A. トフラーの新作。世界各地で起こっている国家・政治・教育・資本主義・科学・宇宙・インターネット・ナノテクまで、あらゆる事象を取り上げながら、複雑性とスピードを増す世界について言及しています。この本では、「富の未来」と言いながら、将来どうなるか、どうするべきかについては可能性をあげるのみです。
しかし、このようにあらゆることを知ることによって、世の中が少しづつよくなってきたことが分かりますし、自分たちの世代と自分自身がやらないといけないことが少しだけ分かった気がします。世界を把握するための本です。
メモ
・国連が影響力を失っているのは国という制度が影響力を失ってきたからである。
・第三の波により貧困層が大幅に減っていることを無視して反グローバリズム主義が台頭している。
・ほとんどの反グローバリズム運動はインターネットや航空網、マスコミを利用している対抗グローバリズム主義である。
・NASAへの投資1ドルに対してGDPが9ドル増加している。
・科学とは、事実を集めたものではない。考え方を検証するプロセスであるため、常識・権威・啓示などの基準に比べて狂信的な熱狂に唯一対抗することができる。
・先進国の農業補助金を撤廃しても、途上国の貧困問題は解決しない、それどころか間接的に工業化を即しているとも言える。
・貧困問題解決には、絶対的な貧困を無くすことと、貧富の格差を是正することが同列で扱われているが、第一の目標は前者におかれるべきである。
・植物から、鉄や合成繊維より強い複合材を作れるようになり、遺伝子が現在の石油の地位を占めるようになる。
・現在の公教育は工業主義のイデオロギーから作られている。それにより将来を盗んでいる。
・世界のGDPに占めるアメリカのシェアは、過去半世紀で、30%から21.5%に減った。
・オサマ・ビン・ラディンは911のテロ攻撃で1兆ドルを超える打撃を与えたと自慢したが、実際は損失とみえても、他の部分に振り分けられたにすぎないものが多い。だからこそ、テロ組織は大量破壊兵器の入手に必死になっている。
・キリスト教徒は20億人から2025年には26億人になる。イスラム教徒は、12億人から18億人になると予想されている。
・月にあるヘリウム3を25トン(スペースシャトル1台分)地球に運べばアメリカの1年分のエネルギーがまかなえる。



トフラーおじさんとおばさんの本は昔からよくよまれている。われわれも「未来の衝撃」など小躍りして読んだものだ。彼らは地球上のマイナス要因はなるべく消去し前向きにしか考えないところが最近ある。彼らの本が時代を押し出していたことを考えるとその姿勢はうなづけるものがある。
問題を解決するのは多くの事例をみて社長くんのすきな=その問題におけるアノマリー=を発見し、それを広く公式にする手法が彼らがよくつかう答えである。プシュー