アメリカで貧困層がどのように広がっているかをルポ形式で紹介している本。ちょっとした災害や怪我、無知などで最貧層へ転落して行く様が描かれていて、ものすごく恐ろしいです。
例えば、アメリカでは医療制度が完全に崩壊しており、会社で医療保険をカバーしてもらっているとしても、一度怪我して会社を追い出されると、高額な自己加入保険に入るか無保険になる他ないため無保険者が4700万人にも膨れ上がっています。一方で、医者も保険会社からの指定を外されないように保険会社の顔色をうかがい、保険会社は難癖をつけて医療費の支払いを拒むというどうしようもない構図になっています。
その他にも、軍のリクルーターが高額な教育費に苦しむ学生をうまくだまして予備兵にさせておいて、実際はほとんどがイラクに送り込まれている話とか、軍のコストカットのためハリバートン社などの子会社の戦争請負会社が輸送などを請け負い、世界中から労働者を集めて劣悪な環境で働かせている一方で、それらの人々が殺されても「自己責任」とされてしまう話とか、目も当てられない話が満載。ちなみに、ハリバートン社のイラク関連事業の売上げは8500億円を超えたそうです。
日本でもワーキングプアとかネットカフェ難民が話題になっていますが、それを遥かにしのぐひどい話が満載です。こういう国にならないようにして欲しい、していきたいと強く思いました。
P.S.一方で、この内容を鵜呑みにしてしまうのもどうかと思うので、決めつけず情報収集していきたいなと思いました。


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