「ドラゴン桜」の作者が書いたビジネス本。中学高校の教科書に立ち返れというのは極端だなぁと思いましたが、いろいろとはっとすることがあり勉強になりました。すらりと読めますが、内容は奥深くて、おもしろいです。
<抜粋>
・(学校や新入社員研修と比べて)ところが、現場ではまったく違う。先輩社員の言っていることなんて矛盾だらけだし、とても「正解」とは思えない。そしてなにより、ロジックで語ろうとせずに、自分勝手な経験則だけを押しつけてくる。はっきり言って「教えること」に関しては、ずぶの素人なのだ。
・心理学的な話をすると、サラリーマン川柳を読んで共感し、喜んでいるのは「下方比較」という心理だ。これは「自分と同等か、それ以下の人間を見て安心する」という心理で、人の成長を阻むもっとも大きな要因になる。(中略)サラリーマン川柳に共感し、喜ぶ心があると、普段の読書も「共感系」の本を読むようになってくる。要するに「あなたはこのままで大丈夫ですよ」とか「ありのままの自分で生きていきましょう」といった癒し系の自己啓発本だ。冗談じゃない!
・プロ野球やJリーグの監督でも、ほんとうに優秀であれば日本語能力の有無に関係なく通訳をつけてでも雇い入れるのがプロの世界だ。語学力なんて「あれば助かる」というレベルで、仕事力の本質にはまるで関係がない。
・本当の読書家は根気があるし、いざというときの集中力が高い。そして根気も集中力もない人間は、本が読めない。内容に多少心惹かれるところがあっても、読み進めていくことができないのだ。
P.S.今日の一枚
築地場内2 posted by (C)Shintaro
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