twitterから、日本だとpixivとかニコニコ動画もユーザー登録が必要ですよね。特に、pixivやニコニコ動画は会員登録しないとまともにサービスを使えないくらいです。

つまり、ワンフレーズで表現して、会員登録まで持って行けないサービスは、そもそもがサービスとしての発展性があまりないということかなと考えています。

GoogleがTwitterを買収しようとしている話 がありますが、Googleとしては何が何でもTwitterが欲しいでしょうねー。

理由は簡単で、Twitterがリアルタイムの検索エンジンだから。

Twitterは、昨年夏Summizeを獲得して、検索エンジンを組み込んでいます。恐らくTwitterのホームに数日以内に検索ボックスが現れると思いますが、その前ですらsearch.twitter.comは驚くべきスピードで成長しています。ソースを失念したのですが、technoratiを超えたというデータがあったと思います。

Googleの目標は「世界中の情報を整理して検索できるようにする」ことなので、リアルタイム情報が得られるTwitterは欠けることは許されないパーツです。

Googleが1600億円くらいでYouTubeを買収したときは高いなどと言われてましたが、今やYouTubeは、Alexaで見ると、Google、Yahoo!に次ぐサイトであり、米国ではGoogleの検索クエリの25%程度を占めています。

僕は、リアルタイム検索が検索クエリの20%以上となることは確実だと思います。それならば、GoogleがYouTube並の価格でも高いとは考えないと思います。

前回のTwitterの評価額は250億円くらいだそう。であれば、評価額が数倍にあがったとしても必然的に買収となるに違いないです。

個人的には、Yahoo!(かMS)こそ買うべきと思いますが、、

PowerPoint 2008でプレゼンする時のコツ | 山田進太郎

Office 2008 for Mac Power Blogger's Reviewがまたまた公開されとります。MacのパワポだとiPhoneにスライドを転送することができるのですが(Windowsじゃできません!)、これがかなり使えます。おすすめ。

P.S.スコットランドヤードやりました。
スコットランドヤード
スコットランドヤード posted by (C)Shintaro

サイバーエージェント、モバイル専門広告代理店「CyberZ」を設立:モバイルチャンネル - CNET Japan

CyberZでは、サイバーエージェントの持つインターネットプロモーションノウハウを生かし、モバイル専門広告代理店として、広告提案からサイト制作までのサービスを提供する。2010年9月期には売上高約8億円を目指すとしている。

サイバーエージェント、イベント制作会社「ウェブリアル」を設立:ニュース - CNET Japan

事業内容は、ウェブを利用したイベントの集客企画や立案、話題づくりや購買を目的としたイベントの企画から制作、運営までを同社がワンストップで提供する。

最近サイバーエージェントが立ち上げたこの2事業が、藤田さんのブログにあった

あした会議|渋谷ではたらく社長のアメブロ

人事組織のアイデアは、社内では自分が一番得意と自負してるけど、3位惨敗。なんだか納得いかないけど仕方ないです。とはいえ本日、2つ事業を立ち上げることが人選含めて決めました。いまから打ち上げ会場でも1事業決まるかも知れません。それも結局全部私が考えた案なんだけど。

このあした会議の結果=藤田さん肝いりのアイデア、ということでしょうかね。

のぼうの城
和田 竜
小学館
¥ 1,575


戦国時代、北条家に近しく現在の埼玉県行田市辺りを治める豊田家が石田三成に圧倒的兵力で攻められる。豊田家の若い総大将成田長親は農民から「でくのぼう」の「のぼう様」と呼ばれていて、頼りない。戦いの時、長親と個性的な武将たちが取った行動とは。

歴史小説なのですが、登場人物がとにかく個性的でおもしろい。読めない展開とラストのカタルシスがすごい。久しぶりにすごく気持ちのいい小説読んだなぁという感じです。すかっとしたい時おすすめです。

iPhone for everybodyキャンペーン、既存ユーザーの申し込み受け付けを開始 - ITmedia D モバイル

ソフトバンクモバイルは4月1日から、2年契約をするとパケット定額フルの上限が4410円に下がる「iPhone for everybody」キャンペーンの、既存ユーザーからの申し込み受け付けを開始した。

早速申し込んできました。なんか最近複雑怪奇でよく分かりませんが、まとめると

・既存のiPhoneユーザーの場合
・4/1〜5/31の間に申し込めば
・翌請求月から(※末締めの人は翌月から)
・パケット定額フルの上限が月額5985円から月額4410円になる(1575円引き)
・ただし、2年後の更新月間の間に解約しないと、解約料9975円が発生する

ということのようです。1ヶ月に1575円安くなるので、今iPhoneユーザーで、今後7ヶ月持ち続けることが確実な人ならば、その後解約して解約料払ってもお得です。

7ヶ月は使うはずなので、契約しときました。

そして、更新月は2011年5月です!!(自分用メモ)

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