2009年7月アーカイブ

昨年まさかのSH906iへの乗り換え失敗の後、ずっとN904iを使っていたのですが、さすがにバッテリなどもう限界を感じていて、ドコモの夏モデルのiモードブラウザ2.0と7.2Mbpsのハイスピードが魅力的で、乗り換えを決行しました。

F-08A
F-08A※ピンぼけすいません posted by (C)Shintaro

モデルは、F08-Aのホワイト。もう単純にデザインで決定。本当はデザインだけならN-07Aもよかったんですが、海外のこと考えるとGSM対応してない、というのが結構厳しいなぁということで。その他の夏モデルは、本当にデザイン的に検討の遡上にあがらない感じ。。

で、まだ一言で言えば大満足。とにかくiモードが速いのがいいです。

携帯電話においては過去、スピードが速くなるにつれて、一人辺りPVが大幅に増加してきたという経緯があるわけですが、もう7.2Mbpsまでくると携帯サイトが軽量ということもあって、ブロードバンドと変わらない体感速度です。

もはや普通の生活する上でパソコンとか要らないですね。。まぁ分かっていたことではあるのですけど、実際体験してみると衝撃的です。やはり新しいものに触れるのは重要だなぁと思いました。

<その他の感想>
・フォントがきれい
今までのギザギザはなんだったのだろうか。。WindowsとMacくらい差がありますね。
・動作がきびきび
ボタンの反応がとにかく速くて、きびきびしてていい感じです。夏モデルの中でも速い方みたいですね。
・ボタンとか裏ブタとかがキラキラ光る
個人的には結構好きです。
・電池が持つ
まぁ前がバッテリがへたってて、1日持たなかったので。。
・ワンセグ観ない
前に二台持ちで使ってたauでもそうだったのですけど、やはりワンセグ観ないですね。
・スヌーズをもっと機敏に設定したい
今のところこれだけがかなり不満。前のケータイはもっと柔軟に対応できたよ! 朝起きられるかが不安。
・カメラ、相当きれい。
でも、まぁきれいな写真を撮りたいときはデジタル一眼使うので。。
・iコンシェルがよく分からない
山手線が遅れてるとか入ってくるのですが、たとえその後、山手線を使うにしても不要。行けないものは行けないし、駅行けば分かるし。それ以上に、山手線を使わない場合にも毎日のように情報を処理する時間がまったくの無駄だと思うのですが。。もう少し経過を見てみようと思います。
・GPSなくても構わない
前のケータイにはついてたのですが、地理感はいい方なので、今までもほとんど使ってなかったし、今後も不要かなと。いざとなればiPhoneあるし。
・防水よく分かんないけどいいかも
海に持ってったりしたときに安心感があっていいかもしれません。

P.S.今、成田です。先日の上海に引き続き、今度は北京へ行ってまいります。

NGO、常在戦場
大西 健丞
スタジオジブリ
¥ 1,575


2002年、アフガン復興支援会議に鈴木宗男氏の圧力で出席を認められず不当さをマスメディアに訴えて一躍有名になったピースウィンズ・ジャパンの代表の大西氏による著作。2006年刊行です。

不勉強ながらNGOの実態はあまり知らなくて、本書によりNGOが具体的に何をしているのか、その存在意義は何なのか、が非常によく分かり、勉強になりました。

例えば、NGOが人道援助に有効な理由としては以下のように書いています。

イラクで自衛隊がやろうとしているのは、(中略)「人道援助」だという。軍隊組織が人道援助というのは、どう見ても得意分野だとは思えない。たとえば道路や橋を修復するなら、自衛隊よりも地元の建設業者に任せた方がスムーズにいく。病院や水道施設をつくるにしても、NGOの方が何十倍もコストパフォーマンスのいい仕事ができる。 NGOは現地スタッフを何十人も雇うから、事業のコストを抑えられるし、彼らのネットワークを生かして、危険を未然に防ぐために重要な一次情報を得ることもできる。現地の人にとっても雇用機会というメリットがある。

つまり、国や軍隊ではできないことを低コストかつ迅速に行なえるのがNGOのメリットということになります。

また、現場での仕事の行なわれ方は次のような形になっているようです。

世界各国からたくさんのNGOが集まる現場では、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)などが中心になってミーティングを開き、地域や分野ごとに支援の取りまとめ役となる団体を決めていく。コソボでは人や物を一気に投入できる欧米のNGOにその役割を独占された。資金力や交渉力も不十分だったため、苦労して練り上げてきた家の屋根修復のプロジェクトを他の団体にさらわれて、悔しい思いもした。

やはりNGOとしては、歴史のある欧米が圧倒的に強いらしいのですが、現場でこういった激しい競争が行なわれていることもよく知らなかったので、非常に新鮮でした。日本で国際支援というとODAのイメージが強く、ODAというと利権の固まりという印象すらありますが、本書を読む限りではありますが、NGO同士が競い合うことでサービスの向上が行なわれていて、非常に健全だなと思いました。

アフガン復興支援会議の件についても、かなり詳細に書かれていて、最後には、

私自身、あのころは無我夢中で、不当な圧力に負けてなるものかという思いばかりが先に立った。ありていに言えば「窮鼠猫を噛む」というせっぱつまった状況で、政策論の土俵に上がる余裕もなかった。もう少しNGOや私自身に実力がついていれば、世論の盛り上がりを追い風として外交や援助に関する本質の議論を深められたのに、と思うと、内心忸怩たるものがある。いつかこの「宿題」に本腰を入れて取り組めるよう研さんを積むことが、貴重な経験をさせてもらった私の責務だと思っている。

と書いています。個人的にも、事件については、なんだかよく分からないなという印象だったので、こういうこと(想い)だったのか、と思いましたし、このように謙虚に次を考えられるのは純粋にすごいなと思いました。

NGOの世界はまさにグローバルでピースウィンズ・ジャパンも世界のNGOを競争しています。ビジネスやスポーツの世界だけでなく、NGOという世界でも日本から世界に挑戦している人たち(団体)がいるのだなと思い、非常にうれしくなりました。何かしらできることがないか探っていきたいと思います。

国際協力NGO ピースウィンズ・ジャパン|peace winds Japan


(注:本書は献本いただきました、末尾参照ください)

刺激的なタイトルですが、内容はそのまま。新聞とテレビという二大マスコミ業界がいかにまずい状況におかれているか、豊富な事例をあげながら書かれています。また、それに対しての新しい生き残りの模索についてもとりあげられています。

佐々木さんは本書で辛辣にマスコミの状況への無理解ぶりを描いていますが、それは佐々木さんがジャーナリストであり、業界への愛からゆえなのではないかと強く思いました。

例えば、佐々木さんは「報道」自体が喪失する危機感を持っているように思いますが、はっきり言って報道への需要は0になることはないわけで、業界は相当縮小するにしても、報道自体は残ることは間違いがないでしょう。

そう考えると、マスコミに(あまり)関係しない僕のような人間からすると、適正なサイズに業界が縮小しつつあるだけで、それは今までいろんな業界でも起きてきたことであって、特別なことでないのではないかと思ってしまうのです。

なので、僕はマスコミを特別視はしていませんが、なぜマスコミというビジネスモデルがうまくいかなくなってしまったのかについて、本書を読むとよく分かって、自分が仕事をしていく上で非常に勉強になりよかったなと思いました。

<抜粋>
・(新聞社の幹部)「ネットの時代だろうがそんなことは関係なく、皆さんはどんなニュースを読むべきかというような情報取捨選択能力は持っていません。どの情報を読むべきかということを判断できないのです。だからわれわれが皆さんに、どの記事を読むべきかを教えてあげるんですよ。これこそが新聞の意味です」
・編集長や編集者が年齢を重ねたのにあわせて、雑誌の内容も年をとってしまったのである。この結果、本来は二十代前半向けだったはずの雑誌はいつの間にか三十歳前後の読者向けになってしまい、このため昔からの読者はついてきてくれているけれども、若い読者は呼び込めなくなっていたのだった。
・極論を承知で言い切ってしまえば、いまの二十代から三十代の若い読者は「カネと女と権力」なんて読み物はあまり望んでいない。彼らが求めているのは、「これからどうやってこの社会を生き延びていくのか」といった自分の生活にもっと寄り添った具体的な情報だ。(中略)だがそうした記事はサラリーマン向けの総合週刊誌にはほとんど掲載されていない。載っているのはあいかわらず政治家の腐敗か、そうでなければ風俗情報ばかり。そんな情報をいまさらだれがほしがっているというのだろう?
・典型的な例が「麻生首相の漢字読み間違い」問題だ。ネットでは「日本の新聞は首相の読み間違いばかりあげつらって、本当にレベルが低い」とさんざんに批判されているが、新聞社は何も読み間違いばかりを報道しているわけではない。(中略)実際に新聞の紙面を見ると、麻生首相の読み間違い報道はそんなに大きな扱いにはなっていない。どちらかといえばベタ記事扱いだ。 ところがネット上ではそうした新聞社側の編集権はいっさい無視されているから、新聞社がどの記事に力を入れて、どの記事をベタ扱いにしたのかは分からない。

<本の感想と献本について>
・ブログで取り上げるのは読んだ本のうちおもしろかったもの、何かしらひっかかりがあったもので、エントリされるものは、ごく一部です。
・読むスタイルは、面白くなかったら即座に読み止めなので、よほど正義感に燃えない限り、基本スルーであえて批判もしません。
・献本されたものも上記と同様で例外はありません。献本をいただける方は、このページのウノウ株式会社へのリンクから会社宛にお送りください。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 (2009)

【監督】庵野秀明 / 摩砂雪 / 鶴巻和哉

★★★★ [80点]「面白くて、目が離せない」

実に日本的な儀式的で観念的なコミュニケーションと、どこに向かうのか分からないストーリーで新しい設定がどんどん明らかになるわけですが、それがクオリティの高い映像(特に戦闘シーン)と音楽とともに繰り出され、なんだかよく分からないけれども圧倒される作品です。

四部作の2作目なので正当な評価はできませんが、とりあえず面白くて、目が離せないという意味で十分成功していると思います。また、クオリティという意味ではTVシリーズからの異常な作り込みは健在で(というより数段パワーアップしている)、それだけでも十分観る価値はありです。


Posted by suadd on 2009/07/21 with 映画生活

see also ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序 - suadd blog

ジョナサン マーゴリス
ヴィレッジブックス
¥ 1,680


ジャーナリストが表の歴史にはあまり現れない性に関する歴史を明らかにする貴重な作品。古今東西、あらゆる場所、時代におけるセックス観や事件が取り上げられていて、かなり驚きの事実がいっぱいです。

時によってあるときは、乱交からセックス愛好クラブまで何でもありだったり、異常に禁欲的なときもあったりする。そして現代において、誰もがセックスを楽しまねばならない神話が生まれているという。

ジャーナリストが書いていますが、割と学術的なので文は冗長なところもありますが、純粋に知識欲を刺激される良書だと思います。

<抜粋>
・あらゆるまじめな研究と大多数の事例によれば。従来型のセックスによる摩擦だけで女性がオルガスムに達することはまさに例外中の例外である。
・(古代ギリシャでは)軍隊に不可欠な身体の鍛錬が、そのまま同性愛文化に移行した。少年は、健康であるほど快いオルガスムを仲間に与えるとされ、容姿が美しいほど優れた精神の持ち主だとみなされた。したがって並外れて美しい少年には、年上の男たちがこぞってセックスの個人指導を買って出た。
・古代ローマ人の直近の先祖は、乱交パーティーで結婚を祝った。パーティーではまず新郎の友人全員が、立会人の面前で新婦とセックスした。これは夫婦の絆という概念がなかった昔に、結婚に先立っていわゆる「無報酬の売春」の時期が存在したことの名残と考えられる。
・(インドの)ひとりの男が多くの女たちをはべらせるハーレムの慣習がある地域では、去勢された男はクンニリングス要員であった。
・(ローマカトリック教会、1714年)教会がこの年、姦淫の相手となった女の名の告白を男性に課すことをやめたのだ。これは、必ずしも性の解放を進めはしなかった。その理由は前に見たとおり、聖職者が不貞を懺悔した男に、赦罪と引き換えに相手の女の名前を告白させ、自分自身がひそかに姦淫の罪を犯すことのできる女に関して信頼できる秘密情報を得ていたのである。
・ヴィクトリア女王にまつわる性的な逸話に、イギリス議会が同性愛を禁ずる法案を決議したが、女王は女同士でそのような行為が生じるとはどうしても信じられず、その法令に承認を与えなかったというものがある。
・フロイトは自慰を、成長の過程で卒業すべき行為と捉え(自分の息子には自慰を控えるよう忠告していた)、自慰を続けると自己嫌悪や不感症になると考えた。また、射精しないセックスは精神に悪影響を及ぼすとも訴えていた。
・(オーストラリアでロジー・キング医師曰く)だれもが1日24時間、週7日セックスを求めて楽しまねばならないという新たな神話が生じており、セックスがだれもが常にメダルを狙わねばならないオリンピック競技のようなものとして認識されていると語っている。

エルメスの道
竹宮 惠子
中央公論社
¥ 1,365


エルメスが1997年に初めて作った社史なのですが、なんとこれ漫画なんですよね。伝統的なブランドでありながら、革新的をする文化もあるんでしょうね。内容もすごくしっかりしていて、ストーリーも面白いし、クオリティも高いです。エルメスすごいなと思うこと間違いなしなのですが、まぁ社史なので当然と言えば当然ですね。。

馬具の下請けから始まったエルメスが、自社ブランドを持ち、2回の大戦と大恐慌を乗りこえ、ケリーバックやスカーフを生み出し、業態を変えながらも、手づくりの伝統とエレガンスを守っていく職人たちとエルメス家の物語。歴史書としてもよくできていますし、一読の価値ありです。

see also 堕落する高級ブランド - suadd blog

P.S.ドラクエ9やってますが、、クリアまで当分時間かかりそうな予感。。

HT-03Aというのは今日発売されたGoogleのモバイルOS「Android」が搭載された日本初の携帯電話端末ですね。キャリアはドコモ。もちろん、iモードは使えません。

昨日開かれたブロガー向けイベントに行ってきましたので、雑感を。

<雑感>
・iPhoneを持っているのでどうしても比べてしまって「これ、できないのかー」と思ってしまいますが、慣れればどうってことないレベルかも。
・改善して欲しいところは結構あるのですが、iPhoneは何年も実績があるわけでAndroidもどんどん改善されていくでしょう。
・端末の質感とかデザインとかは悪くない感じ。
・検索ボックスがトップにあってさくっと検索できるのは純粋にいいなと思いました。
・普通に使いやすいし、世界マーケットでは将来的にiPhone以上のシェアを取れる可能性も無きにしもあらずで、ビジネス的にはウォッチしていきたい。
・基本的にGoogleアカウントと紐付けるので、全データをGoogle先生に委ねることになるのが結構不安。理由も言わずにアカウント停止とかされる可能性が捨てきれないので。Googleはその辺りの管理は通信事業者的な立場として会社分割とかしたらどうだろうか。
・iPhoneはPC/Macがないと使えませんが、Android端末はそれ自体で完結します。そういう意味で本当に小さいPC。そう考えるとiPhoneのアーキテクチャというのは古いのかも、とも思いました。
・Googleの方が(本社からも)いっぱい来てて、心意気を感じました。

<総括>
やはりiモード(ケータイネット)使えないのは結構つらいですね。日本のケータイサイトって長年の工夫によってケータイに最適に作られているので、情報も見やすいし、表示もサクサク。メールも片手でばしばし押せるボタン式が楽(これはソフト改良でなんとかなるかもしれませんが)。

最近iPhoneでMMS(いわゆるケータイメール)ができるようになったのは、かなり画期的だと思うのですが、友達とは(PCメール使うことはかなり稀で)みんなdocomo.ne.jpのアドレスでやりとりしてるので、乗り換えるまで至ってません。

iPhoneはケータイだと有料だったり見れなかったりする情報を見るときは使いますが、普段から使うにはPCサイトは重過ぎます。iPhoneに最適化されたサイトが増えてきたら違うと思いますが、日本ではiPhoneがマイノリティだし今後もそうありつづけると予想されるので、サービス事業者がiPhone版を作るというモチベーションがわきづらい(世界対応したいなら別)。

もちろんiPhoneってそれだけじゃなくて、ゲームやったり、食べログみたいによくできたアプリは結構使います。でも大抵の場合はケータイの方が速いし、楽なんですよね。

恐らく海外ではケータイがないので、iPhoneやAndroid端末はiモードが始まったときのように徐々に対応サービスも増えていき、勢いを増しながら普及していくと思います。これはビジネス的には非常にチャンスだと思います。

一方で日本では、ケータイがあるので普通の人が乗り換えるモチベーションはほぼなくって、ケータイをあまり使わない(PCをよく使う)人や2台持ちの人は、iPhoneやAndroid端末を買うかもしれませんが、少数派なのかなと。

だいぶ話がiPhoneと共に脱線してますが、HT-03Aは世界的な広がり感を感じてすごくおもしろいし、これからもウォッチしていきたいとは思うのですけど、個人的には買う、というところまではいかないというところでしょうか。でも想像以上によくできているので、iPhoneみたいなのが欲しいけど、iPhone(またはApple)はあまり好きじゃない、という方にはおすすめできると思います。

"

メールを見たらすごい勢いでtwitterのフォロワー追加のお知らせが来ていて、何だろうと思ったのですが、どうやら今日から始まった「おすすめのユーザー」というところに追加されているみたいです。

twitterのおすすめに!
twitterのおすすめに! posted by (C)Shintaro

キャプチャはこんな感じ。しかも、朝日新聞、毎日新聞、ヤフーショッピングとかと並んで、、7人のうちの1人に(汗)

なぜ僕が選ばれたのかまったく分かりませんが、今後は渾身の力で「つぶやいて」いきたいと思います!!

マネタイズHacksのプレゼン動画と、Modern Syntax Radio Showでポットキャスト(音声)が公開されてますので、よろしければどうぞ。しかし、こういうのって恥ずかしいですね。。

第3回マネタイズHacksの動画を公開&感想エントリまとめ - livedoor ディレクターブログ

第三回マネタイズHacks 参加者募集のお知らせ テーマは「ユーザー課金」にてお知らせしていましたが、6月24日にマネタイズHacksをセミナー形式にて行いました。少し時間が空いてしまいましたが、当日の講演内容を動画にしましたので公開させていただきます。(1つあたり10分から15分程度です)

反省点としてはもっと明るく話せって感じですね。スライドは見にくいですが、下記リンクからどうぞ。

see also ケータイゲームにおけるアイテム課金(資料あり) - suadd blog

Modern Syntax Radio Show 184回目 - [ウノウの山田進太郎氏の巻] - [モ]Modern Syntax

話す前は「ねえねえ、ウノウに習ってムノウ(無能)とかオーノー(Oh!No!)とかカノウ(可能)とかっていう名前の会社作っていい?」って聞こうと思っていたのですが、進太郎が酔っぱらっててまじめな話をしていたのですっかり忘れてしまい、結果、今回は割とまじめな内容になっております。「作ったサービスをできるだけ多くの人に使って欲しい」という言葉が胸に突き刺さります。

すいません、結構酔っばらっててKYでした(苦笑)。オーノーでもカノウでも作ちゃってください!

今回は実質3日しかなかったのですが、会食も入れて十数回ミーティングして、すごくたくさんの方にお会いして話をさせていただきました。まったく休み時間がなくて帰国日はふらふらになってたのですが、ものすごい勉強になって非常によかったです。これだけ濃密なのも珍しい出張だったかなと。いろいろな方と仲良くなれてよかったです。

中国のインターネット・ビジネスは、まだ日本に比べると未成熟な状態でいろいろやりようはありそうではあるのですが、同様のサービスの登場が早かったりコピーへの躊躇がなかったり競争はかなり激しく、また政府というアンタッチャブルな存在があるため、うまく経営判断していくのは非常に難しそうです。

ソーシャルアプリは日本より先行してかなり盛り上がっていましたが、携帯インターネットについては3Gもようやく始まったばかりでまだまだという見方の人が多い感じでした。まだ注目されてないということは、、、という見方をする人です、僕はw

実際のところ、僕としては中国でやっていくなら、特に資本にはこだわらずに信頼できる人に任せる感じかなと。最近本当にちょこっと中国語を学習してみて、ビジネスレベルまで引き上げることの困難さを実感しました。5年とか腰を落ち着けてやれるならともかく、今の体制だとありえなさそう。日系企業子会社になってしまうと、リクルーティングの面でかなりつらそうな感じがしました。

<写真>
デジイチが電池切れという致命的なミスをしたのでiPhoneで撮ってましたが、画質が、、いまいちすぎなのですが、こんな感じでした。

飛行機内のチェック
飛行機内のチェック posted by (C)Shintaro

飛行機が上海到着後のヒトコマ。いきなり超警戒。ちなみに、上海から成田の時は結構スルーでした。

mixi上海
mixi上海 posted by (C)Shintaro

mixiは上海で展開中ですよ。

スクラッチ付き領収書
スクラッチ付き領収書 posted by (C)Shintaro

領収書にスクラッチが付いてて現金が当たる!

5 minutes
5 minutes posted by (C)Shintaro

この会社は誰もが知ることになるでしょう。

IMG_0126
IMG_0126 posted by (C)Shintaro

定番小龍包。うますぎる。というか、ご飯は大抵おいしかったです。

地下鉄
地下鉄 posted by (C)Shintaro

地下鉄はすごくきれい。もちろん切符は非接触型です。

IMG_0140
IMG_0140 posted by (C)Shintaro

ちなみに気温は若干暑くて、ホーチミンみたいな感じでした。スコール降る時あります。

<スライドショー>

see also 香港、マカオ、深圳 - suadd blog

新世界より 上
貴志 祐介
講談社
¥ 1,995


新世界より 下
貴志 祐介
講談社
¥ 1,995


人間が超能力を使える設定のSFで、あまり長さは感じさせませんが、あまりにも世界観が壮大過ぎて、あれはどうなってるのか、もしかしてその説明で解決なのか、みたいな疑問が貯まってしまって、最後にもやもやした感じが残ってしまったのが残念な感じです。恐らくこれだけ世界観が違うとすべてのつじつまを合わせるのが相当困難で、作者も合わせられなかったのかなという感じかなと。しかし、こういううがった見方をしながらSFを読むのはフェアでないのは分かっていて、もっと疑問を持たずに読み進めればよかったかなとも思います。

P.S.これから上海に行ってまいります。

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