第3回日本ケータイ小説大賞受賞作品。象徴的かつ特徴的なプロローグが紹介されて、ネット上では叩かれたり、パロディができたりしていますね。個人的にはパロディだけでかなり笑わせてもらって、周りで「てか」「みたいな」が大流行中なんですが、さすがに読まないで批判もないだろうということで、読破。だいたい2時間くらいかかりました。
印象としては、まず句読点なしだったり風景描写ほぼなしの常時一人称な視点が新しいなぁと思いました。もしかしたら、ケータイ小説では普通なのかもしれませんが、普通の小説では見たことない作風。テンポよく次ページ、次ページとクリックしていると、韻を踏んだ感じの文章と相まって、ラップを聴いているような感覚に陥ります。
ケータイ小説で250万部も売れた「Deep Love」シリーズが小説の体裁を一応は保っていたのに対して、「あたし彼女」はまったくケータイに最適化されており、新しいタイプの小説であると言えます。
一方、内容については評価しづらいのですが、個人的には悪くないと思います。嫌な女の心理や恋に落ちることなどが生なましく描いてあり、個人的にはまったく感情移入できませんでしたが、描きたいことは明確に伝わっていると思います。
ケータイ小説を読んだことがない方は、今後の参考のためにも読んでみて損はないと思います。ネットビジネスをする方は必読です。
ちなみに、PCでも読めますが、ケータイで読んだ方がよいです。後、パロディ化されている冒頭部分が生理的に受け付けないという方は、作者の意図通りですから、我慢して読み進めてください。
みたいな
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