世界最大級の非公開企業ヴァージンのリチャード・ブランソンによる半自伝。ものすごい分厚さなので積読していたのですが、一度手をつけ始めたら、おもしろくて一気に読んでしまいました。
雑誌スチューデントから始まって、レコード店(ヴァージン・メガストアの原型)、レーベル(ヴァージン・ミュージック)、航空会社(ヴァージン・アトランティック)などなど、どんどん作っていきます。買収はほとんどせずに、文字通り「起業」するのがブランソン流らしく、ものすごいバイタリティで突っ走って、何度も危機を向かえながらも、常に乗り越えていくのがすごいです。
起業家にもいろいろなスタイルがあると思うのですが、とにかく桁違いのスケールをもった起業家であることは間違いないと思います。誰でもおもしろいと思うのですが、特に起業家が読むとたくさん感ずるところがあるかなと思います。
この本では、1993年までしか語られておらず、その後も鉄道、電力、飲料(コーラ)、宇宙旅行などに進出しているらしい。ぜひまた自伝の続きを書いていただきたいところです。