百式田口さんがMySpaceの方とOpenSocial系の勉強会を開くというエントリを見て、喜び勇んで応募したところ幸運にも当選しましたので、参加させてもらいました。
下記、長文かつ技術よりの話なので、一般の方は読み飛ばしてください(苦笑)。
個人的に気になっていたのは、OpenSocialはバージョンが未だに0.7となっていて、ほとんどのAPIが実装されていないのをMySpaceがどうしているのかという点でしたが、やはりMySpaceで大幅な拡張をしていました。おかげでFacebookとほぼ同等なことができるようになっていますが、逆にMySpaceアプリを書いた場合、他のOpenSocial対応サイトとの互換性はほとんどないということになります。
もちろんOpenSocialのバージョンがあがるにつれて、徐々に解消されるだろうと思いますが、マルチプラットフォームでの統一はかなりの困難が予想され(今まであまり進んでないのも含め)、恐らく現Facebookと同等の機能を実装するであろうバージョン1.0になるにはかなり時間がかかりそうです(1年以上かかるかも)。それでもMySpaceでもGoogleでも数十人単位のエンジニアが関わっているようなのですが。。
ただMySpaceの拡張APIも合わせると、かなりの部分がFacebookに追いついているので、短期間でFacebookと同等のAPIは実装されそうです(感覚的には半年といったところでしょうか)。今のところMySpaceでもOpenSocialは実験的なステータスにあるらしく、積極的なPRはされていないようで(各ページからアプリを紹介するギャラリーへのリンクすらない)、最大のインストール数でも7万程度と非常に少ないです。
個人的には、Facebook Appsの成功には、ギャラリーよりもアプリがバイラルに広がるNews Feed(およびNotification)とMessageへのアクセス権が重要と考えています。News Feed(MySpaceではActivity Feed)は日本語版では実装されていませんが、USではリリース済みだそうです。両者へのアクセス権については、まだ未実装ですが、近日リリースされるということなので、問題はなさそうです。
一方、実装にはMySpaceサイドでは基本的にプレーンなテキスト(主にJavaScriptで書く)しか保存できないので(FLASHはアップロードできるようになるらしい)、例えばユーザーごとに何かを保存しておく場合などは、サードパーティ側でサーバを用意し、データベースやAPIを実装して通信することになります。実際に実装するデモを見てみて思ったのですが、ちょっと大掛かりなことをやろうとすると、かなりの手間暇と技術力が必要となりそうです。まぁよくよくイメージしてみれば当たり前なのですが。
USの場合は、MySpaceがウィジェットに寛容で、SlideやRockYouなどのサードパーティを育てていたので、Facebook Appsが出てきたときにすぐに質の高いサードパーティが揃ったというのはあるのだろうなと思いました。日本市場で考えた場合、サードパーティがどれだけ存在するかも問題になってきそうです。
今回は、MySpace USの方が直接説明をしていただいて、その場でアプリケーションを実装するデモも見せていただいたので、非常に分かりやすく、とても勉強になりました。このような機会を作っていただいたMySpaceの方々、百式田口さんに感謝いたします。ありがとうございました!
・MySpace Developer Platform←結構日本語化されています
・OpenSocial - Google Code
P.S.僕のMySpaceのプロフはこちらです。こちらはMySpaceらしく誰でも友達受付けますので、がんがん友達登録してやってください。
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