tech venture business インキュベーターの小ブーム再来
もう一つは起業家とエンジニアからなるチームがあって、プロジェクトベースでサービスを幾つか立ち上げて、軌道に乗ったらスピンオフするというもの。ベンチャーがホールディング会社になる感じですね。以前触れたObvious Corp(近頃Twitterがヒットしたので外だししました)、それからシリアルアントレプレナーのNaval Ravikantが始めたものでもう少しきっちりした仕組みのあるHitForgeがその例です。両方ともサンフランシスコを拠点にしています。今月のBusiness 2.0の記事でNavalはこれをHollywood modelだと称しています。映画スタジオのようなもので、マイルストーンにそって開発し、コンセプトを試して、流通網へのアクセスを提供するのだ、と。
非常に興味深いです。ウノウもこれに非常に近いタイプだと思います。理由もまさしく、1.案件ごとの投資額が小さくなってきたこと、2.どれが流行るか分からないから数を増やすしかない、です。
ウノウでも過去にいくつものサービスを開発し、あるものはリリースして残っており、リリース後に止めたものもあり、プロトタイプで終了したものもあります。今、仕込んでいるものも5,6個はありますがリリースするものがどれくらいあるかはまったくの未知数です。
アイデアは、社内公募もあり、外部持ち込みのものもあります。プロジェクト形式も、社内から、ジョイント・ベンチャー、マイノリティー出資など様々です。
まだまだ結果が出てるわけではありませんので、これからもヒットではなく、ホームランを目指していきたいと思います。
P.S.ここのところあまり人材募集とか書いてませんですが、ウノウではいつでも熱烈に人材募集してますので、引き続きよろしくお願いします。
TBありがとうございます&先月はお会いできて良かったです。
そうですか、何があたるか分からないという感じは、やはりありますか。これってどういうことなんでしょうね。古い問題なのか、それとも新しい現象なのか、しっくりこない感じがしています。
ある程度仮説検証っていう部分もあるとは思うのですが、検証結果を元に仮説の精度を上げるというループが恐らく効かないんだろうなという気もします。となると、数以外にどういう手を打つかというのは、なかなかの難問ですね。
>tech venture business様
難問です。やはり黎明期ですから、ルールが変わるので難しいのだと思います。とはいえ、投資額も小さいので、センス次第で成功できる可能性もあるわけで、おもしろいビジネスだなと思ってはいます。
しばらくは渡米できませんので、来日の際は声かけてくださいー。