ゲームメーカーとMMO

コーエー執行役員 松原健二氏特別インタビュー(前編)

今年のインタビューでも松原氏は精力的にさまざまな提言や、自社タイトルに対する抱負を述べてくれたが、昨年に比べるとニュアンスに大きなズレを感じた。特に次世代機に関しては、一定の留保を付けつつも、まずはPC、次に海外展開、そして拡張ディスクという明確な姿勢を示した。

インターネット・ビジネスの今後の重要分野MMO(Massively Multiuser Online)を考える上でゲームメーカーがどのように考え、動き、ビジネスにしているかは非常に重要だと思いますが、今まであまり追ってきていませんでした。しかし、ここのところきちんと追うようにしようと思っています。

このインタビューは非常に勉強になったので、ちょっとまとめ。

・オンラインゲーム市場規模は着実に増加している
・拡張パックを投入するとユーザーが増える
・「信長の野望 Online」はPCとPS2が半々
→オンラインゲームではクロスプラットフォームが当たり前
・当面はPS3専用というのは考えていない
→グラフィックスが綺麗になるのはあまり重要ではないと考えている
・昨年1年間のDSのここまでの急速な普及は想像していなかった
・WiiやDSのオンラインゲームは「どうぶつの森」のような少し違う方向に行く気がする
・任天堂WiFiコネクションの「簡単、安心、無料」の「無料」には違和感がある
→(課金ができる)任天堂コネクトには注目している
・オンラインゲームが普及してきているので、カジュアル系ゲームが期待されている
・「大航海時代 Online」のコンソール版には懐疑的
→コンソールは操作性の点からカジュアル系ゲームの方が望ましい
・コーエーとしては、PC中心でやっていく

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