シリコンバレー・アドベンチャー―ペン・コンピュータに賭けたぼくたちの会社創造ゲーム

ペン・コンピュータは、1990年頃企画された、ペンで入力するタイプのノートPCなのですが、僕は不勉強でまったく知りませんでした。なので、結末がどうなるかも全然分からず読み進めていったため、非常にスリリングでおもしろかったです。マイクロソフトやアップル(Newton)との(文字通り)戦争や、IBMやAT&Tなどとの出資やローン交渉、ド派手なプレゼンテーションとそのためのぎりぎり綱渡りの開発など。とにかく危機一髪の連続。著者のジェリー・カプランは、ペン・コンピュータを考えた張本人なのですが、厳しい中でもユーモアと情熱を忘れず非常に素晴らしいなと思いました。

その後、Palmが登場し、今はBlackBerryへ繋がってきたわけですが、ジェリー・カプランが情熱を傾けてきたものとはだいぶ違うようです。ペン・コンピュータの時代にはインターネットや携帯すらまだ普及してなかったから当然なのですが。。今後、どういった方向性に行くんでしょうか。

久しぶりに生のシリコンバレーのスピード感を感じて、自分も力をもらえた気がします。

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: シリコンバレー・アドベンチャー―ペン・コンピュータに賭けたぼくたちの会社創造ゲーム

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://suadd.com/blog/mt/mt-tb.cgi/1644

コメントする

フォト蔵

映画生活

プロフィール

about 山田進太郎
作者は何者であるか?
[フォト蔵] [GREE] [mixi]
[twitter] [clipp] ↓著書
新・データベースメディア戦略。オープンDBとユーザーの関係が最強のメディアを育てる

ウノウ株式会社
代表取締役社長
映画生活
新作映画情報、映画コミュニティ
フォト蔵
写真共有・動画共有サービス
Fujisan.co.jp
雑誌の定期購読、創業メンバー
Listen-IT !
ITを題材にした英語学習サイト
ネット株価情報
日本のネット企業の時価総額ランク