ラジオ・テレビの開始からディズニーランドができるまでを追ったドキュメンタリー作品。中心は、パ・リーグ創設に関わり、民間ラジオを作り大阪万博の人気パビリオンを作った小谷正一氏とその部下で「シャボン玉ホリデー」や「11PM」を作った堀貞一郎氏。電通の吉田秀雄氏、オリエンタル・ランド社長の高橋政知氏やウォルト・ディズニーまでも登場し、日本のエンタメ草創期がいかにして形作られていったかを見事に描いています。
三井VS三菱の誘致プレゼンから始まって、鳥肌が立つシーンと印象的な台詞が目白押しです。ディズニーランドのオープン時に堀氏が小谷氏を招いたシーンでは涙を禁じ得ませんでした。文句なしに名著。
最後でも触れられていますが、彼らはウォルト・ディズニーから大きな遺産を受け取り、そして何倍にも増やしました。そして、それを相続しているはずの自分には何ができるだろうか?
P.S.この本は先日、自らも著名コンセプターの坂井直樹さんからご紹介いただきました。坂井さん、ご紹介いただきありがとうございました。
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