百度とGoogle China

ITmedia D PC USER:検索サイト「百度」がえらいことになっている

少ない百度を支持する人々の言い分は「事件はどうであれ自国のブランドなんだから中国人として支持するのは当然」という意見が大勢を占める。百度不支持の人々のいう「百度は使えない」という意見の反論や「百度は使えるから支持する」という書き込みはなかった(百度のトラブルに対する中国ネチズンの感想とは関係ないが、支持するにしても支持しないにしても中国のネチズンにとって百度は、機能制限のあるGoogleよりも使えないサイトであると評価しているのは意外である)。

意外です。百度(Baidu)はNasdaqにも上場している中国最大のポータルサイト(世界でも4位)で、Read/Write Webによれば62%のシェアを握っています。しかも昨年度も13ポイント伸ばしての結果で、対するGoogleは12ポイント落として25.3%となっています。日本のヤフージャパンとGoogle Japanの関係に近そうです。

百度については、いろいろな噂を聞いていて、ウノウでもリサーチ対象として取り上げていました。感覚としては、MP3検索(もちろん違法)と2chが合体したような感じで、若者に熱烈に支持を受けているという感じなのかなと思っていました。

しかし、このニュースでは百度はあまり支持されていないとあります。今後シェアが変動する可能性がある、ということでしょうか。要注意です。

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コメント(4)

しかし、これは日本におけるYahoo!Japan支持との共通点があるのではないでしょうか?

必ずしもアジア人は洗練されたデザインや技術的に優れたアルゴリズムを求めるというよりは「ある程度の要求を満たす居心地のいい場所」を求めるような気がします。あまりドライな印象があると人気が出ないような印象を受けます。

アメリカでもMyspace現象があるようにこれには新しいウェブの未来に関するヒントが隠されているような気もします。

確かにそうですね>日本における

ただ、僕の情報だと、Baiduは若者に支持されていて、Googleは誰も使ってない、という話だったので、意外だなーと思ったのです。この辺の情報は近々アップデートしていきたいと思ってます(つまり、行くってことですけど)。

シリーズ楽しみにしてます。ちょうどこの前NYTimesの記事を読んだので興味深いです。
http://news.com.com/2100-1038_3-6116542.html

検索は5%もわかってないという定説があるようですが、アジアや他の国から新しい技術が生まれるかもしれませんね。

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