分厚いですが、本当に「人類が知っていることすべての短い歴史」なのでしょうがないですね。宇宙、原子の仕組み、地球の中と大地、生命の誕生、細菌、細胞、人類の起源などあらゆる分野についての科学史が手短にまとめられています。
こうやって時系列でみると学者の間(と特に教会)で激しいバトルが繰り広げられてきたことが分かって非常に新鮮です。ほとんどの理論や学説ははじめ無視されたり、ひどい場合は妨害を加えられたりしながら、徐々に認められて行きます。
自分は、数ヶ月、下手したら数時間で結果が出るようなビジネス界にいるので、平気で数十年後に再発見され再評価というのは気が遠くなるような気がします。不遇のまま亡くなった方もたくさん出てきますし。。(ちなみにノーベル賞は生きている人にしか与えられないそうです。)
また、作者はベストセラー作家らしく分かりやすい例が多様されており、難解な話も分かりやすく書かれていて非常に読みやすいです。知的好奇心が刺激されること間違いなしの名著。
以下はメモです。
・宇宙の果てには「行けない」。なぜなら、地球を歩き続けても1周するだけみたいなものだから。
・地球をエンドウ豆にすると、木星は300メートル先、冥王星は2.4キロ先になる(大きさはバクテリアほどなので見えない)。
・ニュートンは微積分を27年間、誰にも明かさなかった
・一人の人が大型の水素爆弾30個分のエネルギーを持っている
・原子を大聖堂の大きさに拡大しても、原子核は蝿の大きさしかない
・アインシュタインでさえ量子論には反発していた
・鉛が大気中に出現したのは1923年で、鉛ガソリンが発売中止になった今も100年前の人間の625倍の鉛が含まれている
・ひも理論とM理論
・マグニチュード7.3の地震は、6.3の地震の50倍規模が大きい
・東京の地表の下の圧力は80年蓄積されていて「死を待つ街」と言われている
・人間は非常にか弱く、地球上で生存できるエリアは4%しかない
・地球上で一番多い元素は酸素、その次は意外なことにケイ素
・フランシウムという元素は、どの時点でも20個以上が地球上に存在したことがない
・化石化する骨は10億本に1本、今生きているアメリカ人だと50本
・地球上、最初の肉眼で見えた陸生生物はワラジ虫
・周りを見渡して目に入る人の大半は、自分の親類である可能性が高い
・自分と他の誰かの遺伝子は、99.9%一致する
・1933年にトマス・ハント・モーガンが遺伝子の研究でノーベル賞に輝いた時、遺伝子の存在を認めない研究者が多かった
・12億年前の超氷河期には、高緯度地方で800メートル、熱帯でも数十メートルを氷で覆われた
・もし今氷床がすべて解けたら、海面は60メートル上昇する
・現存する大型陸上生物は、象、サイ、カバ、キリンだけ
・人類の活動によって、毎週1000種の生物が絶滅している、という見方がある
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