iPhoneがソフトバンクから出るというニュースですね。いったいどのくらい売れるんでしょうね。
米国では、そもそもケータイでインターネットがあまり使われていなかったので、ものすごい衝撃を持って受け入れられましたが、日本ではすでに定額なケータイ・インターネットは当たり前です。
僕自身は30歳男性として平均的にケータイ・インターネットを使っている方だとは思いますが、昔は使いづらいなと思っていたケータイ・メールは今や結構サクサク書けるし、友達との連絡はほとんどケータイ・メールになっています。
そこで、iPhoneを見ると、メール閲覧にはよさそうですが、書くのは結構大変そうだなと思います。PCメールの受信は普段は必要ないし、たまになら今のケータイでもGmailとかは見られます。むしろPCサイトとかPCメールが見られるメリットよりも、既存のケータイサイトが使えないデメリットが大きく感じます。着うた、Edy、Suicaなんかも当然使えないんでしょうね。
僕としてはiPhoneは技術的にとても興味があるし、ガジェット好きとして、1台買ってしまうと思いますが、買い増しになること必至。とても乗り換える気にはなりません。しかし、毎月お金が出て行く以上、多くの人が買い増しするとは思えませんし、現在の平均以上のヘビーユーザーにとっての乗換えもあまり期待できないのではないかと思います。
一方で、ケータイをあまり使わない層について考えてみると、現ケータイのインターネット機能に不満を感じておりiPhoneのような本格的なネットケータイを心待ちにしている層では乗換えが発生すると思いますが、ほとんどの場合は「そもそもケータイでインターネットできなくてもいい」からケータイでインターネットもやってないのでしょうから、iPhoneが出たからと言っていきなりゴリゴリ使いだすということはないと思われます。
このように考えると、唯一、現ケータイ・インターネットに不満を感じてあまり使っていないという層にはウケるかもしれませんが、その層はあまり大きくないために、あくまでニッチに終わるのではないでしょうか。当たる気はまったくしませんが、1年で150万台くらいと予想してみます。
P.S.ただ、アプリでおもしろいor便利なものが増えたり、既存ケータイサイトが対応したりしてくると違うのかもしれませんね。
参考)Life is beautiful: iPhoneがなぜそれほどまでに「革命的」なのか
そうなったら、iPhoneは25〜35歳ぐらいの日本のネット世代(若年化が進むmixi/モバゲー世代よりも一回り上の世代)にあっという間に普及するだろうし、ソフトバンクもドコモに対する立ち位置を確固たるものとすることができる。
ほっとけばニッチに終わるところへ、どれだけiPhoneのために孫さんがアレコレ手を尽くすかがカギである気がします。それはアプリに限らず料金プランや付帯サービスも含めて。
「取れた」だけで満足するのかどうか。
150万台って「スーパー大ヒット」のように思います・・・
(今のSoftBankの全台数の10%相当)
確かに、多くの人は買い増しなんでしょうね。
さらに、孫さんの思い入れによって普及するかどうかが決まるってのも当たっていると思います。
僕が地方に居て、若い子相手にお店をやっている立場から身にしみて実感しているのは、PCインターネットの若者への普及率の低さ。彼らにとってインターネットはケータイからアクセスするものという感覚があると思います。
そういう風に考えると、「ケータイ・インターネットに困っている層」ってのは大都会に居るほんの一握りの人なんだろうなぁって思います。
孫さんが相当な思い入れで価格・サービスを提供しない限り普及は難しいんじゃないでしょうか?
>幸之介様
そうですね、孫さんは本当にすごい起業家なので予想外にうまくやってくる可能性はあると思います。
>Anonymous様
確かに見方次第なところはあります。日本の年間市場は5000万台あって、シャープは1000万台以上売っています。確かに150万台は大きいですが、3%程度のシェアだけという見方もできると思います。
>けんじ様
そう、インターネット=ケータイという人は多いですよね。孫さんの思い入れに期待したいと思います。