「反転」の田中森一氏の本ですが、漫画「クロサギ」の原作者夏原武氏との対談集になってます。夏原武氏は元ヤクザなんですね。知りませんでした。
サクサク読めるのですが、「反転」に比べるとおもしろいという感じではないですね。意図的ではないでしょうけども、だいぶ誇張が入っているように思えるし、田中氏の視点には、何か価値を生み出すということに対するリスペクトが足りないと思うんですよね。例えば、こんな発言。
ヤクザを批判するのは簡単よ。変なことして、悪いことして、お金儲けしてって批判するのは簡単だけれども、お前、悪いことできるのかと。悪いことの一つもようせんやろうと。何もできない奴に限って、批判するわけだ。
別に批判はしませんが、それでも必死に社会的価値を生み出す努力をする人を僕はリスペクトしたいと思います。
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