アル・ゴアによる地球温暖化に対するプレゼンテーション映画。この映画だけを見ると事態は非常に深刻であり、すぐさまCO2削減のための活動をしないといけない、という気にさせます。映画生活のレビューでも非常に満足度(評価)は高くなっています。
一方、こういった主張は一方向から見るのは危険と思いますので、ネットで検索すると田中宇氏による地球温暖化のエセ科学という記事が見つかりました。これによると、「不都合な真実」の根拠となっている国連の「気候変動に関する国際パネル(IPCC)」のレポートに政治的な恣意性が混じっているのではないか、と述べています。
例えば、映画中では6m海面が上昇するとしていますが、最新のIPCCの調査では38.5cmに減っています。他にも南極圏の氷は8%増えているにも関わらず、報告書の総論では温暖化と二酸化炭素の関係は「異論がない」とされています。もちろん作品中でもそういった部分には触れられていません。
個人的には、人類が地球に与えるインパクトはできるだけ小さくした方がよいと思うので、ハイブリッドカーや省エネ家電を選んだり、できるだけ自転車や歩くことを選択することには異論はありませんが、個人としてどこまで信じるかは慎重にした方がよいと思いました。
温暖化しても海面上昇はせず海面は下がると言っている武田邦彦さんという物理学者の本もありますね。
>こばP様
ほうほう、そんな説もあるんですね!
http://www.numse.nagoya-u.ac.jp/F1/proftakeda/iihanashi/jinsei_kagaku9/index.htm