最初の方は、あまり語られない感染症の歴史について、ダークすぎて暗い気持ちになります。最後の方は、新型インフルエンザについて。実は現状はいつ新型インフルエンザが蔓延してもおかしくないそうです。と言ってもあまり深刻さが伝わりませんが、例えば、1900年代初頭に流行したスペインかぜでは人口の2〜4%、4000万〜8000万人が死亡していて、国連やWTOでは新型インフルエンザでは、最大1億5000万人が死亡すると予想しています。かなり危機感を煽る数字です。しかし、こういう問題は難しいですね。本当のところどのくらいヤバい状況なのかが非常に分かりづらい。著者の言うように、とにかく最優先で対応が必要なのか、そうでもないのか。もちろん可能性があるなら全力で取り組むべきなのかもしれませんが。。もう少しいろいろ調べてみる必要がありそうです。
後、ヨーロッパの中世って本当に暗いですね。「ローマ人の物語」以後のヨーロッパについては、もっと探ってみたいなと思っています。
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