20世紀少年

20世紀少年 (2008)

【監督】堤幸彦
【出演】唐沢寿明 / 豊川悦司 / 常盤貴子 / 香川照之 / 石塚英彦 / 宇梶剛士 / 宮迫博之 / 生瀬勝久 / 小日向文世 / 佐々木蔵之介 / 藤井隆 / 山田花子 / 片瀬那奈 / 池脇千鶴 / タカアンドトシ / オリエンタルラジオ / 藤井フミヤ / 竹中直人 / 森山未來 / 津田寛治 / 徳井優 / 石橋保 / 布川敏和 / 入江雅人 / 竹内都子 / 洞口依子 / 遠藤憲一 / 光石研 / 佐野史郎 / ベンガル / 石井トミコ / 竜雷太 / 吉行和子 / 石橋蓮司 / 中村嘉葎雄 / 黒木瞳

★★★ [60点]「三部まで出てから観た方がよさげ」

あの長大な物語をどう映像化するのだろうなと思っていたのですが、思った以上にうまくできているのではないでしょうか。ストーリーも整理されて、限りなく分かりやすくはなっているとは思います。が、大きな物語を三分割しているわけなので、登場人物が多すぎるし、伏線が貼れるだけ貼られて本作だけでは意味不明のシーンが多数だし、クライマックスもかなりしんどい。原作を読んでいないとかなり中途半端な印象を受けると思います。正直言って、三部まで出てから一気に観た方がよいと思いました。

P.S.漫画について
20巻くらいしか読んでいなかったので、途中から最後まで読み直してみました。僕は世代としては少し後になりますが、日本の高度成長時代と現代を繋ぐ非常に素晴らしい作品だと思います。

まず、少年時代に書いた「よげんの書」の恐ろしい空想が現実になるというプロットが秀逸。小さい頃の記憶が非常にあやふやだったり、大人になってそれぞれが様々な人生を送っていたり、でも昔の性格を色濃く残していたり。そして、ものすごい数の人物が登場しながら、それぞれがキャラだっていて、イマジネーションに彩られた出来事の数々。

「ともだち」が結局誰なのかについても、賛否両論いろいろあるようですが、僕は非常に納得感があり、物語としての完成度は非常に高いと思います。これは傑作といってよいと思います。


Posted by suadd on 2008/09/09 with 映画生活

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