ビジネスの最近のブログ記事

不況下こそチャレンジを。客員起業家 尾藤正人の挑戦 − @IT自分戦略研究所

いま、僕はピー・アンド・エー・ラボに所属していて、EIR(Entrepreneur in Residence/客員起業家)として活動しています。これは、企業から給料をもらいながら起業の準備をするという制度。日本ではまだ、ほとんど普及していません。シリコンバレーでは多いそうですが。

ウノウCTOだった尾藤(僕はマサトと呼んでるので、以下マサトと書きます)がEIRで起業に挑戦してます。EIR(Entrepreneur in Residence/客員起業家)は日本ではほとんど聞かれないですが、個人的にはエンジニアの起業にはとても向いているのではないかと思っていました。今回、こういう形で先例を作っていくのがとてもマサトらしい。

元々、まったく偶然サンフランシスコで出会ってから、一緒に帰国してきて、5年近く一緒に仕事をできてすごく楽しかったし、今ウノウが素晴らしいエンジニアで満ちあふれているのはマサトのおかげだと思うし、本当に感謝しています。

ピー・アンド・エー・ラボの吉田さんは僕が楽天にいた時からお世話になっていて、ウノウの社外取締役でもあります。だから、まだまだ身内の感覚が強いです。何か一緒にできたらいいなとも思っています。

マサトには、個人的にも、EIRのいい先例としても、ぜひ大成功して欲しいです。

グリーンベルト運動:「ミクシィ」が寄付 年賀状売り上げ340万円 - 毎日jp(毎日新聞)

「ミクシィ年賀状」は、住所や本名を互いに知らないミクシィ上での友人(マイミクシィ)同士が年賀状をやりとりできるよう、本人に代わって年賀状を作成・印刷・郵送するサービスで、日本郵便との共同事業だ。やりとりした年賀状2通につき苗木1本を植える費用をミクシィが負担する仕組みで、1年目の今年は約70万通を届けた。

もうすっかり忘れてたわけですが、前に100万枚くらいと予想したmixi年賀状が、70万枚だったことが判明。微妙なはずれっぷりで、コメント不能(苦笑)。

ところで、70万通で340万円寄付ということは、苗木1本は約10円ということですね。

J-CASTニュース : ケータイ「契約」実績で「特別採用」 学生から不満と批判の声

「特別採用コース」に応募した学生は、ソフトバンクから特設URLとIDを受け取り、学生は、紹介者にURLを伝える。紹介者はURLから氏名などを入力し、ソフトバンク側が紹介実績を把握する仕組みだ。紹介実績としてカウントされるのは、3月23日から4月12日にかけて行われた新規申し込みと他社からのMNP(番号持ち運び)の申し込みで、機種変更は対象外。申し込みだけでなく、4月26日までに電話の利用が開始されていることも条件だ。

すげーー。無料で契約を増やす術。

というのは冗談ですけど、よく分からないのは、なぜこのアイデアが会社から出てくるのだろうか、ということです。冷静に考えると、、

・この採用枠で応募してくるのは世の中のカラクリが分からない人々であり、採用すべきではないという逆説。結局、一人も採用しない、とかないですよね?
・このように記事になることで、多少の認知効果はあるだろうけれども、「ブラックだ」「マルチじゃね」とかのイメージダウンを考えるとかなりのマイナス効果なのでは?

という感じがする。悪ノリがうっかり出ちゃったという感じなのだろうか。謎です。

新型iPhoneは今夏発表──「iPhone OS 3.0」はコピペ、プッシュ通知、Spotlightなどサポート - ITmedia D モバイル

アプリ内での決済機能は、これまでApp Storeで売り切り方式で提供するしかなかったアプリの販売方法を大きく変える仕組み。アプリの中でiTunesのアカウントを利用した決済に対応することで、例えばゲームアプリで追加のステージを有料販売する、電子コミックアプリで続刊をアプリ内で販売する、観光ガイドアプリで地域別のコンテンツを個別に販売する、といったことができるようになる。日本のケータイアプリなどで一般的な、月額課金モデルでの販売にも利用できる。

アプリ内で課金できるというのは相当大きいですね。日本のケータイサービスも最近1ショットのケータイ払いができてから、月額課金からアイテム課金にかなりシフトしてきていますが(ex: GREE、電子書籍系)、iPhoneでは月額課金をすっとばして、アイテム課金が来そう。おもしろいことになりそうですねー。

P.S.しかし、iPhoneを持っていれば、iPhone 3.0にするのは無償OSアップデートでOK、というのは、(知ってはいましたが)やはりかなり画期的ですね。

こんな応募書類は好印象だなー、というメモ。

  • ウノウラボを読んでます
    これはまぁ冗談でもないのですけども、読んでいたなら読んでいた、と書かないと分からないというのがあります。書いてなければ読んでないものとして考えざるを得ないわけですし。
  • こんなことができると思います
    外から見ているのと中での仕事というのは、違っている部分がかなりありますが、恐らくこういうことができるのではないか、と書くためには、いろいろと調べたり、少なくとも興味を持っていると思います。
  • コードの書いてあるブログのURL
    レベルと興味のある分野に一目で分かります。また、プライベートでもエンジニアリングが好きだろうと思います。好きな人は職業エンジニアの何倍も早く成長しますし。コードがなくても、ブログを書くということは一貫した自分を持っていることが分かるので好印象であります。
  • 自分で作ったウェブサービスのURL
    ものすごい単純なAPIを利用したサービスでも。これがあると理論だけじゃなく、実装へ落とし込む能力もしくは意欲が高いことが分かります。
  • OSSにコミット/OSSを公開している
    上記と同様ですが、さらに基礎的なコーディング作法が分かっていて、公共心が高く、自信も持っていることが分かります。
  • 執筆歴がある
    本や雑誌に書いたことあるなど。深いところまで分かってないと書けないので、かなりのアドバンテージです。
  • 高専出身
    このメモの元が高専で行われたライトニングトークというのもありますが、正直本音でもあります。若くして進路を選んでいるので、自分の得意分野を分かっている人が多いと思います。まぁ今となっては他と違って工夫のしようがないのですが。

Find Job!さん経由で1名採用しましたが、まだまだ募集中ですので!

ねとらぼ:「貧乏ゆすり」は「クリエイティブビート」だ 集中力高める「YUREX」来春発売 - ITmedia News

YUREXは、黒いひし形の本体から左右にアームが伸び、そのアームの先に銀色のボールが付いている。太ももに装着し、貧乏ゆすりを始めると、ボールが上下・左右に揺れて振動をカウント。本体中央の液晶ディスプレイに振動数を表示する。

「クリエイティブビート」って名前が最高。でも、僕は貧乏ゆすりしてる人が気になったら、メッセでブルブルってするの送るようにしてます。

YUREX

宮崎快晴
宮崎快晴 posted by (C)Shintaro

宮崎シーガイアで行われたIVSという業界イベントに行ってきました。(いつもですが)いろいろな人と出会えて(再会できて)よかったです。今回印象に残ったのは、RockYouと中国モバイル系企業のダイナミックさでしょうか。

RockYouは久しぶりに石塚さんと再会(日本人で超注目シリコンバレー・ベンチャーの創業メンバーというのは非常に珍しい)。なんと言っても、今年に入ってからのシリーズC調達金額35億円(DCM)+17億円(ソフトバンク&SK Telecom Ventures)です。Facebookの仕様変更の影響はあまりないらしく、ユニークユーザーも1000万/月を超えてきている模様。CTOのJia Shenは(前一瞬会ったときにうすうす感じていたけど)マッチョな発言連発でおもしろかったです。

一方、中国もPCがメインかと思っていたら、いつの間にかモバイル系ベンチャーの抱えてるユーザー数も平気で数千万規模になっていて、ユーザーベースだけならすでにモバゲーやmixiを超えてます。正直、ソフトバンクがFacebookクローンの「校内網」に400億出資したり、いや最近は「开心网」の方がおもしろいとか言ってる間にもはやモバイルに主戦場が移っているのかも?

いずれにしても、この文字通り桁違いな状況に、僕としてはかなり戦略的にやっていかないといけないなと考えています。

P.S.グリー上場承認おめでとうございます! 初期ユーザーとして非常にうれしいです。実は2番目のユーザーなんですが、それが数百万人に使われるサービスになるというのは非常に感慨深いものがあります。

最近、Launch Pad(ローンチパッド)がよく行われてますね。これはカンファレンスなどで新しい製品・サービスのプレゼンテーションを短い時間で連続して行うもので、新事業をやる場合、注目度を高める意味で非常に有用だと思います。海外だとDEMOやTechCrunch50などが有名ですかね。

イベントは有料でもLaunch Padのプレゼンターには割引きがある場合も多いようです。今応募できるものだとこんなものがあります。

他にもいろいろあると思いますので、ぜひ有効に利用してみてください。

P.S.福岡にてCNET主催で行われているモバイル・ビジネス・サミットに来ています。いろいろとお勉強。しかし、こういうときに限って、MacでMail.appでメールが見れなくなるというトラブルが発生。なんとか復旧しましたが。。

博多でもつ鍋
博多でもつ鍋 posted by (C)Shintaro

ベンチャーリパブリック、初値は公開価格割れ - ITmedia News

価格比較サイトなどを運営するベンチャーリパブリックが8月7日、大証ヘラクレスに新規上場し、公募価格(3000円)を6.6%下回る2800円の初値を付けた。

昨日、価格比較サイトのconeco.net (コネコネット)、旅行予約情報サイトTravel.co.jpなどを運営するベンチャーリパブリックがヘラクレス上場。

終値の時価総額は、28億円。昔は100億は超えるのが当たり前だったですが、最近上場したネットイヤーグループ、アクセルマークなどいずれも40億未満になっています。

(一般論的には)一部の下方修正を繰り返す企業に引きずられて、優良なネット企業まで過小評価されているように思います。人が買いたい時に売り、人が売りたい時に買うのが投資の基本です。

ネット株価情報

TechCrunch Japanese アーカイブ アマゾンKindle延べ販売台数は「24万台」だった

アマゾンに近い筋から得た情報によると、昨年11月からのKindle出荷数は延べ24万台だそうだ。(中略)ザックリ計算してみると、この端末の総売上高は通算$86M(8600万ドル)から$96M(9600万ドル)の間となる(端末価格はこの5月に$400から$360に切り下げとなった)。 これに利用者が端末上で読むデジタル書籍、新聞、ブログの購入に支払った額を加算すると、これまでだけでも$100M(1億ドル)を楽勝で超えるビジネスということになる

AmazonがKindle(キンドル、と呼びます)を発表したときは、冷ややかな見方が広がっていたように思いますが、半年強で24万台も売れているらしいです。これを金額に直すと、100億円近くにもなります。さらに有償販売の合計額も同程度あり、Amazonは、ゼロから半年強で200億円のマーケットを生み出したことになります。

電子書籍端末売れず──ソニーと松下が事実上撤退 - ITmedia News

松下電器産業とソニーがそれぞれ、専用端末を使った電子書籍から事実上撤退することが分かった。ソニーは昨年、松下は今年3月までに端末生産を打ち切り、書籍ダウンロードサイトは今年度中に閉鎖する。

(7月初めのニュースですが)一方で、日本勢は松下もソニーも撤退します。Kindleが、日本メーカーと違った点は、まず開始時にベストセラーを含む9万冊という大量の書籍を準備したことと、ネットワーク機能が搭載されておりダウンロード購入も24時間いつでもどこでも手軽にできるという点です。

これを補足すると、KindleにはノートPC用のデータ通信カードのようなものが内蔵されており、月額無料で提供されているということです。なぜこういうことができるかというと、Kidle自体はコンテンツを有料販売するので、通信費をコンテンツ費に上乗せできるし、ノートPCのように膨大にデータ通信をしないためにキャリア(ドコモとかKDDIとかの通信事業社)もネットワークに負荷をかけないために1台辺り相当安く提供できるからです。

ユーザー視点でみると、端末がカラーだろうが小さかろうが(とりあえずは)関係なく、どれだけの読みたい書籍がどれだけ「簡単に」買えるかが重要なのであり、Kindleはこの二つを見事にクリアしています。

その点、上記のITmediaの記事ですらメーカー広報が「専用端末の大きさや重さがユーザーに受け入れていただけなかったのだろう」と言ってしまうのだから、その差はどこまで広がっているのかと。。

どうやら、日本メーカーは、iPodに続いて、電子書籍というマーケットのおいしい部分も失ったようです。もうそろそろルールを変更するような「ものづくり」をしていって欲しいなと思います。

追記:3月にApple増井さんに触らせてもらったKindleの写真。アシンメトリーな形をしているのが印象的でした。反応はきびきびしててよかったです。

Kindle
Kindle posted by (C)Shintaro

Rollyを作るのを、止めてはいけない - テクノロジー解放日記 [ITmedia オルタナティブ・ブログ]

並の精神力を持つ会社員であれば、そう訊かれた段階でリスクに怯え、くじけてしまうはずなので、これが製品として出てきているということは、1)強い思い入れと強靱な精神力、周囲を圧倒的するチーム推進力を持った企画者がいたか、2)こうしたリスクを受容することを促すことができる企業文化があり、並の精神力を持つ社員でもくじけずに企画できたか、どちらかしかありえないと思う(どう考えても、「これはまず売れるだろう!」ということが企画段階で確信できた製品ではないのではないか)。

ソニーが投入する踊る音楽プレイヤー(?)「Rolly」。僕もこれだけの経営資源をほとんど当たる見込みのない商品に投入し続けることができるのは素晴らしいと思います。しかし、その原因が、

3)はじめはよいコンセプトだったのだが社内で揉むうちにどんどんよく分からない方向に行ってしまって引っ込みがつかなくなってしまった。

ではないといいのですが。。まぁとはいえバカウレするかもしれないですけどね。

Rolly

On Off and Beyond: 著作権保護よりライブで稼ぐ、というビジネスモデル

プリンスが、イギリスでCDを新聞の「オマケ」として配って話題になった。

The Mail紙の日曜版に、新作CDのThe Planet Earth、300万枚(!)を折込、その上イギリスでのPrinceのコンサートツアーに来た人には、全員無料配布。こちらも延べ40万人超。

Princeはイギリスツアーだけで売上30億円(利益は10億円程度?)、対してCDは52万枚で利益は2億円程度か、との試算。以前より音楽業界はライブが中心になるのではないかと思ってましたが、やっぱりその流れですかねぇ。レコード会社でライブ対応できていない会社は厳しそうですね。

個人的に興味のあるビジネスの一つがフジロックとかサマソニなどの野外ライブイベント会社なのですが、この辺りの収益構造ってどうなんですかね。こういったライブイベントが中心になってくると、それをレコード会社が買収する、というのもありうるのかも。

京都の猫
京都の猫 posted by (C)Shintaro

京都で行なわれているRed Herring Japan 07というRed Herringのカンファレンスに来ています。

土曜朝5時起きで伊豆に遊びに行って、日曜は熱海からこだまで京都入り。そのままカクテルパーティー&飲み。

そして、カンファレンスは外国人率5割以上でほぼ全て英語セッションだからか、かなり疲れ気味です。

明日夜帰ります。

ファッション流通ブログde業界関心事 : ZARA(ザラ)のインディテックスグループの驚異的な成長

ZARA(ザラ)を展開するスペインのSPA企業グループ、インディテックス社の2006年度(本年1月31日〆)決算が3月21日付で同社ホームページに速報ベースで発表されました。これにより世界4大SPAの2006年度決算が出揃った形になります。

SPA大手の最新の比較表です。INDITEX(インディテックス、ZARAなど)の勢いが止まらず、ついに売上高2位に浮上。GAPが不調なことから、2年後に売上で抜いてもおかしくない情勢だそうです。ファーストリテイリング(ユニクロ)と比べると、売上規模・営業利益で3倍、時価総額で4.5倍になっています。

4位のH&M(へネスアンドモーリッツ)も好調で、時価総額ではINDITEXの4.3兆円を上回って、4.8兆円になっています。H&Mはスウェーデン発のファストファッションで、日本には来年秋に上陸とのことで、楽しみですね。

個人的には、ファーストリテイリングにがんばって欲しいのですけど、ユニクロのイメージが地に落ちているので、別ブランドを作った方がいいと思うんですよね。今からどれだけおしゃれにしても、ユニクロのイメージを変えるのは大変ですし、そもそもあまり変わってしまうとスタンダード商品が売れなくなってしまうというジレンマもあります。複数ブランドはGAPやINDITEXも普通にやっていることですし、新ブランドを作ることの障害って何なのでしょうか? まぁ素人考えなんですけども。

ITmedia D Games:稲船敬二氏かく語りき「日本のデベロッパーは臆病である」と――PC版「ロストプラネット」開発も明かす

稲船氏 ゲーム開発者は開発に携わった当初、ユーザーのことを考えていないものです。いかに自分が面白いかだけを考えています。要は自分がやりたいゲームが基本にあるわけです。それにはいずれ限界が来ます。途中でユーザーと自分とのギャップに気がつくのです。販売が伸びないなど、自分が面白いと思うものと、ユーザーが面白いと思うものが同じとは限らないと、エゴに気がつく。だから途中からユーザーのことを考え始めます。そこで身近なユーザーということで、日本のことを考える。でもまた壁が来ます。例え、日本で受け入れらても、なぜ海外ではダメなのかと。当然、文化や生活習慣が違うのですから、当たり前なのですが、ここで開発者は2つの選択肢があるわけです。日本だけでいいやと思うか、欧米でも受け入れられるものを作ろうと挑戦するかです。僕はもちろん後者なのですが、失敗は覚悟の上です。たくさんの失敗を経て、少しずつ欧米を理解しているところです。だから制限とは僕は思いません。これからも世界に向けたタイトルを出していくつもりですし、今度はもっと成功できるという感触を持っています。

(中略)稲船氏は、自分も臆病だがやりたいことは突き通す信念を持っていると強調する。そのためなら、6カ月だろうと、1年だろうと説得するのはいとわないと。途中でリタイアし、会社を出て行くこともできるが、自分は諦めたくないという。言うことを聞いてくれないから辞めるのではなく、言うことを聞かせてやるという気概を持って望みたいというのだ。また、チームというのは、絶対君主に忠実に従うだけではなく、たてつけないようでは機能しないもので、そうでなくては多面的ないいゲームは作れないと自身の柔軟性を説く。それで面白いゲームが作れれば問題ないのではないか、と。

途中からユーザーのことを考え始めるという感覚はとても分かります。ストレートに好きなものを作りたい、というのは1段階目。ごちゃごちゃとしたサービスを作りがちです。次の段階に行くと、もっと謙虚になってユーザーの声を聞きながら柔軟に考えるようになります。

そして、会社に育ててもらったから会社に楯突くようになる。こういう方がいる会社は幸せだと思います。

SYONテクニカル: AsteriskでVoIPを体験してみよう!!!

このような個人向けのサービスの他に、PBX(構内交換機)のIP電話化の話題も絶えません。 今回は、オープンソースで利用できるPBXシステム「Asterisk」を紹介します。

オープンソースのIP-PBXソフトらしいのですが、これがかなり使えるらしいです。いわく、最初に「○○の方は1を押してください、△△の方は、、、」と選ばせるだけで営業電話がかなり撃退できるそうです。ウノウでも電話がさらに増えたらこういうのを検討しようと思います。

俺たちの起業:スタートアップ企業の資金調達と資本政策(1) - Tech-On!

■Convertible Notes(転換ローン)

一言で言うと、借金。
ただし、優待転換権利付。
つまり、「シリーズAが終了して株価が決まった際に、その時の株価よりも少し安め(10%くらいが多い)で株に転換しますぜ、それまではローンということにしといて下さいな。」という契約のことを言います。

スタートアップ時の資金調達方法の一つなんですが、こんな方法もあるんですね。これはなかなかにいいかも。次やるときは使おうかな(冗談)。

創業時の資金調達で新たな潮流|明日を創る100人の起業家

ビル壁CM
ビル壁CM posted from フォト蔵

壁にドラゴンみたいなシルエットが動いていたので、なんだろうと思ったら「BLUE DRAGON」というゲームの宣伝みたいです。かなりインパクトがあって素晴らしいと思いました。渋谷の109とブックファーストの間くらいにあります。

Mac Rumors: Ultra-thin 12'' MacBook Pro?

This "ultra-portable" MacBook Pro is estimated to be priced in the $1700-$1800 range and sport a 12'' widescreen display.

2007年1月9日から始まるMacworldにて発表される可能性があるという噂。ちなみに、Mac OS X Leopardの発表は確実視されてるみたいですね。VAIO type GとMacBookProで踏ん切りがつかないので、もうしばらく待つかなー。

SBIホールディングス、インターネット総合研究所を子会社化へ - ニュース - nikkei BPnet

SBIホールディングスは11月28日、IP技術の研究開発を手がけるインターネット総合研究所(IRI)を株式交換により完全子会社化すると発表した。インターネット専業銀行、損害保険会社の営業開始に先立ち、IRIの子会社化によりシステム、技術面の強化を図るという。

インターネット総合研究所は1999年12月に東証マザーズに第一号銘柄として上場した会社で、ネット関連ベンチャーでは、サイバーエージェントや現ライブドアや楽天より早かったんですよね。ちょっと感傷的な出来事です。

フォートラベル株式会社 代表取締役 津田 全泰氏インタビュー - GREEキャリア

津田:僕もそう思う。自分を振り返っても、周囲を見ても「波」ってやっぱりあるんだと気が付いた。実際、田中君が「楽天広場」を作り始めてそれが伸びている時は田中君がものすごく輝いて見えた。だから波が逆になったんだよね。
そういうことを経験したから、自分の状況が悪くなった時も「今ここで踏んばってがんばれば、また次に波が来る」。そうなるように努力せねば」と。

田中:そう、そのとおり。そこで持ちこたえている人や会社だけが再び上昇してくるんだよね。

波論。会社やってるといい時も悪い時もあって、自分ではどうしようもない時が結構あります。そういう時に前向きに取り組めるかが重要。そういう時に一緒に前向きに取り組んでくれる人がいるかが重要。

結局楽しんだもの勝ちです。

ミクシィの第2幕はM&Aも視野に入れた成長戦略 - CNET Japan

2006年の大注目IPO(株式新規上場・公開)となったミクシィは、事前の評判どおり初日取引では買いが殺到する人気で値がつかなかった。しかし、初日の最終気配値で見ると時価総額が2221億円で、すでに新興市場を代表するかのような企業価値になっている。

・第1四半期(2006年4~6月)の売上だけで47%を達成しており、絶好調。
・調達した金額は64億円で、うち50億円は使途が決まっていない。M&Aもありうる。
・mixiの売上のうち82%が広告収入で、mixiプレミアムは18%。
・プレミアム課金の比率を上昇させていくことを目指す→廃止という方向性はなし

昨日上場したmixiの初値がついたようで、1910億円となっています。軽く2000億は行くかと思ってたんですが、意外と堅実なラインで決まったみたいですね。笠原さん、塚田君、バタラさんおめでとうございます。これからも楽しみにしてます。

Original Signalが一挙に拡大--「メタブログ」をねらうSPAs - CNET Japan

しばらく前に紹介した「DiggView」というウェブページをご記憶だろうか。これをつくったオランダのStillpoint Mediaといいうチームが、このところ「Original Signal」というサイトを通じて興味深い動きを始めている。

Popurlsはよく使ってるんですが、こういうのをSingle Page Aggregator(SPAs)というらしい。 直感的にはかなりうまく行きそうな感じがします。

Original Signal

個人的にPopurlsは色がチカチカするので、Original Signalに乗り換えてみようと思います。

TechCrunch Japanese アーカイブ YCombinatorのベンチャーキャピタリストPaul Grahamインタビュー

Paul: 私がスタートアップのファウンダーに言っているのは、最初からビジネスモデルにあまり重点を置くな、ということだ。出だしで一番大切な仕事は、何であれ人々が求めるもの作り出すことだ。それができなければいくら巧妙なビジネスモデルを考え出しても役に立たない。

(中略)率直に言って、私は投資家ということになってはいるが、私が一番興奮させられる相手は、必ずしも一番金を儲ける相手ではない。私が興奮するのは悪し き独占を打ち砕くようなものだ。たとえば私が共同的なソーシャルニュースを気にいっているのは、それが大金を稼ぎそうだからではなくて―稼ぐかもしれないが―オールドメディアがいかにだらしない仕事をしてきたか証明してくれるからだ。

まだたいていの人はスタートアップがどれほど強力な社会的力になりうるか理解していない。企業化されなければ決して実現できないような種類の変化が いろいろある。私の夢のひとつは、レコード会社をやっつけるようなスタートアップに投資することだ。だいたい自分の顧客を裁判に訴えなきゃならないような ビジネスモデルは破綻している。新しいビジネスモデルがある、どこかにあるはずなんだ。私の考えでは悪い奴らをやっつける方法は政治的な道ではなく(少な くともそれだけではなく)、古いモデルにとって代わるような新しいモデルを発明することだと思う。

このインタビューは素晴らしいのでたくさんの人に読んで欲しいです。「まだたいていの人はスタートアップがどれほど強力な社会的力になりうるか理解していない」なんて最高の台詞ですね。Yahoo!もGoogleも誰も知らないスタートアップだったということを、皆すっかり忘れてしまっています。まず「何かスゴイもの」ですね。

B3 Annex: YouTube創業者がテレビ番組出演 今年中の黒字化を示唆(動画)

ビジネスモデルについて
利益はどこからあがっているか。広告から。去年の12月から広告を入れている。広告収入は伸びていて、2006年中に、黒字化できると信じている。

少し前に、mixi赤字説が蔓延していましたが決算見たらそんなことはなかったように、YouTubeもネットワーク費用に月間1億2000万円かかろうがまったく問題ないと思います。

現状では、ハードウェアや回線の費用はあまり問題ではなく、サービスのパワーでどれだけ低コストでユーザーのアテンションを呼び込めるか、保てるかが左右します。YouTubeのように低コストでトラフィックを集めることができれば、問題なく黒字化できるわけです。

インタビューによると、著作権的な問題は解決に向かっているように見え、後はバナーやAdSenseだけではなくて、どれだけ魅力的なビジネスモデルを作ることができるかによりそうです。

東証 : -株式会社ミクシィ-

事業の内容
インターネットメディア『 mixi 』及びインターネット求人情報サイト『 Find Job !』の運営事業

9月14日に上場。めでたいですね。ウェブサービスと技術が分かる上場社長の誕生というのが、新時代への幕開けを感じます。笠原さん、おめでとうございます。

ITmedia News:バリューコマース、初値は公開価格の1.4倍

アフィリエイト広告のバリューコマースが7月31日、東証マザーズに上場し、公開価格(31万円)の1.4倍となる43万8000円の値を付けた。

時価総額は383億円で、アドウェイズの329億円を超えてきました。

ネット株価情報を見ると最近のネット関連銘柄は軒並み値下がりしています。4月と比べると、

・ヤフー 4兆3000億円→3兆円
・楽天 1兆4000億円→7000億円
・インデックス 5200億円→1600億円
・サイバーエージェント 1800億円→800億円

という感じで「ネット株価指数」も半分くらいになっています。とはいえ、DeNAのようにあまり変わっていない会社もありますね。モバゲータウンとかが絶好調なので、特別なのかもしれませんが。

On Off and Beyond: 東京にビジネス温泉旅館を強く求める会

1週間、東京に出張してきております。いつも思うこと、それは
「ビジネス対応万全の和風温泉旅館が東京にあればいいのに。」
条件はこんな感じ。

・高速インターネット、室内WifiまたはLAN
・都内の普通のホテル同様の各種サービス(ルームサービスとかいろいろ)
・成田空港&都内ビジネス中心地へのへのグッドなアクセス
・24時間オープンの温泉、露天風呂つき
・浴衣でうろうろできる館内動線

千賀さんが久しぶりに東京滞在ということでランチした時に盛り上がってたのが、これです。最近、東京にもホテルがわさわさできてますが、外国ブランドばかりですよね。日本の文化である「温泉旅館」をモチーフにしたホテルを作れば、外国人も大喜びに違いないです。これはビジネスとして、かなりおもしろいと思うんですけどね。

isologue: Death Note完結&証券犯罪の厳罰化

日本の識者の方々でも、「暴力団とのつながりでも出てくるのかと思ったら、東京地検ともあろうものが、捜査して粉飾程度の罪しか発見できなかった。大山鳴動してネズミ一匹。」的認識の方も多いようなんですが。
あのー、えーと、粉飾って「極悪」なことなんじゃないですかね?
(中略)
これに対して、ライブドア事件の場合には、粉飾を信じて株式を購入した人の資産が結果として7000億円(ホリエモン分も含みます)も失われたわけです。「ライブドア・ショック」によって失われた他の株式の価値減少も組み合わせれば、10兆円単位の「迷惑」を社会に対してかけたことになるのではないかと思います。

確かに、ネズミ一匹的な風潮は気になります。粉飾は「極悪」ですよね。

ウノウ株式会社移転事例紹介-東京オフィスコンサルティング

新オフィスに引っ越して1ヶ月たちました。今回もお願いした東京オフィスコンサルティングさんに移転事例で紹介していただきました。まだ未完成で、いろいろ作っているところです。ほとんど趣味の領域に入ってますが。。

Sankei Web 国際 世界第2位の富豪、4兆3000億円寄付 ゲイツ氏財団に(06/26 18:11)

米国の著名投資家で世界第2位の富豪としても知られるウォーレン・バフェット氏(75)は26日、約370億ドル(4兆3000億円)をマイクロソフトのビル・ゲイツ会長夫妻が創設した財団「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ基金」などに寄付すると発表した。総額440億ドルとされる自分の財産のうち、8割以上に当たるという。

すばらしいと思いますが、ゲイツのように引退して、お金を使うのに専念する方が一歩上かなと思ったりしました。

P.S.予定通りdiggがリニューアルした模様です。それなりに各カテゴリで盛り上がっているようですが、横スクロールしないと全文読めなくなってしまったのが不便かも。。

俺たちの起業:Skype以前 - Tech-On!

Skypeのイノベーションについては、僕は今でも、「NATを無いものとした」に尽きると思う。音質が良いだとか、カンファレンスができるだとか、インターフェースが良いだとか、その辺は、

まず「相手につながる」

全てがここから始まる評価部分だからである。ただ、当時の僕は、ここにVoIPのイノベーションの本質があるとは思っていなかった。僕は、「無料の携帯電話」という部分に革新性を感じていたし、エンジニア陣もまた同じであった。

LAN環境で(NATで)MSN Messengerとかで通話しようとするとまず繋がらない時代がありました。そこに、Skypeが登場し、確実に繋がることから急速に人気を集めました。このエントリーは、その頃シリコンバレーでGphoneというVoIPソフトを作っていた中川さんのお話。イノベーションとは何か、を考えさせてくれます。

asahi.com:アドウェイズが上場 社長26歳2カ月、上場企業最年少-ビジネス

「アフィリエイト」と呼ばれる新しいインターネット広告を手がけるアドウェイズ(東京都新宿区)が20日、東証マザーズ市場に上場した。岡村陽久社長は26歳2カ月で、上場企業社長の最年少記録を更新。上場初日に「誤発注」というハプニングに見舞われたが、記者会見で「(投資家から)事業を通して評価されたい」と訴えた。

アドウェイズが無事にIPOを果たし、最年少記録を更新。すばらしいです。時価総額219億円となりました。

asahi.com:社長は元ホームレス オウケイウェイブが上場-ビジネス

Q&A方式の情報交換サイトを運営するオウケイウェイヴ(東京都渋谷区)が20日、名古屋証券取引所のベンチャー企業向け市場セントレックスに上場した。「元ホームレス」という異色の経歴を持つ兼元(かねもと)謙任(かねと)社長(39)は「いずれは(検索サイトの)グーグルを超える優良企業になりたい」と語る。

オウケイウェイブは、いきなりストップ安で、時価総額114億万円となったようです。

ITmedia News:ビル・ゲイツ氏引退、慈善家へ

ゲイツ氏は1975年、ポール・アレン氏とともにMicrosoftを創設した。1986年には上場を果たし、2000年まで会長とCEOを兼任。その後スティーブ・バルマー氏にCEO職を引き継いだ。2000年に夫人とともに設立したBill & Melinda Gates Foundationの資産は現在291億ドルに達している。

ついに、マイクロソフトという巨大価値を創出したビル・ゲイツが引退し、慈善家として活動することになります。

世の中には企業活動など経済合理で解決される問題は多いと思いますが、そういった観点では解決が不可能な問題もたくさんあります。僕は、ビル・ゲイツという事業の天才が慈善活動に従事するということを、歓迎します。

僕も、いつかはノン・プロフィットな、しかし誰かが解決しなければいけない問題に人生を使いたいと思っています。

夢の街創造委員会の上場初値は公開価格比2.88倍|Reuters.co.jp

ヘラクレスに5日、新規上場し初日は買い気配を切り上げたまま値が付かなかった夢の街創造委員会<2484.OJ>が寄り付いた。初値は公開価格45万円に対し2.88倍の130万円。寄った後も堅調に推移している。

出前館を運営する「夢の街創造委員会」がヘラクレスでIPO。昨日上場し、本日2.88倍で初値がつきました。時価総額は約189億円で引けたみたいです。

Master Da Vinci's streamwriting technique - Lifehacker

Productivity blogger Brad Isaac’s recent series on tapping your superconscious describes a technique called “Streamwriting” that Leonardo Da Vinci used to solve problems.

ダ・ヴィンチが行っていたという「Streamwriting」の紹介。ダ・ヴィンチのStreamwritingは、以下のようなものらしいです。

1.設問を一番上に書く、例えば、「今月いかにしていつもより1000ドル稼ぐか?」とか。
2.その下からいきなり書き始める。ストップしたり戻ったりしないで一気に書き上げる。

答えは頭の中にあるのだからそれを一気に吐き出すことで解決方法を探るということらしいですが、僕もこれは非常に有効だと思います。

僕は、PCでやりますが、テーマを設定して、その下にひたすら思いついたことをうだうだと書いていきます。重複しても、文章が飛んでも気にしないようにして一気に吐き出すと、不思議に考えがまとまってきたり、思いもよらぬ解決方法を思いついたりします。

そういった文章たちを、僕は一箇所のまとめてますが、まれに読み返すと、その時の気持ちが一気に思い出されて、結構おもしろいです。

なかなか気持ちがいいので、Streamwriting、オススメです。

先週の木曜金曜とNILSに参加してきました。NILSが何かについては、「もうすぐ開催! New Industry Leaders Summit 2006 Spring」などをご覧ください。

印象的だったことはこんな感じ。毎回ですが、とてもおもしろかったです。

・PodCasting周りの話を聞いて、とりあえずiPodを買おうと思いました。
・モバイルが各分野(検索とか)で激戦になっていて、傍から見ててちょっと怖い。
・動画周りがやたらホットになっている。
・中国市場がホットになりつつある。
・人材獲得について、あまり困っていないので特に力を入れていなかったけれども、もっと工夫すればクオリティをあげていくということは可能そう。
・カカクコムの穐田さんのコメントがおもしろすぎたこと。前回のペパボ家入さん級。
SocialTextRoss Mayfieldが相当いい人で、Coolを連発していたこと。
・楽天の吉田さんと6年ぶりくらいに再会できたこと。infoseekとか担当だそう。
・札幌シェラトンホテルは、空港から近いし、街までもそんなに遠くなくてよかったです。ただLANが部屋に引かれてないのはマイナス。
・今回は前回からさらに人数が増えたためか、知り合いなのにまったく話せなかった方もいたりして、そこは残念でした。

P.S.帰りに富良野に行ってきました。北海道は雄大ですねぇ。

富良野
富良野 posted from フォト蔵

ITmedia News:OKWaveが名証セントレックス上場へ

 名古屋証券取引所は5月23日、Q&Aサイトを運営するオウケイウェイブ(OKWave)のセントレックス上場を承認した。上場予定日は6月20日。証券コードは「3808」。
 同社は1999年設立。ユーザーの質問に対し別のユーザーが答えるQ&Aサイトを運営し、同社によると月間500万人超が利用している。2005年6月期の売上高は4億8774万円、純利益は4920万円。インプレスホールディングスが10.96%、楽天が10.34%を保有する大株主。

Q&AサイトOKWaveを運営とありますが、財務ハイライトによるとこちらの売上高は2005年6月期で1億4500万円となっており、売上の7割(3億4000万円)は「企業に対して製品、サービスの提供やコンサルティングを行う「ソリューション事業」」とのことです。

日本最大の音楽ダウンロード GetMP3.tv

GetMP3.tvでダウンロードした楽曲はCDへの書込制限、携帯プレイヤー等への転送制限、その他の制限など一切ありません。ご自由にお楽しみいただけます

常識外れのサイト発見。「中国で合法にサイト運営する許可を取得しています」とのことですが、怖すぎて登録できません。誰か。。。

業務連絡。その1|渋谷ではたらく社長のblog

(1)最高もしくは最速しかない。

「最高もしくは最速しかない」。この台詞、とてもいいですね。いつでも、「最高もしくは最速」でいきたいものです。

「モンハン」が中学生に受けるワケ - nikkeibp.jp - ゲームデザイナーが斬る話題のゲーム

読者のみなさんは、「モンハン」というゲームをご存じだろうか? 「聞いたことないなあ」という方もいらっしゃるだろう。実はこれ、「モンスターハンター」というゲームの略称なのだ。

おもしろい考察です。正直に言うと、「どうぶつの森」は2週間で挫折しました。が、小中学生くらいだったら思いっきりはまっていただろうなぁと思いました。このゲームも自分が中学生だったらはまりそう。そういえば、昨日横浜に行ったら、ポケモンショップが人(というか子供)で溢れていました。こういうコレクションものは、いつかやってみたいなと思っています。

melma!やECナビ、グーグルから検索不能に--検索スパム行為が原因か - CNET Japan

サイバーエージェントグループの運営するサイトの一部が、Googleで検索しても表示されなくなっていることが分かった。検索エンジンのランキング精度をゆがめる「検索スパム」と呼ばれる行為をしていたと判断されて、検索インデックスから除外されたようだ。

この表示は数年前からあったと思うんですが、同じ会社のサイトだから大丈夫なんだろうなと勝手に思っていました。BMW.deの件はリンクファームなので、悪意度はBMWの方が高いですよね。サイバーエージェントはCAサーチとかでGoogleもかなり売上げてもらっているでしょうけど、問答無用という感じですね。

日本だとまだYahoo!JAPANがダブルスコアで強いのでまだましでしょうけど。。BMW.deは数日で復活したみたいですが、これはいつ頃復活になるでしょうか。

ホットストック:比較.com、上場3日目も買い気配上げる展開に ロイター

比較.comへの買いが止まらない。同社は15日にマザーズに新規上場したが、上場3日目となるきょうも買い気配を切り上げる展開で、今だに初値が付かない状況だ。9時45分現在、売りが1830株、買いが3200株で226万円買い気配。既に、公開価格45万円の5倍以上となっている。

比較.comの時価総額が買い気配のまま870億と、カカクコムの610億円を軽く超えています。

株式会社カカクコム - 企業情報 アクセス推移

価格.comグループ アクセス数 (2006年2月28日現在)
総ページビュー: 約3億2,000万PV/月 約1,142万PV/日
月間利用者数: 約744万/月

と、比較.comが月間470万PV、ユニークユーザー90万という事実を考えると大変なことになってますね。

スティーブ・ジョブズが働く理由

 やり甲斐というのは、会社を興したり、株式を公開するときだけに感じるものではない。創業というのは親になることと同じような経験だ。子供が生まれたときはそりゃあ目茶苦茶嬉しいだろう。でも、親としての本当の喜びは、自分の子供とともに人生を歩み、その成長を助けることだと思う。インターネット起業ブームの問題は、多くの人が参入することではなく、会社を維持しようと努力する人が少ないことじゃないかな。
 もちろん会社を経営していく過程では、ときには従業員を解雇しなければいけなかったり、辛いことも多い。でもそんなときこそ経営者の真価が問われるんだ。
 会社を売れば、大金が転がり込むかもしれないが、その瞬間、ひょっとしたら自分の人生でも最も素晴らしい経験をみすみす放棄しているのかもしれない。

昔から会社を持っていましたが、27歳になるまで社員を雇うということが怖くてできませんでした。今はやりたいことのために会社をずっとやっていきたいと思っています。会社を売っても、あまりいいことないですよね。

日経ビジネス EXPRESS : 【角川春樹氏】刑務所に入って良かった 生涯不良を貫く

――地震を止めるというのは、どういう作業になるんですか。
角川 私の独特のやり方なんだ。45分ぐらいかかったかな。この時は、やれば自分が死ぬということを覚悟のうえでやった。

前半はふむふむとか思って読んでたのですが、後半がなんだかよく分からないインタビューになっちゃってます。

ネット企業は技術志向の経営を--梅田望夫氏が語るウェブの進化 - CNET Japan

そういう「深い技術」と「早い技術」がネットの世界にあって、この「深い技術」を極めようという気が、今の日本のネット産業の中に全くないのだろうなということですよね。

利用者としては、いくら「深い技術」と言ったって、それができあがってオープンソース化されればサービスのコンポーネントとして使えばいいじゃないかというのは、正しい考え方の1つではあるのです。

僕としてもこの「深い技術」に対しては非常に問題意識があります。例えば、Googleも最初はリンク・ポピュラリティというアルゴリズムがあって、サービスを開始していったわけですが、ある地点からもう既存のオープンソースソフトウェアでは対応できなくなり、分散ファイルシステム(Google File System)や言語(Sawzall)を開発するに至りました。

このポイントまで到達すると、大手(Yahoo!やMicrosoft)が本気で追いつこうとしても数年でも大きな差が開いてしまっており、技術的優位が確立します。最近Yahoo!デベロッパーネットワークを使って遊んでみたのですが、やはり精度はまだまだと感じましたし、そもそもYahoo!JAPANがなぜ日本でYahoo Publisher's Network(YPN、Yahoo!版AdSense)をやらないのかも根本的に技術力が追いついてないということなのでしょう。

※この他にスーパーノード他の概念で独創的なP2Pテクノロジーを作り上げIP電話の限界を破ったSkypeも「深い技術」ですね。

一方、日本では、はてなやMixi、ライブドアなどがオープンソフトウェアをうまく活用し、負荷分散を行っていることが技術勉強会やセミナーなどでオープンにされていて、すばらしい技術力を持っていることが分かります。ただ、GoogleのようにRDMSから作ってます、というネット企業は聞いたことがありません(もし、あったら是非ご指摘いただければ)。

これからはテクノロジーだけではなく、ビジョンやサービス的要素もかなり重要なファクターになってくるとは思うのですが、サービスであればリアルなサービス業だったり、ゲーム会社などの方が圧倒的なノウハウがあります。

したがって、ウノウのような会社は、「早い技術」だけではなく「深い技術」まで到達し、コアな部分を押さえる戦略が重要なのではないかと考えています。逆に優秀なエンジニアが発見した「深い技術」の方から創造される価値もたくさんあるでしょう。

まぁ普段は、まだまだ「早い技術」すらおぼつかないのですが、常に危機感を持ち、可能ならば「深い技術」を持てるようにチャンスを狙っていこうと思います。

Kevin Burton's Feed Blog: Yahoo Will Buy Digg - Announcement Early Next Week

I've now heard from two sources close to Yahoo which tell me that Yahoo is going to be buying Digg for nearly $30M. I haven't yet heard from anyone working for Yahoo that this is 100% (they obviously had 'no comment') but I'd be surprised if we didn't hear an announcement by early next week.

最近、diggmemeorandum(どちらかというとtechの方)をよく見てるのですが、かなりおもしろいですね。次々とニュースが現れて、レイティングにより浮き沈みするのは本当の「ニュース」だという感じがします。この2つは両方ともソーシャル・ニュースと言われているカテゴリで、ソーシャル・ブックマークと混同しがちですが、まったくの別物なんですよね。まったく似て非なるものという感じです。

さて、来週Yahoo!がdiggを35億円で買収するという話なんですが、del.icio.usを20億(推定)で買った直後ですから、どうなんでしょうか。しかし、Yahoo!はこうやって異質なものを取り込んで成長していくという方向性をくっきり示してますね。比べるとGoogleはGoogle DNAを維持するためか、小粒な人材レベルの買収か、AOLやdMarc Broadcastingのような苦しい買収になっている感じがします。

追伸:
と思ってたら、公式ブログで否定されてました。

[速報]ディズニー、ピクサーに買収提案へ--70億ドル提示、ジョブズは取締役に - CNET Japan

  Disneyの取締役会は米国時間23日に会議を行い、CEOのRobert Igerに対し、Pixarの買収提案を行うことを認める決定を下した。New York Timesの報道によると、DisneyはPixarを株式交換で買収する予定で、買収総額は70億ドル近くにまでのぼるという。
 BusinessWeekの報道によると、この提案のなかにはPixar最高責任者(CEO)Steve JobsのDisney取締役への就任も含まれており、またJobsはDisney株式の約7%を保有する最大の株主になるという。

噂されていた買収がほぼ決まったようです。Steve Jobsは個人で7%も所有する大株主になるので、もしかしたら将来的にCEO就任とかありうるかも。すごい展開。エンターテインメントの世界が変わりそう。後は、気まぐれなJobsが提案を蹴らなければ。。

ネット株価情報

1 45,622億 ヤフー(株)
2 35,433億 ソフトバンク(株)
3 10,342億 イー・トレード証券(株)
4 10,192億 楽天(株)
5 4,269億 (株)インデックス

ついにネット企業の時価総額ランキングで、1~3位をソフトバンク勢が独占しました。ライブドアは10位まで後退してます。昨日、ヤフー(株)の第3四半期の決算がありましたが、通期の売上が1750億、経常利益800億近くになるそうで、まさにモンスター化しています。

ただ、ライブドアの強制捜査から逮捕で、一時期2000を窺おうとしていたネットインデックスが、1500を切っており、全体的に落ち込んでいます。ライブドアが下げ止まるのかどうか、他ネット企業に影響がどこまで出るかによってどう動くかが決まりそうです。

ITmedia エンタープライズ:Gmailサーバに実装された? OpenOffice.org (1/3)

OpenOffice.orgにとって、2005年は大きな飛躍の年だった。2005年、@ITでニュースアクセストップは「OpenOffice.org」(関連記事)であり、@IT/ITmedia両編集長が予測「2006年 IT業界はこうなる」のインタビュー記事では、「OpenOffice.org 2.0の登場はエポックメイキングでした」と語られている。そして、主役のOpenOffice.org 2.0は、12月末で総ダウンロード数5360万を超えた。

OpenOffice.orgとは、一言で言えば、Microsoft Officeと同等の機能を実現する無料ソフトです。オープンソースのためGmailなどのウェブサービスで導入が進んだり、NTTコムウェアでの導入実験などが記事になっています。また、アメリカでは一部の自治体でMicrosoftのクローズドな規格に依存する危険性を排除するため規格が採用されたりしてるようです。

まだ使ったことはないのですが、個人的には、Word、Excel、Powerpointはものすごく基本的な機能しか使ってないので、おそらくOpenOffice.orgでも十分そうです。Wordにいたっては自分で作ることはなく、契約書くらいでしか見かけません。

最近、なぜかWordやPowerpointのファイルを開くと固まってしまったりするので、近々試してみようと思います。問題なさそうなら、コスト削減のためにも社内全部OpenOffice.orgにしてしまいたいです。(まぁ今でも社内でOfficeファイルを作って交換することはないのですが。。。ほぼ100%Wikiでやってます。)

ここのところの流れを見ていると、数年後には、Microsoft Officeは過去のものになっている可能性は結構ありえそうな気がしてきました。

電通とオプト、ネットマーケティング全般で業務・資本提携 - CNET Japan

電通とオプトは12月22日、インターネットマーケティング分野全般を対象に業務提携し、共同でビジネス開発や連携、事業を拡張していくことで合意すると共に、資本提携を締結した。オプトは新株および新株予約権を発行し、これを電通が引き受ける。これで得た資金によって、オプトは人員の拡充やM&Aを含めた新規事業の開発などをしていく予定だ。

電通は、オプトを持ち分法適用会社にする方針だそうです。電通は、最近メンバーズサイバーエージェント子会社のシーエー・モバイルにも出資していて、ネット広告分野への進出を活発化させているようです。

Life is beautiful: 就職・転職活動にブログを利用すべき時代が来ている

 私の会社でも積極的に日本でリクルート活動を始めたのだが(参照)、東京とシアトルを行ったり来たりしている私としては、応募者全員に合うわけにもいかず、おのずと書類審査が重要になる。しかし、通常の「履歴書」だけではその人のことを知ることは難しいと考え、募集要項に「今まで書いてきたブログ、個人で運営しているウェブ・サイトなどは採用の際にかなり重視するので、ぜひとも積極的に利用してアピールしていただきたい」と書いてみた。

 すると面白い現象が起こった。書類審査段階で集まる情報量が圧倒的に増えたのだ。定型の履歴書には、相変わらず学歴だとか出身地だとかありきたりのことしか書いて来ないのだが、「参考までに」と教えてくれるブログ、運営するサイト、管理人をしている掲示板などから得られる情報量がすごいのだ。趣味や技術力だけでなく、その人の人となりやコミュニケーション・スキルまでが見えてくる。

なるほど、ということで、早速求人ページへ書き加えてみました

ついでに、Google Baseも31日の掲載期限が来てたことを忘れていたので、もう一度アップしました。再掲載ができなくて、一から作り直さないといけないのがちょっと面倒でした。後、トップページがちょっと変わりましたね。相変わらずスパマーばかりだけど。。

Google Base: PHP Engineer is wanted in Tokyo

ITmediaニュース:iPod nanoからノートPCへ――フラッシュメモリの採用はPCにも拡大? (1/3)

スマートフォンやデジタル音楽プレーヤーで急速にHDDに取って代わりつつあるフラッシュメモリは、今後コストが下がればPCでもHDD代わりに採用されるかもしれない。

ハードディスク(HDD)が、フラッシュメモリ化されるのは間違いないように思います。HDDは数少ないモーターが必要な部品で、もしこれが無くなれば、飛躍的に安定性が高まり、消費電力が少なくなり(駆動時間が伸び)、データのやりとりが高速化されます。

将来、500グラム程度で丸1日駆動可能なノートPCが生まれたとしたらどうなるかを考えると、恐らく多くの人が持ち歩くようになるのではないでしょうか。そういう世の中ではどんなサービスが生まれてくるのかを考えています。

シーガイア2
シーガイア2 posted from フォト蔵

宮崎のシーガイアで行われたNILS2005秋というカンファレンスに行ってきました。ホテルは、かなりグレードが高くて快適でした。内容もいろいろと気づきがあっておもしろかったですし、繋がりが持てそうな出会いもありましたし、素晴らしい会でした。主催の皆様、特にグロービスの小林雅さんに多謝です。

3日目は熊本で最高級の馬刺しをいただいたりして、とにかく食べ続けた九州全日程を終了。今、必死で仕事をやっつけてます。

Dave's Blog: GoogleがVCの競合になる日(その1)

要は、「投資しなければならない資金がだぶついている状況」で、「Startupが以前ほど資金を必要としなくなっている」上に、「IPO市場が狭まりVCとしてのExit機会が減少している」状況。そしてさらに、「若い会社に大手ポータルが買収意欲を示していて、VCから見ると競合先になっている」という状態である。

このエントリーは非常に興味深いので、全文読んで欲しいです。簡単に書けば、上記諸条件に加えて、買収者が欲しいのは技術者やソフトウェアであって、ブランドではない(すでに持っている)ことを考えると、最初の増資前に買収するのは素晴らしい戦略であるから、GoogleやYahoo!はそういった買収を行っている、というお話です。一方、これはVCにとっては脅威になってくるわけですが、ここで次のエントリーに移ります。

Dave's Blog: GoogleがVCの競合になる日(その2)

「2番目のSuggestionはVCにとってはショッキングかも知れないが、「SeriesA Round(Dave注:SeriesAとは、経営サイドがVCから初めて資金を引く増資Roundのこと)で創業者が持分一部を現金化させる」こと。現在、VCがStartupに投資する場合、VCの取得株式は新規発行株式であり、全ての資金は会社(Startup)に入る。そこで、VCが新規発行株式を取得すると同時に、創業者から一部直接(既発行)株式を購入するようにしたらどうか。」

もしこのようなディールを行わない場合、「何も(財産を)持たない創業者は、100%の可能性で$1M(約1億円)を得ることの方が20%の確率で$10M(約10億円)を得る事よりも好む」ため、結果的に最初の段階で100%ポータルに買収されることを選ぶ、というわけです。

これは非常に納得感があって、Dodgeball.com、Meetroduction、Flickr、OddPostなどがそうだし、日本でも、4travel、みんなの就職などが大手ポータルによる買収となっています。

また、僕個人のことを考えても、合理的に判断すること(つまり20%の確率の10億円を選ぶ)がどれだけ難しいか、非常に痛感させられることがあります。もちろん市場がアップサイドのために恵まれているとは思うのですが。

まぁ自分はともかく、こういった新しいディールでもよいので、リスクがあってもおもしろいビジネスをする会社がもっともっと増えればいいなと思います。

GMOホスティング&セキュリティが12月16日にマザーズに新規上場 - CNET Japan

東京証券取引所は11月14日、GMOホスティング&セキュリティ(GMO-HS)の東証マザーズへの新規上場を承認した。上場日は12月16日の予定だ。同社はGMOインターネットグループのサーバ事業ならびにセキュリティ事業を担当している。

iSLE、RapidSite、Geotrastなどのサービスを展開するGMOインターネットのグループ会社のGMOホスティング&セキュリティが上場承認です。GMOグループでは、GMOペイメントゲートウェイに続いて2社目。想定される時価総額は400~600億程度になりそうです。

インデックス決算、大幅増収も計画未達--放送局との連携では楽天に苦言 - CNET Japan

インデックスは10月31日、2005年8月期の連結決算を発表した。仏123 Multimediaの子会社化によって海外向けのモバイルコンテンツ事業が伸び、売上高は前年同期比88.2%増となった(表1)が、ソリューション事業のプロジェクトの遅れなどから当初の事業計画値には届かなかった。

インデックスの決算ですが、海外向けモバイルコンテンツ事業が国内向けの2倍を超えて、全売上高に占める割合も半分を超えています。売上・利益目標ともに下回ったようですが、いつの間にか国際企業になっているようです。こうやって海外に展開するインターネット企業が出てくるのは素晴らしいことです。

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