「電脳コイル」は、一部で話題になっているNHKで放映されたアニメで、「電脳メガネ」と言われるメガネをかけると、現実の空間に仮想的な物質が見えるようになる世界でのお話です。こういった技術をAR(Augmented Reality:拡張現実感)といいます。
この考え方がおもしろいのは、「セカンドライフ」にしても「マトリックス」にしても、仮想世界の中と現実世界の中は基本的に別ものですが、ARでは現実の世界をまさに拡張する可能性を持っているところです。
アニメでは、触ることができない電脳ペットやバージョンの古い空間、様々な効果を持ったミニプログラム(ウィルス?)「メタタグ」、ウィルスやバグを修復するサッチーという巨大マシン、電脳メガネを開発するメガマス社などARによって考えられる可能性がアニメーションを使って想像力豊かに表現されます。
「攻殻機動隊」も一種のARでしたが、「電脳コイル」は脳直結とかではなくてメガネを使うことでもっと身近にARを感じさせてくれたところがおもしろいと思います。しかも、技術的にも研究としてはかなり進んでいて、近い将来AR的な世界が実現しそうなところも話題の一躍を担っています。例えば「 『攻殻機動隊』『電脳メガネ』どころではない拡張現実感技術の現在 | 王様の箱庭」では以下のビデオが紹介されています。
そんなわけで、全26話と長いですが、近未来について想像力をいたく刺激されるので、興味のある方は是非。
このシリーズはなんか気持ちわるかったのうプシュー