ComScoreによると今やYouTubeが全Google検索の25%を占める
comScoreの月間Searchレポートが木曜の夜、発表された。これによると、YouTubeがもし独立のサイトだったとすると、Googleに次いで第2位の検索エンジンに相当するという。ここ数ヶ月にわたって、YouTube上で実行された検索の方がYahooでの検索より数が多い。
これは非常に驚くべきシェアだと思いますが、恐らくGoogleはここまで想定してYouTubeを買ったのでしょうね。
よくよく考えると、Googleにおいてもイメージ検索は15%程度を占めているという統計は昔からありますから、動画検索がイメージ検索と同等もしくはそれ以上になることは想定できていたのでしょう。
もちろんYouTubeが事実上のプラットフォームになったから故でもありますが、もしここまでYouTube寡占が進まなかったとしても、GoogleはYouTubeをコアにした動画横断検索サイトを作るのに苦労しなかったと思います。
Googleが2006年秋に16億5000万ドルでYouTubeを買収したときには高いという声もありましたが、今やYahoo!の検索クエリより多い訳ですから、もしYahoo!やMicrosoftがYouTubeを買っていたら歴史が変わっていたかもしれず、高いとは言えないと思います。
さらに言えば、実はYouTubeは買収後もトラフィックを伸ばし続け、今やAlexa Global Top SitesでYahoo!、Googleについで3位にまで上り詰めています。ここまでのポテンシャルを持ったウェブサービスだと当時想像していた人は少ないのではないでしょうか。
これはGoogleにとっても予想以上なのかもしれませんが、この記事を見て僕はGoogle上層部の賢明さに震撼せざるをえません。やっぱりGoogleはすごい。
P.S.↓最近、YouTube動画にマウスオーバーすると検索窓が出てくるようになったのも影響しているのでしょうか? (動画のチョイスに意図はありませんw)
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