リクルート創業者江副氏の自伝。たんたんと書いてますが、江副氏がどのように育ち、リクルートという会社を作り、育ててきたのかがよく分かります。自身も言っていますが、最初からカリスマ的な経営者ではなく、がむしゃらに真面目に仕事をし、自己批判をしながら、成長してきた過程が分かり、とても共感を覚えました。といっても明らかに並大抵の経営者ではないですが。。
特に、リクルートコスモスやファーストファイナンスの業績が悪化し、ダイエーの中内氏に株を譲渡するために奔走するくだりは、克明に記載されていて、非常に読み応えがあります。非常に痛々しいのですが、経営者なら誰でもこういった経験があるのではないでしょうか。むしろ登場するような人材を結集できたことが、素晴らしすぎると感服しました。
ただし、リクルート事件についてはほとんど言及なし。もう少ししたら読めるのかもしれませんね。
see also リクルートのDNA—起業家精神とは何か: suadd blog
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