昔は神がすべての事象を作っておりリスクはあるものでしかないと考えられていましたが、現在はそう考えている人はあまりいません。この本では、パスカル、フェルマ、ベルヌーイ、フォン・ノイマン、ショールズなどの著名人の人生と業績を描きながら、「あるもの」が確率や選択の問題に変わっていく様を見事に描き出しています。著者のあまりにも深い知識と洞察に圧倒されること間違いなしです。正直、あまりにも壮大なので周辺知識も膨大に必要になり、すべての内容を理解するのは相当に困難であると思いますが、それでも読んで損はない名著だと思います。
P.S.いろいろなお言葉いただきありがとうございました。非常に励みになりました。徐々に復帰していきます。病院などでたくさんの本を読んだのでまずはレビューから。
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