今週日曜日に父が亡くなりました。
一昨年くらいから非常に稀な癌と戦い続け、昨年末からほとんど意識のない状態でした。2週間前には一時心肺停止になり、医者曰く奇跡の生還となりましたが、2008年2月24日日曜日早朝に脈が弱くなり母に看取られました。
火曜に通夜、水曜には告別式を行いました。数百人の方にご列席いただき、中には市長や議員の方もおられ、献花は会場に入りきらないほどでした。盛大にやることができて父も喜んでいると思います。
父は苦労して育ち、貿易会社に2年ほど勤めてから、司法試験に挑戦し、名古屋で弁護士として個人事務所を経営していました。まだ60歳でこれからという時だったので、非常に残念でなりません。
父は、いつも僕たち家族の写真を持ち歩き、休日はいろいろなところに連れて行ってくれる家庭を大切にする人でした。僕が某国立大学ではなくて早稲田に行くと言った時も、無謀にも会社を作ると言った時も黙ってやりたいようにやらせてくれた優しい人でした。司法試験に一発合格するほど頭がよく何でも記憶する人でした。新しい物好きでザウルスから初代VAIO 505、アイボなどに手を出し、携帯電話は常に発売と共に機種変更するような人でした。残された携帯はもちろん905iです。
式は、中学高校の同級生の方々に最初から最後まで手伝っていただき、こんな素晴らしい友人に囲まれて生きていたのだなと改めて思い知りました。
父は残念ながら少し短い人生になりましたが、素晴らしい家庭と友人を持つ幸せな人生を自ら切り開いてきた人でした。僕もそれを目標にして生きていきたいと思います。
P.S.あまりハッピーでないことは書かない主義なのですが、僕にとってとてつもなく大きな事柄だったので。。ここのところ休みがちで多方面にご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。徐々に復帰していきます。