不動産屋さんは本当に使えないか?

つい先日引越しをしたのですが、少し前に

賃貸物件を探すのに不動産屋さんは使えない - Money does not hurt your heart
賃貸探しで不動産屋さんを攻めるたった一つのポイント - concretism

など、賃貸住宅探しについてネットを活用すべしという話があったようですが、実際のところは足で稼いだ方がよいと思います。その理由は以下です。

  • よい物件はネット上にはない
    よい物件はすぐに埋まってしまうためネット上にあがってくる物件はいまいちな物件が多いのは周知の事実。したがって、地場の不動産屋を何件か回って、その不動産屋もしくはごく少数の不動産屋にのみ流通している物件情報を取得した方がよいです。

    とはいえ、実際1件回るのに1、2時間ですから1日で5件くらいは回ることができます。ネット上で検索しても掘出し物に当たる可能性は非常に低いので、さっさと不動産屋を回った方がよいと思います。

    ただし、自分の好みの物件が一般の認識とは違う場合(例えば、ベランダが広い方がよい、とか、ウォークインクローゼットが必須とか)はネットで探すのもよいかもしれません。

  • 相場観は現場でつけられる
    ネットで相場観をつかむのがよいという話がありますが、正直どこもそんなにひどい値付けはしていないし、不動産屋でざーっと情報を見たり、何件か内見したりすれば高いかどうかは分かるので何ヶ月も前から新着物件メールを受ける必要はないと思います。
  • 本当に知識があれば不動産屋も一目を置くの?
    知識によって、いい物件が出やすくなるかどうか分かりませんが、何件か回れば必然的に詳しくなるので、これはいまいちだった、などと言っているといい物件が出てくるのかもしれません。

しかし、それ以上に重要なのは物件を知っているベテランかどうかだと思います。そういう人に根掘り葉掘り聞くのがよいと思います。新人はかなり厳しい。熱意はあっても物件を知らなければ、意味がないので。できるだけ店長もしくは主人を狙って行きたいところですが、これがなかなか難しかったり。。新人に当たってしまったら30分で不動産屋を出るのが吉です。

以上ですが、僕が今回の引越しで使ったテクニックをついでに。

  • 諸条件をまとめておく
    エリアや部屋の条件などで譲れないもの、できればあるといいものなどを分けてリストアップしておきます。それを不動産屋に見せれば、毎回希望条件を書く手間を省けます。
  • 家賃発生日を交渉する
    家賃や敷金礼金自体は交渉できなくても家賃発生日などは交渉できることが多いので、ごりごりと交渉しましょう。せめて今の部屋とのかぶりが1週間程度になるようにするのは特に問題ありません。僕は実際、1ヶ月以上引き延ばしました。
  • 仲介手数料半額を狙う
    最近の不動産屋では仲介手数料が半月分でよいという素晴らしいところがあります。大手だと、フォレント、ミニミニなど。中小でも何社もあります。はっきり言って受けられるサービスは基本的に同じです。またそうでない不動産屋の場合、ちょっと礼金が高いなぁなどと言うと、半額分くらいまで自腹で割り引いてくれそうなところがありました。

というわけで、回ったのは事実上2,3日ですが、なかなかよい物件が見つかって満足してます。ご参考にどうぞ。

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